こんにちは、ham(@ham50865160)です。
先日こちらの記事を書くために、UNIQLOに行ってUNIQLO Uを見てきたのですが、その際にUNIQLO Uとは別にあるものを買っていました。
それがUNIQLOのセミオーダースーツ。
発売直後は結構話題にもなったのでご存知の方もいるとは思いますが、UNIQLOは今スーツに力を入れていてこれがなかなか良いと評判なんです。
私自身こちらの記事でも言っているように私服通勤のため、スーツを着る機会など年に数回しかなくて、恥ずかしながらちゃんとしたスーツを持っていません。
しかしやはりもうすぐ30歳ですし、そろそろちゃんとしたスーツも買わなきゃなと思っていても、年に数回しか着ないスーツにウン万円もかけたくないし…
そう悩んでいたところにUNIQLOのスーツが結構良いと聞いて買ってきた次第です。
ということで今回はUNIQLOのセミオーダースーツ購入の流れをご紹介し、質や作りはどうなのかを正直にレビューしていこうと思います。
結論から言うと、
購入までの流れはやや煩雑ではあるものの、生地感や縫製のクオリティはさすがの一言。
社会人(特に20代30代)の方や、大学生にも非常におすすめできるスーツになっていると思います。
- コスパ良好なスーツを探している
- いつもより生地の良いスーツを着てみたい
- 実際ユニクロのオーダースーツってどうなの?と気になっている
目次
UNIQLO(ユニクロ)のセミオーダースーツとは?
まず大前提としてUNIQLOのオーダースーツはセミオーダーです。
UNIQLO公式サイトにも書いてあるように、あくまでオーダーメイド「感覚」であり、完全なオーダメイドではなく、部分的に着る人によってサイズを調整できるセミオーダーなんですね。
そしてそのセミオーダーのざっくりとした流れが、
- シルエットを選ぶ
- 基本サイズを選ぶ
- カラーを選ぶ
- 採寸してもらう
- 調節可能な場所を、自分の身体に合わせて調節する
といった感じ。
なお価格はジャケットが18,590円(税込)パンツが7,689円(税込)、上下合わせて26,279円とセミオーダースーツの中ではかなり低価格となっています。(なおジャケットの価格には加工料の2,000円が含まれています)
シルエットは2型
- レギュラー(出典:https://www.uniqlo.com/jp/semiordermade/men/jacket/buy/)
- スリム(出典:https://www.uniqlo.com/jp/semiordermade/men/jacket/buy/)
UNIQLOのセミオーダースーツには、ジャケット、パンツともに
- レギュラー
- スリム
という2型のシルエットがあり、まずはそこから選びます。
その名の通りレギュラーはクラシックなややゆったりとした感じで、スリムは現代的なシュッとしたシルエット。
レギュラーは割とおじさん感が出てしまいそうなので、20〜30代であれば上下ともにスリムを選ぶのがおすすめ。
上の写真の左がレギュラー、右がスリムですが、写真だけだとウエストの絞りが少し違うかなという感じですよね?
でもこれが着てみると結構違います。
やはりどうしてもレギュラーは少し野暮ったいというか、歳をとって恰幅が良くなってもバシッと決まるように作られていますね。
- レギュラー(出典:https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/418924#thumbnailSelect)
- スリム(出典:https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/418923#thumbnailSelect)
同じくパンツも左がレギュラー、右がスリムですが、こちらも写真ではほとんど違いがわかりませんね。笑
ただやはり履いてみると、確かにレギュラーの方がシルエットが多少ダボつくような感じはありました。
最近のカジュアルシーンではオーバーシルエットが流行ってはいますが、スーツスタイルでは細身の方が絶対にキマるので、体型的にどちらでも履けるというのであれば、圧倒的にスリムをおすすめします。
サイズを選ぶ
シルエットを決めたら次は、用意されたサイズの中から自分に合うであろうものを選びます。
ジャケットは8サイズ(サイズ40〜54)、パンツは15サイズ(ウエスト67〜120cm)展開となっているので、大抵の人であれば自分に合ったサイズを見つけられるでしょう。
正直ここまではただサイズ感の細かい既製品なのですが、それでもジャケットは2×8=16型、パンツは2×15≡30型、合わせると480パターンの中から選べることになっています。
カラーを選ぶ
今回私はネイビーを購入しています。
カラー展開はレギュラーフィット、スリムフィットともに
- ブラック
- ネイビー
- グレー
の3色展開であり、グレーに関してはスリムとレギュラーでシルエットによって色味が異なってきますので要注意。
ブラックとネイビーは普通に良い色でしたが、グレーに関しては好みがハッキリと出る色かな。
レギュラーのグレーは、シルエットもあいまってかなり大人っぽく(悪く言えばおっさんっぽく)なっていましたし、スリムのグレーは逆にかなり明るく、若過ぎるように見えましたね。
ここからがセミオーダー。着丈、袖丈、裾丈を決めていく
ここからは店頭で採寸してもらったデータを元に、さらに細かくサイズ感を決めていきます。
ただし自身の寸法に合わせて調節できるのは、ジャケットなら
- 着丈
- 袖丈
の2箇所。
パンツに至っては裾丈のみとなっています。
これらの丈は、上で選んだ基本サイズによって変更できる段階が異なっており、
- 着丈:2cm刻みで2〜4段階(サイズによる)
- 袖丈:1cm刻みで11段階(全サイズ)
- 裾丈:1cm刻み(40〜84cmまで)
となっています。(分かりづらくてごめんなさい…)
これをシルエットや基本サイズと合わせると、なんとジャケットで計2000パターン以上、パンツでも計1000パターン以上の中から選べる計算になります。
これだけ細かく変更できれば、ほぼオーダーメイドと言ってもいいんじゃないでしょうか?
それでは次は実際の購入の流れを見ていきましょう。
UNIQLOのセミオーダースーツ 〜購入の流れ〜
まずUNIQLOのセミオーダースーツ購入は以下のような少し複雑な流れになっています。
- 店頭で採寸
- サンプルを着ながら好みのサイズ感を選ぶ
- 採寸された数値を元にオンラインで注文
- 店頭で受け取り or 自宅へ発送
なんで店頭で採寸してそのまま購入できないんですかね…笑
店頭で採寸

まずは店頭で採寸をしてもらいます。
店員さんに声をかけてセミオーダースーツを作りたいことを伝えると、私が行った日は土曜日だったこともあってか2組ほど待っているそうで、30分くらい待つことに。
採寸は採寸専門のスタッフ?のような人が1人付いてくれて、普通の試着室で行いました。
ちなみに今はシャツは作らなかったため、採寸されたのは
- 胸囲
- ウエスト
- 袖丈(腕の長さ)
- 股下
でした。(シャツを買う時はきっと首回りも採寸されるのでしょう)
サンプルを着ながら好みのサイズ感を選ぶ

次に実際にサンプルを着て、オーダー部分(袖丈、裾丈など)を好みのサイズ感に調節していきます。
希望のシルエット(レギュラー or スリム)と、サイズは事前に伝えてあったので、そのサイズのサンプルを持ってきてくれたのですが、このサンプルがちょっと分かりにくい。
まずサンプルのカラーがネイビーしかなく、ブラックやグレーを購入する人にとっては少しイメージがしづらい。
あとは私はオーダースーツを作るのが初めてだったんですが、サンプルってあんなにクリップだらけにして採寸するもんなんですかね?笑
UNIQLOのサンプルジャケットは、着丈と袖丈に折り線が入っていて希望のサイズまで折り曲げてそこをクリップで留めるんですが、ジャケットの裾にクリップが大量に付いた状態で
と言われてもちょっとイメージしづらかったです。笑
オンラインで注文

そしてここからがちょっと謎システム。笑
採寸が終わるとこのようなカードに自分のサイズを書いて渡され、このカード通りにUNIQLOオンラインストアから注文するという流れなのですが…
え?その場で購入でよくないですか?
まあ店員さんにスマホを渡せばやってくれるそうなんですが、なんか赤の他人に自分のスマホ渡すのもアレですし、そんなことやってくれるんだったら最初から店舗のレジ購入でいいじゃねぇかよって話です。笑
うーん、できるだけ店員さんの負担を減らすためなんですかね?
でもサイズの入力間違えとかもあるでしょうし、ご年配の方なんかは購入のハードルになると思います。(まあ格安スーツですし、最初から年配者をターゲットにはしていないんでしょうけど)
さらにびっくりのはパンツ。
なんとオンラインストアにはセミオーダースーツ用のパンツと同じ商品名で違うパンツもあるとのこと!!
間違えないためにはジャケットを注文ページの下の方にある「このジャケットとセットアップにできるパンツはこちら」から購入するのが良いとのことですが…
いやいやいやいや、分かりづらすぎるでしょ。わざとなんですか?って。笑
このあたりは早めに改善した方がいいでしょうね。
自宅に配送

そんなこんなでオンラインストアから購入すると、自宅配送か店舗受け取りか選べるのですが、私はもちろん自宅配送を選択。
店舗受け取りって、何回店舗と自宅往復させるつもりだよ。笑
私の場合は注文から到着まで12日かかりました。(店員さんは7〜10日って言ってたんですけどね…)
それでも他店のセミオーダースーツでは1ヶ月ほどかかるところもあるので、十分に早いです。
UNIQLOのセミオーダースーツ 〜着用レビュー〜

先ほども言ったようにUNIQLOのセミオーダースーツは、スタンダード・スリムのシルエットと大まかなサイズを選んで、あとは裾丈(着丈)と袖丈、股下のみを数段階で選べるというだけのもの。
要するに通常よりも猛烈に多いバリエーションの在庫があって、その中から購入者に体型に最も合うものを選んで購入するという形ですね。
全てを着る人のサイズに合わせて、1から作ってくれるフルオーダースーツには遠く及ばないのは当たり前。(まあ価格も価格ですからそこまで贅沢は言えません)
それでも既製品よりは全然サイズ感が合います。
ただ1つだけ、このセミオーダーシステムによるデザインで気になってしまったのが、ジャケットの着丈を変えてもフラップポケットの位置が変わらないということ。
着丈を詰めれば詰めるほどフラップポケットから裾まで距離が短くなってしまい、なんだかちんちくりんに見えてしまいます。
まあセミオーダーなんでしょうがないんでしょうけど、きっちりした場面で着るスーツだからこそ、そういった細かな違和感は気になりますね。
Super110’sを使った上質な生地

UNIQLOのセミオーダースーツは、生地にSuper110’sと言われる非常に細いウール糸を98%使用。(2%はポリウレタンを混紡してストレッチ性を高めている)
いやもうこれがめちゃくちゃ滑らかな質感と高級感あるツヤを実現しています。
ちなみにSuper〇〇’sについてはこちらの記事でも軽く触れていますが、要するに〇〇の数字が大きいほど細い糸だということ。

正直この価格帯のセミオーダースーツでこの生地感を出されたら、他のスーツメーカーは堪ったもんじゃないってくらいに生地感は良いです。
これまでのUNIQLOのスーツでは、糸は良いものを使っているけど平織りという織り方をしていて、ちょっとボリューム感というかしっかり感に欠けていて、ペラい感じがしたのですが、こちらのスーツは綾織りというボリュームの出やすい織り方をしているのでしっかりとした生地に仕上がっています。
またラペルの部分に芯地が入ったのも割と大きなアップデートですね。
ラペルがふっくらとして安っぽさがなくなりました。
既製品と比べて劇的なフィット感はないが、着心地は十分に良い
セミオーダースーツというからには、やはりシルエットやフィット感が1番気になるところ。
着てみた感じの正直な感想は、既製品のスーツに比べて劇的に良いかと言われると微妙。笑
まあ私自身がオーダースーツに対してハードルが上がりきっていましたし、あくまでセミオーダーと既製品で劇的に違うのかという話です。
もちろん着心地は良いですし、動きやすさも十分だと思いますよ。
また受け取り後に試着してみて、サイズが合わないようなら無料で返品も可能ですのでその点は安心です。
まとめ
今回はUNIQLOのセミオーダースーツを購入してみました。
購入の流れが煩雑なのは改善点ですが、
セミオーダーであること、生地感が良いことを考えると踏まえるとこの価格でこのクオリティは素晴らしいと言わざるを得ません。
私のように1着くらいちゃんとしたスーツが欲しいという方や、勝負スーツは持っているけどもう1着まあまあ良いスーツが欲しいなーという方などには、かなりおすすめできるスーツだと思いますよ。
ではまた!!

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