- これまではスニーカーばかりだったけど、そろそろ革靴も履いてみたい
- 良い革靴は欲しいけど、そんなにお金は出せない…
- とりあえずダサいって言われない革靴を教えてくれ
って人いませんか?
確かに大人の男、特に社会人ともなれば私服でも良い革靴の1足くらいは持っておきたいところ。
いやでも良い革靴ってどうせ5万とか10万とかするんでしょ?
いやいや、ちゃんと安くてもハイクオリティな革靴はありますよ!
ということで今回は「1番高くても3万円台で買える、そしてしっかり高品質」っていうコスパ最高な革靴ブランドを5つご紹介していきます。
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
【3万円台で買える】おしゃれ初心者が買うべきコスパ最高の革靴ブランド5選
バーウィック(Berwick 1707)
バーウィック(Berwick 1707)はスペイン発祥のシューズブランド。
革靴の本場ヨーロッパの中でもスペインって、イギリスやイタリア、フランスなんかに比べるとちょっと地味なような気もしますが、実は各国の良いとこ取りをしたようなコスパの高い革靴ブランドが多いことでも有名なんです。
バーウィックもそんなスペインらしいコスパに優れたブランドでして、職人さんの手作業、それもグッドイヤーウェルト製法で作られるハイクオリティな革靴が、高くても3万円台で買えちゃいます。
アッパーレザーにもデュプイ社をはじめとする各国の名門タンナーのレザーを使用していますし、個人的には3万円台で良い革靴と言えばバーウィックか後述のジャランスリワヤかって感じですかね。
バーウィックの革靴は、イギリス靴の重厚な雰囲気とイタリア靴の華奢でセクシーな雰囲気の中間のような、バランスの取れたデザイン・シルエットが魅力。
カジュアルな服装にも合わせやすくって、私のような普段スーツをあまり着ない人にも親しみやすいブランドですね。
個人的にバーウィックの中では特にタッセルローファーがおすすめでして、かわいさと上品さが両立する絶妙なデザインで、私も持っていますがカジュアルからドレッシーまで、色んな服装に合わせて履きまくっています。
- 細過ぎずゴツ過ぎずのバランスの良い革靴が好き
- コスパの良いタッセルローファーを探している
- 王道ど真ん中よりはちょっとマニアックなものが好き
ジャランスリワヤ(Jalan Sriwijaya)
ここ数年「コスパ革靴」と言えば、必ずと言っていいほど名前の出てくるのがジャランスリワヤ(Jalan Sriwijaya)です。
ジャランスリワヤはインドネシアのファクトリーブランドでして、創業者がイギリスで靴作りを学んでいるとあって本格的なイギリス靴が、本場のイギリスブランドよりも遥かに安価で手に入るのが魅力です。
ちなみにファクトリーブランドについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
ジャランスリワヤではハンドソーンウェルト製法と呼ばれる、グッドイヤーウェルト製法よりもさらに手の込んだ製法で靴を作っています。
これはものすごく簡単に言うと「グッドイヤーウェルト製法を手作業で行う」というもので、グッドイヤーウェルト製法の前身とも言うべき古き良き製法。
ハンドソーンウェルト製法は、グッドイヤーウェルト製法と比べて以下のようなメリットがある一方で、手作業なので当然ですが圧倒的に手間やコストはかかります。
- ソールの返りが良い(馴染みが早い)
- 耐久性が高い
- 履き始めからジャストサイズで履ける
ジャランスリワヤではそんな手間暇かかったハンドソーンウェルト製法、しかもイギリスらしい重厚なデザインの革靴が3万円台で買えちゃうんだからそりゃ人気も出ますよね。
ただしジャランスリワヤの革靴は比較的ノーズの長いビジネスシューズ寄りのデザインが多いので、私服で履くカジュアルな革靴を探しているって人は気を付けて選ぶ必要があります。
個人的にはジャランスリワヤをカジュアルに履くなら、プレーントゥかコインローファーがいいんじゃないかなと思いますね。
プレーントゥは重厚なグッドイヤーウェルト製法らしさもありながらも、トゥにかけては丸っこいフォルムでバランスが取れています。
コインローファーは至ってシンプルなデザインなんですが、そのキレイなシルエットと上質なアッパーレザーで、コインローファーの最高峰であるJ.M.ウエストンに似ているって言われてたりもします。
似ていると言っても価格は3分の1なので、J.M.ウエストンに憧れてるけどそんな大金はかけられないって人は是非ジャランスリワヤを見てみてください。
また全体的にジャランスリワヤはサイズ感としてはやや大きめな作りなので、特に靴紐で調整できないローファーを選ぶ時は注意した方が良いですね。
必ず試着をするか、返品・サイズ交換可能なECサイトで買いましょう。
- ビジネスシューズで良いものを探している
- イギリス靴のような堅牢な見た目の革靴が好き
- とにかく製法にこだわっている革靴を履いてみたい
クレマン(KLEMAN)
クレマン(KLEMAN)は私がこのブログで最初にご紹介したコスパ革靴でして、ありがたいことにその記事はかなり多くの方に読んでくださっているということで、私としてもとても思い入れの深いブランドです。
クレマンは1998年に誕生したフランスのワークシューズブランド。
フランスでは警察や市役所といった公務員に靴を提供していまして、いわばフランス政府が認めたシューズブランドなんですね。
そんなクレマンはとにかくコスパが良過ぎる。
クオリティに対しての価格は本当に抜群ですよ。
セメント製法というソールをアッパーに接着するという革靴の製法として簡易的な方法を用いているものの、公務員に提供されてるだけあって丈夫さは折り紙付き。
本当に私なんて毎日のように、それこそ年間100回以上履いていた時もありましたが、そんな履き方を2年以上続けていてもまだまだ履けますから。
またセメント製法によって最初から足馴染みが良かったり、サイズ選びがしやすいといった特徴もあります。
高級革靴では新しい靴を購入することと靴擦れはセットみたいなもので、中には1年以上も辛い修行期間を要するものもありますが、その点クレマンの買ったその日から快適に履けるっていうのは大きなメリットかなと。
クレマンにはフランス靴によく見られるUチップシューズやチロリアンシューズ、他にもオーソドックスなプレーントゥやローファーなど、メンズが履きたいと思うモデルは一通り揃っており、そのどれもがカジュアルスタイルで履くのにぴったり。
代表的なモデルであるチロリアンシューズのパドレ(PADRE)は私も持っていますが、合わないパンツはないんじゃないか?ってくらいに汎用性が高いですよ。
パドレについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
>>3年履いた結果、KLEMAN(クレマン)のPADRE(パドレ)は最強のコスパ革靴でした【サイズ感&履き心地レビュー、パラブーツとの比較も】
- ガシガシ履ける丈夫な靴が欲しい
- カジュアルに履く革靴を探している
- 少しゴツめなデザインの靴が好き
ドクターマーチン(Dr. Martens)
あんまり革靴っていうイメージじゃないんですが、ドクターマーチン(Dr. Martens)もかなりコスパに優れた革靴ブランドでしょう。
ある時期の爆発的ブームでみんながみんな同じモデルを履いていたので、革靴とかスニーカーとかじゃなく「ドクターマーチン」っていうジャンルになっている感もあるんですけどね…
その流れもあって日本では「ザ・大学生が履いてる革靴」っていうイメージがありますが、ブランドの成り立ちを辿ってみると実はめちゃくちゃ由緒ある革靴ブランドなんです。
ドクターマーチンの歴史や魅力について、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
>>今こそドクターマーチン(Dr. Martens)の魅力を語りたい【今更聞けない、今だから履きたい】
そんなドクターマーチンの魅力は
- かわいらしいフォルム
- エアーソールの軽い履き心地
- 約20,000円で手に入るお手軽さ
でしょう。
あまりに流行ってしまったので「ドクターマーチン=量産型大学生の靴」と揶揄されがちですが、やはり人生で最初に履く革靴としては未だにかなりおすすめですよ。
ただやはりイエローステッチの3ホール(当時大学生が全員履いていたモデル)ではなく、今履くなら8ホールや10ホールなどのブーツタイプのものを思いっきりロックに履く、もしくは3ホールでもこういうステッチが黄色じゃないものがいいんじゃないでしょうか。
またここ数年ドクターマーチンはSacai(サカイ)やをはじめ様々なデザイナーズブランドとコラボをしています。(きっとドクターマーチン的にも大学生の靴というイメージを払拭したいんでしょうね笑)
- ロックな文脈を持つブランドが好き
- カジュアルに合わせやすい革靴を探している
- 革靴でも履き心地・歩き心地は妥協したくない
ちなみにこういうドクターマーチンの歴史を知っても、それでもやっぱり大学生っぽくて履けない…
っていう人には、是非ソロヴェアー(SOLOVAIR)というブランドを見て欲しい。
ソロヴェアーは革靴の聖地でもあるイギリスはノーザンプトン発祥のブランドで、1959年より35年もの間ドクターマーチンの靴をライセンス生産していたという歴史があります。
ということで見た目はほぼドクターマーチン。
そして価格はやや上がりますが、イギリス製でグッドイヤーウェルト製法にこだわっていたりと、ソロヴェアーの方がより本格的で大人っぽい雰囲気となっています。
まさに「大人のドクターマーチン」ですね。
ジーエイチバス(G.H.Bass)
ジーエイチバス(G.H.Bass)は世界で最初にローファーを作ったブランドとして有名です。
ブランドの誕生は1876年まで遡り、140年以上の歴史のある超老舗となっています。(ちなみに1876年って日本では廃刀令が出された頃ですからね)
その後1936年に世界で初めてのローファーである「Weejuns(ウィージャンズ)」が作られて、現行モデルであるLogan(ローガン)も基本的にはこのウィージャンズのデザインをそのままに細部をアップデートしたものとなっています。
そんなジーエイチバスの特徴は、細身でユニークなデザインとお手入れ簡単なガラスレザー、そして並行輸入品なら1万円台という驚異のコスパでしょう。
ジーエイチバスではマッケイ製法が使われており、コバの張り出しが少ないスマートなシルエットが目を引きます。
また実際にウィズもDウィズとやや細めで、それに加えて結構甲低なので人によってはかなり小さく感じるかも知れません。
サイズ選びに関しては試着できれば1番なんですが、ジーエイチバスは楽天などのECでの並行輸入品がかなりお得です。
そうなるとECで買いたくなるんで、せめてサイズ交換1回までなら可能みたいなお店を選ぶと良いでしょう。
またジーエイチバスではアッパーにガラスレザーを使用しています。
ガラスレザーとはレザーを合成樹脂などでコーティングしたもので、表面が非常にツルツルしています。
樹脂コーティングなのでどうしても長年履いているとひび割れが出てしまったり、レザーの醍醐味であるエイジングが分かりにくかったりするのですが、その分
- 撥水性が高い
- 汚れの付着防止効果があるのでイージーケア
- 安価なレザーでも見た目には美しくなる
といったガラスレザーならではのメリットもあります。
最後に私がジーエイチバスのローファーで最も特徴的だと思うのが、モカ縫いのシワ感ですね。
足の甲を袋状に包み込むように縫い目にキュッとシワがよっていて、甲が低いデザインも相まってなかなか独特な見た目になってるんですよね。
この辺は結構好みの別れるところだと思いますが、シュッとした細身の靴が好きな人や、細身のパンツをよく履くって人にはたまらないデザインでしょうね。
逆に今流行りのワイドパンツには少しボリューム負けしてアンバランスな印象になっちゃうかも知れません。
- 良いローファーを探している
- スマートなシルエットの靴が好き
- 1万円くらいで由緒ある革靴が履きたい
【おしゃれ初心者が買うべきコスパ最高の革靴ブランド5選】まとめ
ちゃんと探せば3万円でも十分にハイクオリティな革靴は買えます。
あくまで個人的な考えですが、革靴はこれくらいの価格帯が1番デイリーユースに向いているんじゃないかなと思いますね。
10万円超えの最高級革靴が高品質のはもちろん分かるんですけど、何かと気を使って履くっていうのも結構しんどいもんですし、何よりそんなお金ぽんぽん出せないし…笑
10万円の革靴1足買うなら、3万円の革靴3足買った方がいろんな革靴を楽しめる気もしますしね。(貧乏性かな?笑)
とまあ、良い革靴っていうのは決して5万も10万もするやつだけじゃなくって、3万円でもきっとあなたにぴったりのコスパ革靴に出会えるってことを覚えておいてください。
ではまた!!
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