- 今年こそカシミヤニットが欲しいなあ
- この先何年も着られる勝負ニットが欲しいなあ
- でもニットには出せて5万円だろ
こんな思いで、今回はBATONER(バトナー)のイノセントカシミヤリブクルーネックを購入しました。
私はここ数年「カシミヤニット欲しいなあ…でも高えなあ…」を繰り返していたのですが、ついに最高のニットに出会えましたよ。
カシミヤニットを探す果てしない旅を、ようやく終えられました
この記事ではBATONERのイノセントカシミヤリブクルーネックについて簡単にレビューしつつ、なぜ私がこのニットを選んだのか?このニットがなぜそんなに最高なのか?についてご紹介していきます。
私と同じ思いを抱いている人はぜひ参考にしてみて下さい
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
BATONER(バトナー)のイノセントカシミヤリブクルーネックを簡易レビュー
今回私が購入したアイテムの詳細はこちら。
ブランド | BATONER |
アイテム | イノセントカシミヤリブクルーネック |
シーズン(購入時期) | 2023年秋冬 |
カラー | ブラウン |
サイズ | 4(XL相当) |
素材 | カシミヤ100% |
価格 | 55,000円(税込) |
ちなみに私はBATONERの公式オンラインストアで購入しました。
BATONERの公式オンラインストアは返品交換が可能なので、使いやすくておすすめですよ!
厳選されたカシミヤを贅沢に使用している
BATONERのイノセントカシミヤリブクルーネックには、その名の通りイノセントカシミヤと呼ばれるカシミヤが100%使用されています。
イノセントカシミヤは寒暖差の激しい地域で採取されたカシミヤの中でも均一性の高いものだけを紡毛し、毛羽立ち過ぎないすっきりとした風合いが特徴。
よくある毛足の長いふわふわのカシミヤとは違って、ややソリッドながらもカシミヤの柔らかさやなめらかさは存分に感じられる最高の生地感となっています。
ちなみに「イノセントカシミヤ」という言葉はBATONERのオリジナルっぽくて、他で一般的に使われる素材の呼び方ではないようです。
いやね、このニットを着てみて思ったんですけど、カシミヤニットって本当にめちゃくちゃ良いですよね。
昨今よくある「まるでカシミヤのような〜」とか「カシミヤにも引けを取らない〜」とか言われるウールやヤク、アルパカのニットとは、はっきりと一線を画す素材感だなと。
ウールなどのニットって服単体で触った時のふわふわ感やなめらかさは結構いいとこまでいきます。
ただ実際に着るとチクチクしたりずっしりと重かったり、やっぱどうしてもカシミヤには及ばないところがあるんですよね。
その点カシミヤ100%はこれ以上なくふわふわでなめらか、そんでもって軽くて暖かいっていう、文句なしでニット素材の頂点。
価格やケアの簡単さを度外視して、素材の上質さだけで言うとやっぱりカシミヤが最強だなって思いました
シンプルかつ、BATONERの技術の高さが窺えるデザイン
最高の素材を贅沢に使用しているイノセントカシミヤリブクルーネックですが、デザインは本当にシンプルなリブニット。
ただこのシンプルさの中にもBATONERの技術は光っているんです。
例えばこのリブもそう。
カシミヤのような柔らかい素材で細かいリブが潰れてしまったりするそうなのですが、上の写真くらいまで拡大してもリブがしっかりと立っています。
リブがしっかりと立っていることで生地に立体感が生まれ、ニット全体としてものっぺりとならず、良い塩梅でデザイン性が出るというもの。
また肩はサドルショルダー(※)になっており、肩周りの可動域を確保しながら幅広い体格の人が無理なく着ることができるのも魅力でしょう。
サドルショルダーはクラシカルなディテールなので、デザインのアクセントにもなっています
サドルショルダーはラグランスリーブの1種で、ステッチが首から肩の途中までは肩と並行に走り、そこから脇下にかけては斜めに走るという構造になっています。(通常のラグランスリーブは首から脇下にまっすぐステッチが走る)
この肩のステッチが馬の鞍(サドル)のように見えることから「サドルショルダー(サドルラグラン)」と呼ばれています。
なおサドルショルダーのメリットは、通常のラグランスリーブと同様に腕肩の可動域が広く動かしやすい、などがあります。
ブラウンの色味が絶妙
私が購入したのはブラウンというカラーですが、このブラウンがまた絶妙な色味で良いんですわ。
そもそも私はニットはベージュやブラウンといった暖色系が好きでして、同じようなカラーばかり買ってしまうのですが、このブラウンもまた最高。
しっかりとブラウン味がありながらも、柔らかい毛羽やリブの立体感のおかげで良い感じに杢っぽくなっており、強い色ではないので他の色との馴染みも良い。
ブラックやネイビーはもちろん、昨今流行っているカーキとの相性も良いですし、少し色味をずらして同系色のベージュやブラウンと合わせても良さそうです。
まあ要するに合わせるアウターやパンツの色味は何でもいいってことですね
なおイノセントカシミヤリブクルーネックはブラウンの他にもカラバリが豊富で、以下の6色展開となっています。
- アイボリー
- グレー
- ブラウン
- レッド
- ネイビー
- ブラック
メンズならレッド以外の5色だったらどれでも汎用性高く着られそうですね
カシミヤニットでこの価格はコスパ良いって
イノセントカシミヤリブクルーネックは定価55,000円(税込)ですが、このレベルのカシミヤニットでは破格の値段だと思います。
いやいや、5万円以上するニットが安いなんて…(頭おかしいとちゃうか?)
確かにニット1着5万は高い、高いのは十分わかるのですが、それでもなおもう一度言わせて欲しい。
このレベルのニットでこの価格はマジで破格に安いです。
服の価格高騰が叫ばれる昨今において、ドメブラのカシミヤ100%ニットなんて言ったら5万円じゃまあ買えないですからね。
カシミヤニットで有名なHERILL(ヘリル)は約8万円ですし、生地の質に対して比較的に価格が良心的とされるAURALEE(オーラリー)だって66,000円です。
また安価なカシミヤニットってニットとは名ばかりでほとんどカットソーみたいな薄さのやつもありますけど、イノセントカシミヤリブクルーネックは生地の厚みもしっかりとありますし。
とまあ、こりゃあどう考えてもコスパが良いでしょ。
メンズのカシミヤニットのデザインなんてどのブランドもほぼないようなもんですので、差を付けるのは素材・生地になってきます。
そして今まで色んな生地を触った上で言わせてもらっても、BATONERのイノセントカシミヤは本当に良い生地ですしね。
このコスパの良さはBATONERがファクトリーブランドだからってのもあるんですよね
なぜ私がBATONER(バトナー)のイノセントカシミヤリブクルーネックを選んだのか?
カシミヤニットがずっと欲しかった
ずっとカシミヤニットが欲しかったんです。
やっぱり服にこだわる大人だったら、冬はカシミヤニットだろう、と
正直HERILLやAURALEEも検討して試着とかもしてたんですが、色味やデザイン的にドンピシャまではもうちょいかなあってなってたんですよね。
そんなカシミヤ迷子で途方に暮れていた時にBATONERのイノセントカシミヤリブクルーネックに出会ったのですが、ビビッときましたね。(まあ実際に出会ったわけではなく、インスタで見かけたんですが笑)
やっぱりこのリブ編みの畦(あぜ)が良いですよ。
他のカシミヤニットってふわっと均一な表情をしているので、若干女性っぽさやかわいらしさがあるんですが、リブニットにすることでそこがなくなる。
それでいてカシミヤの生地の魅力は存分に享受できるわけですから、こりゃあたまらんと。
ブラウンの色味も、明る過ぎるHERILLや少し暖かみの強いAURALEEと比べても、無彩色っぽい感じが男らしくて良いですよね。
この先何年も着られる勝負ニットを探していた
イノセントカシミヤリブクルーネックは普遍的なデザインなので、この先何年も長く着ることができるなって思ったんです。
シルエットもゆったりめではありますが、サイズ4(XL相当)でも過度なオーバーサイズではないですし。
やっぱりね、毎年のように「なんか新しいニット欲しいなー」って思うのが嫌だったんです。
衣替えをして引っ張り出してきた時に、「あーこれこれ。これさえあれば私の秋冬は無敵…」って思える勝負ニットが欲しかったんですよ。
…来年からは衣替えが楽しみになりそうですね(ニチャア
BATONERの中でもマイナーなモデルだった(だがそれが良い)
イノセントカシミヤリブクルーネックはBATONERの中でも比較的マイナーなモデルです。
取り扱いショップも非常に少ないですし、シグネチャーニットシリーズとかと違って「BATONERといえば!」的なアイテムでは全然ないんですよね。
シグネチャーニットは一目でBATONERだと分かるデザインをしていますが、イノセントカシミヤリブクルーネックは見ただけでBATONERだと分かる人はほぼいないでしょう。
でもそこが良くないですか?
なんか通っぽいというか、知る人ぞ知る的な。
またBATONERでカシミアニットというと、同じイノセントカシミヤの生地を使用したイノセントカシミヤクルーネックというアイテムがあって、そちらの方が知名度はかなり高め。
イノセントカシミヤクルーネックはイノセントカシミヤを使用したリブ編みではないニットでして、本当に王道のカシミヤニット、非常にスタンダードなデザインになっています。
こちらはセレクトショップでも割と取り扱いがありまして、普通はBATONERのカシミヤニットというとリブ編みじゃない方を思い浮かべるんじゃないかと。(そもそもBATONERにカシミヤニットのイメージってあんまりないですけど)
そこであえてのリブ編みですよ!
完全に自己満足ですが、ファッションってそんなもんですからね
「どんなに高くてもニットは5万円までかな」と思っていた
正直HERILLやAURALEEがなんで買えなかったかって言うと、ズバリ価格ですよ。
いやいや無理無理。
妻子持ちのしがないサラリーマンにはニット1着5万がギリ。
っていうか普通に5万でもギリアウトです。
その点BATONERはなんと良心的か、ギリギリ5万円以下に収まってますからね。(消費税ってなんですか?聞いたことないですね)
やっぱりね、どんなに服好きでも「このジャンルはここが上限」、超えちゃいけないラインっていうのがあると思うんです。
ちなみに私の場合はこんな感じです。
- カットソー:2万円
- シャツ:4万円
- ニット:5万円
- パンツ:4万円
- アウター:15万円
- シューズ:10万円
【BATONER(バトナー)のカシミヤニットを購入したら、良過ぎてびっくりした話】まとめ
今回は「最高にクオリティが高くてめっちゃコスパが良いカシミヤニットを買ったから、その自慢を聞いてください!」という話でした。
上記のようにイノセントカシミヤリブクルーネックはややマイナーなので、玉数自体が少ない代わりにまだまだ在庫はありそうです。
私の知っているところだとBATONERの公式オンラインストア(私もここで買いました)と山形のtatazumaiizumaiというショップで取り扱いがあります。
tatazumaiizumaiは仙台の人気セレクトショップ業(nariwai)さんの系列店です
正直これ以上コスパの良いカシミヤニットは知らないってくらい良いニットですので、気になる人はぜひ見てみてください。
ではまた!!
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