こんにちは、ham(はむ)です。
今回購入したのはこちら。
CIOTA(シオタ)のブラックスビンコットン13.5ozストレートデニム(ミディアムブラック)です。
今回はこのCIOTAのブラックデニムについて
- 色味やシルエットの素晴らしさ
- サイズ感選びのコツ
- 本藍デニムとの違い
などをご紹介していこうと思います。
CIOTAのデニムを買おうと思っている人、本藍デニムとブラックデニムで迷っている人は是非参考にしてみてください。
>>【購入レビュー】CIOTA(シオタ)の本藍スビンコットンストレートデニムの魅力を語りたい【究極のブルーデニム】
【購入レビュー】CIOTA(シオタ)のブラックデニムの魅力を語りたい
絶妙で曖昧な「黒さ」が素晴らしい
まずは何と言ってもこの色味よ。
ミディアムブラックという、ベタっとした真っ黒ではない、より柔らかさや表情のある深い深いブラックなんですけど、これが本当に美しい。
CIOTAのブラックデニムは硫化染めと呼ばれる方法で染色されています。
硫化染めは硫化染料(サルファ染料)を使った染色方法で、比較的色落ちがしやすいと言われており、デニムのような経年変化を楽しむアイテムにはぴったり。
そしてミディアムブラックでは色落ち加工を施すことで、この硫化染めされたブラックデニムを穿き込んで穿き込んで、自然に色落ちをしていったようなフェード感のあるブラックが表現されています。
いわゆる「墨黒(スミクロ)」をもう少し色落ちさせたような、どちらかと言うとグレーに近いような色味ですね。
こういう曖昧なカラーって他の色との親和性が高いので、余程ビビットでない限りトップスのカラーを選ばないっていうのも嬉しいポイント。
真っ黒なブラックデニムってどうしても少しモードな雰囲気があるんですけど、CIOTAのミディアムブラックは黒がキツ過ぎないので、ブラックデニムなのにカジュアルにも使いやすいんですよね。
さらには黒のトップスと合わせても全身真っ黒にならず、絶妙なグラデーションが生まれるので合わせられるアイテムの幅も広い。
ストレートなんだけどストレートじゃない、唯一無二のシルエット
今回私が購入したのは「ブラックスビンコットン13.5ozストレートデニム」なので、その名の通りシルエットはストレートです。
CIOTAのデニムには
- ストレート
- テーパード
- スリム
- ハイウエスト(ウィメンズのみ)
- ワイドテーパード(21AWから)
- バギー(21AWから)
のシルエットがありますが、ストレートは最もベーシックでおそらく最も人気のあるシルエットでしょう。
ただ一言に「ベーシック」と言っても、CIOTAのストレートはちょっと他のストレートシルエットとは違う、独特のシルエットなんですよね。
決して裾幅は細くはないですが、腿周りに結構ゆとりがあるので相対的にテーパードがかかったようなシルエットになっていますし、何よりも特徴的なのがウエストの部分。
ウエストはキュッと絞られていて、腰から腿周りにかけてふんわりと丸みが出ているんですよね。
パンツ全体のシルエットで言うと「キュッボンッキュッ」みたいな感じ。(伝われ)
これはほんと穿いてみないと分からないと思うので是非1度穿いて欲しいんですけど、ストレートと言うよりはワイドテーパードに近いような、ファッション的にも非常に使いやすいシルエットですよ。
生地感や穿き心地が注目されがちなシオタのデニムですが、個人的にはこの独特なシルエットが1番の魅力だと思っています。
本格的なセルビッジ仕上げ
CIOTAのデニムはセルビッジ仕上げとなっています。
セルビッジとは旧式のシャトル織機で織られ、生地の縫い目に「耳」と呼ばれる部分があるデニム生地のこと。
ヴィンテージのリーバイスのデニムなんかは、この耳の部分にほつれ止めとして赤い糸で縫われていたことから「赤耳」として今もなおデニム好きには人気がありますし、現在のデニムブランドもそれを模して耳部分を赤い糸で縫っているとこも多いですね。
そんなセルビッジの何が良いかって、もうとにかく見た目ですね。
ロールアップした時にチラッと見えるセルビッジが好きっていうデニムファンは多いでしょうし、セルビッジがあることによって穿き込んでいった時に独特のパッカリング(洗濯することで出てくるシワや縮み)やキレイな色落ちが出ます。
逆に言うとセルビッジだからと言って極端に強度が高いとか穿き心地が良いとか、何かそういう実用的なメリットがあるわけじゃないってことなんですけど。
ただただ見る人が見ればカッコいい、それがセルビッジデニムの魅力なんです。
穿き心地は言わずもがな、でも本藍デニムとはちと違う…
CIOTAのデニムでは緯糸(よこいと)にスビンコットンが使われています。
スビンコットンというのは世界でも僅かな量しか生産されていない希少なコットンの一種で、シルクのような光沢となめらかな肌触りが特徴の超高級素材。
デニム生地というと、硬くゴワゴワしてあまり穿き心地が良いというイメージはないと思うんですけど、CIOTAのデニムはこれまでのデニムのイメージを根底からひっくり返すような、そんなちょっと衝撃的な穿き心地ですよ。
手で撫でてみても毛羽立ちの少ない非常にスムースな生地感ですし、何より穿いた時に脚全体で感じるなめらかさは本当にびっくりします。
ただこれは染め方や染料の違いによるものなのか、ブラックデニムは本藍デニムと比べるとスビンコットンの圧倒的な穿き心地は感じにくいかなと。
本藍デニムは新品で穿いた時も脚全体がひんやりと感じるような、それこそ衝撃的なまでのなめらかさがあったんですけど、ブラックデニムの方は本藍デニムに比べると明らかに生地が硬いと言うか、ちょっとだけゴワゴワしているように感じるんですよ。
まあそれでも他のブランドのデニムに比べれば遥かになめらかですし、ひょっとしたら着込んでいくうちになめらかになっていくのかも知れませんけどね。
サイズ選びは1〜2サイズアップがおすすめ
これはデザイナーの荒澤さんも仰っていることですが、CIOTAのデニムは基本的には1〜2サイズアップでゆったりと穿くのがおすすめです。
私は179cm75kgのややがっちり体型で、CIOTAのデニムは31か32インチがジャストなので、今回のブラックデニムは33インチを選んでいます。
穿いたサイズ感としては、ウエストに余裕があって腿周りに余った生地が膨らむことでCIOTAのデニム独特の丸さがちょうど良い具合に強調されるくらい。
私が本藍デニムを購入した2020年の夏ではCIOTA人気は凄まじいものがあって、まともにサイズなんて選べたもんじゃなかったんですけど、2021年に入ってからはだいぶ品薄状態も落ち着いてゆっくりとサイズを選べるようになったので、
またCIOTAのデニムでは丈が最初からやや長め取られているので、ロールアップして穿くか裾上げが必要になってきます。
ちなみに私は裾上げをして、ロールアップしない状態でワンクッションくらいの丈感にしていますよ。
ただし裾上げをする際の注意点として、ミディアムグレーでは裾にも最初から色落ち加工が施されているので、裾上げをすると裾だけ色落ちしていない、スパッと切ったような見た目になってしまいます。
まあこれは色落ち加工が施されたデニムを裾上げする上ではどうしようもないことなのですが、それでもやっぱり気になるという人には、この裾をスパッと切ったような違和感を少しだけ和らげる方法もあります。
それはユニオンスペシャルという特殊なミシンで裾上げをすること。
ユニオンスペシャルとは簡単に言うと昔アメリカで使われていた古いタイプのミシンのことなんですが、これで裾上げをすると裾にねじれたような独特の畝(うね)が生まれるんですよね。
そしてこの畝のおかげで、裾上げ直後でも裾だけのっぺりとしている感じはなくなりますし、穿き込んでいった時にも味わい深い色落ちをしてくれます。
意外と街のお直し屋さんでも普通にユニオンスペシャルを置いているところもあるので、皆さんも是非お近くで探してみてください。
【CIOTA(シオタ)のブラックデニムの魅力を語りたい】まとめ
いやあ定番の本藍ブルーデニムもいいけど、こっちのブラックデニムもまた良いですねえ…
これからガンガン穿いて、自分だけの経年変化をさせていきたいと思っています。
にしてもCIOTAのパンツはこれで5本目なんですが、やっぱりCIOTAっていうブランドはパンツが本当に素晴らしいなと、改めて感じましたね。
まだCIOTAの服を買ったことがない、CIOTAの服が欲しいけど何から買っていいか分からないって人には是非ともパンツ、特にデニムを心からおすすめしたい。
きっとあなた史上、最高のデニムになること間違いなしですよ。
ではまた!!
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