こんにちは、ham(@ham50865160)です。
7月に入って、そろそろ本格的に夏がやってきたのだと実感しますね。(早く梅雨明けしてくれないかな…)
こうやって暑くなってくるとシャツや長袖なんて着てられませんし、必然的にTシャツ1枚ってことが増えてくるかと思います。
そこで問題になるのが、Tシャツ、特に白Tシャツってどう選べば良いのか?
ってよく言いますが、これは適切な白Tシャツを選べている場合に限った話。
なんでもかんでも白Tシャツ着とけばOKってわけじゃありません。
白Tシャツって、それこそUNIQLOなんかでも多くの種類が置いてあったり、どのブランドも絶対作っているような定番アイテム。
そしてだからこそ、どういうのがおしゃれでどういうのがおしゃれじゃない(例えば下着っぽいとか)のか見分けてきちんと選び抜く目が重要。

以前にこちらの記事で、無地Tシャツは生地の質感やシルエットなんかで選ぶと他の人と差が付けられるよってご紹介しているのですが、今回はもっと初心者向けというか基礎の部分を考えてみようかと思います。
具体的には、
- そもそも白Tシャツを選ぶのってなんで難しいんだっけ?
- 白Tシャツを選ぶ時に注目すべきポイント
- 1枚でサマになる!おすすめの白Tシャツ
について考えていこうかと。
夏に向けて是非ご参考にして下さい。
白Tシャツってなんで難しいんだっけ?
まずはそこから考えていきましょう。
白Tシャツ=下着のイメージがある
服やおしゃれって、とにかくイメージが大事。
そして白Tシャツには、『下着』というイメージが少なからず定着しています。
つまり白Tシャツを1枚で着ている人に対しては、『本来下着として着るはずの白Tシャツを、1枚で着ちゃっている人』っていう印象を抱いちゃう可能性があるんです。
もちろん白Tシャツで最大の禁忌とされている、乳首透けなんかも思いっきり下着というイメージを増長させるものですね。
端的に言うと、ここが白Tシャツを難しくしている大きな要因。
ハッキリと「これは下着ではありません」っていうアピールをしないといけないわけです。
白Tシャツは情報量が少ない=細部が大切
白Tシャツって、それ自体を構成する要素が極端に少ない、究極的にシンプルなアイテムですよね?
つまりその白Tシャツを見て、
と違和感を感じるのって、ほんの些細な部分によるもの。
そういうディティールの積み重ねで、『このTシャツは下着です』っていう判断を下しているわけなんですね。
みんな無意識に経験に基づいた判断をしている
人はみんな白Tシャツを見た時に、こういうのは1枚で着てOK、こういうのは下着だよねっていうのを無意識に判断しています。
これは今までの経験に基づくものであり、別に服に詳しくなくたって
っていうのってなんとなく分かりますよね。
これは上で述べたその白Tシャツの細部を、自分の記憶にある『1枚で着るTシャツ』と『下着として着るTシャツ』に照らし合わせて判断しているわけです。
ボーダー柄のTシャツを見て、下着っぽいなって思う人はほとんどいないでしょう。
これは生まれてから今までにワイシャツの下にボーダー柄のTシャツを着ている人を見たことがないからであり、自身の経験に基づく判断と言えるわけですね。
こういうイメージや経験って、別に服好きじゃなくたって培ってきますからね。
つまり自分が服好きではない、周りに服好きがいないとしても、白Tシャツはきちんと選ぶべきということです。
白Tシャツを選ぶ時に見るべきポイント4つ
さてさて、ここまででなんとなく
ってのはお分かりいただけたでしょう。
でも安心してください。
ここからは具体的に、白Tシャツを選ぶ際にどこを見て選べばいいのかっていう、『白Tシャツを選ぶ時に見るべきポイント4つ』をご紹介していきます。
先述のように、細部の違いが全体のイメージの違いに繋がっていきますので、細かなとこにもちゃーんとこだわっていきましょう。
首元リブの太さ

まず見るべきは首元リブの太さ。
なんでかっていうと、首元リブは首元にあって顔に近く目に付きやすいのと、ここがおしゃれ着と下着ではっきりと違う部分だからです。
結論から言うと、首元リブが太ければ太いほど1枚で着るTシャツに見え、逆に細ければ細いほど下着っぽくなくなります。
思い出して下さい、昔お父さんが真夏に家で着ていた白いヨレヨレのTシャツを…
あれって首元リブ細くなかったですか?
下着として着るTシャツって首元リブが細いんですね。
ただし太ければ太いほど良いってわけでもなく、あまりに太いとかなりカジュアルな雰囲気になりますので、自分の服装のテイストに合わせた太さを選ぶ必要があります。
裾のカッティング

裾のカッティングとは裾がどのような形をしているかということ。
そしてここでチェックすべきは
- ボックスカット or ラウンドカット
- スリットが入っている or 入っていない
の2つです。
ボックスカットとは、こういう風に裾がバッサリ直線的にカットされているものを言います。

それに対してラウンドカットっていうのは、裾がこんな風に丸くカットされているもののこと。

ラウンドカットの場合はそれ自体でスリットのような形になるので、それとは別にはっきりとスリットが入るってことはあまりありません。(モード系ブランドのTシャツなんかは、ラウンドカットで更にがっつり脇の方までスリットの入ったデザインもありますけど…)
そしてスリットというのは裾の両サイドに施される切り込みのことであり、スリットの有無によって裾のスッキリさが変わってきます。

白Tシャツを選ぶ時は、この2つのポイントに注意して裾を見てみて下さい。
そして下着っぽく見られないのは、
ボックスカットのスリットあり
です。
まずカッティングですが、ラウンドカットは下着っぽさまではいかないまでも、ややインナー感が出ます。
それもそのはず、元々ラウンドカットってパンツにインしやすいためのディティールですからね。
加えてラウンドカットのTシャツは、1枚で着た時にやや女性的・中性的な雰囲気が出ますから、そういう部分でもメンズが1枚で着るのには適していないのかも知れません。
次にスリットに関してですが、スリットは入っていた方がベター。
下着でスリットが入っているものってほとんどないため下着っぽさは薄れますし、裾に生地の溜まりができないので1枚で着た時にすっきりと見えやすいですしね。
袖の長さ・太さ

今回想定しているのは半袖〜5分袖くらいの白Tシャツですが、こういった長袖ではないTシャツにおいて、袖の長さ・太さが全体の印象を大きく左右するのはお分かりいただけますよね?
そして今のトレンド的には、袖が長く(5分に近く)・太い方がおすすめです。
下火になっているとは言え、ビッグシルエットブームの名残りはまだまだ続いていますからね。
加えて下着の袖は、上に着た服の袖からはみ出ないように短く、そしてシルエット的に干渉しないように細くなっていますから、下着っぽく見られないためにはその逆を行った方が良いわけです。
生地の厚み

シンプルに乳首透けるの嫌ですよね?笑
どんなにイケメンでも白Tシャツから乳首透けてたら100年の恋も冷めるってもんです。
まあガッシガシに分厚いTシャツを着ろとは言いませんが、1枚で着るためにはある程度の厚みがあった方が良いでしょう。
生地に厚みがあると透け感を抑えられるだけでなく、身体のラインを拾わないので体型隠しにもなりますしね。
GUNZE グンゼ YG(ワイジー) 【Tシャツ専用インナー】汗取りパッド付スリーブレス(メンズ)【まとめ買い対象】 クリアベージュ M
もしくはこういう
私も着ていますが、乳首が透けない上に汗染み予防にもなるのでなかなか良い感じですよ。
ただしまだ真夏には着ていないので、30℃を超えるような猛暑になった時にどうかは分かりませんが…笑
まあそういうわけで、乳首透け防止にはある程度厚みのあるTシャツが良いわけですが、厚めの生地ってどうしてもガサっと粗めの肌触りとなって着心地は悪くなりがち。
生地の厚みと着心地のバランスのうまく取れたTシャツを選んでいく必要があるんですが、そのあたりやここまでのポイントを含めて、ここからは私がおすすめのTシャツをご紹介していきます。
1枚でサマになる!おすすめの白Tシャツ
CAMBER(キャンバー) マックスウェイト Tシャツ
CAMBER(キャンバー)はアメリカを代表するカットソーブランドであり、1948年に生地工場として設立されてから70年以上の間愛され続けているブランドです。
そのキャンバーの名作であるマックスヘビーウェイトTシャツは、8オンスもの極厚のコットン生地を使った『This is USA』と言わんばかりのタフな1枚。
とにかくタフでガシガシ着れることで、アメカジ好きを中心に人気のTシャツですね。
ちなみにこのオンスってのは『1ヤード四方の生地の重さ』であり、基本的にはオンスが大きい(重い)ほど厚い生地になっていきます。
参考までに一般的なデニムが12〜14オンス、後述のHanes(ヘインズ)のBEEFY-Tが6.1オンスなので、キャンバーのマックスウェイトTシャツがいかに分厚いかが分かると思います。
ただ個人的にはちょっと生地がガサガサし過ぎかなという印象。
またキャンバーのTシャツの特徴として、全体的なサイズ感の割りにかなり首元が詰まっているのでそこも少し苦しかったかな。(私って多分首が太めなんですよね)
それでも乳首透けってなんですか?ってくらいに厚みがあって、誰がどう見ても下着になんか見えないTシャツな上に、価格が7,480円(税込)と生地の厚みの割には結構安かったりするので、アメカジ好きな人とかにはおすすめできる1枚ですね。
AURALEE(オーラリー) STAND UP Tee

生地にとことんこだわるドメブラ、AURALEE(オーラリー)のスタンドアップTは、ブランドを代表する定番かつ人気のアイテム。
なおAURALEEのスタンドアップTは、上のキャンバー(CAMBER)のマックスヘビーウェイトTシャツをモチーフにしたアイテムです。
ただ先述のように、このキャンバーのマックスヘビーウェイトTは、私も着ていたことがあるんですが、どうも着心地が良くない。
その厚みの余りどうしても生地感が少しガサついてしまい、アメリカっぽいと言えばアメリカっぽいんだけど着心地っていう面ではお世辞にも良いとは言えないんですよね。
しかしそこはさすがのAURALEE、スタンドアップTシャツは一味も二味も違います。
生地の厚み自体はキャンバーよりも極厚で、それこそ名前の通りTシャツがそれだけで自立する程の厚さ・硬さがあるのですが、生地感が素晴らしく着心地も良くなっています。
しっとりと滑らかで、独特のヌメりのある生地は、なかなか他では見ることのできない質感。

また生地が極厚なので夏は暑くて着れないんじゃないの?って思うんですが、着た時の立体感のおかげで肌に触れる面積が少なくて意外と涼しいんです。
さらに脇にはベンチレーションホールも付いています。(Tシャツでベンチレーションホールなんて見たことないですよね笑)
価格は17,600円(税込)と、Tシャツ1枚としてはびっくりするくらい高いですが、その分満足感の得られるTシャツだとは思います。
BATONER(バトナー) パックT

BATONER(バトナー)は、山形県の奥山メリヤスというニット工場が運営するファクトリーブランド。
ファクトリーブランドらしく良質なアイテムをお手頃価格で作っているため、最近とても人気の出てきたブランドですね。
そんなBATONERのパックTは
- 度詰めでハリコシがあり、ガシガシ着られるFather
- 極細番手のスヴィンコットンを使い、スムースかつモチモチな触り心地が気持ち良いMother
の2種類がありますが、このどちらも素晴らしい出来。(20SSでは現時点ではFatherの方しかリリースされていません)
私自身19SSでMother、20SSでFather(にあたる方)を購入しており、正直クオリティでは甲乙つけ難いのですが、1枚で着ると考えた時にはFatherの方がしっくりくるでしょう。
サイズ感も大袈裟ではないくらいのゆったりとしたもので、首元リブも太過ぎず細過ぎずな適度な太さ。
また裾部分はスリットの入っていないボックスカットとなっており、1枚で着た時にキレイに見えるような形をしています。
Hanes BEEFY-T
パックTと言えば!というブランドであるHanes(ヘインズ)。
アメリカを代表する老舗Tシャツブランドであり、その創業はなんと1901年。
元々はアンダーウェアを主軸にやってきたブランドではありますが、1975年にプリントTシャツのボディとしてBEEFY-Tが生まれます。
またHanesのウェブサイトによると、このBEEFY-TをきっかけにTシャツをアウターとして着るという文化が根付いたとか。(本当だとしたらすごい!)
BEEFY(ビーフィー)という名前は「牛のようにタフ」という意味であり、その名の通り6.1オンスのヘビーウェイトで、非常にタフなTシャツとなっています。
シルエットはくびれのないオーセンティックなボックスシルエットで、スリットは入っていないとてもプレーンなデザイン。(元々ボディとして作られているから当然っちゃ当然なんだけど)
Hanesの特徴として、丸胴編みという脇に縫い目のない製法であり、首裏のタグもないので着心地も抜群ですね。
さらにコットン100%のため、着込めば着込むほど馴染んでいくのも服好きには嬉しいポイントです。
そしてなんといっても最大の魅力がその価格。
なんと1枚1,650円(税込)と今回ご紹介するTシャツの中でもダントツの安さになっています。(AURALEEなんてBEEFTYの10倍…)
また今回はおすすめの白Tシャツとしてご紹介していますが、元がボディ用のTシャツなのでカラーバリエーションが豊富なのも魅力の1つで、白の他にも
- ブラック
- パープル
- ネイビー
- グレー
- レッド
- ダークグリーン
- カーキ
といったカラーがあります。
【おしゃれ初心者向け!白Tシャツの選び方を考える】まとめ
今回はあくまで多くの人におしゃれって思われたい、ダサいと思われたくないって人向けに、言ってしまえば無難なTシャツの選び方を考えてみました。
ファションやおしゃれの基礎の基礎の部分ではありますが、意外とみんな気にできていない部分でもあります。
やっぱりこの「白Tシャツ」を主役にしたシンプルコーデって、私みたいにどんなに服好きで色んな服を持っていたとしても、やっぱりカッコいいなって思うんですよ。
だからこそしっかりとカッコいい白Tシャツを選んで、さりげなカッコよく夏を乗り切っていきたいですね。
ではまた!!