- ゆったり大きめサイズの服が好き
- シンプルかつ素材の良さが出る服を探している
- がっちり体型だからなかなか良い服が着られなくて…
という人に向けて、今回はGraphpaper(グラフペーパー)というブランドをご紹介します。
Graphpaperはトレンド感のあるゆったりめなサイジングと、シンプルかつ洗練されたデザインが人気のドメスティックブランド。
同時期に人気となったCOMOLI(コモリ)やAURALEE(オーラリー)とも親和性が高く、今っぽさを簡単に演出できるのがGraphpaperの大きな魅力となっています。
またサイズ感についてはかなり大きめとなっているので、「他のブランドではちょっとサイズが合わない」という大柄な人でも安心して着ることができるのも嬉しいところ。
今回はそんなGraphpaperについて、以下の内容を他のどこよりも詳しく、そして分かりやすくご紹介しています。
- Graphpaperってどんなブランドなのか?
- Graphpaperのおすすめアイテム3選
- Graphpaperはどこで買えるのか?おすすめのショップもご紹介
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
Graphpaper(グラフペーパー)ってどんなブランド?【都会的でサイズレス】
有名なクリエイティブディレクターが手がけるブランド
Graphpaper(グラフペーパー)はクリエイティブディレクターである南貴之氏が、2016年の春夏から立ち上げたブランドです。
なお南氏は同名のセレクトショップを2015年に出店していますが、Graphpaperはそのセレクトショップのオリジナルブランドではなく、独立したドメスティックブランドという立ち位置になっています。
南氏は国内外合わせて7店舗を展開する人気セレクトショップ1LDK(ワンエルディーケー)を手がけていることでも知られ、その他にも様々なショップや商業施設のディレクションを務める敏腕のディレクターです。(追記:残念ながら1LDKの海外店舗はコロナ禍で閉店したようです)
シンプルで機能的、そして都会的な服
Graphpaperのコンセプトは、
常に時代のスタンダードであり続ける大人のための上質なワードローブ。
人と衣服の間に“余白”を作り、ノイズにならない寄り添う衣服。
Graphpaperの服は、洗練された都会的な雰囲気が漂っているのが特徴。
余計な装飾性をオミットし、シンプルかつ機能的、現代の都市生活にマッチするデザインを追求しているとあって、非常にミニマルで都会的なアイテムが多いですね。
うまく言えないんですが、なんかすごく東京っぽいんですよ。笑
Graphpaperはビビッドなカラーのアイテムが少なく、モノトーン、特にグレーのアイテムが多いこともブランドの都会的なイメージの要因となっているでしょう。
グレーは完全にブランドのテーマカラーとなっているようで、インスタとか見てもらうとグレーアイテムの多さに驚くと思いますよ
ちなみにGraphpaperというブランド名の由来は、南氏が1号店である青山店の図面を見た時に、なんとなく「方眼紙(グラフペーパー)みたいだな」と思ったからとのこと。
ブランド名に深い意味を持たせないというのも、余白を残しノイズを取り除くというブランドコンセプトとつながっているんですね。
なおセレクトショップとブランドで同じGraphpaperという名称を使用しているのは、「他に良い名前が思い付かず面倒だったから」だそうです笑
セレクトショップとしてのGraphpaper
ブランドではなくセレクトショップとしてのGraphpaperにもちょっと触れておきましょう。
セレクトショップとしてGraphpaperのコンセプトは
ギャラリーとしての機能を持つキュレーション型ショップ
美術展などのキュレーターとして活躍したハラルド・ゼーマンという人物から影響を受け、服や空間のすべてを作品として捉え、作品を展示するように並べることを意識したショップとなっています。
実際セレクトショップとしてのGraphpaperでは、アイテムの並べ方、ディスプレイが変わっていてとても面白いんですよ。
青山本店では壁面が大きな引き出しとなっていて、1つずつ引き出すとの中に洋服が陳列されていたり、ヒビヤセントラルマーケット店ではラックが移動して訪れる度にショップ内のレイアウトが変わっていたりして。
どの店舗もすごく洗練された空間で、まるで美術館のようです
まあその分アイテムがどこにあるのか分かりにくかったり(隠し棚になっていたりするので)、気軽に入りにくい雰囲気もあるっちゃありますけどね。
トレンド感たっぷりなサイジング
南氏は服作りの際にほとんどトレンドを意識せず、自身の「気分」を重視していると言っていますが、それでもGraphpaperのアイテムは非常に今っぽい。
シンプルで都会的なデザイン、ゆったりと大きめで着心地の良いシルエット、化繊もうまく織り交ぜた上質な生地…と、今着たいと思える要素が満載なんですよね。
特にサイズ感は特徴的で、Graphpaperは他のドメブラよりもひと回り以上大きめなサイジングのアイテムが多いです。
Graphpaperのサイズ2(Mサイズ相当)で、他のドメブラのLサイズくらいは余裕でありますからね。
私も179cm73kgのがっちり体型ですが、アイテムによっては最小サイズを買うこともあるくらいです
ブランドとしても「出来うる限りサイズの概念をなくす」というコンセプトがあり、どんな体型の人にも合うように設計されているようです。
これは私の想像ですが、デザイナーの南氏自身がかなり恰幅が良いってことも関係しているでしょう。
Graphpaperのサイズ感は、私みたいにある程度身長があってがっちり体型の人には本当にありがたいんですよね
しかもGraphpaperはただ大きいだけでなく、オーバーサイズと大人っぽさのバランスが素晴らしくって。
洗練されたデザインと上質な生地のおかげで大きめのサイズでもまったく子供っぽくならず、服に着られている感が出ません。
大きめのサイジングでも決して「サイズ感を間違えている人」にならず、「意図的にゆとりを持った大人のオーバーサイズ」になれるのは、Graphpaperの大きな魅力でしょう。
コラボや別注アイテムも豊富
Graphpaperは数多くのブランドやメーカーと積極的にコラボレーションをしており、素晴らしい別注アイテムが多いのも特徴です。
有名なところだけでも、
- Thomas Mason(トーマスメイソン)
- Loopwheler(ループウィラー)
- Mackintosh(マッキントッシュ)
- ATON(エイトン)
- FILA(フィラ)
- REPRODUCTION OF FOUND(リプロダクションオブファウンド)
- MIZUNO(ミズノ)
などなど、数多くのブランドやメーカーとのコラボアイテムを出しています。
Graphpaperの別注アイテムはオリジナルの良さを残しつつ、どれもしっかりと「Graphpaperのアイテム」になっているのが素晴らしくって。
オリジナルの良さの上に南氏らしい遊び心や、Graphpaperの都会的な雰囲気やサイズ感が落とし込まれていて、本当に所有欲をくすぐるものばかりですよ。
元ブランドのファンもGraphpaperのファンもどちらも楽しめる、そんなコラボを得意としていますね
Graphpaper(グラフペーパー)のおすすめアイテム
ここからはGraphpaperの中でも特に人気が高かったり、私個人として非常におすすめしたいアイテムを3つご紹介していきます。
下でご紹介するアイテム以外にも個人的にはコックパンツやボーダーTシャツなんかもおすすめですので是非一度見てみて下さい。(ボーダーTシャツは19SSで私も購入しています)
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Thomas Mason(トーマスメイソン) ストライプシャツ
Graphpaperのおすすめアイテムとしてまずご紹介したいのが、Thomas Mason(トーマスメイソン)のブロード生地を使ったストライプシャツです。
Thomas Masonは200年以上の歴史を持ち、英国王室御用達の称号であるロイヤルワラントを持つほどの高級生地メーカー。
そんな最高級メーカーのブロード生地を使用したこちらのシャツは、コットンとは思えぬ光沢感と驚くほどなめらかな肌触りが特徴。
また生地の発色が非常にキレイで、代表的なブルーストライプのシャツは目の覚めるような鮮やかなブルーとなっています。
ライトブルーやグレーなどのカラーもありますが、私のおすすめは俄然ビビッドなブルーストライプです
シルエットは身幅を大きくとったボックスシルエットで、上質な生地を存分に味わえるため着心地も抜群に良いですね。
生地が非常にキレイなのでドレスっぽくなってしまうところを、Graphpaperらしい大胆なシルエットでうまくバランスが取れていて、1枚で着るのにはもう最高なシャツになっていますよ。
このシャツがヒットしたのをきっかけに多くのブランドやセレクトショップがThomas Masonの生地でシャツを作るようになるなど、Graphpaperというブランドの人気と地位を確立したほどの名作アイテムですね。
このThomas Mason生地を使ったストライプシャツについては、こちらの記事でがっつりレビューしていますので気になった人はぜひ読んでみてください。
2018年に初めてリリースされて以降、継続的にリリースされ人気が続いていたアイテムでしたが、残念ながら2022年を最後にリリースされなくなってしまっています。
ただ二次市場には比較的出回っているアイテムなので、気になった人はぜひメルカリやヤフオク、ブランド古着などで探してみるといいでしょう。
\ブランドの人気を確立した名作シャツ/
ブロードオーバーサイズシャツ
Graphpaperおすすめアイテムの2つめも、同じくブロード生地を使ったシャツとなります。
こちらのブロードオーバーサイズシャツは1つめのトーマスメイソンシャツと違って生地メーカーは明記されていませんが、それでも素晴らしく上質な生地を使用しています。
超長綿であるスーピマコットンを使った細番手のブロード生地は、高級シーツにも使われるほど非常になめらかで上品な光沢のある質感。
加えて適度なハリもあるため、シャツのシルエットがキレイに出てくれます。
まるで包み込まれるような最高の着心地ですよ
シルエットはGraphpaperらしいオーバーサイズで、身幅をたっぷり取ることで全体的にふわっと丸みのあるシルエットになっています。
特に身幅とアームはかなり太いので、初めて着る人は結構「おぉ!」ってなると思いますよ。
ただしかなり大胆なオーバーサイズなのに、襟や袖のコンパクトさや絶妙な肩の落ち具合などでしっかりまとまって見えるのはさすがだなと。
生地もドレスシャツに使われるようなブロード生地なので、ストリートっぽいシルエットでもカジュアルになり過ぎないですし。
サイズ展開はフリーサイズの1つだけで、ブランドのコンセプトである「可能な限りサイズの概念をなくす」を表しています。
ただし179cm73kgの私が着ても普通に大きいので、170cm以下とか小柄な人はちょっと難易度高いかも知れません
価格は28,600円(税込)と、このクラスのドメブラのシャツとしては比較的お手頃なのも魅力。
上で紹介したトーマスメイソンよりもシンプルでジャケットなどのインナーにも使いやすいので、1枚持っていると助かる、そんなシャツでしょう。
\ブランドの色が出ている名作シャツ/
ちなみに同生地を使ったレギュラーサイズのシャツもありますが、Graphpaperらしさを味わうならオーバーサイズがおすすめです。
シェフパンツ
Graphpaperのパンツの中でも、非常に人気が高く定番でリリースされ続けているのがシェフパンツです。
シェフパンツは元々料理人が穿いていたパンツをモチーフにしたもので、アジャスターやゴムでウエストを調整でき、動きやすいためのゆったりとしたシルエットが特徴。
Graphpaperではフランスの料理人が穿いていたものをベースに、Graphpaperらしい大胆ながら完成されたシルエットとなっています。
シルエットにはスタンダード、ワイド、スリムの3種類がありますが、まずはスタンダードがおすすめかな。
腿周りはしっかりと太いものの、裾にかけて割と強めにテーパードがかかっているため、大味過ぎないキレイなシルエットになっています。
Graphpaperらしくとにかく大きく穿きたいという人はワイドに挑戦するのもありだと思います(ただし本当にめちゃくちゃ太いです)
定番アイテムであることもあって、上質なウールや高機能なソロテックスなど様々な生地で展開されているのも魅力。
元ネタがカジュアルなパンツなのでバランスを取るためにキレイ系の素材が多いのですが、これがまた全部マッチしてて良いんですよね。
シェフパンツは元々機能を追求したワークパンツなので、高機能な化繊生地だと本当にデイリーユースしやすいんですよ
価格は素材や形にもよりますが、大体30,000〜35,000円くらい。
価格だけ見るとギョッとしますが、イージーに穿けてデザイン的な汎用性も高いので、ハマれば毎日でも穿いてしまいそうなパンツです。
\汎用性抜群のイージーパンツ/
Graphpaper(グラフペーパー)はどこで買えるの?
国内に計5店舗の直営店
Graphpaperには、全国にセレクトショップとしてのGraphpaperが5店舗あります。(分かりずらい笑)
一部店舗は直営ではなくフランチャイズですが、まあ細かいことは気にせずとりあえずここでは直営店と言ってしまってもいいでしょう。
ちなみに以前は日比谷ミッドタウン店にも直営店が、そして南青山には「Graphpaper Frameworks」というフィッティングルームもあったのですが、残念ながら閉店してしまっています。
- 青山
- 東京(代々木)
- 京都
- 仙台
- 名古屋
これらのGraphpaper店舗は、上述のようにギャラリーのような空間とセンスの良いアイテムセレクトで、非常に素晴らしいショップになっています。
ただかなり世界観のあるショップなので、ファッション初心者や私のような田舎者にはちょっと入りにくいと感じるかも。
初めて青山店に入るまでにどれだけ店の前をウロウロしたことか笑
まあ青山店は立地的にかなり行きにくい場所な上、普通に住宅街の中にあるので特に入りにくい方ではありますが…
それに比べて日比谷ミッドタウン店とかは商業施設に入っているので行きやすかったんですけどね。(1番よく行くショップだったので閉店は非常に残念でした)
少し話がそれましたが、上記5つのショップは直営店なだけあってGraphpaperの品揃えは豊富にあるので、Graphpaperの服が欲しいという人はまず行ってみるべきですね。
全国のセレクトショップでの取り扱いも豊富
Graphpaperは非常に人気の高いブランドなので、直営店だけでなく全国のセレクトショップでの取り扱いも豊富。
詳しい取り扱い店については、Graphpaper公式サイトのSTOKISTをみていただければと思いますが、ここでは私がよく見るショップをいくつかご紹介しておきましょう。
【Graphpaper(グラフペーパー)ってどんなブランド?】まとめ
Graphpaperは洗練された空気感と都会的でミニマルなデザイン、そして着る人を選ばないサイズ感が魅力のブランドです。
特にグレー中心のカラーパレットと大きめのサイジングは他のドメブラにはない特徴なので、大人っぽく落ち着いた雰囲気を出したい人、私のようにがっちり体型で着る服に困る人なんかには特におすすめしたいブランドですよ。
さらに私のような田舎者でもGraphpaperの服を着るだけですごく東京っぽくなれるので、最近上京してきた人にもおすすめです笑
記事内で紹介したように、同名のショップも非常におもしろくて美しい空間になっているので、Graphpaperを買わなくてもぜひ一度足を運んでみて欲しいですね。
ではまた!!
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