- 革靴とかよくわからんて
- これからおしゃれを頑張りたいんだけど、何から始めたらいいの?
- ファッションとかよく分からんけど、とりあえずダサいとは思われたくないよね
という人に向けて、今回は「おしゃれになりたきゃまずは良い革靴を買え」という話をしたいと思います。
これからおしゃれになりたい人、これからファッションを勉強していこうと思っている人にとって、ファッションって何から取っ付けばいいのかよく分からなくないですか?
おしゃれな人に聞いても「好きなものを好きに着るのが1番だよ」とか意味不明なこと言うし、もう何から始めればいいんですか?って。
そんなあなたに言いたいのですが、おしゃれを始めるにあたって1番最初に買うべきアイテムは間違いなく良い革靴です。
その理由は以下の5つ。
- おしゃれは足元から
- 良い革靴はとにかくコスパが良い
- 良い革靴を履くと信頼感や清潔感が簡単に手に入る
- 良いものを長く使うことの大切さを学べる
- 革靴は沼。沼にハマることこそが至福
この記事では、上記の「おしゃれ初心者がまずはじめに良い革靴を買うべき5つの理由」を詳しく解説していきます。
良い革靴を履いているとおしゃれ度がグッと上がるだけでなく、信頼感やちゃんとしてる感も出るので良いことずくめなんですよ
- 嫁と子供と服を愛する30代男性
- 20代後半で服に目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上買う服バカ
- シンプルで素材にこだわるドメブラ好き
- 179cm74kgのがっちり体型
おしゃれになるには最初に良い革靴を買うべき5つの理由
理由①:おしゃれは足元から。良い革靴はコーデ全体を格上げしてくれる
昔から「おしゃれは足元から」とよく言いますが、まさにその通りでして、良い靴を履いていると端的にコーディネート全体が締まって見え、全身で見た時の説得力や「おしゃれ度」みたいなものを格上げしてくれます。
やはり素材としてのレザーは他を寄せ付けない高級感がありますし、革靴というアイテムが元々フォーマルなものとして生まれたという点からもスタイルに説得力が出るんですよね。
スニーカーでは絶対に得られない、格(Class)のようなものが良い革靴にはあるんですよ
またスタイリングの格上げ用として革靴を履くには、「良い」革靴であることが非常に重要でして。
革靴というのはクオリティが価格にしっかりと反映されてくるアイテムなので、高価な革靴はそれだけスタイル格上げ効果も高く、逆に革靴といえど安価なもの(例えばGUの革靴)ではキレイめなスニーカーと大差なくなってしまいます。
理由②:良い革靴はとにかくコスパが良い
良い革靴は価格こそ高いのですが、実は非常にコスパの良いアイテムなんです。
まずシンプルな革靴は合わせるコーデを選ばないので、着用回数が圧倒的に多いです。
キレイめなスタイルはもちろん、(余程でない限り)カジュアルなスタイルまで、シンプルで上質な革靴が一足あればワードローブが回っちゃうんですよね。
実際私は真夏のサンダルの時期を除けば、一年を通してほとんど革靴を履いています
本質的にはコスパの良さは着用回数とほぼ同義です。
たとえどんなに安くてお得なものでも、買ってから一回も身に付けないのであれば、それはお金をドブに捨てたのと一緒ですから。
だから良い革靴が多少高額だとしても、それだけたくさん履けば簡単に元は取れるんですよ。
また良い革靴はメンテさえしていれば、5年10年と余裕で履くことができます。
これはスニーカーにはない革靴の絶対的なメリットでもあって、どんなに良いスニーカーでもガシガシ履いて10年はまず持たないですからね。
安物の革靴も同様で、安いものほど靴の製法やレザーの質的に履ける年数に限界があります。
しかし上質な革靴はメンテや修理を適切に行えば10年や20年、あるいは一生履き続けることだって夢じゃありません。
さらに素晴らしいことに、上質な革靴であれば履きこむほどに自分の足にあった経年変化をして、どんどんと履き心地が良くなっていくというオマケ付き。
スニーカーや安価な革靴を数年で履き潰すより、上質な革靴を手入れしながら10年履く方が明らかにコスパは良いですから
そして最後に、革靴にははっきりとしたトレンドが存在しないため、シンプルな革靴ならいつの時代も流行り廃りなく履くことができます。
例えば10年前だろうが10年後だろうが、プレーントゥ(革靴で最もシンプルなデザインの1つ)の革靴を履いていて「ああ、時代遅れだな」と思われることはあり得ないですし、いつだって王道にカッコいいアイテムとして認識されているでしょう。(裏を返せば革靴でトレンド感を出すのは難しいってことですけど)
逆にスニーカーにはトレンドが結構あって、数年前のダッドスニーカーやNIKEブーム、現在主にアディダスが牽引するコート系スニーカーのトレンドなど、その時代時代ではっきりとした旬の形があります。
だから今(2024年)でダッドスニーカーを履いていると「ああ、それちょっと前に流行ったやつだよね」という時代遅れ感は否めなくって、せっかく高いお金を払って買ったのにもう履けないってことになってしまうんですよね。
それこそダッドスニーカー全盛の時に、10万円以上払ってトリプルS(ダッドスニーカーブームを牽引したバレンシアガの人気モデル)を買っていた人たちは今どうしているんでしょうか?
このように革靴というは良いものを1足買ってしまえば、合わせる服を選ばず着回し(履き回し?)が効いて、丈夫で長持ちし、流行り廃りなく長く履き続けることができるという、非常にコスパの高いアイテムとなっています。
理由③:良い革靴を履いているだけで信頼感や清潔感が出て、ちゃんとしている人だと思われる
良い革靴はその高級感や洗練された雰囲気から、履く人の信頼感や清潔感を増し、履く人自身の内面をも良く見せてくれるという効果があります。
「仕事ができるビジネスマンは革靴がキレイ」や「信頼できる相手かどうか判断するなら、まずは靴を見ろ」といった格言もあるように、その人の人なりは足元に出るとされています。
実際この格言が現代でどれくらい適切かどうかはさておき、そういう考えを持つ人が少なからずいることは確かなので、良い革靴を履いているというだけで信頼感や清潔感を得られるというのもまた事実でしょう。
確かにキレイに手入れされた高そうな革靴を履いている人って、しっかりしている風に見えますもんね
ただし注意が必要なのが、これは「よく手入れされた」良い革靴の場合のみです。
どんな高い革靴を履いていても、ボロボロのグズグズだったら信頼感もクソもないですからね。
このように、良い革靴を履いているというだけで自分の人となりを良く見せることができるというのなら、これは完全に履き得と言えるんじゃないでしょうか?
信頼感や清潔感はそのままモテることにも繋がるので、そういう意味でも良い革靴を履くというのは素晴らしいことなんですよ
理由④:良いものを長く使うことの大切さに気付ける
良い革靴を履く上でブラッシングや靴磨きといったケアは必須なのですが、このシューケアを通して良いものを長く使うことの大切さや楽しさに気付くことができます。
革靴のお手入れは日々のブラッシングからがっつり鏡面磨きまで幅広くありまして、ネットやYouTubeで調べれば誰でも必ずできるようになります。
定期的にお手入れするのはまあ確かにちょっと面倒ではあるんですが、カサカサだったレザーがピカピカに輝くようになるととても楽しいですし、男子はこういうお手入れが好きな人結構いるんじゃないかと。
そうやって自分の手でケアをしていくことで革靴への愛着も深まり、買った時よりもどんどんお気に入りになっていくんですよね。
また革靴は新品時はまだ未完成で、ケアをしながら育てていくものです。
革靴のケアは単純に靴の寿命を伸ばすだけでなく、レザーを柔らかくして履き心地を良くしたり、見た目の風合いを増して高級感や味わい深い経年変化させることができます。
革靴は新品のものよりも、ケアしながら履き込んでいったものの方が絶対に履き心地は良いですし、見た目もカッコいいです
さらに革靴のお手入れ方法は、財布やバッグ、レザースニーカーなど他の革製品にも応用可能。
靴だけでなく身に付ける革製品全てのケアができるようになるので、革靴のケアはできるようになっておいて絶対に損はありませんよ。
理由⑤:革靴は沼。沼にハマることこそが至福
革靴は沼です。
良い革靴を履いた時の高揚感は他ではなかなか味わえないものがありますし、手入れをしながら履けば履くほど馴染んでいくという仕様もやり込み要素満載で、それはそれは深い沼です。
革靴沼は一度ハマったらなかなか抜け出せませんが、こういう沼にハマって何かに没頭していくことこそが人生の醍醐味だと思うんですよ。
革靴は1つの趣味として全然成り立ちます。
レザーの種類や靴の製法、ディテールの由来やデザインの歴史、ブランドの成り立ちや生産国による違い、服との合わせや手入れの方法まで…
もう1つのジャンルとして奥が深過ぎるんですよね。
実際Xなんかを見てると、革靴にハマって何十足も持っている人や靴磨きに凝って大会に出ている人とかたくさんいますよね
しかも革靴を趣味とした時に何が素晴らしいかって、毎日履けるんですよね。
趣味って特定の場所に行かないとできなかったり休日にしかできなかったり、コレクションして眺めているだけのものも多くありますが、革靴は違います。
仕事だろうが遊びだろうが外出する時には常に履くものなので、毎日大好きな革靴を自分の足で楽しめるんですよ。
服やファッションも革靴同様に沼でして、私は服・ファッション沼にどっぷりハマっているわけですが、やっぱりこうこう何かの沼にハマって趣味に傾倒することって、大袈裟でなく人生に彩りを与えてくれますよ。
私自身服にハマってから毎日何着ようか考えるのが楽しくて仕方がないですし、革靴も同様で毎日大好きなものを身に付けられるって本当に幸せなことだと思うんです。
理由①〜④で解説したように良い革靴には様々なメリットがあるのですが、個人的に1番大きなメリットだと思うのはこの「沼にハマれること」だと思っています
じゃあどんな革靴を買えばいいの?【おすすめブランドもご紹介】
大前提として、絶対に本革で
大前提として、絶対に本革(リアルレザー)の革靴を買ってください。
本革とフェイクレザーでは、もう圧倒的に全然違いますから。
フェイクレザーには以下のようなデメリットがあります。
- 見た目がチープ
- 履き込むことで足にフィットすることはない
- 革のケアができない
- 経年劣化するため長く履けない
確かにフェイクレザーには水に強いとかイージーケアとかメリットもありますけど、それにしたってデメリットがデカ過ぎます。
どうしたって本革よりも安っぽく見えますし、合成樹脂だから履き込むうちに足に馴染んでいくということもない。
イージーケアと言えば聞こえはいいですが、ケアがほとんどできないので経年劣化して長くは履けないですし。
特に革靴の醍醐味である経年変化(エイジング)が味わえないのは致命的なデメリットでしょう
最近はフェイクレザーの質も上がってきているなんていう話もありますが、こと靴に関しては絶対的に本革の方が優れているのは間違いないでしょう。
最近のフェイクレザーは「なんちゃらティックレザー」みたいな紛らわしい名前をしていることもあるので、革靴を買う際は必ず本革であることを確認した上で買うようにしましょう。
最低でも2〜3万円は出して
「良い革靴」という言葉の定義については様々な意見があると思いますが、分かりやすく金額でいうなら最低でも2万円、できれば3万円くらいまでは出して欲しいところ。
というのも、革靴というのは金額がクオリティに直結しやすいアイテムでして、高ければ高いほど分かりやすい良いものになっていくんですよ。
そしてその革靴の中で、「お、まあまあ良い革靴じゃん」と思えるのが2〜3万円からということ。
今ってそれこGUで数千円で本革の革靴が売っていたりするのですが、正直革靴としてのクオリティは(おしゃれのために履くには)全く物足りないと言わざるを得ません。
今回の主旨は「おしゃれになるために買う革靴」であり「自分をよく見せるために買う革靴」なので、やはりそれなりにお金を払って良いものを買って欲しいですね。
最初に買う良い革靴なので、10万円とは言いませんが、やはり最低でも2〜3万円は出さなきゃダメですよ
「オンとオフ両方いける」は絶対に嘘
こういう初心者向けの革靴をおすすめする記事なんかでよく使われる売り文句として「オンオフ兼用」とか「ビジネスもカジュアルも両方いける」みたいなのがありますが、あれは嘘です。
ビジネスにはビジネスに適した革靴がありますし、カジュアルにはカジュアルの革靴があって、それらを兼用しようとすると、どちらでも中途半端でダサいなんてことに陥ってしまいます。
今回は「ファッションとして履く、まず1足目の良い革靴」というテーマなので、カジュアルに振るべきなのですが、私服に合わせる革靴としてふさわしいのは以下のポイントを押さえたものになります。
- フォーマルでないデザイン
- つま先がとんがっていない
具体的に選ぶべきデザインは次の項目で解説していきますが、とにかく「オンとオフどっちも使えるならお得だな〜」と安易に選ばないようにしましょう。
確かにどうせ高い革靴を買うなら色んな場面で使いたいという気持ちも分かりますが、どちらも中途半端になって結局履かないってなるのが最悪のパターンですからね
シンプルかつ汎用性の高いプレーントゥかワークシューズを選ぶべし
革靴と一口に言ってもデザインは多種多様にあって、正直最初は何が何だかわからないと思いますが、基本的にはシンプルかつ汎用性の高いデザインを選べば間違いありません。
具体的に言うと、外羽根プレーントゥシューズか、チロリアンシューズやUチップシューズのようなワークシューズです。
カラーは、最初の1足目なら間違いなくブラックがおすすめです
で、プレーントゥとワークシューズは結局どっちにすればええんや
という人は、ざっくりファッションのテイストで、キレイめな服装が好きなら外羽根プレーントゥシューズ、カジュアルな服装が好きならワークシューズにすればOK。
外羽根プレーントゥシューズはダービーシューズともいい、シンプルかつ清潔感のあるデザインが特徴。
普段革靴を履き慣れていない人から見るとだいぶカチッとして見えるかも知れませんが、革靴のデザインとしてはカジュアルな方とされるので私服で履いていても全く問題はありません。
カジュアルに履く外羽根プレーントゥシューズは、ノーズの長くない(爪先にかけてトンガっていない)ものを選ぶのがコツです
ワークシューズはその名の通り元はある特定の職業用に作られていた革靴ですが、現代ではカジュアルな服装に合わせる革靴としては最適です。
ワークシューズと一口に言っても数多のデザインがあるわけですが、個人的には特にチロリアンシューズとUチップシューズが、革靴らしさとカジュアルさのバランスが取れていて使いやすいかなと。
初心者におすすめのブランド
外羽根プレーントゥシューズでまずおすすめしたいブランドは、スペインのシューズブランドBerwick1707(バーウィック)。
3万円台中盤と少し高めの価格帯ですが、もっと上の価格帯のブランドとも遜色ないクオリティですし、比較的カジュアルなデザインの革靴が多いので初心者でも選びやすいかなと。
おしゃれ初心者の時って、ビジネスっぽい革靴を選んでしまいがちですからね
またもう少しお金を出せるなら、日本のシューズブランドであるforme(フォルメ)も超おすすめです。
価格帯は一気に7万円〜くらいにはなりますが、日本の職人が丁寧に作った革靴は、独特な色気のあるデザインと日本人の足に合わせて作っていることによる最高の履き心地が特徴。
私も3足ほどformeの革靴は持っていますが、どれも最高に履き心地が良いんですよ
次にワークシューズでおすすめのブランドですが、コスパ最高のワークシューズなら何と言ってもKLEMAN(クレマン)でしょう。
KLEMANはフランスのシューズブランドですが、フランス政府のサービスシューズとして採用されるほどのクオリティを持ちながら、2万円台中盤で買えるというコスパの良さが魅力。
特にPADROR(パドロール)というチロリアンシューズは、私もファッションに興味を持ち始めた頃に購入し、服好きになってからも履き続けた最高の1足ですよ。
そしてもしもっとお金を出せる人には、同じくフランスのシューズブランドであるParaboot(パラブーツ)もおすすめ。
度重なる値上げで今や10万円近くなってしまっていますが、Parabootの象徴とも言えるUチップシューズCHAMBORD(シャンボード)は高級革靴ならでは重厚感があり、汎用性も抜群のモデルとなっています。
シャンボードは服好きで履いている人も多く、私自身もう何年も履き続けていますが、スマートなのに堅牢でどんな服装にも合わせやすいのでもう履きまくっています
【おしゃれになりたきゃまずは良い革靴を買え】まとめ
改めて、おしゃれになるためにまず初めに良い革靴を買うべき理由としては、以下の5つでした。
- おしゃれは足元から
- 良い革靴はとにかくコスパが良い
- 良い革靴を履くと信頼感や清潔感が簡単に手に入る
- 良いものを長く使うことの大切さを学べる
- 革靴は沼。沼にハマることこそが至福
上質な革靴を履くことはコーデ全体を格上げしておしゃれに見せてくれるだけでなく、自分の人となりさえも良く見せてくれます。
そして良い革靴はケアをしながら一緒に成長し、人生を歩んでいく相棒です。
良い革靴であればあるほど、その相棒に見合った人間になろうと自分自身も努力できるので、良い革靴を買うということは自分の人生に投資するのと同義なんですね。
自分磨きをする上で、こんなにコスパの良い投資ってなかなかないですよ
良い革靴を買うことは、文字通りおしゃれになるための「第一歩」です。
私自身、最初にKLEMANの革靴を買ったことで革靴の素晴らしさ、そしておしゃれをしていくことの楽しさを知り、それからはもう革靴の沼、ファッションの沼にどっぷりとハマっています。
大袈裟な言い方になりますが、本当に人生変わったんですよね。(こうやってファッションブログも運営するようになっているわけですし)
皆さんもぜひ上質な革靴を買って、人生変えていきませんか?
ではまた!!
最後まで読んでくれたあなたにはこちらの記事もおすすめ!!
コメント