こんにちは、ham(@ham50865160)です。
今や国民服、ライフラインと言ってもいいほど、日常になくてはならなくなったユニクロ(UNIQLO)。
皆さんの中でも、今まで1度もユニクロの服を買ったことのないという人はほとんどいないでしょう。
そんなユニクロも一昔前は、
みたいなイメージがあったと思います。(未だにそういう偏見を持っている人もいますよね)
しかし最近では、多くのハイブランドや有名デザイナーとのコラボを通して「ユニクロは価格も安いしデザインも素晴らしい」というイメージが定着してきましたよね。
コラボしたブランドやデザイナーはパッと上がるだけでも、
- ジル サンダー
- クリストフ ルメール
- アレクサンダー ワン
- JW アンダーソン
- イネス ド ラ フレサンジュ
などなど、まさに錚々たるメンツ。
そして何より、ファッションインフルエンサー(ブロガーやYouTuberなど)のユニクロ推しがすごくのなんのって。
もう「ユニクロを着ることこそがファッションの正解」「全身ユニクロでいかにオシャレになるかが勝負」みたいな風潮すらあります。
でもね、本当にそうでしょうか?
本当にユニクロを買い漁ることは賢い買い物なんでしょうか?
私も例に漏れず、コラボアイテムを中心にユニクロを買っていた時期もあったんですが…
ある時ふと考えて、ユニクロを買うのをやめました。
- 私がユニクロを買うのをやめた5つの理由
- ユニクロを買う=賢い買い物なのか?
- ユニクロとの上手な付き合い方
安物買いの銭失い?私がUNIQLO(ユニクロ)を買うのをやめた5つの理由【ファストファッションとの付き合い方】
ファッションアイテムとしてのストーリー性に欠ける
私は服が好きです。
そしてドメブラが好きでよく買います。
なぜかというとドメブラはそのアイテムの裏にあるストーリーが見えやすいから。(単純に服の品質が良いのは言うまでもありません)
私のような服好きって、それぞれのブランドやひとつひとつアイテムの裏にあるストーリー性や、バックグラウンドを含めて服が好きという人が多いと思うんですよね。
服好きの定義については、こちらの記事でより深く考察していますよ。
>>【徹底考察】服好きとおしゃれ好きの違いについて考えてみる。
その点ユニクロは、様々なブランドやデザイナーとコラボしてデザインの良いアイテムを作ってきてはいますが、やはりアイテムひとつひとつにストーリーやバックグラウンドは感じにくい。
すごく言い方は悪いですが、所詮は量産服といった感じです。
デザイナーズブランドの方が品質・デザインともに優れているから
私がユニクロを買わなくなった2つ目の理由は、ユニクロよりもデザイナーズブランドの方が品質・デザインともに優れているから。
確かにユニクロは品質については素晴らしいものがありますし、ハイブランドや有名デザイナーとのコラボを通してデザインが良くなっているのも事実。
ただしそれもあくまで「ユニクロの割には」「ファストファッションの価格帯の中では」です。
私が普段買っているようなデザイナーズブランドに比べると、品質・デザインともにはるかに劣っています。
もちろん価格が全然違うので当たり前ではあるんですが、服が好きである程度お金をかけてでも良い服が着たいという人にとっては、やはりユニクロでは圧倒的に物足りないんですよ。
それがどんなに有名ブランドやデザイナーとコラボしたものであっても、です。
ユニクロのコラボアイテムが出る度に、
とか言っているファッションインフルエンサーがいますが、彼らは一体どれだけ日常的にユニクロのアイテムを着ているのでしょうか?
ファッションインフルエンサーというくらいなので、当然服好きな人たちが多いはずですし、普段からデザイナーズブランドもたくさん買っているでしょう。
その中で、ユニクロの出番はそう多くないでしょうね。
ただ1つ勘違いして欲しくないのは、ユニクロはおしゃれにお金をかけられない人あるいはお金をかけたくない人にとっては素晴らしい選択肢であるということ。(だから私は、自分はユニクロを買わない・着なくてもブログでおすすめすることはあります)
みんながみんなデザイナーズブランドを着るべきとは微塵も思いませんし。
あくまで服好きの私にとって物足りないと言うだけで、ユニクロを通してファッションや服の魅力に気付いて、服好きになってくれる人が増えればいいなとも思っています。
圧倒的に思い入れがなく、お気に入りにならない
上の2つの理由から、私のような服好きはユニクロでは満足できないということが分かってもらえたでしょう。
しかし私も最近までユニクロの服を買っていました。
その理由は、「安いし、なんか話題になってるから」でした。笑
結局は本当に欲しいアイテムの下位互換であったり、ただの興味半分だったんですよ。
そしてそんな動機で買ったアイテムって、圧倒的にお気に入り度が低いんです。
最初は新鮮で少しは着るかもしれないけど、そのうち絶対着なくなる。
またユニクロはアイテム自体にストーリー性やバックグラウンドを感じにくいという話をしましたが、それと同時に購入する際にもストーリーができにくいです。
例えばデザイナーズブランドだったら、
という風に、購入するという行為自体にもストーリーが残りやすくく、そういうアイテムってそれだけで愛着が湧くもの。
一方でユニクロは、
くらいの感覚で買うので、当然愛着も湧きにくい。
私みたいな服好きにしてみると、クローゼットの中に愛着のないものがたくさんあるのって精神衛生上良くないんですよね。笑
それになんとなく買った10枚のシャツを着回すよりも、苦悩の末に買った最高にお気に入りな1枚のシャツをずっと着ていた方が、毎日楽しいと思いませんか?
所有欲が満たされない
服好きにとっては所有欲が満たされるかどうかも大きなポイント。
ここで言う所有欲とは、その服を着ている(持っている)だけで味わえる高揚感とも言えるでしょう。
所有欲を満たしてくれる服、服好きにとってこれほど素敵なものはありませんよ。
一方で、ユニクロの服を所持していること自体にテンションの上がる人ってあまりいないですよね?(0とは言い切れませんが…)
例えば私の場合、デザイナーズブランドの高い服を買った時って、部屋に飾ってただ眺めているだけでもニヤニヤできたりするもんなんですけど、ユニクロの服を部屋に飾ってニヤけている人って多分ほとんどいないですよね?
また日本を代表するデザイナーズブランドであるYoji Yamamoto(ヨウジヤマモト)のデザイナー山本燿司さんはあるインタビューでこう答えていました。
一日に何回も、ファストファッションで買い物するなんて、少しは疑問持てよ。
一着の服を選ぶってことは一つの生活を選ぶってことだぞ。
あまりのカッコ良さに震えましたよ。笑
安いから、話題だからという理由でユニクロを買っていた自分が恥ずかしくなりましたね。
リセールバリューが安い
ユニクロって基本的には大量生産大量消費を前提としており、同じアイテムでも日本全国で、それこそめちゃくちゃ大量に販売されていますよね。
さらに1つ1つの単価も安いのでメルカリなどの二次市場で売る時にほとんど値段が付かず、文字通り「消費」の意味合いが大きいんですよね。
使い捨ての服とも言えるでしょう。
一方デザイナーズブランドは元値が高いですがその分リセールバリューも高く、時には元値やそれ以上になることもあって次のアイテムを買うための資金にできたりします。
もちろんその服を自分がずっと着続けるのが1番なんですけど、例え自分が着なくなっても他の誰かが着てくれるし、自分もそれで次の服を買う資金が得られる。
大きくなり過ぎたファストフッションに対して、これからのファッション業界はこういったサスティナブルを意識した取り組みも必要になってくるんじゃないかなと思うんですよね。
せっかく好きな服を着るなら、こういった取り組みを含めてバックグラウンドのあるブランドを着たい。
私が大好きなMARAKWARE(マーカウェア)は、こういうサスティナブルな服作りにフォーカスしたブランドなんですけど、やっぱりそういう所も強く惹かれるんですよね。
UNIQLO(ユニクロ)を買うことは本当に賢い買い物なのか?
さてここまでは「私がユニクロを買うのをやめた理由」をご紹介してきましたが、ここからはユニクロを買うことは本当に賢い買い物なのか?について考えていきます。
結論:欲しくもないものを買うことは賢くない
結論から言いますと、いくら価格が安いからと言って欲しくもないもの・着ないものを買うことは賢い買い物ではありません。
ユニクロを買う時にこう考えることはありませんか?
私はありました。
やっぱユニクロってめっちゃ安いですから、そんなに欲しくなくても全然買えちゃうんですよね。
どんなに安くてもどんなに良くてもどんなにお得でも、自分が欲しくないものを買うことは決して賢い買い物ではありません。
ただし、服を「ツール」として考えるならユニクロを選ぶことは賢い
- 服が大好きで、服を買うのも着るのも楽しいから
- 自分のことをもっとカッコよく見せられるように
- 寒さ暑さを効率的にしのげるように
- 裸で外を歩くわけにはいかないから仕方なく…
- 特に何も考えていない
上のように様々な理由があると思いますが、この中で③や④のような目的で服を着る人にとってはユニクロは素晴らしい選択肢となります。
「おしゃれのためではなく、服をツール(道具)として着る人」と言ってもいいかも知れません。
皆さんご存知の通り、ユニクロは価格に対する単純な服のクオリティ(生地の質や縫製の丁寧さなど)は正直めちゃくちゃ高いですからね。
安くて作りが良くて日本中どこでも手に入る上に機能的で長く着られる…
ツールとして着る服ではこれ以上のものを私は知りませんし、こういう人にとってはユニクロを選ぶことが最も賢い選択だと言ってもいいんじゃないかな。
私が考える、ユニクロとの付き合い方
ユニクロでおしゃれになることはあなたが思っているより難しい
おしゃれ初心者にとって、とても聞こえが良くて甘い言葉ですよね。
わざわざ高い服を買わなくたっておしゃれになれちゃうんですから。
しかし私の意見を正直に言うと、ファッションに興味のない人がユニクロだけでおしゃれになることは限りなく不可能に近いと思っています。
UNIQLOでおしゃれになることはできる。
これは事実だけど、
「ファッション初心者でも」UNIQLOでおしゃれができるかと言えば答えは限りなくNOに近い。
プロゲーマーなら初期装備でも全クリできるけど、普通の人は武器屋で武器買って装備を整えて強くなるでしょ?
あれと同じよ。
— はむすけ|はむのファッションブログ (@ham50865160) December 6, 2019
ユニクロは言ってみればRPGでの初期装備、最初の街で手に入る装備なんです。
そしてその装備はゲームを進める(=おしゃれになる、服を好きになる)につれて卒業するもの。
確かに初期装備の中にはゲーム終盤まで使えるものもあるかも知れない、中には最初の街でずっとゆっくりしていたいって人もいるかも知れない。
でもゲームの中で強くなるためには強い装備が必要だし、そのゲームが好きになったらもっと色んな装備を使ってみたいですよね?
確かにユニクロである程度まではおしゃれになること、おしゃれっぽくなることはできるかも知れません。
でもおしゃれってのはそうやって手っ取り早くなるもんでもないし、私個人としてはそうやっておしゃれっぽく見せることにあまり意味はないように感じます。
ファッションインフルエンサーの意見に踊らされず、「自分にとって良い服」なのかを考えよう
繰り返しになりますが、ユニクロはファッションインフルエンサーたちの過剰とも言えるキャンペーンによって、正直言うと過大評価されている部分があります。
私も細々ながらファッションブロガーをやっているから分かるんですが、ぶっちゃけユニクロに関するコンテンツってめちゃくちゃ伸びるんですよ。
さらに大袈裟な表現の方が注目は集まりますから、どうしてもファッションインフルエンサーの言うことは誇張表現になりがち。
誠実で正直なレビューをしている人もいるにはいますが(もちろん私も可能な限り正直なレビューを心がけてはいます)、中には実物を見ないでレビューと謳っていたり、「これ他のブランドならウン万円はしますよ!!」みたいな、いやさすがにそれは言い過ぎだろっていう意見もよく見かけますからね…
だから皆さんには、そんなファッションインフルエンサーに惑わされないで欲しいんです。
100人が全員「良い服だ」と言っていても、あなたが良いと思わなかったらそれは決して「良い服」ではありませんから。
ユニクロの服を買う前には以下のことを考えられると良いですね。
- その服は他の誰でもなく、自分にとっての良い服なのか?
- その服は本当に欲しい服なのか?
- その服を日常的に着ている自分をイメージできるか?
【安物買いの銭失い?私がUNIQLO(ユニクロ)を買うのをやめた5つの理由】まとめ
今回の記事では私はユニクロを買わないと言ってきましたが、それはあくまで「ファッションアイテムとしては」です。
インナーや下着などはほぼ全てユニクロなんじゃないかってくらいお世話になっていますから。笑
まあこんなのはファッションに限ったことではないですが、今の時代ちょっと探せばいくらだって情報は手に入っちゃいます。
ネットに転がってる情報なんてそれこそ玉石混交ですし、どの情報があなたにとって良い情報なのかを見極める目が何よりも重要になってきます。
インフルエンサーの言葉(当然私の言葉もです)や世間での話題性、そして何より価格に惑わされずに、ユニクロがあなたにとって本当に「良いブランド」なのかを、他の誰でもないあなたの頭で考えてみてくれたら嬉しいですね。
ここまでこの記事ではユニクロに対して一貫して否定的なスタンスをとってきましたが、それはあくまで誰もが誰もユニクロを持ち上げて、半ば崇拝するような風潮に疑問を感じたから。
ただそういったことを抜きにして、しがないファッションブログを営むファッションを愛する1人の人間として最後に言いたいのは、ユニクロは間違いなくファッションをより楽しくしてくれる存在だということ。
ユニクロと上手に付き合うことで、もっともっとファッションを楽しんでいけたら良いですよね。
ではまた!!
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