こんにちは、はむすけです。
- お金をかけても良いからとにかく良い服が着たい
- 安い服を使い捨てにするよりも、質の高い服を長く着ていきたい
- 一通りセレオリとかドメブラは買ってみたけど、さらにその向こう側が知りたい
という人に向けて、今回は価格は高い分めちゃくちゃ上質で、しかも抜群にカッコいい服を作っているブランドを5つ厳選してご紹介します。
普段私のブログではCOMOLI(コモリ)やAURALEE(オーラリー)、MARKAWARE(マーカウェア)といったブランドの服を多くご紹介していますが、今回ご紹介するブランドたちはそれらよりももう1段階上、かといってインポートのラグジュアリーブランドほどではない、みたいな価格帯になっています。
正直なところその価格帯ゆえに私もあまり手を出せていないのですが、とにかく理屈抜きでカッコいいブランドばかりなので、実際に買うまでいかなくてちょっと見てみるくらいでもいいからぜひ一度手に取ってみて欲しいですね。

やはり良いものに実際に触れてみるっていうのは、ファッションセンスや感性を磨いていくのに大いに役に立ちますから


- 嫁さん大好きな30代既婚男性
- 20代後半で突然ファッションに目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を注ぎ込む生粋の服バカ
- シンプルなデザインで素材にこだわった服が大好き
【一度は着てみて欲しい】ファッションブロガーが憧れる高価格帯ドメブラ5選
A.PRESSE(ア プレッセ)


A.PRESSE(ア プレッセ)はブランドディレクターの重松一真氏を中心として、2021年の秋冬から始まったまだまだ新しいブランド。
重松氏を中心とした3人のデザインチームで作られる服は「ワードローブの一軍入りができる服」がコンセプトとなっており、古着やミリタリーをモチーフにした普遍的なアイテムが多くなっています。
ブランド立ち上げのシーズンから瞬く間に人気ブランドとなったA.PRESSEですが、古着やミリタリーをデザインソースとしているということで、この一大古着・ミリタリーブームの中にあって「古着はカッコいいけど自分に合うサイズ感のものがない」とか「ミリタリーはややこしくてどれを選べばいいのか分からないし、状態の良いものを探すのもめんどくさい」といったニーズにドンピシャにハマったんですよね。(この辺はさすが敏腕ディレクターの重松氏だなと)


A.PRESSEのアイテムは「一見何でもない服に見えるけど、実はここがこんなに凝っています」的なアイテムが多いため、あからさまなデザイン性ではなく、あくまでさりげないおしゃれ・がんばらないおしゃれがしたいという大人の男性にぴったり。
また古着やミリタリーの弱点であるボロ着感や汚らしさが全くなく、デイリーウェアとしてコーデに取り入れやすいというのも人気の秘密ですね。
ただしさりげないけど上質な服というのは逆に言うと価格に対しての価値が分かりにくいということなので、「この服がこんなに高えのかよ…」という割高感はあるかも知れません。
まあそんなこと言っても分かる人には分かる、刺さる人にはどんぴしゃで刺さるからめちゃくちゃ売れているんですけどね…



これだけの価格帯のブランドでも人気アイテムは入荷日に飛ぶように売れてしまうんですから、不況不況と言っても服好きの若者ってお金持ってますよね
A.PRESSEについてはこちらの記事でブランドの成り立ちからおすすめアイテムまで詳しくご紹介しているので、気になった人はぜひ読んでみてください。
HEUGN(ユーゲン)


HEUGN(ユーゲン)はデザイナーの小山雅人氏が2019年に立ち上げたブランドで、ブランド名のHEUGN(ユーゲン)は「幽玄(ゆうげん)」という日本語に由来します。
幽玄は「趣が深く計り知れないこと」という意味であり、HEUGNというブランドは日本人の持つ奥深くて、はかり知れない美を追求し、伝統といまの狭間を探るということをコンセプトとしています。


そんなHEUGNの服は非常にシンプルで上質なのは当然のこと、トレンドに左右され過ぎずに長いスパンで着られるようなものとなっています。
サイズ感ひとつとっても今のトレンド的にはやや控えめ、ジャストサイズとまでは言わないまでもややリラックスかな?といった程度に抑えてありますし、例えばちょっと前のM65や今季(22AW)のダウンベストのように今トレンドのアイテム!みたいなものもあまり出していない印象です。
またHEUGNは近年ドメブラでは主流となった野暮ったく古着っぽい、言ってしまえば少しだらしなく見えるデザインではなく、どちらかというとドレッシーでキレイなデザインの服が多いですね。
だからこそ「この歳になってあんまりトレンドど真ん中の服って着にくいよね」っていう大人たちや、「流行りだから着るっていうのも芸がない」みたいな天邪鬼な服好きたちには刺さるブランドだと思うんです。


HEUGNでも特に人気が高いのがこちらのAlbert(アルバート)というハーフコート。(HEUGNのアイテム名は全て人名になっています)
フレンチミリタリーのオーバーコートをデザインソースにしていて、程良い丈感と計算され尽くした肩周りのパターン、生地の良さが引き立つたっぷりとしたシルエットと、抜群に雰囲気があって端的に言ってカッコいいコートですね。
様々な生地でリリースされるAlbertですが、重厚感あるウールギャバジンのモデルは定番ながら非常に人気が高く、約17万円という価格にも関わらず発売する度に飛ぶように売れるというモンスター級のコートとなっています。
服が好きでトレンドを追ってばかりいると「トレンドの服なら何でもカッコいい、カッコいい服=トレンド感のある服!」という錯覚に陥ることがあるのですが、HEUGNの服はそんな価値観からは解脱しているというか、トレンド感がバチバチあるわけじゃないんだけど一度着てみるとそりゃもう抜群にカッコいい。



HUGENは「カッコいい服ってこういうことだよね」と思い出させてくれるような、本質的なカッコよさを持ったブランドですよ
NICENESS(ナイスネス)


NICENESS(ナイスネス)はデザイナーの郷裕一氏が2018年春夏から立ち上げたブランド。
郷氏はsalvy(サヴィー)という別のドメブラでデザイナーを務めていたことでも有名な人物で、そんな彼がNICENESSで表現するのは「イイモノはイイ=just good is good」。


NICENESSは素材使いや生地使いがおもしろく、デザインも非常に独特なものが多いので、一通り色んなブランドを見てきたっていう玄人な服好きに刺さるブランドじゃないかなと。
私としてもNICENESSは「大人の遊び心の効いたおもしろいブランド」だと思っていて、ヴィンテージっぽい若干野暮ったいデザイン・シルエットのアイテムやパッチワークや総柄が目を引くアイテムだったりと、非常に個性的なものが多い印象ですね。
しかもNICENESSは、今回ご紹介するブランドの中でも価格帯はさらに高い方。
決して汎用性が高いとはいえないデザインのアイテムに、この値段が払えるっていうのがさらに大人感を強めている気がしますね。


またNICENESSでは服の他にバッグやアクセサリーといった小物類も人気となっています。



NICENESSらしい独特な素材使いのバッグはコーデの中でひときわ存在感を放つので、「シンプルが好きだけど、どこかワンポイントでは個性を出したい」っていう人にもぴったりですよ
HERILL(ヘリル)


HERILL(ヘリル)は2019年に立ち上がったブランドで、ブランド創設者の大島裕幸氏がデザイナーを務めています。
ブランド名の由来は「Heritage(受け継がれる文化・歴史・遺産・伝統)」と「Will(未来・今後)」という相反する2つの言葉からなる造語であり、日本国内で高い技術力を持つ工場と協力して素材開発から行っていくという、非常にこだわりの強いブランドとなっています。
HERILLは古着ベースながらシンプルなデザインと美しい素材使いで、クリーンかつ高級感の漂うアイテムが多いので、清潔感のある王道モテコーデみたいな雰囲気にはぴったりのブランドでしょう。


そんなHERILLの代表的なアイテムといえば、何と言っても最高級のゴールデンキャッシュカシミヤを贅沢に使ったふわっふわのニット。
ゴールデンキャッシュカシミヤはカシミヤ全体のうち0.1%ほどしか生産されないめちゃくちゃ貴重な素材で、染色なしでも金色に輝く色味が特徴です。
通常のカシミヤよりも繊維の細いゴールデンキャッシュは、驚くほどなめらかな肌触りと程良い光沢感があり、まさに最高級ニットと呼ぶに相応しい素材感となっていますよ。


無染色で素材の色味をそのまま活かした優しい風合いなのでクリーンなコーデに合うのはもちろん、あえてガシガシ着込んで古着っぽく着るのも抜群にカッコいいんじゃないかと。
デザインは素材の良さを最大限に活かしたシンプル極まりないものとなっており、流行り廃りなく着られるのも嬉しいポイントですね。
ニット1着で7万円オーバーというとんでもなく贅沢なアイテムですが、シンプルなデザインと丁寧な作りゆえに長く着られるのは確実なので、「頑張ってお金を貯めていつか絶対に買いたい!」と本気で思えるニットになっていますよ。



HERILLではニットの他にもカシミヤを使ったデニムなんかも出していて、「HERILLと言えばカシミヤ、カシミヤと言えばHERILL」というくらいにカシミヤの使い方が上手なブランドですね(実際ブランド立ち上げファーストシーズンではほぼすべてのアイテムがカシミヤを使ったものだものでした)
AUBERGE(オーベルジュ)


ヴィンテージライクなアイテムで根強い人気を誇っていたブランド、SLOWGUN(スロウガン)のデザイナーである小林学氏が、SLOWGUN設立20周年を記念して新たに立ち上げたブランドがAUBERGE(オーベルジュ)です。


AUBERGEは1930〜40年代のフレンチヴィンテージをベースとして、現代風にモディファイされたデザインが特徴のブランドなんですが、最大の魅力はなんと言っても素材・生地の良さ。
デザイナーの小林氏は気に入ったヴィンテージ生地の組織や構造を顕微鏡レベルで分析してしまうほどの素材オタクでして、研究し尽くされたヴィンテージ生地を現代の最高級素材を使って再現しているという、「ちょっとやり過ぎなんじゃないの?」とこっちが心配になっちゃうような良い意味で変態的なブランドとなっています。



スビンコットンの中でもさらに希少なスビンゴールドなど、AUBERGE以外のブランドではまず見ることのできない貴重かつ極上の生地を贅沢に使っていますからね
またAUBERGEの服はミリタリーやヴィンテージに由来するものが多いので決してスタイリッシュなデザインではないのですが、少しだけ野暮ったくて土臭く、男心をくすぐられるようなものばかりとなっています。



女子ウケする服ではないかも知れませんが、男からするとストレートにカッコいいアイテムが多いんですよね。


ちなみに私もAUBERGEのビッグブルックスというシャツを持っていますが、これがまた最高。
AUBERGEを代表する人気アイテムであるビッグブルックスですが、アメリカの名門ブランドBROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)の高級オックスフォードシャツを、着込んで着込んで着込みまくった時のピーチスキンのような柔らかな毛羽立ちを再現した、そりゃあもうふわっふわでえも言われぬ生地感が魅力のシャツ。
一見するとただの白のオックスフォードシャツなんですが、着てみて触ってみると「こりゃあちょっとただのシャツではないな」と驚くような生地感となっています。
デザイナーである小林氏の圧倒的な知識量・探究心に裏打ちされたAUBERGEの服は、ヨーロッパの香りを強く感じながら現代的でもあり、しかも最高級の生地による極上の着心地という、「服好きなら一度は着てみるべき服」なんじゃないかと。
なお小林氏は自身のYouTubeチャンネルでAUBERGEの服作りに関するこだわりを語っていたり、新アイテムの紹介などをしているのですが、これがまたとてもマニアックで勉強になることばかりなので、そちらも併せて是非見てみてください。



デザイナーさんの考えを直接聞けることってなかなかないですから、そういう意味でもAUBERGEのYoutubeチャンネルはとても貴重な場だと思いますよ
【ファッションブロガーが憧れる高価格帯ドメブラ5選】まとめ
今回ご紹介したブランドはどれも価格は高いですが、クオリティは間違いないものばかりです。
コスパ良くファッションを楽しむためにあれこれ考えたり探したりするのもいいですが、個人的には一度は本物ってやつを味わってみることをおすすめします。
高い服を着ることでしか得られない経験って確実にありますから。



NICENESSじゃないですが、やはり「良いものは良い」ので
しばらく買い物を我慢して貯金してでも買いたい、そういうブランドやアイテムに出会えるのって幸せなことですよね。
ちょっと高いけどハイエンドなブランド、ぜひ皆さんも一度は手にしてみてはいかがでしょうか?
ではまた!!
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