- クラシックなデザインのスニーカーが好き
- とにかく履き心地の良いスニーカーを履いていたい
- ニューバランスの中でどのモデルにすればいいか迷っている
というあなたに、今回はニューバランス(NEW BALANCE)の993をご紹介します。

993はニューバランスでも特に人気の高い990番台を代表するような超人気モデル。
個人的に993はニューバランスの中でもダサさとカッコよさのバランスが最も良いと思っています。
ともすれば学校の先生が履いていそうな野暮ったい見た目なのに、ファッションとしてさまざまなスタイルにすごく馴染みが良く、その野暮ったさすら洒落感に繋がっていたりして。
またニューバランスの技術が詰め込まれていることで履き心地は言わずもがな最高。

数あるニューバランスのモデルの中でも屈指の名作ですよ
ということで今回は実際にニューバランスの993を履きまくっている私が、以下の内容についてどこよりも詳しく、分かりやすく、そして正直にレビューしていきます。
- 993とはどういうモデルなのか?特徴と魅力を徹底解説
- 993を実際に履いてみて感じた魅力と欠点
- 993のサイズ選びと合わせ方のコツ



この記事を読み終わった頃には、きっとあなたも993が欲しくなっていることでしょう




- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
ニューバランスの993とはどんなモデルか?
993を実際に履いてみてのレビューの前に、993ってどんなモデルなのかについてご紹介していきます。



ニューバランスって数字のモデル名になっていますし、めっちゃたくさんモデルがあるからもう訳分かんないですよね?
ここでは993の生まれた経緯やどうしてこんなに人気になっているのか?993の類似モデルにについてもご紹介していくので、993だけでなくニューバランスでモデル選びに迷っているという人はぜひ参考にしてみてください。
そんなことより早く993のレビューが見たいという人は、こちらからすぐにレビューに飛べるのでどうぞ。
名作揃いの990番台
993はニューバランスの中でも名作が多いとされている990番台のモデルです。
990番台はランニングシューズをベースとしたスポーティなデザインと、それぞれのモデルが発売当時の最新テクノロジーを搭載していることによる圧倒的な履き心地が特徴。


990番台の元祖である990(v1)は1982年に発売され、当時としては破格の価格設定(通常のランニングシューズの3〜4倍の価格だったらしいです)で世間を驚かせ、モデル名の由来である「1000点満点中990点の出来」というのはあまりにも有名となっています。



990は990番台の顔的モデルとあって、今なおアップデートを繰り返してリリースされ続けています(最新モデルは2022年発売の990v6)
その後990番台では以下のような順番で各モデルがリリースされます。



全然番号順じゃなくておもしろいですが、分かりにくくもありますね。笑
- 990(1982年)
- 995(1986年)
- 996(1988年)
- 997(1991年)
- 998(1993年)
- 999(1996年)
- 990v2(1998年)
- 991(2001年)
- 992(2006年)
- 993(2009年)
- 990v3(2012年)
- 990v4(2016年)
- 990v5(2019年)
- 990v6(2022年)
伝説のモデル992


そんな990番台の中でも特に伝説的モデルとなっているのが、今回ご紹介する993の前身にもなっている992というモデルです。
ニューバランス創業100周年を記念して2006年に作られた992は、990番台らしいややクラシックなデザインと当時の最先端技術を用いてメイドインアメリカで作っていることによる履き心地の良さが特徴。
そしてなんと言っても、992を伝説たらしめているのが「あのスティーブ・ジョブズ氏が愛用していた」という事実でしょう。
ジョブズ氏といえば気難しいことでも有名で、こだわりが強過ぎて若い頃は家具や家電が選べずにほとんど何もない部屋に住んでいたとの逸話があるほど。
そんなジョブズ氏は、日々何を着るか考えることに脳のリソースを割かないために、毎日着る服を固定してユニフォーム化していたとされていますが、そのユニフォームの中でシューズに選ばれたのがニューバランスの992なんです。



992は、異常にこだわりの強いジョブズ氏のお眼鏡にかなったモデルというわけです
992はジョブズ氏が着用していたことに加え、100周年の記念モデルであり生産期間が極端に短かったこともあって、星の数ほどあるニューバランスのモデルの中でも最も人気の高いモデルとも言われていました。(その後2020年に再販されています)
伝説モデルの後継として生まれた993


そして2008年、992の後継モデルとしてリリースされたのが今回ご紹介する993です。
993は基本的には992を踏襲しつつ、992よりもややレトロなデザインとぽってりとしたフォルムへと変更されており、よりカジュアルなスタイルに馴染みやすくなっている印象。



ぱっと見992と993は似ているんですけど、トゥのメッシュ部分の面積やヒールの星条旗のデザインなど、よーく見ると違う部分も結構あります
また990番台の特徴であるテクノロジーの部分でも、ミッドソールには992よりも新しく優れた素材が使われていたりと、後継モデルと呼ぶに相応しいアップグレードとなっています。


ニューバランス(NEW BALANCE)の993は最高にダサカッコいいスニーカー【サイズ感、履き心地、意外な欠点まで徹底レビュー】
改めてですが、今回レビューするアイテムの概要はこちらとなります。
ブランド | NEW BALANCE |
アイテム | 993 |
シーズン(購入時期) | 2020年 |
カラー | グレー |
サイズ | 27.5cm |
価格 | 35,200円(税込) |
最高にダサカッコいいデザイン


993はクラシックなニューバランスらしさとスポーティさ、そしてハイテクな雰囲気も兼ね備えた非常にバランスの取れたデザインとなっています。
またボリューム感も適度にあって、一時期のダッドスニーカーほどではないにしろ、しっかりとコーディネートを足元から支えてくれるような安心感もありますね。
私としては993の魅力ってこのデザインに集約されていると思っていて、このダサいともカッコいいとも取れる絶妙なバランス感がたまらなく好きなんですよね。



パッと見はダサいのによく見るとカッコいい、カッコいいのにふとした瞬間になんかダサい、みたいな笑(伝われ)
ただし決してスマートではありませんし、一見するとお父さんが休日に履いている靴だったり、中学校の社会の先生が履いていたようなスニーカーにも見えてしまうので、それなりに好みの分かれるデザインでもあるでしょう。
それにどんなコーデにも合うとかどんなパンツでもいけるとか、そんな万能なスニーカーでもありません。
上述のように993自体がダサさとカッコよさの絶妙なバランスの上に成り立っているので、コーデによってそのバランスが崩れると極端に傾きやすいんですよね。
何も考えずに野暮ったいチノパンなどに合わせると、それこそ休日のお父さんになっちゃうこともありますし、逆にバチっとハマった時はこれ以上にカッコいいスニーカーはないんじゃないかとも思います。



そんな不器用なところもまた愛おしいじゃあないですか笑
ニューバランスらしい極上の履き心地


ニューバランスのスニーカーといえば履き心地の良さが有名ですが、993も例に漏れず履き心地はめちゃくちゃ良いです。
993はニューバランスのスニーカーで初めてABSORB DTSという高機能ミッドソールを採用しており、ABSORB DTSとは着地の時の衝撃を吸収し反発することによって次の1歩を踏み出すのをサポートしてくれるという優れもの。
実際に履いてみても、確かに足がグングンと前に出るような感覚は感じられます。
また993は元がランニングシューズというだけあってとにかく軽い。
この軽さも992からアップデートされている部分でして、見た目的には結構ボリュームがあるんですけど、履いてみるとびっくりするほど軽い。
やっぱね、スニーカーは軽いって正義なんですよ。
この軽さのおかげで長時間歩き回った時でも圧倒的に足が疲れませんもんね。



一度履いたら忘れられない履き心地ですし、私も長時間歩き回るって日には必ず993を履いています
MADE IN USAのクオリティ


993はニューバランスの母国アメリカで作られる、完全なメイドインアメリカのモデル。
ニューバランスではアメリカ製を高級モデル、アジア製を廉価モデルと位置付けていて、アジア製のものは機械による大量生産をしている一方、アメリカ製は今なお職人が1つ1つハンドメイドで作っています。
また素材に関してもアメリカ製は非常に上質なものを使っているとあって、価格はアメリカ製とアジア製では倍くらい違っています。
さらにそんな特別なアメリカ製モデルの中でも、993はさらに特別な部分があって。
ヒールとシュータンにアメリカ国旗である星条旗のデザインが用いられており、アメリカ製モデルの中でも星条旗のデザインが使われているのは993だけなんです。



こういう話を聞いちゃうと、ちょっとたまらないですよね…


生産終了しているというレア感→その後再販されるも、即完が続くほどの人気
2008年に発売を開始した993は2012年で生産が終了しており、現在(2021年)では復刻も含め新しいものは作られていません。
→その後2024年に待望の一般向けの再販が行われ、続く2025年にも再販されています。(ニューバランスストアの会員で一定ランク以上の人向けの再販は以前もありました)
ただ2024年に初めて再販されるまで国内では廃盤モデルだったこともあり、再販時には人気があり過ぎて抽選販売という形になっています。
この希少性・レア感も993の魅力でして、「今はもう手に入らない」って男の子なら全員好きな言葉ですよね?笑
→再販はされていますが、依然入手難易度は高いままです。



再販されているとはいえ即完続きの人気モデルなので、そういう意味での希少性は高いままとなっています
なお、日本国内では再販のたびに完売を繰り返している993ですが、本国アメリカからの並行輸入という形でなら購入することが可能です。
楽天市場やAmazonなどで売っているものに関しては基本的にはこの並行輸入品となりますが、国内での入手難易度の高さから価格はプレミア価格となっていますね。
またファーフェッチやSSENSEなど一部海外通販でも、こちらも定価以上にはなりますが、購入すること自体は可能となっています。(実際私もSSENSEで購入しています)
まあファーフェッチやSSENSEでも人気カラーやサイズはかなりのプレ値になっているので、あまり現実的ではないかもですが…



現状は年に数回の再販のチャンスで手に入れるか、楽天市場や海外通販でのプレ値購入しかないんですね


サイズ選びのコツ


結論から言うと、993はいつものスニーカーのサイズで選んでもらって大丈夫です。


私は上のような足のサイズでスタンスミス(世界一売れているスニーカーなので指標とさせてもらいます)は27.5cmを履いており、993も27.5cm(US9.5)を選んでいます。
実際に履いたサイズ感としては、爪先はジャストで甲幅はジャスト〜ややゆとりがあるかな、といったところ。(ここで言う「ジャスト」というのはキツキツのピッタリという意味ではなく「ちょうど良い」という意味)
歩いていて窮屈さもブカブカな感じもないので、サイズはこの27.5cmがベストだったなと思っています。
また993はぽってりと幅広なシルエットなので、日本人の足によく合うんですよ。
一応Dウィズということで比較的幅の狭いシルエットと言われることもあるんですけど、正直実際に履いている私としては幅狭だと感じたことはないですし、自分の足が幅広だっていう人も問題なく履けるんじゃないかな。



厚みのあるシュータンで足首全体を包み込むようなフィット感がありますし、993は全体的に非常に履きやすいサイズ感のスニーカーですね


実際に993を履いてみた気付いた欠点
コーデによっては野暮ったさが強調されてしまう


上述のように993は決してスマートなスニーカーではなく、デザインとしてはかなり野暮ったく、今っぽく言えば「いなたい」スニーカーです。
だから合わせるパンツやコーデによってはそのいなたさが強調されて、どストレートに言うとダサいスニーカーになってしまうんですよね。
特に野暮ったいシルエット・生地感のチノパンやデニムと合わせてしまうと、993のダサい面が際立ってしまうかなと。
また逆にキレイなスラックスなども相性は悪く、993は元がランニングシューズなのもあって、完全にテイストが違い過ぎてチグハグなスタイルになってしまいます。



こういう合わせるのが難しいというところも挑戦欲をくすぐられるんですけどね
一応個人的にはミリタリー系のパンツを合わせたり、チノパンやデニムなら思いっ切りワイドにして993が悪目立ちしないようする、スラックスと合わせるならセンタープレスのないもので裾は993にかかるくらい長めで抜け感を出すように意識しています。
入手難易度が高い
これは履いていて感じる993そのものの欠点ではないのですが、やはり入手難易度が高いと言うのは欠点と言わざるを得ないかなと。
例えばこの記事を読んで「993が欲しい!」と思ってくれた人がいたとしても、今すぐ買おうとしたら並行輸入のプレ値のものを買わなきゃいけないわけですし。(これはもう本当に心苦しいです)
また私自身993がかなり気に入っているのですが、やはりスニーカーは履き潰してしまうものなので、この先何十年も今履いている993を履き続けることはできません。
そして今の993を履き潰した時に、新しく同じものを買おうとしても買えない、となってしまうんですよね。



玉数が少ないことによる希少性も993の魅力ではありますが、本音を言うともう少し手に入りやすくなるといいなと思っています
【ニューバランス(NEW BALANCE)の993は最高にダサカッコいいスニーカー】まとめ


- ダサさとカッコよさのバランスが抜群
- 極上の履き心地
- メイドインアメリカのクオリティ
- 希少性が高く所有欲が満たされる
- 一歩間違えると一気にダサくなる
- 入手難易度が高い
993はダサカッコいいデザインと、圧倒的な履き心地の良さが魅力のスニーカーです。
特に履き心地は特筆すべきもので、993に慣れると他のどんなスニーカーを履いても「なんか今日足疲れるな…」と思ってしまうほど。笑



油断すると毎日でも履いてしまいそうな勢いです
入手難易度はやや高めですが、皆さんもぜひ一度見てみて、履いてみて欲しいです。
ではまた!!


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