2021年も終わってしまいますね。
この新型ウイルス禍で生活から多くの楽しみが奪われている中で、そんな逆境にも負けずに服を買い続けたわけですが、まあ今年もたくさんの素敵な服に出会えました。
今年1年で服に費やした合計金額は私自身が吐き気を催す可能性があるので計算しませんが、おそらく、いや間違いなくトータルで100万円以上買ってるんじゃないかなと…
そんなわけで今回は、2021年に買った服やファッションアイテムの中から「ベストバイ」ってやつを選んでいきます。
まあ気に入って買った服ってどれも大好きな服なんですけど、その中でも「特にこれは本当に買って良かった」というものを5つに厳選してランキング形式でご紹介していこうと思います。
シーズンものでもう売っていないアイテムも多く、あまり参考にはならないかも知れませんが、年末年始の暇つぶしにでも読んでいってやってください
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
【ベストバイ】2021年、本当に買って良かったものランキング【年間100万以上服を買う男】
【第5位】Maison Christian Dior(メゾンクリスティアンディオール) THE CACHEMIRE
2021年もいくつか香水を買ったのですが、その中で最も買って良かったなと思うのが、メゾンクリスティアンディオール(Maison Christian Dior)のテ・カシミア(THE CACHEMIRE)という香水。
メゾンクリスティアンディオールは、2017年に始まったディオール(Dior)の香水のコレクションライン。
ディオールの中でも原料や香料にこだわり、世界的に有名な調香師が作る特別な香水コレクションという位置付けですね。
テ・カシミアはそんなメゾンクリスティアンディオールを代表する香水となっており、特にメンズでは一番人気となっています。
「カシミアのセーターに包まれながら、温かなお茶を味わう心地良い感覚」をイメージしたという香りは、フローラルやホワイトティーを中心とした非常に軽やかで爽やかな香り。
付け始めはフローラルの華やかさが際立ち、時間の経過とともにホワイトティーのスッキリと落ち着いた香りに変化していき、最後(ラストノート)で少しだけウッディなムスクの香りが顔を出します。
フローラルやホワイトティーの爽やかな香りは職場や学校に付けて行ってもまったく問題ないでしょうし、「いつでもどこでも付けて行ける香水」として香水初心者の人にもおすすめできる香りです。
しかもメンズの香水としてはメジャーってわけじゃないから、どことなくセンス良い感じが出るってのもまた良いんですよね。笑
テ・カシミアは嫌味のない香りなので男性でもとても付けやすいですし、ユニセックスでパートナーとシェアもできるという、1本あると便利だなっていう香水ですよ
またボトルデザインも非常にシンプルかつ大人っぽく、香水の色はお茶をイメージした透き通るグリーンとなっているので、家に置いてあるだけでおしゃれな雰囲気が出るっていうのも良いですよね。
テ・カシミアは限られた店舗と公式オンラインストアでしか買えないため、気軽に香りを試しに行くことができないのですが、本当に嫌味がなく好き嫌いの分かれにくい香りなのでオンラインで買ってもそんなに失敗はないと思いますよ。
\無難な香りだから通販でも安心して買える/
【第4位】THE INOUEBROTHERS(ザ イノウエブラザーズ) アダムエロペ別注アルパカマフラー
イノウエブラザーズ(THE INOUEBROTHERS)のアルパカマフラーも今季買って本当に良かった思うアイテムの1つ。
イノウエブラザーズはデンマーク在住の井上聡さんと井上清史さんの兄弟が立ち上げたブランドで、主にアルパカウールを使ったアイテムを展開しているブランドです。
そして今回私が購入したのは、セレクトショップのアダムエロペ(ADAM ET ROPE)が毎シーズン定番で別注をかけている大判タイプのモデルとなります。
アダムエロペ別注モデルはインラインの定番モデルよりも倍近い大きさがあるので、ショールのように肩からかけたりブランケットのように使うこともできるという使い方のバリエーションが豊富さが魅力。
また大判と言ってもアルパカウールは毛足が短くソリッドな質感なので、首に巻いた時にボリュームが出過ぎないのも嬉しいところですね。
生地には世界的にも稀少なベビーアルパカを使用しており、肌触りは非常になめらかで高い保温性・透湿性がありながら、毛玉などの経年劣化がしにくいという優れもの。
カシミヤのような「極上のふんわり感」とはまた違いますが、アルパカウールの肌触りも一度触るとクセになると言うか、ずっと触っていたくなるような素晴らしい生地感ですよ。
さらにイノウエブラザーズの最大の魅力は、そのクオリティに見合わぬコスパの高さ。
インラインの定番モデルがジャスト1万円とめちゃくちゃ安いのはもちろんですが、生地をたっぷりと使った今回の別注大判モデルでも2万円を切る(税込19,800円)コスパの良さです。
しかも楽天ポイント還元など合わせると実質15,000円ほどで買えちゃったりしますから、ちょっとこのマフラーよりコスパの良いマフラーは他に知りませんね。
私自身イノウエブラザーズのアルパカマフラーはこれで3本目なんですが、無地のシンプルなデザインは色違いで持っていても便利なので、ついついもう1本って買っちゃうんですよね
\Rakuten Fashionならポイント還元でさらにお得!/
とまあイノウエブラザーズのアルパカマフラーが素材やコスパが良いのは十分に魅力的なんですが、このマフラーはなんてったってやっぱりこのキレイなオレンジの色味ですよね。
目の覚めるようなパキッとしたオレンジが本当に美しい。
しかもマフラー単体で美しいだけでなくって、意外と色んなコーデに合わせやすいんですよね。
こういう派手なカラーって使いにくいんじゃないの?
って思う人もいるかも知れませんが、ブラックやネイビーはもちろん、グレーやカーキといった冬のアウターで使いそうなカラーは一通り相性は抜群。
特にブラックやネイビーのロングコートにオレンジのマフラーってめちゃくちゃカッコいいですから、ビビッドなカラーは食わず嫌いしていたって人も騙されたと思って一度試してみて欲しいですね。
今は色んなコーデにこのオレンジアルパカマフラーを合わせるっていうのが新鮮で、楽しくてしょうがないです
私の購入したアダムエロペ別注モデル、インラインモデルともにまだ在庫はありそうなので、気になった人はぜひ見てみてください。
\こちらは私が購入したアダムエロペ別注/
\こちらは約1万円で買えるインラインモデル/
ちなみにイノウエブラザーズのアルパカマフラーについては、こちらの記事でブランドの成り立ちからマフラーの詳しいレビューまで詳しくご紹介しているので、購入を考えている人もそうじゃない人も一度読んでいただけたら嬉しいです。
【第3位】COMOLI(コモリ) 強撚ウールセットアップ
第3位にはコモリ(COMOLI)のセットアップがランクインです。
コモリについてはこちらの記事をどうぞ。
このセットアップは21AWのルックが発表された時から狙っていたアイテムですね
生地には強撚したウールを使うことで、良い意味でボソボソっとした粗野な生地感が非常にコモリらしい印象になっています。
またジャケット、パンツともに生地の落ち感が絶妙で、上のルック写真のようになんとも力の抜けた雰囲気のあるシルエットが出るんですよ。
ジャケットはクラシカルなダブルブレストとなっており、シェイプのない身幅広めのシルエットと粗野な生地感が良くマッチして、これまたとても雰囲気のある仕上がり。
パンツはコモリ定番のドローストリングパンツで、たっぷりとしたウエスト周りをドローコードでキュッと締め、はいウエスト気味な位置から余った生地をバサっと落として穿くというもの。
このセットアップはジャケットとパンツそれぞれ単体でもしっかり使える汎用性の高さと、セットアップで着た時のバチバチにキマる雰囲気に惚れましたね。
カラーはピンヘッドという、針の頭(Pin head)のような細かいドットが散りばめられたチャコールグレーで、デザインや生地感と共に非常に渋い雰囲気を醸し出してくれています。
価格はジャケットが79,200円(税込)、パンツが41,800円(税込)とかなり高額ではあるんですが、確実にその価格に見合った活躍はしてくれていますよ。
セットアップって意外と難しいアイテムでして、元がカッチリとしたアイテムなだけに、うまくハズシをしてあげないと「そんなにキメてどこ行くの?」感が出たり、気恥ずかしさ満点になってしまいがち。
その点コモリのセットアップはどれもうまく力が抜けたデザインとシルエット、そして独特の雰囲気があるので、極端な話誰がどんな風に着たってそれっぽくなりますから。
セットアップには少し抵抗があるっていう人には、価格は高いですがコモリのセットアップは一度試してみて欲しいですね
【第2位】CIOTA(シオタ) EDIFICE別注スビンコットンモールスキンジャングルファティーグパンツ
シオタ(CIOTA)とエディフィスのコラボパンツというと、2020年のベストバイ第1位にスビンコットンモールスキンベイカーパンツを選んでいますが、今年もシオタ×エディフィスのパンツが第2位にランクインです。
シオタは岡山県のファクトリーブランドであり、ここ数年で最も勢いのあるブランドの1つ。
最高級素材であるスビンコットンを使った生地が生み出す極上の着心地と、飽きの来ない普遍的なデザインが魅力のブランドで、ファクトリーブランドならではのコスパの良さも人気の要因でしょう。
シオタというブランドについてはこちらの記事でさらに詳しくご紹介しているので、よかったらぜひ読んでみてください。
そしてこのブログや私のSNSを見てくれている人なら既にご存知かと思いますが、何を隠そう私はここ数年「シオタの回し者か?」というくらいに狂ったようにシオタの服を買いまくっている、いわばシオタジャンキー。笑
そんなシオタの服を買いまくっている私が、シオタの中でも最も素晴らしいと思うのがこのスビンコットンモールスキンという生地。
もうとにかく光沢感がえげつないのなんのって。
ぬらぬらと底光りするような深い深い光沢があって、高級感の塊みたいな生地感をしています。笑
しかも肌触りも最高で、しっとりのスッベスベ。
足を通した瞬間にこのスベスベが足全体を包み込んで、それはもう…って感じ。笑
語彙力なくなるレベルにすんごい生地感ですから
ちなみにスビンコットンモールスキンはここ数シーズンはインラインでの展開はなく、エディフィスなどのセレクトショップ別注という形でしか手に入らないレアな生地となっており、その別注も一応今季(21AW)で終了との噂。(なんでもこのスビンコットンモールスキンの生地がもう手に入らないみたいとかなんとか…)
でももし仮に来年もリリースされるなら、ぜひ皆さんにも実物を見て欲しいですね。
本当にそれくらい圧倒的な生地感です。
デザインとしてはアメリカ軍のジャングルファティーグパンツの3rdタイプを忠実に再現したというもので、ウエストアジャスターや裾のドローコード、ニータックといったミリタリー感溢れるディテールが男心をくすぐります。
そしてこのゴリゴリのミリタリーディテールと、スビンコットンモールスキンの美しい生地のコントラストは本当に秀逸。
かなり太めで迫力のあるシルエットではあるんですが、決して野暮ったくはならず、むしろどこが上品ささえあって…
パンツに良品が多いシオタの中でも、完璧にバランスの取れた名作パンツだと思いますよ。
また今季(21AW)からは少し丈が短くなっており、従来のモデルよりも幅広い体型の人が穿きやすくなっています。
私は従来のモデル(21SS)も持っていましたが、ちょっと丈が長過ぎて裾のドローコードを絞るか3〜4回ほどロールアップしないと穿けないほどだったんですよね。(私が短足なのも大いにあるとは思いますが…)
裾のドローコードやニータックといったディテール上、裾上げがしにくいパンツなので、丈が短くなって穿きやすくなったのは嬉しいアップデートでした。
しかもこのスビンコットンモールスキンという生地は、穿き込むほどに味わい深い経年変化をしていくという魅力もあります。
2020年のベストバイに選んだベイカーパンツと比べるとこの通り。
まばゆい光沢感はそのままに、ほんのり毛羽が立って所々にアタリのような経年変化が見られます。
見た目もさることながら触り心地はさらに劇的に変化していて、良い具合にクタってきてふんわりと柔らかな質感になっているんですよね。
言わずもがな、穿き心地はめちゃくちゃ良いです
非常に美しい生地感、男心をくすぐるデザイン、経年変化の楽しみ…
私にとってこのスビンコットンモールスキンジャングルファティーグパンツは、間違いなく人生最高レベルのパンツです。
ちなみに昨年のベストバイ、スビンコットンモールスキンベイカーパンツはこちらの記事で『私史上最高のパンツ』として詳しくご紹介しているので、気になる人はぜひ。
【第1位】COMOLI(コモリ) ヨリ杢シャツ
2021年、本当に買って良かったものランキング第1位は、コモリ(COMOLI)のヨリ杢シャツです。
こちら実は上半期のベストバイで第3位に選んでいるアイテムなのですが、購入から時間が経ち着れば着るほど本当に素晴らしいシャツだなと思ったので、大幅ランクアップで見事に年間1位に輝きました。(まあ全部私の匙加減なんですけどね笑)
コモリのヨリ杢はヴィンテージのシャンブレー生地をモチーフにしており、元はブラックシャンブレーだったのが色落ちして杢っぽいグレーになった、いわゆる「ごま塩」と呼ばれる生地感を再現しています。
元々が古着の生地を再現しているとあって、生地感も最初からクタッとして非常に柔らかく、着ていてすごく気持ちの良いシャツですね。
生地の柔らかさ・落ち感とコモリ独特のゆるいシルエットが相まって、サッと羽織るだけで良い感じにだるっとした雰囲気が出るんですよ、これが。
すごくいい加減な表現ですが、「もうこんなん誰が着てもそれっぽくなるやろ」って感じ。
またごま塩のグレーがどんなカラーとも相性が良くって、アウターのように羽織るはもちろん、ジャケットやコートのインナーとしてもめちゃくちゃに使いやすいのも魅力。
ブラックやホワイトと合わせればモノトーンのグラデーションが出ますし、寒色のブルー系とも馴染みが良く、今年大流行したオリーブやカーキのパンツとも相性ばっちりってことで、私の中ではそれこそ「汎用性の鬼」みたいなシャツだったんですよね。
ヨリ杢シャツに関しては、着て着て、とにかく着まくりましたからね
やっぱり1番よく着た服っていうのが、ベストバイに相応しいだろうと。
もうとにかくこのヨリ杢の生地感に惚れ込んでしまって、21AWでは同じヨリ杢生地でリリースされたワークシャツも買っちゃう始末…
こちらのワークシャツも紫がかったブルーが鮮やかで非常にキレイなんですけど、色味の渋さとベーシックなシャツとしての汎用性を考えるとやっぱり21SSのヨリ杢シャツの方が上かなと。
定価35,200円(税込)と、薄手のシャツとしてはかなりの高価格ではあるんですけど、もうすでに元はとったんじゃないかってくらいに着ましたからね。
皆さんもフリマアプリや古着屋さんなんかで見かけたらぜひ一度着てみて欲しい、そんな最高のシャツになっていますよ。
\中古でもほぼ定価で扱われている超人気アイテム/
ちなみにこのヨリ杢シャツですが、実は他のアイテムを見に行ったショップでたまたま残っていたのを試着してみたら良過ぎて買ってしまったという、いわば衝動買いをしたアイテムなんです…
衝動買いでこの私の年間ベストバイに選ばれるんだから、コモリって恐ろしいブランドですよ…(ま、全部私の匙加減なんですけど!!笑)
【2021年、本当に買って良かったものランキング】まとめ
2021年も本当に素敵な服に出会えた1年でした。
こうやって改めてベストバイを選んでみると、今年も大好きな服に囲まれて幸せだったな〜ってしみじみ思います。
また『はむのファッションブログ』についても、この1年は本当に多くの人に読んでいただいて、誠にありがとうございました。
2022年も皆さんに満足していただけるようなブログを目指して今まで以上に頑張っていくので、ぜひまたこのブログに遊びに来てくれたら嬉しいです。
2022年も皆さんが素敵な服、人生を変えるような服に出会えることを願っています
それではまた、2022年もよろしくお願い致します!!
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