こんにちは、はむすけです。
皆さんスタンスミスは持っていますか?
スタンスミスというと、あのギネスブックに「世界一売れたスニーカー」として載っているほどの名作スニーカーですので、持っているという方も多いかと思いでしょう。
そして今回私も、「究極の白スニーカー」とも言えるスタンスミスを購入したのでご紹介させていただきます。
それがこちら。
アディダスオリジナルスのHOME OF CLASSICS(ホームオブクラシックス)というラインのスタンスミスリコンです。
今回はこのスタンスミスの魅力を余すとこなくお伝えしちゃいますよ!
- HOME OF CLASSICS(以下HOC)ってどんなライン?
- リコンって何が違うの?様々なスタンスミスをご紹介
- HOCスタンスミスリコンの魅力
- HOCスタンスミスリコンと肩を並べる最高の真っ白スタンスミス
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
HOME OF CLASSICS(ホームオブクラシックス)とは?
HOME OF CLASSICS(ホームオブクラシックス)とは、アディダスの定番人気スニーカーたちに新たな解釈を加えて再構築したコレクションで、
様々な人生経験を通じて真っ白なキャンバスを自分色に描いていくように、汚れや経年変化を楽しんでほしい
というコンセプトのもと、全てのスニーカーがオールホワイトとなっています。
コレクションにラインナップされたモデルは以下の全7種類。
- SC プレミア
- スーパーコート 90s
- スーパースター 80s
- スタンスミスリコン
- コンチネンタル 80
- A.R. トレーナー
そして今回私は、この中からスタンスミスリコンを購入したということです。
「リコン(RECON)」って何なの?様々なスタンスミスをご紹介
そう言えばスタンスミス「リコン」って何なの?普通のスタンスミスとは違うの?
この辺はややこしいですよね
不朽の名作として名高いスタンスミスですが、細かく分けると以下の3種類があります。
- ABCマート版スタンスミス(廉価版)
- 復刻版スタンスミス
- スタンスミスリコン
- スタンスミスプライムグリーン(2021年〜)
ここではそれぞれを簡単に説明していきましょう。
ABCマート版スタンスミス
「ABCマート版スタンスミス」というのはもちろん正式な名称ではなく廉価版モデルのことを通称としてこう呼んでいるだけなんですけど、分かりやすいのでこの記事ではそう呼ばせていただきます。
このモデルはその名の通りABCマートでも売っているモデルとなっていて、現在発売中のスタンスミスでは最も価格が安く(税込9,889円)、スタンスミスの入門編とも言うべきモデルですね。
パキッとしたホワイトのソールが特徴で、アッパーの一部に人工皮革(フェイクレザー)が使われていたり、ライニングが化学繊維だったりと随所に価格を抑える工夫が施されています。(2021年からは全てのスタンスミスでアッパー全体が人工皮革に変わりました)
おしゃれ初心者やファッションにあまり興味がないって人には、多分これが1番馴染みのあるモデルじゃないかな?
復刻版スタンスミス
スタンスミスは2012年に一度販売を休止していた時期があって、復刻版スタンスミスは休止から2年後の2014年から発売されているモデル。
復刻版スタンスミスではソールはヴィンテージ色の強いクリーム色、アッパーやライニングも全て高品質なリアルレザーとなっており、より高級感が感じられるのが特徴。
BEAMSなどの大手セレクトショップでセレクトされているのもほとんどこのモデルで、復刻と同時に多くの服好きたちから人気を集めたモデルでもあります。
価格は15,400円(税込)とABCマートモデルよりもグッと上がっているけど、その分しっかりと高級感のあるデザインになっています
スタンスミスリコン
今回のHOCでも採用されたスタンスミスリコンとは、スタンスミスの中でも高級志向の強いハイエンドモデルです。
復刻版スタンスミスよりもさらに細部までこだわり抜かれたデザインとなっており、アッパーにはツルっとした質感が特徴のプレミアムレザーが使われていますね。
またサイドの「STAN SMITH」のゴールドロゴがないのも特徴的。
その他にもアッパーの一部ステッチがオミットされていたりと、全体的にかなりミニマルで大人なデザインとなっていますね。
とまあ、スタンスミスリコンはとにかく特別感がすごいんです。
先述のようなアッパーの違いに加えて、インソールや外箱にデカデカと「STAN SMITH RECON」のロゴがあしらってあったりと明確にプレミアム感を出しにきていますし、実際に価格も17,600円(税込)とスタンスミスの中では最も高価となっています。
どれもこれも実際に履いているのを見てもほとんどの人が気付かないような違いなんですけど、こういう細かなところでプレミアム感が出るのって所有欲満たされますよね
スタンスミスプライムグリーン
スタンスミスプライムグリーン(これもまた正式名称ではなく通称です)は、アディダスの「END PLASTIC WASTE」というキャンペーンの一環で、リアルレザーなどの動物由来の素材を一切使用していない新しいスタンスミスです。
スタンスミスプライムグリーンでは、アッパーに再生ポリエステル素材であるプライムグリーン(PRIME GREEN)を使用。
その他にもアウトソールは廃棄ゴムを再利用したものとなっていたり、徹底的に地球環境に配慮したサスティナブルなモデルになっています。
なお、アディダスは今後発売する全てのスタンスミスでこのヴィーガン仕様のモデルを採用するとともに、2024年までには全てのモデルでバージンポリエステルではなくリサイクルポリエステルを使用していくと発表しています。
つまり上でご紹介した3つのリアルレザーを使用したモデルは廃盤ということになり、現在の在庫がなくなり次第販売終了になります。
うーん、正直この取り組みについては賛否が分かれるところで、個人的にはどうなのかな?って思います
こうやってフェイクレザーに対してヴィーガンレザーとか新しいスタイリッシュな名前をつけてもてはやすと同時に、「リアルレザー=動物を殺して作る残酷な素材」というイメージを定着させようとしているのはちょっと違和感があるんですよね。
というのもこういう革製品用のリアルレザーって実際は食肉の副産物であることがほとんどで、革製品を作るために牛や豚を育てて殺すってことは採算が合わないから行わないらしいんです。(詳しくはこちらのサイトを読んでみてください)
つまり本来は食肉用の動物の捨てられてしまう部分を再利用しているのがリアルレザーということ。(爬虫類革など一部の種類のレザーは除きますが)
まあこの辺は革製品屋さんはリアルレザーを売りたいし素材屋さんはフェイクレザーの市場を広げたいでしょうから、それぞれがポジショントークをしているようにも思えるんですけど、一概に「フェイクレザーは動物愛護だし環境にも良い、リアルレザーは動物虐待でサスティナブルじゃない」と考えるのはどうかなと思いますね。
なんかこのヴィーガンレザー界隈は動物愛護というよりはビジネスの臭いがしちゃうんですよね…(私が捻くれ者なだけ?)
少し話は逸れましたが、まあ単純にファッションアイテムとして魅力が少なくなるのが悲しいですね。
やっぱり長く大切に使っていくという面では、今のところリアルレザーとフェイクレザーじゃ比較にならないですから。(フェイクレザーは時間が経つと加水分解でどうしてもボロボロになってしまいます)
例えば私が今回購入したHOCだって「経年変化」がテーマのコレクションなわけですけど、この経年変化はリアルレザーだからこそ生まれるものですし。
それに一応アディダス的には今までのリアルレザーのものと見た目にもほとんど変わらないとしていますが、やはり実物を見ると…ねえ。
生地に表情がないというか無機質になっているように感じますし、触った感じも明らかにこれまでのスタンスミスとは違いますね。
私は革製品が大好きなので、こうやってどんどんリアルレザーのアイテムがなくなっていっちゃうのは寂しいですね…
【究極の白スニーカー】HOME OF CLASSICSのスタンスミスリコンを購入レビュー
さて前置きが長くなりましたが、いよいよ今回購入したHOCのスタンスミスリコンのご紹介です。
今回はより違いが伝わりやすいように
- 復刻版スタンスミス
- HOCスタンスミスリコン
の2つのモデルを比較しながらご紹介していこうと思います。
とにかく全部が真っ白
こうして並べて見ると、HOCスタンスミスリコンは本当に真っ白であることが分かります。
復刻版スタンスミスもスニーカーとしてはかなりミニマルな方ですが、HOCスタンスミスリコンはそれよりもさらにミニマルで、本当にクリーンな印象になっていますね。
ロゴもないし、もはや本当にスタンスミスなのか?という状態ですね。笑
ちなみにこれスタンスミスをキレイめに履いている人は全員にやって欲しいんですけど、スタンスミスはシューレースを変えると劇的に大人っぽくなります。
上の写真では向かって右の方をクツヒモドットコムで購入したロウ引き・丸紐・ゴールドチップ付きのシューレース、左は純正シューレースとなっています。
どうでしょう?結構ガッツリ雰囲気違いませんか?
丸紐、それも細めのものになると少し革靴のようなフォーマルな印象になりますし、ゴールドチップのおかげで上品なエレガントさみたいなものも出ています。
オーダーシューレースと言っても価格は2,000円くらいなので、私のように新品時から変えてもいいですし、今お持ちのスタンスミスでもガラッと雰囲気が変わって新鮮な気持ちで履けるので非常におすすめですよ。(以下の商品リンクよりカスタマイズしていただければ私と同じものが買えます)
アッパーはリコンならではのプレミアムレザー
復刻版スタンスミスではシボ感のあるレザーを使っているのに対し、HOCスタンスミスリコンではツルッとした質感のプレミアムレザーが使われています。
ただまあ正直このプレミアムレザーって何がどうプレミアムなのかどこにも表記がないですし、見た目にもプレミアムレザーの方が明らかに上質ってわけでもないような気もします。笑
確かに「プレミアム」という言葉のおかげで所有欲は満たされますが、この辺単純に好みの問題になるかなと。
復刻版のシボ感が好きって人も多いでしょうしね。(私も結構好きです)
スタンスミスさんの顔がない?ミニマルなシュータン
HOCスタンスミスリコンではシュータンも大きく違っています。
元々スタンスミスとは実在した伝説的テニスプレイヤーのお名前なのですが、復刻版スタンスミス含めこれまでのほとんどのスタンスミスでは、シュータンにこのスタンスミスさんの顔が描かれています。
これこそがスタンスミスがスタンスミスである所以、と言えばそうなのですが、このスタンスミスさんのお顔が履いた時に意外と目立ってしまうんですよね。
だから特に女性ではこんな風に思う人もいるかも知れません。笑(実際に私の奥さんはそう言っていました)
せっかくシンプルでキレイなスニーカーなのに、金ピカのおじさんの顔が見えるのはちょっとね…
その点HOCスタンスミスリコンはシュータンにはスタンスミスさんの顔ではなく、各国のサイズ表記が刻印されたこれまた非常にミニマルなデザイン。(某メゾンブランドでも同様のデザインがありましたので、それのオマージュなのかな?)
ここは個人的には結構お気に入りポイントでして、良い意味でスタンスミスっぽくなくてカッコいいですよね
同色の刻印となったヒールパッチ
さらにヒールパッチにも違いがあります。
スタンスミスはシンプルな白スニーカーで、ヒールパッチ以外にほとんどカラーが使われないので、全体の印象がヒールパッチによって大きく左右されます。
定番のグリーンなどは割とカジュアルな印象になりますよね。
一方でHOCモデルは、完全にアッパーと同色のホワイト。
またヒールパッチに描かれるアディダスのロゴも、ベタっとしたプリントではなく刻印になっているので、さらにミニマルな印象になります。
HOCスタンスミスリコンではサイドのロゴもなく、ヒールパッチのロゴも目立たないので、パッと見ではスタンスミスと分からないかもね
サイズ感は変わらず、ハーフサイズアップくらいがおすすめ
ここまで復刻版スタンスミスとHOCスタンスミスリコンで色々と違いをご紹介していきましたが、サイズ感に関しては違いはありません。
私は復刻版スタンスミス、HOCスタンスミスリコンともに27.5cmを履いていますが、ほぼジャストか若干の余裕があるくらいです。
ちなみにスタンスミスはいつもよりハーフサイズアップで、やや大きめなサイズを選ぶのがおすすめ。
スタンスミスに限らずこういうローテクスニーカーは、少し大きめな方が全身に対してバランスが良く見えるんですよね。
特に最近のトレンドでは裾幅の広いワイドパンツが多いですから、パンツのボリューム感に負けないという意味でも大きめサイズ推奨です。
ただワンサイズアップしちゃうとブカブカで履き心地悪くなっちゃうから、ハーフサイズくらいにしておきましょう
スタンスミスの弱点を克服したスタンスミス
クリーンで大人っぽく、いわば革靴とスニーカーの中間的な使い方のできるスタンスミスは、非常に汎用性の高いスニーカーです。
ただそんなスタンスミス唯一の弱点とも言うべき点が、匿名性のなさ。
冒頭でも言いましたが、スタンスミスは「世界一売れたスニーカー」としてギネスブックにも掲載されています。
そして「世界一売れたスニーカー」というのは、言い換えれば「世界一他の人と被りやすいスニーカー」だということ。
1日街を歩いてスタンスミスを見ない日ってないですもんね
ファッションが好きになればなるほど、「他人と被らないこと」はアイテム選びの重要な判断基準になってきます。
その点HOCスタンスミスリコンは、スタンスミスとしての安定感や使いやすさはそのままに、しっかりと特別感があって他人との差別化が図れるという、スタンスミス唯一の弱点を克服した最強のスタンスミスなんですよね。(我ながら厨二病感溢れる言い回しですね笑)
でもHOCはもう買えない…ってことでインラインでのおすすめ教えます(でも急いで!)
とまあここまでHOCスタンスミスリコンの魅力を語ってきたわけですが、じゃあこれを見て
僕もHOCスタンスミスリコンが欲しい!!
ってなっても、HOCコレクションは2020年を最後に終了してしまっていて現在では発売されていません。
つまりもう買えないんですよね。
なんだよ、ここまで自慢しといて僕は買えないのかよ…
という方、安心してください。
ちゃんと今現在(2021年3月現在)購入できるモデルの中で、HOCスタンスミスリコンの代用となりうるモデルをご紹介します。
それがこちらの復刻版スタンスミスのクリアグラナイというカラー。
\生産終了モデル!買うならお早めに!!/
上の比較でも登場していますが、このクリアグラナイという薄いグレーが本当にキレイで使いやすい。
真っ白ではないもののシンプルさ・ミニマルさは十分ですし、何よりこのグレーという絶妙な中間色がどんな色のパンツとも違和感なく馴染んでくれます。
また同じくスタンスミスでは定番のグリーンやネイビーといったカラーではスポーティーになり過ぎてしまうところを、グレーならしっかりと引き締めてくれますしね。
ただ先述のように、この復刻版スタンスミスも既に生産が中止されたモデル。
今市場に出回っているものがなくなればもう手に入らなってしまうので、迷っているなら間違いなく今のうちに買っておくべきです。
現行のスタンスミスプライムグリーンではまだクリアグラナイというカラーがないですし、やっぱりリアルレザーの魅力は大きいですしね
\生産終了モデル!買うならお早めに!!/
【HOME OF CLASSICSのスタンスミス RECON(リーコン)購入レビュー】まとめ
今回はアディダスのHOME OF CLASSICSコレクションのスタンスミスリコンをご紹介しました。
HOCスタンスミスリコンは極限までデザインを削ぎ落としたスタンスミスで、究極の白スニーカーというに相応しい名作だと思っています。
HOCのコンセプト通り、自分色に経年変化していった時にどんな表情になるのかもとても楽しみですが、やっぱりこのクリーンな雰囲気が大好きなんですよね。
白スニーカーは1つは持っておきたいメンズファッションのマスターピース。
この真っ白なスタンスミスと一緒に、人生という自分だけのキャンバスに自分だけの風景を刻んでいきたいと思います。(急にポエム笑)
ではまた!!
最後まで読んでくれたあなたにはこちらの記事もおすすめ!!
コメント