こんにちは、ham(ham50865160)です。





当ブログでも既にご紹介しているCOMOLI(コモリ)も大人気ですし、私の大好きなMARKAWARE(マーカウェア)も確かな人気があります。
しかし今やほとんどの大手セレクトショップで取り扱いがあり、服好きなら必ず知っている、そして今年(19SS)からはあの有名なパリコレにも進出したブランドがあります。
そのブランドこそが、
AURALEE(オーラリー)
です。
今回は満を辞してAURALEE(オーラリー)をご紹介します。
- とにかく素材にはこだわりたい
- 今っぽい服を今っぽく着たい
- シンプルでナチュラルな服が好き
AURALEEとは?
AURALEE(オーラリー)は2015年にデザイナーの岩井良太さんが立ち上げた日本のブランド。
デザイナーの岩井さんはFilMelange(フィルメランジェ)という有名カットソーブランドのデザイナーを務めるなど、AURALEE立ち上げ前から注目されていた人物でした。
実際にAURALEEは立ち上げからすぐに人気ブランドの仲間入りを果たし、
- 2017年:南青山に直営店を出店
- 2018年:Fashion Prize Of Tokyo(※)受賞
- 2019年:パリコレクションに進出
と飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し、今やドメブラ界を引っ張っていくようなブランドになっています。
Fashion Prize Of Tokyo(ファッション・プライズ・オブ・トウキョウ)は東京のファッションビジネス活性化の一環として、東京都と繊維ファッション産学協議会が主催する賞。
既に国内外に知名度のある東京のデザイナー1名を選出し表彰し、さらに受賞者のパリコレ進出へのサポートも行っている。
2017年から設立され、歴代受賞者は
- 2017年:黒河内真衣子(mame)
- 2018年:岩井良太(AURALEE)
- 2019年:森川拓野(TAAKK)
となっている。(()内は受賞したデザイナーが展開するブランド名)
なおブランド名「AURALEE」は、エルビス・プレスリーの名曲「Love Me Tender」の原曲であるアメリカの民謡「Aura Lee(オーラ・リー)」に由来しています。
その意味は「光る土地」という意味で、日の当たる場所で着る、日中の服を作りたいという思いが込められているそうです。
とにかく素材にこだわっている
FilMelangeは素材にこだわり着心地の良いカットソーを作り続けているブランドですが、そこのデザイナーを務めていただけあって、岩井さんも素材へのこだわりがとても強く、AURALEEのブランドコンセプトは、
自分たちが本当に良いと思う素材の追求。
このコンセプトを元に、世界中から厳選した原料を日本屈指の生産背景で服に仕立て上げています。
また、
素材からデザインを考えている。
というほど素材へのこだわりが強いんです。
デザインありきでそこに使えそうな素材を探してくるのではなく、良い素材があって、その素材が100%活きるデザインを考えているそう。
AURALEEは、服や素材の素人でも直感的に分かりやすく上質な素材が多いですね。
自分で着ていても思わずスリスリしてしまいます。笑
またAURALEEは企業母体がクリップクロップという生地問屋であることも、そこまで素材にこだわれる理由でしょう。
ちなみにクリップクロップはAURALEEの他にもKaptain Sunshine(キャプテンサンシャイン)やWellder(ウェルダー)といった人気ブランドも運営していますね。
シンプルなデザイン、ゆったりとしたシルエット
とにかく素材にこだわるAURALEEですから、デザインは奇をてらったものではなく、素材の良さが映えるようなシンプルなものが多いです。
また今の気分にマッチするゆったりとしたシルエットであることも人気の秘密。
今季爆発的に増えた上の写真のようなショート丈でアームホールの大きいブルゾンなんかは、ほとんどブランドがAURALEEで人気が出たものをモチーフにしていますし、近年のチェックアウターブームは完全にAURALEEが牽引していると言っても過言ではないでしょうね。
意外にポップなカラーリングが多い
特にパリコレに進出した19SSからの傾向ですが、ポップでコレクション映えするようなカラーリングが多いのもAURALEEの特徴ですね。
これが結構賛否両論だとは思うんですが、ペールトーンのピンクやグリーンなんかはかなりかわいい雰囲気になりメンズには抵抗のあるカラーですからね。
AURALEEの素材感の良さ、垢抜けたデザインがあり、かつ着る側のコーデセンスがある程度あって初めて成立するものだと思います。
AURALEEのおすすめアイテム
Washed Finx Cotton Twill Shirts
コットンの中でも一握りの上質さを誇るフィンクスコットンを高密度に織り上げたツイル生地を使用した、AURALEE定番のシャツ。
柔らかい風合いを出すために、生地を何度も叩いては揉み洗いを繰り返しているそう。
そうすることが生地にとってどんな意味があるのか私にはさっぱり分かりませんが、出来上がった生地を触ると、それが本当に意味のある重要なことだったんだとはっきり分かる…
それくらいに素晴らしい生地感です。
シルクのような滑らかな肌触りが特徴で、言われなければコットンだとは思わないほどの生地感です。
秋冬のヘビーアウターやニットなんかはAURALEEの生地・素材の良さがはっきりと現れている分、価格が非常に高く手を出しづらいので、AURALEEの素材感の良さを知ってもらう入り口としても非常におすすめできるシャツですね。
ちなみに私も19SSにこちらの生地の半袖シャツを購入しています。
Light Meltonシリーズ
SUPER130’sという極細の糸を極限まで高密度に打ち込み、さらに二重織りにしたライトメルトンはAURALEE秋冬の定番素材。
毛足が短く滑らかな手触りとヌメりのある光沢感が特徴の生地で、コートやジャケット、スラックスなどで使われていますが、個人的におすすめはやっぱりコート。
たっぷりと生地を使っていることから生まれるドレープ感がたまりません。
今季のライトメルトンコートはルックにも使われたダブルブレストコートでしたが、何を隠そうこの私も買っています。笑
投稿が見つかりません。
めちゃくちゃ気に入っていて、既に着まくっていますね。
ただライトメルトンというだけあって若干薄手ではあるので、東北や北海道など寒い地域では真冬を越すには少し頼りないかも。
ゆったりとしたオーバーシルエットでインナーを着込めるので、東京くらいであれば全然問題ないでしょう。
Baby Cashmere ニット


こちらの記事でおすすめのクリスマスプレゼントにも選ばせてもらったベビーカシミアニットもAURALEE秋冬の定番であり、とても人気のアイテムとなっています。
高級素材であるカシミアの中でもさらに希少なベビーカシミアをふんだんに使って編み上げたニットは、圧倒的なまでに極上の肌触り。
デザインがシンプルな分、素材の面で誤魔化しが効かないんですが、むしろこの生地を使うのであれば変にデザインを加えるのはもったいないというくらいに上質な生地。
海外の有名ニットブランドにも引けを取らない、究極のニットとって差し支えのない出来になっています。
ただまあそれだけ上質なだけに、とにかく高い。笑
ニット1着で軽く50,000円を超えてきますから、おいそれと買えるものではありません。(実際私も買ったことありませんし笑)
AURALEEはどこで買えるの?
南青山の直営店
AURALEEは南青山に直営店であるAURALEE HEAD STOREがあります。
表参道駅から根津美術館の方に10分ほど歩いて、少し脇道を入った場所にあるAURALEE HEAD STOREは、とてもシンプルな内観でメンズ・ウィメンズともにほぼフルラインナップで見られる落ち着いた空間になっています。
正直ちょっと駅から歩くのがしんどいですが、その途中にはCOMOLIの直営店があったり、お店の近くには人気セレクトショップの1LDKやCURLY(カーリー)の直営店The Weftもあるので、ショッピングコースとして楽しめます。
数多くのセレクトショップで取り扱いがある
また大人気ブランドであるAURALEEは、BEAMSやUNITED ARROWS、EDIFICEやBshopなど数多くの大手セレクトショップでも取り扱いがあるので、かなり実際に手にとりやすいのが魅力ですね。
その他こちらでご紹介したような全国のおしゃれセレクトショップでは、ほぼ全てのお店であるんじゃないかってくらいに、もうどこにでも取り扱いがあります。笑


とにかく人気で認知度の高く、良くも悪くも大衆化されたブランドですので、逆にそれがちょっと嫌だな…みたいな服好きさんもいるくらいですからね。
特にInstagramではもうみんなAURALEEの服を置きまくり。笑
好きだったインディーズバンドが売れてメジャーデビューしたら、「なんか違う…」ってなる感覚ですよね。笑
まとめ
さて、今回は大人気のブランドAURALEEをご紹介しました。
実はAURALEEはブランド立ち上げ当初からウィメンズにも力を入れており、実際に売り上げの男女比は半々くらいだそう。
確かにAURALEEのポップなカラーリングや柔らかい雰囲気なんかは、ウィメンズの方が着やすかったりもするでしょうね。



ではまた!!
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