- 落ち着いた大人のおしゃれがしたい
- 歳をとってどんな服装をすればいいのか分からない…
- どうせ高い服を買うなら、できるだけ長く着続けられる服がいい
という人に向けて今回は、やり過ぎないおしゃれで大人の余裕を醸し出せる、ナチュラル系のドメスティックブランドを5つ厳選してご紹介します。
今回ご紹介するブランドはどこもそうですが、ナチュラル系ドメブラの魅力は何と言っても素材の良さと普遍性。
デザインがシンプルでナチュラルな分シルエットや素材にとことんこだわったブランドが多く、デザインもシンプルなので流行り廃りがなく長く着られるんです。
また私のように30代になってくると訪れる体型や見た目の変化(老化)にも優しいのがナチュラル系ドメブラの良いところで、今回ご紹介するブランドも文字通り何歳になってもカッコよく着られるブランドばかりですよ。
どのブランドも私自身大好きで買いまくっているブランドなので、しっかりとその魅力をお伝えできればと思います!
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
今、大人が着るべきナチュラル系ドメブラ5選
AURALEE(オーラリー)
オーラリー(AURALEE)は2015年にデザイナーの岩井良太氏が立ち上げたブランド。
素材からデザインを考える
というコンセプトのもと、素材にとことんこだわり抜いており、とにかく上質な素材・生地から生み出される上品な雰囲気が魅力のブランドです。
またオーラリーは国内の賞を受賞したりパリコレクションにも進出したりと、国内外から高く評価されており、今のドメブラ界を引っ張っているようなブランドでもありますね。
その分価格もやや高めで、シャツは安くても2万円台後半から、アウターともなると10万円越えはザラです。
た、高過ぎる…
ただね、オーラリーの服って払った金額に対しての価値がめちゃくちゃ分かりやすいんです。
もうとにかく分かりやすく「良い服」なんですよ。
服の素人や服に興味がない人が見ても「あ、良い服着てんな〜」って分かるから、「なんでこの服こんなに高いんだろう?」という疑問を抱きにくく、「ああ、確かにこれだけ良い服ならこの価格はするよな」という納得感があるんですよね。
決して価格は安くないんですが、それでもリーズナブル(適正価格)だなって思います
そんなオーラリーの中でも特に価格に対しての価値が分かりやすいのが、毎シーズン定番で出ているフィンクスコットンを使ったシャツ。
高級なフィンクスコットンをさらに柔らかくするために、一度洗いをかけた後に何度も何度も叩いて揉み込んでいるという、素材にこだわるオーラリーらしい特別なオリジナル生地を使っています。
これがもうめちゃくちゃになめらかで柔らかい生地感でして、この価格帯(税込27,500円)では頭が1つも2つも抜けた最高の生地を使ったシャツだと思いますよ。(もちろん私も持っています)
唯一欠点を挙げるとすれば、オーラリーはその人気のあまり服好き界隈では知らない人はいないブランドなので、やや他人と被りやすく安パイという印象は否めないってことくらい。
ただシンプルなデザインと上質な素材、リーズナブル(適正)な価格と間違いなく素晴らしいブランドなので、ドメブラ初心者の人にもぜひ見てみて欲しいですね。
オーラリーについてはこちらの記事でさらに詳しく、ブランドの背景やおすすめアイテムまでご紹介しているので、気になった人はぜひ読んでみてください。
- 素材や生地へのこだわりがすごい
- シンプルかつ余裕のあるデザインとシルエット
- 誰が見ても分かりやすく「良い服」だからドメブラ初心者にもおすすめ
- 人気過ぎて若干ありきたりな感じがする
COMOLI(コモリ)
COMOLI(コモリ)は、2011年にデザイナーの小森啓二郎氏が立ち上げた日本のブランド。
全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的のために作られたものである
今の日本の気候と日本人の体型に合った、上質でシンプルな服を作る
をコンセプトに、見た目の華やかさや美しい生地感よりも、着心地や実用性、醸し出す雰囲気に重きを置いた服を作り続けているブランドです。
だから上でご紹介したオーラリーとは逆で、ぱっと見では価格に対しての価値を感じにくい服が多いんですよね。
もちろんCOMOLIも素材や生地には非常にこだわっているんですけど、オーラリーとはこだわりのベクトルが違うというか、見た目では伝わりにくい上質さなんですよ。
糸が細くて光沢があって美しい生地…とかじゃなくって、ぱっと見はボソボソっとしていても着てみると着心地が良く、服としての雰囲気がバチバチに出まくっている、みたいな服ですね
ただ見た目では伝わりにくくても、実際に袖を通してみた時の雰囲気や空気感は別格。
まさに「空気を纏う」という表現がぴったりで、醸し出す雰囲気や自分の周りの空気まですべて含めて「COMOLIの服」なんですよね。
COMOLIの服を着て鏡の前に立つと「自分がこんなにおしゃれな雰囲気になれるなんて…」と感動してしまうですし、試着したら最後、気付いたら買ってしまっているという恐ろしいブランドですよ。笑
名作が多いCOMOLIの中でもコモリシャツは、シンプルなデザインながらゆったりとしたサイズ感と細部のシルエット調整により独特の余裕感・雰囲気が生まれ、まさに「空気を纏う」シャツになっています。
また毎シーズン定番で出ている上に、24,200円(税込)とCOMOLIの中では比較的手の出しやすい価格となっているので、初めてCOMOLIを買うという人にもとてもおすすめできるアイテムですね。
コモリシャツについてはこちらの記事で詳しくレビューしているので、気になった人はぜひ読んでみてください。
COMOLIは服好き界隈での人気も非常に高く、2020年以降の日本のリアルクローズ界では断トツの人気を誇るブランドです。
今っぽいスタイルをしたいならとりあえずCOMOLI買っておけば良いというような、圧倒的なブランド力がありますし。
またCOMOLIがヒットさせたアイテムを他ブランドが追随して作ることも多く、我々消費者だけでなくファッション業界でも大きな影響力を持つブランドになっています。
ここ数年COMOLIは完全にトレンドメーカーになっていて、間違いなく今最も人気と影響力を持ったブランドですよ
COMOLIというブランドの魅力についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しているので、気になった人はぜひ読んでみてください。
COMOLIの価格帯はオーラリーと同じくらいかそれ以上で、特にここ数年では爆発的な人気が後押ししてか、全体的にかなり価格は上がってきているような印象があります。
まあでもアイテムによっては発売当日に取扱店に行列ができるなんてこともよくありますし、どんなに高くても売れるんだから本当にすごいブランドですよ。
- 今断トツで人気のドメブラ
- 見た目の美しさよりも、着た時の雰囲気重視
- ゆったりと余裕感があり、服と一緒に周りの空気も纏うようなシルエット
- 価格に対しての価値は少し分かりにくい
YAECA(ヤエカ)
YAECA(ヤエカ)は2003年に服部哲弘氏と井手恭子氏という、男女2人のデザイナーが立ち上げたユニセックスブランド。
必然的にシンプル
をコンセプトにミニマルで上質な日常着を作っているブランドであり、トレンドに流されない普遍的なアイテムが魅力です。
そのためYAECAではシーズンごとにテーマを設けず、ルックやコレクションもありません。
定番アイテムを少しづつアップデートすることで、一時の流行やトレンドを追わずに、ひたむきにベーシックウェアを追求しているブランドですね
男女のデザイナーが作るユニセックスブランドということで、YAECAの服は全体的にやや女性的で柔らかな雰囲気のものが多くなっています。
もちろん男性が着て違和感があるほどではないのですが、着ているだけですごく優しい雰囲気になるブランドですよ。
またベーシックなアイテムを追求するYAECAでは定番アイテムが多く、シーズン限定のアイテムも少ないので
あのシーズンのあのアイテムめっちゃ良かったけど買い逃した…もう買えない…
なんてことが起きにくいのも嬉しいところ。
今回ご紹介するようなドメブラの価格帯では、「シーズンごとに良いと思ったアイテムを全部買う」なんてことは難しいですからね。
YAECAみたいに毎シーズン同じアイテムが買えると、ワードローブを少しづつ揃えていけるのでお財布にも優しいんですよ。
そんなYAECAの定番アイテムの中でも、特にワイドテーパードデニムはブランドを代表するアイテム。
私が服にハマるきっかけとなった思い入れのあるアイテムでもあり、キレイなワイドテーパードシルエットが非常におすすめなデニムですね。
YAECAはコスパの良さも魅力でして、同じドメブラの中でもオーラリーやCOMOLIに比べるとややお手頃な価格帯となっており、上のワイドテーパードデニムも2万円を切っています。(税込で19,800円)
まあそれでも一般の感覚では十分「お高い服」の範疇ではあると思うんですが…
YAECAについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
- 流行にとらわれないベーシックな服
- ユニセックスブランドらしく、柔らかな雰囲気の服が多い
- 定番アイテムが多いので買い逃しても安心
- 他のドメブラに比べると価格は安い
MARKAWARE(マーカウェア)
MARKAWARE(マーカウェア)は石川俊介氏が2009年に立ち上げたメンズブランド。
MARKAWAREのコンセプトは、
大人のためのハイエンドガーメント
であり、デザイナー自身が世界中から集めた最高級の生地と、キレイで洗練されたデザインが魅力のブランドとなっています。
MARKAWAREのアイテムは「渋い」とか「雰囲気がある」とかじゃなくって、ただただシンプルにカッコいい。
上述のCOMOLIの着古したような小慣れた雰囲気とは違って、とてもキレイで清潔感のあるイメージと言うか、ミリタリーやアメカジのカッコよさではなくって、ビシッと決まったスーツスタイルのカッコよさと言うか…
古着とかミリタリーっていう今のトレンドとは少し方向性が違うけど、トレンドとか関係ない、本質的なカッコよさみたいなものがあるんですよね
またマーカウェア最大の魅力と言えば、デザイナー自らがこだわり抜いた最高級の素材。
ナチュラル系のドメブラってどこも素材にある程度はこだわっているものですが、マーカウェアの素材へのこだわりはちょっと他のブランドとは違います。
デザイナーの石川氏は自他ともに認める素材オタクでして、良い素材を見つけるために世界中を飛び回って実際に素材が作られている農家や工場を見に行くそうです。
そういう風にして見つけてきた素材は、素材として極上なのはもちろんのこと、生産背景や生産者の労働環境まで考慮したサスティナブルな素材となっています。
今では当たり前になったサスティナブルですが、MARKAWAREはドメブラの中でもいち早くサスティナブルに注力していたブランドになりますね
MARKAWAREのサスティナブルへの取り組みなど、詳しいブランド紹介はこちらの記事でしているので、気になった人はぜひ読んでみてください。
そんなマーカウェアではパンツの評判が高く、特にペグトップと呼ばれるワイドテーパードのスラックスはマーカウェアを代表する非常に人気の高いアイテムとなっています。
ペグトップはゆとりのある腿周りから足首にかけて一気にテーパードして、丈はすっきりとした9分丈(シーズンによって多少丈感は異なりますが…)と、誰の足でも非常に美しく見せてくれるスタイル補正効果の強いパンツです。
今のワイドシルエットのトレンドの中にあってはやや太さが物足りない印象ですが、やっぱりこういうすっきりとしたスラックスって普遍的にカッコいいですよね。
ペグトップ以外のパンツもMARKAWAREは本当に秀逸で、実際に私も今まで5本以上買っています
マーカウェアの価格帯は比較的高めで、シャツなら2〜4万円でパンツは3〜5万円となっています。
最高級の素材を使っているのでどうしても価格は上がってしまうのですが、その価格に見合った、いやそれ以上のとんでもない生地感だったりするので、ぜひ一度実物を見てみて欲しいブランドでもありますね。
- 古着やミリタリーとは違う、キレイめで洗練された雰囲気
- デザイナーが世界中から見つけてきた極上の素材・生地が自慢
- パンツが優秀で、ペグトップやクラシックフィットなど多種多様なシルエットの名作が多い
- 最高級素材のため価格は高めだが、価格以上の価値を感じやすい
CURLY & Co(カーリー)
ここまで紹介してもらったのは確かにどこも良いブランドだけど、にしてもちょっと高過ぎだよ…
という人に向けて、最後は少し価格を抑えたコスパ良好ブランドをご紹介します。
それがカーリー(CURLY & Co)というファクトリーブランド。
ファクトリーブランドとは元々デザイナーズブランドの下請け工場だった企業が立ち上げたブランドのことでして、詳しくは下の記事を読んで欲しいのですが、ざっくり言うとデザイナーズブランド並みのクオリティの服がブランド料を差し引いた価格で手に入るとってもお得なブランドのこと。
カーリーは愛媛県にあるカットソー工場が運営するファクトリーブランドでして、すべてのアイテムをカットソー生地で作っているという非常におもしろいブランドです。
またファクトリーブランドらしくコスパは抜群で、カーリーはここまでご紹介したドメブラのリアルに半額くらいの価格設定になっています。
価格が安くてもデザイン的に物足りないということは決してなくって、シンプルで使いやすいアイテムが多いですね。
カーリーは元がカットソー工場ということでカットソーのクオリティはめちゃくちゃ高く、中でも希少なコットン素材を使った天竺編みのカットソーはまさに出色の出来。(シーズンごとで使う素材が異なり、素材によってアイテム名も異なるので、とにかくアイテム名が難しくなるのが玉に瑕ですが…笑
世界中の高級コットンを使った生地は非常になめらかで同時に柔らかな光沢も帯びているという、まさに分かりやすく良い生地といったところ。
1枚で着るというよりはインナーとしての使用を想定していますが、肌触りは最高に気持ち良いですし、アウターから見えた時も下着っぽくならないのでとても便利ですね。
インナーがカーリーみたいな上質な服だと、見た目以上に着心地の部分で本当に快適でQOL上がりますからね。(それに外から見えない部分に気を使うというのは、おしゃれの基本であり根幹でもあります)
「インナーなんてユニクロでいいよ」って思っている方も、カーリーのカットソーを着てみると考え方が変わると思いますよ
しかも価格は使っている生地よって多少は前後しますが、長袖タイプのものでも8,000〜9,000円くらい。
半袖なら6,000円程度で買えちゃいますから、めちゃくちゃコスパの良いカットソーだと思いますよ。
私も毎シーズンついつい何着か買い足してしまっていて、今では半袖長袖合わせて5着も持っていますからね。笑
いや〜でもインナーカットソーに6,000円は高いなあ…
という人もいるでしょう。(安心してください、それが普通の感覚です笑)
ただカーリーのカットソーはなんてったって素材や生地、縫製までが素晴らしいので、洗濯を繰り返してもほとんど劣化しません。
実際2年間着用したものと新品でも、生地感だけなら見分けはつかないくらいですから。
インナーカットソーというと消耗品、シーズンごとの使い捨てという感覚でいる人も多いでしょうけど、カーリーのカットソーなら長く着られる1軍服として買うことができるんですね。
騙されたと思って買ってみて欲しい、珠玉のカットソーですよ
\コスパ最強、珠玉のカットソー/
- カットソー工場が運営するファクトリーブランド
- ファクトリーブランドならではのコスパの良さが魅力
- シンプルなデザインと大人でも着やすいシルエットが多い
- カットソーの出来は凄まじく、天竺カットソーはまさに珠玉の一品
「こんなに高い服、いきなり買うのはちょっと…」という人にはファッションレンタルのコレコ(collEco)もおすすめ
今回ご紹介したブランドって確かにモノは良いですし、価格帯的にも服好きからするとなんとか許容範囲ではあるですけど、一般的な感覚で言うと日常着にかける値段としてはめちゃくちゃ高いだろうなっていうのが正直なところ。
人それぞれ収入の違いや家族構成などで、服に使えるお金って全然違いますしね。
だから
いくら良い服だからと言って、さすがにシャツに3万円も払えないよ…
という人は、まずは買わずにレンタルしてみるってのもアリかも。
こちらの記事でご紹介しているコレコ(collEco)では、人気ドメブラやハイブランドのアイテムを3,300円からレンタルできちゃいます。
ちなみに今回ご紹介したところで言うと、オーラリーとCOMOLIはコレコでレンタルできるブランドになります。
ファッションレンタルは普段は手が届かない人気ブランドの魅力を、お試しで知ることができるっていうのが大きな魅力ですよね
コレコではレンタルした服も気に入ればそのまま購入できますし、「いきなり高い服を買うのは勇気が出ない…」という人も、まずは試着感覚でレンタルしてみるのも良いと思いますよ。
\オーラリーやCOMOLIも借りれる/
【今、大人が着るべきナチュラル系ドメブラ5選】まとめ
私が考える大人が着る服(ブランド)の条件はこの通りで、今回ご紹介したブランドはどれもこの条件に当てはまるブランドばかりです。
- シンプルかつベーシックなデザイン
- 素材や生地にこだわっている
- 長く、普遍的に「良いと思える」もの
今回ご紹介したどのブランドも30代40代となっても着られるブランドばかりですので、その中から1つでも皆さんのお気に入りブランドになってくれるといいなあって思います。
ではまた!!
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