- 1枚でナチュラルにキマるシャツが欲しい
- シンプルで長く使えるシャツを探している
- ポータークラシックのロールアップシャツが気になる
という人に向けて、今回はとっておきのシャツをご紹介します。
それがこちらのポータークラシック(Poter Classic)のロールアップシャツです。
ポータークラシックはバッグブランドとして有名なポーターの関連ブランドで、ロールアップシャツはポータークラシックの中でもおそらく最も人気の高いアイテム。
服好きの間では名作と名高いロールアップシャツですが、一体何がそんなに良いシャツなのか気になりませんか?
ということでこの記事では、ポータークラシックのロールアップシャツについて特徴や魅力、少し気になる点までを、実際に数ヶ月着てみた上で詳しくレビューしていきます。
結論から言うと、ロールアップシャツって本当に普通のシャツなんだけど、その普通さがめちゃくちゃ良いシャツなんですよねえ
\超普通な名作シャツ/
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
ポータークラシック(POTER CLASSIC)とは?
毎度のことながらロールアップシャツについてレビューしていく前に、ポータークラシックというブランドについて少しご紹介していきます。
ロールアップシャツのことを早く知りたい!という人はこちらからレビューに飛べるのでどうぞ。
ポーター創始者の息子たちが立ち上げたブランド
ポータークラシック(POTER CLASSIC)は吉田克幸氏とその息子である吉田玲雄氏が2007年に立ち上げた、服やバッグを中心に展開するブランドです。
吉田克幸氏は日本を代表するバッグブランドでもある吉田カバン・ポーター(POTER)の創始者の吉田吉蔵氏の息子で、吉田カバンから独立後にポータークラシックを立ち上げています。
そんなポータークラシックのコンセプトは
世界基準のスタンダード
世界中に展開している吉田カバン・ポーターの関連ブランドらしいコンセプトですよね
ポータークラシックではメイドインジャパンにこだわり、最高級の素材と職人の技術が用いているものの、デザインはシンプルかつ着やすいものが多く、まさに贅沢な大人の普段着といったところ。
また様々な芸術や日本の伝統文化などを取り入れた独特なデザインも大きな特徴で、後述する剣道着を使ったシリーズはブランドを代表するアイテムとなっています。
独特な生地使いが魅力
ポータークラシックといえば、剣道の道着や刺し子といった日本の伝統的な生地を使って服を作ることでも有名。
特にKENDOシリーズは、剣道着に使われる生地で服を作ってしまったというおもしろいコレクションで、ポータークラシックのアイコニックなアイテムの1つ。
ポータークラシックといえばKENDOシリーズを思い浮かべる人も多いんじゃないかな?
もちろんただの剣道着ではなく、最高級のスピンゴールド(スビンコットンの中でもさらに希少で高級な素材)を使用し、何度も洗いをかけることで剣道着とは思えないふんわりと柔らかで着心地の良い生地感になっています。
また実際の剣道着を作っている熟練の職人が織り上げており、素材や生地、縫製に至るまですべてにこだわり抜いたコレクションなんですね。
剣道着だけでなく刺し子に関しても、日本の伝統技術を後世に残していくために数多くの刺し子アイテムをブランドの定番シリーズとして展開していますし、こと生地使いにおいてはポータークラシックは唯一無二のブランドだと言えるでしょう。
ファッションYouTuberのハズムさんのお気に入りブランド
ブランドの本質とは関係ありませんが、ポータークラシックといえばファッションYouTuberのハズムさんが大のお気に入りブランドとして紹介していることでも有名です。
今回ご紹介するロールアップシャツも含めて、活動初期の頃から色んなアイテムを動画で紹介しているので、ポータークラシックのことをハズムさんの動画で初めて知ったという人も多いんじゃないかな?
まあだからなんだっていうことなんですけど、こういうトップファッションインフルエンサーも気に入って着用するほど、ポータークラシックは魅力の溢れたブランドだということが言えますよね。
この記事を読んだ後にハズムさんの動画も見てもらえると、ロールアップシャツについてさらに詳しく分かると思いますよ。
【レビュー】ポータークラシックのロールアップシャツは超普通の名作でした
今回私がレビューするアイテムの概要はこちらとなります。
ブランド | Poter Classic |
アイテム | ロールアップシャツ |
シーズン | 2022年春夏 |
カラー | ブラックギンガムチェック |
サイズ | XL |
素材 | コットン100% |
価格 | 35,200円(税込) |
ロールアップして初めて完成するシルエット
ロールアップシャツはその名の通り、ロールアップした時にも腕が窮屈になったりシルエットが崩れないように作られているシャツです。
ロールアップしてもシルエットが崩れない、と言うよりはロールアップした姿こそが完成形なんじゃないかってくらいカッコいいんですよね。
3回ほどロールアップして肘下あたりでダルっとした時の雰囲気とかもうめちゃくちゃキマってますし。
また夏の暑い時期には肘上まで思い切ってロールアップしても袖がもたつかないようになっており、ポータークラシックのデザイナーの吉田さんなども思いっきり二の腕あたりまでロールアップして着ているみたいですね。
ロールアップをすると簡単にこなれ感が出るので、私もシャツを1枚で着る時は基本的にロールアップしたい人です
ただもちろんロールアップせずに着ても、腕のラインに沿うような袖の形になっているので、袖周り含めて全体が非常にバランスの取れたシルエットになりますけどね。
シワ感のある柔らかなコットン生地
ロールアップシャツはポータークラシックの定番アイテムということで、様々な素材でリリースされているのですが、私の購入したものはコットン100%のモデル。
柔らかで上質なコットンが使われているので着心地は非常に良いですし、自然なシワ感があって表情豊かな生地はそれだけでサマになります。
また元から生地にシワ感があるので、アイロンがけが要らないっていうのも嬉しいところ。
汗をかく夏場はシャツでも1度着たら洗濯したいですし、その度にアイロンがけするのってめちゃくちゃめんどくさいですもんね…
シワ感があって柔らかな生地感なので、ロールアップして生地がくしゃっとなった部分も良い表情になるんですよ
ドレスシャツ並の縫製、生地合わせもぴったり
ロールアップシャツは生地感、シルエットともにカジュアルシャツのそれなわけですが、縫製に関しては本当に繊細で、まさにドレスシャツ並みです。
上の写真のように肩や襟とかを見てもらうとよく分かると思うんですけど、本当に細かいピッチでキレーイに縫ってあるんですよね。
また私の購入したギンガムチェック柄のような総柄のシャツでは、各パーツ(胴や腕など)を縫い合わせている部分の柄合わせも1つの見どころになってくるわけですが、ロールアップシャツは柄合わせも良い感じ。
バチッと完璧に合っているわけではないですが違和感なく合っていて、程良いカジュアル感があります。
柄合わせなんて普段あまり意識しない部分だとは思いますが、意識して見てみると結構シャツによって違うので面白いですよ(安いシャツは本当にバラバラだったりします笑)
ロールアップシャツはステッチや柄合わせといった細かいところにまでこだわっているから、カジュアル過ぎずに上品な雰囲気も醸し出してくれるんですね。
大人の余裕が滲み出るボックスシルエット
ロールアップシャツはゆったりとしたリラックスシルエット。
ただ大袈裟なオーバーサイズというわけではなく、あくまでも大人が着るのに相応しいくらいの程良いリラックス感となっています。
肩はやや落ちて身幅は広く、広い身幅に対してはやや短めの着丈、ロールアップした時にもたつかないよう太くとられたアームなど、まさに理想的なボックスシルエットになっていると思いますね。
よく「ロールアップシャツは着丈が短いボックスシルエット」と聞きますが、実際に着てみるとそこまで着丈が短いという感じはありません。
というのもXLサイズの実寸で82cmほどあるので、決して極端に着丈が短いとは言えませんよね。
ちなみに各サイズのサイズ詳細はこのようになっています。
肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 | |
---|---|---|---|---|
XS | 50 | 59 | 70 | 55 |
S | 52 | 60 | 74 | 56 |
M | 54 | 62 | 76 | 58 |
L | 56 | 65 | 78 | 60 |
XL | 58 | 67 | 80 | 62 |
XXL | 61 | 70 | 83 | 64 |
あくまでも「身幅やアームの大きさに対して着丈が短い」という表現がt正しいでしょう
個人的には着丈の短過ぎるシャツってのがあもり得意ではないので、これくらいしっかりと着丈があってくれた方が嬉しいですね。
ちなみに私(179cm75kg)でLサイズとXLサイズのどっちでも着られる感じだったのですが、ゆったり感を強調したかったのでXLサイズを選んでいます。
トレンド感を出すならワンサイズアップ、長く着るならジャストサイズで選ぶと良いんじゃないかなって思います。
\ゆったりと今っぽく着られる/
ストレスフリーで着心地は最高
ロールアップシャツはゆったりとしたサイジングと柔らかなコットン生地に加えて、背中にギャザーが付いていることで腕の可動域も広く、着ていてとにかくストレスフリーなシャツなんですよね。
ただ単に素材や生地が気持ち良いとかじゃなくって、シルエットやパターンが生み出す着心地の良さと言うか。
また身幅やアームが大きいことで、夏場でも生地が身体から適度に離れてくれて風通しも良いので涼しく着られそうです。
ぱっと見では普通のシャツなんですけど、袖を通してみるとやっぱり違うなって確かに感じられますよ
またロールアップシャツは着心地だけでなく機能性?も抜群でして、両胸のポケットは文庫本が入るほどのサイズ感となっているので、その気になれば財布とスマホを入れて手ぶらで出かけることもできちゃいます。
まあポケットがパンパンだとせっかくのロールアップシャツのキレイなシルエットが崩れてしまうのでおすすめはしませんが、いざという時に使える機能が充実してるってのは嬉しいポイントだったりしますからね。
柄や生地のバリエーションが豊富
ロールアップシャツは私が今回購入したブラックギンガムチェックの他に、ネイビーやブルー、レッドといった別カラーのギンガムチェックやストライプ、さらには無地のものまで、シーズンごとに多くの柄のバリエーションがあります。
また柄によって使われている生地も異なり、コットン100%の他にもコットンリネンやリネン100%、バンブーリネンなどこちらも様々な種類があります。
これだけ色んな組み合わせがあれば好きな柄・生地のものが見つかりますし、1つ買ってもまた柄違い(色違い)や生地違いで何着も欲しくなってしまいますよね。
私も次は上の写真みたいなリネンのやつを狙っています
実際に着てみて気付いた気になる点
ロールアップシャツを実際に着てみて気付いた気になる点ですが、正直これといって思い付かないんですよね。
言わずもがな着心地は抜群ですし、前開けでシャツアウターのように着ても第一ボタンまで閉めて少しカッチリとした雰囲気を出しても良いのでコーデの幅も広いです。
まあ強いて言うならやっぱり価格かなあ。
ロールアップシャツは定価で35,200円(税込)しますからね…
シャツ1枚に払う金額としては目ん玉飛び出るくらい高いと思います。笑
ユニクロのシャツの10倍以上ですからね
ただし上質な生地としっかりとした作り、シンプルなデザインと長く着られる要素は揃ってますから、5年10年と着ると思えば多少は精神的なダメージはやわらぐかなと。笑
着込んで少しクタってきた雰囲気も抜群にカッコいいシャツだとは思うので、いきなりこんなにお金出せないって人は古着で探してみるのも良いかも知れませんね。
\普遍的なデザインで作りも良いから古着もアリ/
で、結局ロールアップシャツって「買い」なの?
価格が許容できるなら「買い」
実際にロールアップシャツを着てみると本当に素晴らしいシャツでして、アイテムとしては欠点らしい欠点はありません。
ただやはりシャツ1枚にしてはべらぼうに高い…
なので価格さえ許容できるのであれば、確実に「買い」なアイテムなんじゃないかと。
生地や作りが良いので単純にモノとしても長持ちする上、普遍的なデザインは歳を取っても着られますから(元々ポータークラシックはターゲットが30〜40代ですし)、そういう意味でもちょっと無理してでも思い切って買ってみても良いかも知れません。
逆にまだ20代で若々しいファッションがしたいとか、今はとにかく色んな服をたくさん着てみたいという人には、ロールアップシャツはおすすめできないですね。
似たようなシャツと比べてみると…
今回私は
- シンプルなブラックのギンガムチェック
- 今っぽいボックスシルエット
- 上質で長く着られる
という条件で探した結果、ロールアップシャツを購入しました。
このような条件を満たしてくれるシャツを探していた際に、ロールアップシャツの対抗馬になるようなシャツってあるかな?って考えてみましたが、これが実は意外とないんですよね。
特にシンプルなギンガムチェックのシャツとなるとドメブラではなかなか作っているところが少なくって、ここ最近で私が思い付く限りでは今季(22ss)のYAECA(ヤエカ)のコンフォートシャツと、コモリシャツの19ssシーズンカラーくらいかなあと。(どちらも正確にはギンガムチェックではなくタータンチェックでなんですけどね…)
ユニクロとか無印みたいなプチプラやセレオリは、ちょっと価格が違い過ぎるんで比較対象にはならないですし。
一応上記の2ブランド(ヤエカとコモリ)も考慮はしてみたんですが、そもそもコモリシャツはもう3シーズンも前のアイテムなのでなかなか手に入りませんし、ヤエカはボタンがスナップボタンなのでちょっと探しているシャツとは違うかなって感じたんですよね。(そもそもヤエカは取り扱い店舗が少ない、というか私の行動範囲の中にはないので実物を見られずに断念したんですけど)
まあヤエカやコモリと比較してもロールアップシャツが1番私の好みには合っていますし、やっぱり唯一無二のシャツなんじゃないかなって思います。
高いお金を出してもいいから上質なギンガムチェックシャツが欲しいって人には、ロールアップシャツはかなり自信を持っておすすめできますよ
\ありそうでなかった、唯一無二のシャツ/
【ポータークラシックのロールアップシャツは超普通の名作でした】まとめ
ロールアップシャツに関しては3年前くらいからずっと欲しいなあと思っていて、今季(22SS)ようやく待望のブラックギンガムチェックがリリースされたので購入したわけですが、待ちに待っていただけあって本当に買って良かったって思いますね。
実際に着てみても着心地は良いし、合わせやすいし…
チェックシャツはこれで「アガリ」で良いんじゃないかなと。
ポータークラシック自体は「取り扱いがめちゃくちゃ多い」みたいなブランドではないですが、ロールアップシャツは本当に人気アイテムなので、ロールアップシャツだけは取り扱っているというショップもあります。
またポータークラシックは銀座や新宿をはじめ、名古屋や京都にも直営店もあるので、お近くの人はぜひ一度実物のロールアップシャツを見て欲しいですね。(ちなみに私は銀座の直営店で買いました)
ポータークラシックのロールアップシャツ、ぱっと見は本当に普通なシャツですが、ひと味違う最高のシャツですから。
ではまた!!
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