こんにちは、ham(ham50865160)です。
今や国民服と言ってもいいほど日常になくてはならなくなったUNIQLO(ユニクロ)。
皆さんの中にも1度もUNIQLOの服を買ったことのないという人はほとんどいないでしょう。
一昔前って、
みたいなイメージがあったと思います。(未だにそういう偏見を持っている人もいますよね)
しかし最近は多くのラグジュアリーブランドや有名デザイナーと積極的にコラボをして、
UNIQLO価格でデザインも良い
という、ある意味アパレル業界にとっては破壊的なアイテムも多くなってきました。
コラボしたブランド、デザイナーはパッと上がるだけでも、
- ジル サンダー
- クリストフ ルメール
- アレクサンダー ワン
- JW アンダーソン
- イネス ド ラ フレサンジュ
などなど、まさに錚々たるメンツ。
最近でいうとEngineered Garments(エンジニアードガーメンツ)とのコラボも話題になりましたね。
さらにこのようなコラボに影響を受け、通常ラインのデザインも良くなってきたこともあって、ファッションインフルエンサーたちは
「UNIQLOでおしゃれになる」
「UNIQLOで作るプチプラおしゃれコーデ」
的な企画や記事を出しまくり。笑
みたいな流れも増えましたし、いまやファッションに興味がない人やお金をかけたくない人はここを目指すことこそが正解みたいな雰囲気になりつつあります。
そんな中私も例に漏れず、どうしても服にお金をかけられない時期や注目のコラボアイテムが出た時などは、UNIQLOのアイテムを頻繁に買っていたんですが…
ある時ふと考えて、UNIQLOを買うのをやめました。
さて前置きが長くなりましたが、今回はなぜ私がUNIQLOの服を買うのをやめたのかをご説明させていただきます。
(あくまでファッションアイテムとして買わなくなったわけで、インナーや靴下などはすべてUNIQLOと言っても過言ではないくらいお世話になっていますよ。笑)

目次
安物買いの銭失い?私がUNIQLO(ユニクロ)を買うのをやめた5つの理由【ファストファッションとの付き合い方】
ファッションアイテムとしてのストーリー性に欠ける

私は服が好きです。
そしてドメブラが好きでよく買います。
なぜかというとドメブラはそのアイテムの裏にあるストーリーが見えやすいから。(もちろん品質が良いのは言うまでもありません)
私のような服好きな人って、それぞれのブランドやひとつひとつアイテムの裏にあるストーリー性や、バックグラウンドを含めて服が好きという人が多いと思います。
服好きの定義については、こちらの記事でより深く考察しています。

その点UNIQLOは、様々なブランドやデザイナーとコラボしてデザインの良いアイテムを作ってきてはいますが、やはりアイテムひとつひとつにストーリーやバックグラウンドは感じにくいですよね?
言い方は非常に悪いですが、所詮は量産服といった感じです。
デザイナーズブランドの方が品質、デザインともに優れているから
確かにそうなんですが、こちらも大きな理由。
前述したように元々UNIQLOは品質は優れていますし、ハイブランドや有名デザイナーとのコラボを通してデザインも良くなってきています。
ただしいかに品質やデザインが良いと言っても、あくまで
「UNIQLOの中では」、「ファストファッションの価格帯の中では」
です。
確かにその辺のセレオリと比べると遜色ない、むしろUNIQLOの方が上質なアイテムも多く存在するでしょう。
しかし、私が普段買っているようなドメブラをはじめとしたデザイナーズブランドに比べると、品質、デザインともにはるかに劣っています。
価格が全然違うのだから当たり前なのですが、服が好きでお金をかけてでも良い服が着たいという人にとっては、やはりUNIQLOでは物足りないんですよ。
それがどんなに有名ブランドやデザイナーとコラボしたものであっても、です。
UNIQLOが注目のコラボアイテムを出す度に、
とか言っているファッションインフルエンサーがいますが、彼らは一体どれだけ日常的にUNIQLOのアイテムを着ているのでしょうか?
ファッションインフルエンサーというくらいなので、当然服好きな人たちが多いはずですし、普段からデザイナーズブランドもたくさん買っているでしょう。
その中で、UNIQLOの出番はそう多くないでしょうね。
ただ勘違いして欲しくないのは、UNIQLOはおしゃれにお金をかけられない人、あるいはお金をかけたくない人にとっては、素晴らしい選択肢であるということ。
あくまで服好きの私にとっては物足りないというだけで、全国民がデザイナーズを着ればいいなんて微塵も思っていません。
UNIQLOでファッションや服の面白さに気付いて、服好きになってくれる人が増えればいいなとも思いますしね。
圧倒的に思い入れがなく、お気に入りにならない

上の2つの理由から、私のような服好きはUNIQLOでは満足できないということが分かってもらえたでしょう。
しかしじゃあなぜ最近まで私もUNIQLOの服を買っていたかというと、
安いし、なんか話題になってるから
でした。笑
所詮は本当に欲しいアイテムの下位互換であったり、ただの興味半分なんですよ。
でもそんな動機で買ったアイテムって圧倒的にお気に入り度が低いんです。
最初は新鮮で少し着るかもしれないけど、結局着なくなる。
1シーズン着れば良い方で、次のシーズンも着ることなんてほぼなかったように記憶しています。
またUNIQLOは、アイテム自体がストーリー性やバックグラウンドを持ちにくいという話をしましたが、それと同時に購入する際にもストーリーができにくいです。
例えばデザイナーズブランドだったら、
という風に、購入するという行為自体にもストーリーが残りやすくく、それだけで愛着が湧くものです。
一方UNIQLOのアイテムは、
くらいの感覚で買うので、当然愛着も湧きにくい。
例えば私は、UNIQLO and LEMAIREが始まった2015年からコラボアイテムを買ってきましたが、今も着ている、なんならクローゼットに残っているものすらも皆無だと思います。
所有欲が満たされない

服好きにとっては所有欲が満たされるかどうかも大きなポイント。
ここで言う所有欲とは、その服を着ている(持っている)だけで味わえる高揚感とも言えるでしょう。
所有欲を満たしてくれる服。
服好きにとってこれほど素敵なものはありません。
一方で、UNIQLOの服を所持することでテンションの上がる人ってあまりいないですよね?(0とは言い切れませんが…)
この辺りは所詮は自己満足なんですが、服好きにとっては本当に重要なファクターなんです。
少し脱線しますが、日本を代表するデザイナーズブランドであるYoji Yamamoto(ヨウジヤマモト)のデザイナー山本燿司さんがあるインタビューでこう答えていました。
一日に何回も、ファストファッションで買い物するなんて、少しは疑問持てよ。
一着の服を選ぶってことは一つの生活を選ぶってことだぞ。
めちゃくちゃカッコ良くないですか?
安いから、話題だから、という理由でファストファッションを買っていた自分が恥ずかしくなりましたね。
リセールバリューが安い

UNIQLOのアイテムって基本的には大量生産大量消費を前提としており、同じアイテムでも日本全国で、それこそめちゃくちゃ大量に販売されていますよね。
さらに1つ1つの単価も安いので二次市場で売るときにほとんど値段が付かず、文字通り「消費」の意味合いが大きいんですよね。
使い捨ての服とでも言いましょうか。
デザイナーズブランドは元値が高いですがその分リセールバリューも高く(ときには元値やそれ以上になることも)、次のアイテムを買うための資金にできたりします。
自分が着なくなっても他の誰かが着てくれるし、自分もそれで次の服を買う資金が得られる。
大きくなり過ぎたファストフッションに対して、これからのファッション業界はこういったサスティナブルを意識した取り組みも必要になってくるのでしょう。(もちろんUNIQLOやZARAなんかもサスティナブルな取り組みに力を入れていますけどね)
私は服好きですから、こういった取り組みを含めてバックグラウンドのあるブランドを着たいと思います。
私が大好きなMARAKWARE(マーカウェア)も非常にサスティナブルを意識したブランド。
MARKAWAREに関してはこちらの記事で詳しく紹介していますので、お時間がある方は読んでみてください。

とここまで力説してきたんですけど、日本人のUNIQLOに対する信頼ってちょっと想像以上で、メルカリなどで価格はほとんど付かなくてもUNIQLOのアイテムって結構売れるんですよね…笑
【安物買いの銭失い?私がUNIQLO(ユニクロ)を買うのをやめた5つの理由】まとめ
今回の記事では私はUNIQLOを買わないと言ってきましたが、それはあくまで「ファッションアイテムとしては」です。
インナーや下着などはほぼ全てUNIQLOなんじゃないかってくらいお世話になっていますし、エアリズムはインナーとしてはベストオブベストのアイテムだと思っています。
そして何度も言いますが、ファッションや服に興味がない人にとってはUNIQLOは非常に有用ですし、ある程度までだったらUNIQLOでおしゃれになることはできます。
おしゃれ初心者にとってはとても聞こえが良くて甘い言葉ですよね。
しかし私の意見を正直に言うと、
ファッションに興味のない人が、UNIQLOだけでおしゃれになることは限りなく不可能に近い
と思います。
UNIQLOでおしゃれになることはできる。
これは事実だけど、
「ファッション初心者でも」UNIQLOでおしゃれができるかと言えば答えは限りなくNOに近い。
プロゲーマーなら初期装備でも全クリできるけど、普通の人は武器屋で武器買って装備を整えて強くなるでしょ?
あれと同じよ。
— ham(はむ)@遅咲きファッションブログ (@ham50865160) December 6, 2019
重要なのは話題性や価格に惑わされず、皆さんそれぞれ自分で考えて賢くUNIQLOと付き合っていくことだと思うんです。
そしてそれはUNIQLOだけでなく、他のファストファッションにも言えること。
UNIQLOをはじめとしたファストファッションは、間違いなくファッションをより楽しくしてくれる存在です。
ファストファッションと上手に付き合って、もっともっとファッションを楽しんでいきましょう。
ではまた!!
