こんにちは、ham(@ham50865160)です。
10月ともなると、季節感覚のバグった我々服好き界隈以外の、一般的で健康的な人たちでも冬服の購入を意識する頃だと思います。
なんと言っても冬はおしゃれの楽しい季節。
そんな冬を代表するファッション小物といえば、マフラーですよね。
マフラーは1つ1つの価格が安くて手を出しやすい上に、それ1つでコーデの印象を変えてくれる便利なアイテム。
ただマフラーって本当にいろんなブランドから出ていますし、どれもデザイン的に大きく違うものでもないので、
って人結構いると思うんです。(実際私も服好きになる前はマフラー選びに苦労していましたし、もっと言えばマフラーなんて何でも良いだろって思ってました笑)
そこで今回は服好きファッションブロガーの私が選び抜いた、上質なマフラーを展開するおすすめブランドを5つご紹介していきます。
良いマフラーが欲しいけどどこのが良いか分からないって人は、とりあえずこの辺りのマフラーを買っておけば間違いないと思いますよ。

目次
おしゃれ初心者こそ、マフラーにはお金をかけるべき!!

おすすめのマフラーの前に、まずはちょっとマフラーの重要性のお話を。
何度も言いますが、冬はおしゃれの楽しい季節です。
と言うのも、ぶっちゃけ冬服って高くないですか?
コートなんかは一般的なセレオリレベルでも3〜5万円、ドメブラともなると10万は軽くいっちゃいます。(特に今季はコートの値上がりが顕著な気がします…)
って方、少なからずいると思うんですよね。
それでも冬のおしゃれは楽しみたい、そんなあなたにおすすめしたいのが良いマフラー。
マフラーって、シンプルなデザインやカラーであれば毎日だって着けることができます。
これがコートとなると、なかなかこうはいきませんよね。
いくら良いコートを買ったからと言って、毎日毎日同じコートを着ていたら、
とか
って思われるかも知れません。笑
あとはコーデの大部分の面積を占めるコートが同じだと、コーデ全体が毎日似たり寄ったりになって、シンプルに自分が飽きちゃいますよね。
その点マフラーであれば、合わせる他のアイテムによってコーデの印象はガラッと変わりますし、毎日同じマフラーをしてるからと言って、「この人マフラーを制服化してるのかな?」なんてことは思いません。
つまり良いマフラーを1つ買ってそれを毎日着けていれば、必要最低限のコストで毎日上質なアイテムを、飽きずに楽しく身に付けられるということなんです。
これは私の考える『真のコスパ理論』に基づいても、マフラーって結構ガッツリお金かけちゃってOKってこと。
マフラーって余程のハイブランドやラグジュアリーブランドでもなければ、かなり品質の良いものでも1〜3万円くらいで買えちゃいます。
それくらいの出費で、毎日上質なアイテムを身に着けられると思うとかなりコスパは良いと思いませんか?
以上の理由から、コーデ全体にお金をかけられない(かけたくない)おしゃれ初心者の方こそ、マフラーにはしっかりとお金をかけて良いものを身に付けるのがおすすめです。
さてやっと今回の本題です。
って話ですので、ここからは服好きファッションブロガーである私が選び抜いた5つのブランドをご紹介していきます。
服好きファッションブロガーがおすすめする、この冬の勝負マフラー5選
Johnstons of Elgin(ジョンストンズ・オブ・エルガン)
ド定番ではありますが、「良いマフラー」と聞いてJohnstons(ジョンストンズ)を紹介しないわけにはいかないでしょう。
Johnstonsはなんと1797年に創業された、200年以上の歴史を持つスコットランドのニットブランド。
これだけの歴史があり世界的にも有名となっているJohnstonsですが、実はニットを原毛の段階から一貫して自社工場で作り上げるという、かなり職人気質のブランドでもあります。
Johnstonsと言えば特にカシミアアイテムには定評があり、カシミアを取り扱わせたら右に出るものはいないってくらいの名門ブランドで、イギリス王室に認められたという証であるロイヤルワラントも所持しています。
そんなJohnstonsを代表するアイテムでもあるカシミアマフラーは、もはや芸術品の域。
「繊維の宝石」と呼ばれるカシミアの中でも最高級のカシミアを使用しており、Johnstons独自の基準は世界中のカシミアの10%ほどしかクリアしないという厳しいものだそう。
それほどまでに厳選されたカシミア生地を使ったマフラーですから、もう説明不要で最高です。
私も実際にJohnstonsのカシミアマフラーを持っているのですが、これはもうガチで本当にやばい肌触りです。(語彙力すら失われるほどの肌触りですから笑)
ただし価格は安くても25,000円、カシミアをたっぷりと使った大判タイプだと70,000円近くになるので、勝負マフラーとしてはかなり気合いの入ったレベルになります。笑
Acne Studios(アクネストゥディオス)
Acne Studios(アクネストゥディオス)は、1996年にスウェーデンはストックホルムのクリエイティブディレクター、ジョニー・ヨハンソンさんによって設立されたブランド。
当初はデニムのブランドとして生まれたAcne Studiosですが、今ではファッションだけでなく家具や雑誌など、幅広いライフスタイルを提案するブランドに成長しています。
ちなみにブランド名となっている「Acne」は「Ambition to Create Novel Expression(革新的な表現を生み出すための野心)」の略。
そんなAcne Studiosは、メンズレディースともにアウターから下着までトータルに展開しているブランドではありますが、日本では特にマフラーが人気。
Acne Studiosのマフラーはデザインの豊富さが魅力で、シンプルな無地のものもあれば、北欧らしいかわいいデザインのものもあります。
デザインは比較的ポップでカラーリングもペールトーンなど、どちらかというとやや女性的なマフラーが目立つかも知れませんが、これをあえてメンズが着けるっていうのがミソ。
ただまあ1本目や、ここぞって時の1本であれば上の写真のような無地のものが無難かなと。笑
淡いグレーやネイビー、ブラウンベージュのような色味は非常に上品で、大人の男性が着けていてもスタイルを格上げしてくれるような雰囲気ですしね。
2本目以降で少し遊びの効いたマフラーが欲しいっていう方には、Acne Studiosらしいポップなチェック柄やストライプ柄、はたまたドカンとロゴの入ったマフラーもおすすめです。
こういういわゆる「ロゴドン」と呼ばれるアイテムって服好きになればなるほど敬遠されがちですが、Acne Studiosはブランド自体がとても洗練された雰囲気ですし、あえてこういうロゴドンを選んでもおもしろいと思いますよ。
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デザインばかり目が行きがちなAcne Studiosですが、カシミアに匹敵するような上質なヴァージンウールを使っていたりと、マフラーとしてのクオリティも確か。
それにAcne Studiosはデザイン的にカップルや夫婦でシェアできるのも魅力的ですし、カップルや夫婦でシェアできるのも魅力的な上、さらにカップルや夫婦でシェアできるのも魅力的です。笑
価格はサイズや柄にもよりますが、大体20,000〜30,000円くらいです。
The Inoue brothers(ザイノウエブラザーズ)

The Inoue brothers(ザイノウエブラザーズ)は、その名の通り井上聡さんと清志さんのご兄弟が立ち上げたブランドで、アルパカを使ったニットアイテムを中心に展開しています。
井上兄弟はお二人とも日本人なのですが、デンマーク生まれデンマーク育ち、ブランドを立ち上げたのもヨーロッパということで、The Inoue brothersは逆輸入ブランドということになりますね。
私が思うThe Inoue brothersの魅力は、何と言ってもコスパの良さ。
アルパカという高級素材、それもかなり上質なものを使っておきながら価格は手に取りやすく、最も定番のストールですと約10,000円で買うことができます。
これが10,000円と侮るなかれ、アルパカにはカシミアのようなふんわり感こそないものの、肌触りはソリッドでなめらか。
保温性が高く暖かいのですが、同時に通気性も高いので汗はかきにくいですし、耐久性もバッチリで毛玉になりにくいのが特徴です。
これはあくまで私の感覚ですが、違うブランドだったら20,000円を超えていてもおかしくないレベルだと思います。
大判タイプや柄付きのタイプもあるんですが、それでも私のおすすめはスタンダードなサイズの10,000円のものですね。(私の2本持っています)
お手頃価格ですし、アルパカやThe Inoue brothersの魅力を知ってもらうにはぴったりのマフラーになっていますよ。
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The Inoue brothersについてはこちらの記事でもっと詳しくご紹介しています。

Text(テキスト)
Text(テキスト)は、私の愛するブランドMARKAWARE(マーカウェア)のデザイナーである石川俊介さんが、2019年秋冬から立ち上げた新しいユニセックスブランド。
元々サスティナブルなファッションに注力する石川さんですが、TextではMARKAWAREよりもさらにサスティナブルにこだわったブランドで、それに伴ってやや高価格になっています。
さてそんなTextですが、服が素晴らしいのはもちろんのこと、マフラーマフラーやストールも最高におすすめできるものを展開しています。
それがこちらのアルパカストール(マフラー)。
デザイナーの石川さん自らペルーの山岳地帯にまで視察に行って見つけてきたという、最高級かつ最高にサスティナブルなアルパカ生地を使っているんですが、これがまた半端じゃないくらい上質な生地。
びっくりするくらいに上品なツヤがあってカシミアのような肌触り、それでいてカシミアよりもイージーケアで価格も安い。
またTextではほとんどすべてのアルパカアイテムに、染色のしていないアルパカの毛(ナチュラルアルパカ)を使っています。
ナチュラルアルパカは染色をしていないため変に染料が付いて硬くなったりもしませんし、何より人の手では生み出せない絶妙な色味や風合いが魅力。
特に私のおすすめは、ブラックアルパカを使用したブラックというカラーですね。
ダークブラウンに近い複雑で深い色味はとても魅力的ですし、ブラックアルパカ自体がかなり希少らしく、なかなか他のブランドでは見ることのできないアイテムとなっています。

Textでは毎年10月くらいにアルパカフェアと称して、中目黒の本店でコレクションを展開しています。
アルパカアイテムを一度に見れるまたとない機会なんですがこれが大人気でして、特にマフラーの人気色なんかは本当に即完する勢い。
Parkingでは店頭とオンラインストアの在庫をある程度共有しているそうなので、気になる方はオンラインストアでもいいのでできるだけ早めに見に行くことをおすすめします。
と、言いつつ今年のアルパカフェアは9月26日〜10月4日でして、実はもう終わってしまっているんですよね。笑(開催前にご紹介できればよかったんですが、ごめんなさい…)
ちょっと待って下さい!
TextやMARKAWAREって、人気アイテムとなると再生産をしてくれることがあります。
今年のアルパカストールも、全型かどうかは分かりませんが、フリンジのものなど一部アイテムは12月頃に再生産分の発売があるみたいなので、この記事を見て気になったという方はParkingに問い合わせてみるといいでしょう。
またTextは直営店であるParking以外にも卸を行なっていますので、これまた全型ではありませんが各地のセレクトショップでまだ在庫のあるところはありそうです。(執筆時点で下記のショップには僅かながら在庫はありそうです)
ちなみにこれらのアルパカアイテムって、年によってMARKAWAREとして展開するのかTextとして展開するのかが変わってくるんですが、今年はTextとして作っているようですね。(というかText発足後はずっとTextなので、今後もそうなのかも…)
まあどちらにしろ中目黒の本店に行けば見ることができますし、ストールであれば価格もそこまで大きく変わらないので、どちらから展開されていてもいいんですけどね。

Nahyat(ナヤット)
服好きたちの間で最近話題になりつつあるNahyat(ナヤット)は、2018年に立ち上がった日本のニットブランド。
デザイナーの依田雅彦さんは、日本を代表するブランドであるyouji yamamoto(ヨウジヤマモト)でニット部門を担当していたということもあり、Nahyatはブランド設立時からその界隈では多くの注目も集めていましたね。
ちなみにブランド名である「Nahyat(ナヤット)」とはサンスクリット語で「糸を織る、籠を編む」という意味で、これは「knitting(ニッティング)」の語源にもなった言葉だそう。
Nahyatのブランドコンセプトは、
糸の多様性を嗜む。
です。
化学繊維だろうが天然繊維だろうが、糸には1つ1つ特有の物質性があり、多様な情緒がある。
そんなそれぞれの糸の特徴や魅力、ニットというアイテムで表し、糸の世界に入り込むように深く楽しんでいく。
という意味が込められているんですが、ニットに対する愛やこだわりが強く感じられるコンセプトですし、デザイナーさんの思いの強さがひしひしと伝わりますよね。
そんなNahyatでは上質なウールを使ったスヌードが大人気。
シンプルな輪っかのスヌードではなく、繋ぎ目の部分がフリンジのようになってスリットも入っているという、どこかモードな雰囲気のデザインとなっています。
どことなく、でも確かにモードの香りがするところは、デザイナーさんがyouji yamamoto出身っていう影響もあるんでしょうね。
ただしモードと言ってもゴリゴリに尖ったデザインで着こなすのが難しいっていうほどでもなくて、色んなスタイルに合わせやすい、それでいて程良くエッジが効いているという程度。
マフラーやスヌードってデザインに幅をもたせにくくて、どれも似たようなデザインになりがち、あとは柄と素材で勝負って感じのものが多い中で、このデザインは人気が出るのも納得ですね。
また素材のメランジっぽいというか、単色ではなく深みのある色合いも大きな魅力の1つ。
この辺りはまさに「糸の多様性を嗜む」が具現化されたようなスヌードです。
またNayhatは販売方法が少し変わっているのも特徴。
店頭での販売や卸は行っておらず、基本的には公式サイトで「毎週金曜日の朝10時から10着限定の受注生産」という形をとっています。
それこそ結構な人気となってきていて、なかなかな争奪戦になってしまっているのですが、毎週チャンスがあるということで頑張れば買えるくらいではあります。
こういう少し変わった販売方法は、Nahyatのブランドイメージを構築するとともに、希少価値という意味でも付加価値になっていると思いますね。
Nahyatはブランド自体の知名度もまだまだ高くはないですし、これみよがしなブランドものが苦手っていう方にもおすすめできるブランドですよ。
【服好きファッションブロガーがおすすめする、この冬の勝負マフラー5選】まとめ
まだまだマフラーが必要になる季節は遠いっちゃ遠いんですが、TextやNahyatなどの数量の少ないブランドや人気アイテムに関しては10月くらいから争奪戦が始まります。
今回ご紹介した中で気になったブランドやアイテムがあった方は、できるだけ早めに見てみることをおすすめしますよ。
今年の冬はとっておきの上質なマフラーと一緒に暖かく過ごしてみませんか?
ではまた!!
