こんにちは、ham(@ham50865160)です。
メンズファッションの核をなすような定番アイテムで、誰もが1足は持っておきたい白スニーカー。
って方も多いんじゃないでしょうか?
確かに白スニーカーって大体どのシューズブランドも出しているし、それこそ真っ白ならデザインもクソもないんじゃないかとも思えてくる…
そしてそうやって悩んだ人がみーんなスタンスミスを履くもんだから、まあ他人と被るわ被るわ…笑
もちろんスタンスミスは素晴らしいスニーカーですし私自身も履いているんですけど、やっぱりおしゃれをするならもう一つ工夫して、できるだけ他の人と被らないような白スニーカーを履きたいものですよね?
そう、私が思う白スニーカーの重要な要素って匿名性です。
スタンスミスは完成度が高過ぎる分、みんなが履いていて匿名性という点では絶望的にないと言ってもいいレベル。(事実スタンスミスは世界で最も売れたスニーカーとしてギネスブックにも載っています)
ということで今回は、匿名性があって他人と被らない、それでいてクオリティは高いというおすすめの白スニーカーを5つご紹介していこうと思います。
- スタンスミス以外の白スニーカーも履いてみたい
- せっかくおしゃれをするのなら他人と被るのは嫌だ
- 知る人ぞ知るアイテムが好き
匿名性がポイント!おすすめの白スニーカー5選
スプリングコート(Spring Court) G2
スプリングコート(Spring Court)は1936年に始まった、フランスの老舗シューズブランド。
元はスポーツシューズを作っていたブランドですが、フランスらしいミニマルでクラシカルなデザインが、ファッションシューズとしても人気となります。
スプリングコートで何よりも有名なのが、あのビートルズ(The Beatles)が大ヒットアルバム『アビィ・ロード(Abbey Road)』のジャケットでジョン・レノンが履いたことでしょう。
こちらのジャケットは誰もが1度は見たことあるものですよね。
4人の先頭、ジョン・レノンが履いているのが、スプリングコートのG2なんです。
またファッション性だけでなく、シューズの性能もバッチリ。
まずソールの耐久性を上げるために、当時開発されたばかりのヴァルカナイズ製法(※)を使用しています。
ヴァルカナイズ製法(加硫釜製法)とは、1839年にアメリカで開発されたスニーカーの原始的な生産方法で、アッパーとソールをゴムの化学反応によって強力に接着するというもの。
アッパーとソールの間にまだ固まっていないゴムを挟み、専用の釜の中で硫黄(加硫剤)を加え、高温・高圧にさらすことでゴムが化学反応により硬化します。
この製法で作られたソールは、
- しなやかで柔らかい
- 経年劣化にも強く、剥がれにくい
- 防水性や耐久性に優れる
などのメリットがある一方で、
- 職人の手作業となるので非効率的
- 加硫釜や冷却器など大型の機器が必要
- 強力に接着し過ぎて、ソール修理が難しい
などのデメリットもあります。
特にコストや効率面から、近年ヴァルカナイズ製法を使用するメーカーは急速に減っており、現在日本でも3社でしか作っていないそうです。
なおヴァルカナイズ製法を開発したチャールズ・グッドイヤーは、伝統的な革靴の製法であるグッドイヤーウェルテッド製法を開発した、チャールズ・グッドイヤー2世のお父さんというから驚きですよね。
また履き心地の良さの秘密はインソールにも。
スニーカーとしては極厚のインソールの側面には、足蒸れ防止のために左右4つずつの通気口があります。
この穴を通して換気されることにより、足が蒸れずに快適な履き心地となっているのです。
ちなみにインソールを外すと、通気口に向けて一生懸命に息を吐く、ユーモアたっぷりのイラストがあります。笑
さらにインソールには、爽やかなミントの香りまで付いているというサービス精神。
これはジョン・レノンが愛したというのも頷けるスニーカーですよね。
世界的に大変人気なスニーカーですが、日本ではそれほど知名度が高くなく、取り扱い店もさほど多くないのが現状。
このように匿名性という点でも、バッチリなのがスプリングコートですね。
価格は11,000円(税込)と、キャンパススニーカーとしては普通〜やや高くらいかな。
スペルガ(SUPERGA) 2750
スペルガ(SUPERGA)は、1911年にイタリアでラバー製品メーカーから始まったブランド。
古くはテニスシューズがヨーロッパを中心に人気となったスペルガですが、今ではファッションシューズとして人気を集め、ヨーロッパのリゾート地で最も見かけるスニーカーと言われるほど。
そんなスペルガを代表するモデルがこちらの2750。
ブランド創設当時から作られていた、ラバーソールシューズを元にしたキャンパススニーカーです。
当時からほとんど変わっていないと言われる、非常にシンプルで完成されたデザインの2750は、今やイタリアンファッションになくてはならない1足になっています。
2750のキャンパス生地は、普通のキャンパススニーカーよりも肉厚で、形崩れに強く履き込むほどに風合いを増していくのが魅力。
またスペルガは元々ラバー(ゴム)製品メーカーということもあり、ラバーソールのグリップ力や耐久性は折り紙付きです。
もちろん、ヴァルカナイズ製法で作られていますよ。
価格が6,930円(税込)と、かなりお手頃なのも嬉しいところですよね。
オニツカタイガー(Onitsuka Tiger) Lawnship
オニツカタイガー(Onitusuka Tiger)は1949年に設立された、日本の老舗シューズブランド。
後に社名を変更し、スポーツシューズの超大手であるアシックス(ASICS)となったことで有名ですね。
そしてアシックスになった後も、オニツカタイガー時代のレトロなデザインが、特に欧米や東南アジアでファッションシューズとして人気となります。
現在では、アシックスが再びオニツカタイガーとしてシューズを販売しているという、少し変わった経歴を持ったブランドなんです。
そんなオニツカタイガーのアイコン的なシューズと言えば、こちらのメキシコ66やセラーノ。
特にメキシコ66は、大ヒット映画『キル・ビル』で使われたことにより、人気を不動のものにしましたよね。
そんなレトロでクラシックなデザインが多いオニツカタイガーの中でも、実はクリーンな白スニーカーがあるんです。
それがこちらのLawnship(ローンシップ)。
スタンスミスと同じくテニスシューズを元にしたスニーカーで、かなりミニマルなデザインをしていますね。
オニツカタイガーの特徴でもありますが、ソールが薄くシルエットも細身で、非常にスマートな印象のスニーカーとなっています。
クリーンな白スニーカーが欲しいけど、スタンスミスみたいに他人と被るのはちょっと…という捻くれ者さんにはぴったりのスニーカーだと思いますよ。(私も昔そう思って、Lawnshipを履いていました。笑)
なおソールが薄い分、長時間履きには向かないこと、アッパーには一部合成皮革が使われてることには注意が必要ですね。
価格は13,200円(税込)と、今回ご紹介するスニーカーの中では高額な方です。
まあレザーを使っていて高級感もあるのでこのくらいは妥当、むしろ安いくらいかと。
adidas originals スタンスミス
匿名性のある白スニーカーと言っておいて、匿名性からは最もかけ離れたスタンスミスをご紹介。笑
でもやはりおすすめの白スニーカーと言われて、スタンスミスを外すわけにはいかないんですよ。
言わずと知れたスタンスミスは、ギネスにも載っている世界で1番売れたスニーカー。
その人気からも分かるように、とにかく万能で汎用性が高いのが特徴。
そのクリーンでミニマルなルックスは、老若男女どんなコーデにもスッと馴染んで、足元から格上げしてくれます。
ただし世界一売れたスニーカーということは、世界一被りやすいスニーカーでもあるということ。
ありきたりで無難になってしまいがちなので、別注カラーや限定コレクションを狙って差別化を図りましょう。
おすすめはセレクトショップEDIFICEの別注モデル、そしてこちらの記事でご紹介しているHOME OF CLASSICSというコレクションです。
またアッパーレザーなどをハイランクのものに変更した、RECON(リーコン)というハイエンドモデルも、通常モデルとは一味違う清潔感や高級感を醸し出せるでしょう。
価格は通常盤のスタンスミスが15,400円(税込)、リーコンが17,600円(税込)。
オールレザーということもあり、通常盤でもまあまあな金額となっていますね。
ムーンスター(MOONSTAR) Gym Classic
ムーンスター(MOONSTAR)は福岡県は久留米市が発祥のシューズブランド。
起源を辿ると、始まりはなんと1873年という老舗中の老舗ブランドなんです。
元々は運動靴や上履き、ナースシューズなどのファッション分野ではないシューズが有名でしたが、ここ数年で一気にファッションシューズとしての地位を確立してきましたね。
実はニューバランスやコンバースといった人気ブランドのシューズも、ムーンスターの工場で作られたりしていました。
いわゆるOEM(Original Equipment Manufacturer)って奴ですね。
現在のムーンスターは、伝統的なヴァルカナイズ製法を用いた丈夫な作りと、シンプルでミニマルなデザインが人気となり、大手セレクトショップなどでも取り扱われるほどになっています。
また様々なファッションブランドとのコラボを積極的に行っているのも、ムーンスターの特徴。
BEAMSなどの大手セレクトショップはもちろん、
- STUSSY(ストゥーシー)
- Nigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)
- FENDI(フェンディ)
など、錚々たるハイブランドともコラボレーションをしています。
やはりそれほどまでに、ムーンスターの作りの良さが信頼されているのでしょう。
そんなムーンスター定番の白いスニーカーが、こちらのGym Classic(ジムクラシック)。
今も久留米の工場で丁寧に作られる、Made in KURUMEというラインのモデルになります。
元々1960年代にトレーニングシューズとして生産していたものを、現代風にモディファイしたGym Classic。
小指部分の当て布や厚めのトゥーキャップなど、トレーニングシューズならではのギミックが、耐久性を高めてくれています。
他にも
- 内側側面の通気口
- クッション性抜群のラバーインソール
- ヴァルカナイズド製法によるグリップ力
など、履き心地の向上にも余念がありません。
ムーンスターというブランド(会社)自体は非常に大きいですが、ファッションシューズとして履かれるようになったのはここ最近の話。
まだそれほどマス層まで浸透していないので、匿名性という点でも非常に優れている、まさに知る人ぞ知る日本の職人ブランドと言ったところですね。
価格は9,350円(税込)と、日本製ながらも1万円を切る良コスパとなっています。
まとめ
今回ご紹介した白スニーカーの中に、皆さんのお気に入りとなるスニーカーはあったでしょうか?
汎用性がとにかく高くて、1足は持っておきたい白スニーカー。
他人とは少し違う白スニーカーで、春コーデを楽しんじゃいましょう。
ではまた!!
コメント