こんにちは、ham(@ham50865160)です。
寒くなってくると欲しくなるのがウールのニット。
ウールならではの高い防寒性とほっこりとした冬らしい見た目で、もはや冬の必須アイテムですよね。
今回は最高のウールニットを購入したのでご紹介したいと思います。
それがこちら。
山形県のファクトリーブランド、BATONER(バトナー)のリブクルーネックニットです。
BATONER(バトナー)のリブクルーネックニットは、シグネチャーニットにも負けない最高のニットでした【隠れた名作】
シグネチャーニットはちょっと苦手…
バトナーのニットと言えば、最も有名なのはシグネチャーニットでしょう。
バトナーの人気に火がつくきっかけとなったアイテムでもありますし、今でも数多くのセレクトショップで取り扱われていて、バトナーのニットで1番よく見るのは間違いなくこのモデルです。
というのもシグネチャーニットって編み目が独特でして、首元から両脇へ向かってラグランスリーブの様にハの字に編み目が走っているんですよね。
複雑な編み目でバトナーのブランドとしての技術力の高さも出ていますし、もちろん見た目にもアクセントになりますし、ひと目見ただけでバトナーだなって分かるようなデザインなんですが…
なーんか好きになれないんですよね。
これは何か理由があるとかじゃないんですけど、直感的にカッコいいとは思わないというか、余計なデザインな気がしてならない。
さらにこれはどうも服好きの天邪鬼なところで、ひと目でブランドが分かるものはなんとなく避けたいっていう思いもあります。
シンプルで使いやすい、結局これよ
リブクルーネックニットはいわゆる畦(あぜ)編みのニットで、言ってしまえばどこにでもあるようなデザインです。
でもね、結局これがシンプルで使いやすくて良いんです。
畦編みのニットって表情が豊かなので1枚で着ても情報量不足にはなりませんし、かと言ってごちゃごちゃデザインや柄があるわけではないのでインナーとして着る時にもアウターを選びません。
作りはあのブランドと同じ?なのにコスパは抜群
ご存知の方も多いでしょうが、バトナーは奥山メリヤスというニット工場を母体とするファクトリーブランド。
そして奥山メリヤスがあのAURALEE(オーラリー)のニットも作っていたことは有名な話です。
バトナーがそれほど有名じゃなかった頃なんかは、「これオーラリーのニットを作っている工場のブランドなんですよ〜」がショップ店員の決まり文句になっていたほどでしたから。
つまりバトナーのリブクルーネックニットって、オーラリーのリブニットそっくりなんですよね。
同じ工場で同じ人たちが作ってるんだから当たり前っちゃ当たり前ですけど。
もちろんオーラリーとは使っている素材だったり、シーズン毎でデザインの細かな違いはあれど、着ている状態では正直見分けが付かないほどではありますよ。
それでいてオーラリーの方は40,000円超えなのに対して、バトナーは24,200円(税込)とかなりお安くなっています。
確かにそうかも知れません。
でもバトナーのニットは、ハイブランドのデザインを見よう見まねで作った安っぽい廉価版とは訳が違います。
正真正銘同じ工場で同じ人たちが作った、超ハイクオリティなニットなんです。
ウールの上質さが分かりやすい
バトナーのリブクルーネックニットには、上質なスーパーファインメリノウール(※)が使われています。
メリノウールとはメリノ種という羊から取られる羊毛のことで、高い防寒性となめらかな肌触りが特徴の素材です。
メリノウールはその繊維の細さ(糸の直径)によってランク付けがされており、
- 16.5〜17.5μm:スーパーエクストラファインメリノ
- 18.5〜19.5μm:エクストラファインメリノ
- 20〜21μm:ファインメリノ
- 23〜25μm:ストロングメリノ
※1μmは1mmの1000分の1
となっています。(この辺のランク付けは諸説あるのですが、大体こんな感じです)
そしてのリブクルーネックニットには、(おそらく)この中でも最高級のスーパーエクストラファインメリノウールが使われています。
高級なウールって油分を多く含んでいて、ジワっとした光沢としっとりとした肌触りがするものなんですが、このウールはまさにそれ。
しっとりなめらかな肌触りで、非常に上品な光沢を帯びています。
またウールニットの弱点といえば、着た時にチクチクしてしまうこと。
これが嫌でウールニットが苦手って人も多いんじゃないでしょうか?
しかしバトナーのリブクルーネックニットなら、そんなチクチク感は全くと言っていいほどありません。
これはもちろん使っている素材が上質っていうのもありますが、その編み方によるものも大きいんです。
特殊な機械で時間をかけて度詰め編みすることで、編み目が立体的で肌触りはとてもソリッドな畦編みに仕上がるんですね。
そうすることでウール特有のチクチク感はなくなりますし、同時にピリングという毛玉もできにくくなるわけです。
サイズ感はややゆったりだが、オーバーサイズではない
バトナーのリブクルーネックニット(シグネチャーニットも)は、ややゆったりとしたサイジングです。
ちなみに私は179cm,76kgの比較的がっちりした体型ですが、私でサイズ3(Lサイズ相当)を若干ゆったりめのサイズ感で着ています。
このサイズ感に関しては、今のトレンドからするともう少しゆったりとしていてもいいのかなと思ったりもしますね。
ただまあ生地自体がかなり厚手なので、この生地で今っぽいビッグシルエットにしちゃうとボリューム満点になって、着膨れしてしまったりインナーとして着れないとかあるんでしょうけど。
総じてビッグシルエットに慣れてしまった今では少し物足りないものの、インナーで着るにはギリギリのゆったり感となっています。
カラー展開も豊富
リブクルーネックニットはカラー展開が豊富なのも魅力。
20AWでは
- アイボリー
- ライトイエロー
- オレンジ
- ウッディーピンク
- ライトカーキ
- ブルーグレー
- ブラウン
- ネイビー
- ブラック
の全9色展開でして、ドメブラでは1つのアイテムにつき3色あれば多い方なのに比べると、かなりの多さだということが分かりますね。
こうやってカラー展開が豊富だと大体1つや2つは奇抜で使いにくいようなカラーが入っているもんなんですが、バトナーのリブクルーネックニットは本当に全部使いやすくて良い色。
オレンジやウッディーピンクなんかも一見派手に見えますが、実際はくすんだような深い色味で1枚で着てもインナーで着ても映えますし、私の購入したブルーグレーも滲むような落ち着いた大人の色味。
もちろん定番のブラウンやネイビーは汎用性抜群ですし、アイボリーも捨てがたい…
いや本当に選べない!笑
私のような優柔不断な人にとって、これはもはやデメリットかも知れないですね。笑
気になる点も…
リブクルーネックニットは確かに良いニットですが、100%完璧なウルトラスーパーニットってわけじゃありません。
私が少し気になるなあっていう点は、
- 裾、袖ともにリブがしっかりめ
- 重い
- やや着膨れする
の3点。
まず「リブ」クルーネックニットって言うくらいですから、裾や袖にリブが付いているわけですが、これがまあまあしっかりめ。
特に気になるのが裾ですが、裾リブがしっかりしたニットって着ているうちにどんどん裾がずり上がってきちゃうんですよね。
袖リブに関しても、やや締め付けは強めです。(袖の締め付けって嫌いな人は嫌いですよね…)
ただしこれはあくまで新品時。
ニットって着ているうちに編み込みが緩くなって、だんだんと伸びて柔らかくなっていくもの。
その気になれば自分でグイングイン伸ばしてもいいわけですし。笑
次に重さですが、バトナーのこの手のウールニットは上質なウールをたっぷり使った厚手の生地が特徴です。
それ自体はすごく贅沢なことなんですが、その分重量も重くなってしまい、気になる人は気になるかも。
肩が凝るってほどではありませんが、やっぱりちょっと重いかなあとは感じますね。
また生地が厚くてサイズ感はゆったりとしているため、着膨れする感は否めません。
がっちり体型がコンプレックスっていう人は少し気になるかなあ…
インナーとして着る場合は、シュッとした細身のアウターは厳しいですが、今トレンドのゆったりとしたコートであれば余裕で着れるくらいではありますけどね。
【BATONER(バトナー)のリブクルーネックニットは、シグネチャーニットにも負けない最高のニットでした】まとめ
今回はバトナーのリブクルーネックニットの魅力を語ってきましたが、バトナーはリブクルーネックニットだけでなく、どれも本当の意味(ただ価格が安いというわけでなく、品質に対しての価格がとても安い)でコスパの良いニットを多く作っているブランドです。
もしこれからおしゃれを頑張っていきたいという人がいるなら、「ニットと言えば」でまずおすすめしたいブランドでもあります。
ま、その中でも1番おすすめはやっぱりリブクルーネックニットですし、シグネチャーニットに飛び付く前に一度は見てみて欲しいニットですね。
皆さんもバトナーの上質なリブクルーネックニットで、寒くてツラい冬を楽しく乗り越えてみてはどうでしょうか?
ではまた!!
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