- そろそろ良い財布が欲しいんだよな
- 露骨なブランド財布ってちょっと嫌だよね
- 知る人ぞ知る、おしゃれな財布を探している
という人いませんか?
財布って意外と目に付くものなので、大人の男としては良い物は持っておきたいんだけど、ブランド選びが結構難しいんですよね。
明らかな安物は嫌だし、ゴリゴリのハイブランドっていうのも何だか下品な感じがする…
財布選びってその人の好みやセンスが分かりやすく出るからこそ、変なものは持ちたくないって気持ち、よく分かります。
まあでも今はキャッシュレスにしてるから財布ってあんまり持ち歩かないんだよなあ…
確かにここ数年で一気にキャッシュレスが浸透して、財布のお金を入れるものとしての機能・役割って薄くなってきていますよね。
ただこの先すべての日本人が誰も財布を持たない、なんてことになるとは考えにくく、そうなると「お金を入れる財布」としてよりも「ファッション小物としての財布」の重要性が大きくなってくる気がしませんか?
ということで今回は、ド定番のブランドではないけれども、とてもおしゃれで良い財布を作っているブランドを5つご紹介します。
少し渋めのチョイスとなっているので、周りの人と被りたくない、あからさまなブランド物は嫌だっていう人は必見ですよ。
もちろん男性へのプレゼントとしても「センスあるな〜」と唸ってもらえるようなブランドとなっています
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
王道はもう飽きたって人におすすめしたい財布ブランド5選【デキる男は財布がおしゃれ】
ETTINGER(エッティンガー)
エッティンガー(ETTINGER)は1934年にイギリスで生まれたレザークラフトブランドで、今回ご紹介する中では断トツに歴史と格式のあるブランドとなります。
エッティンガーはあのロイヤルワラント(英国王室御用達の認定)も所有しているブランドです
そんなエッティンガーの財布はとにかくスマートさが魅力。
紳士の国・イギリスらしいミニマルで品のあるデザインは、まさに仕事がデキるビジネスマンが持つに相応しい財布です。
スーツの内ポケットに入れた時にスーツのシルエットを崩さないように小銭入れのない長財布が多いので、別でコインケースを持たなきゃいけないという手間はあるのですが、そういった手間をかけてもスーツを美しく魅せるというところが英国紳士っぽくて憧れますよね。
今はキャッシュレスで小銭を使わない場面も増えたしね
またデザインのスマートさとはうって変わって、徹底的に職人気質な部分もあるのもエッティンガーの特徴。
世界中のタンナーから仕入れた高級革を使って今なおメイドインイングランドで作られるハイクオリティなレザーアイテムは、見た目が美しいのはもちろん耐久性も抜群で、使い込むほどに味わい深い経年変化をしていきます。
革にロウをたっぷりと染み込ませて耐久性を上げたイギリスの伝統的なブライドルレザーはエッティンガーの代名詞でもあって、使い始めは粉をふいたように白くてサラサラとした見た目ですが、時間が経つと驚くほどのツヤが出てくるんですよ。
レザーの経年変化を楽しみたいという人にはぜひ見てみて欲しいですね
エッティンガーの価格は最も一般的な長財布で5〜6万円、二つ折りで4〜5万円と、長い伝統のある格式高いブランドとしては割と手の出しやすい価格になっているんじゃないかと思います。
\英国王室御用達のスマートなデザイン/
forme(フォルメ)
フォルメ(forme)は浅草を中心に活動するレザークラフトブランドで、ブランドとしては革靴がメインで展開しているのですが、財布などの革小物も充実しています。
フォルメには長財布から二つ折り、さらに小さなコインケースまで様々な種類の財布があるのですが、私はShort Wallet(ショートウォレット)という二つ折りのタイプを推したい。
と言うのも私自身も今メインの財布としてフォルメのShort Walletを使っていまして、これがデザインも良いし本当に使いやすくって、「あ、もう一生この財布でも良いかな」と思えるほど気に入っているんですよね。
男性の手にすっぽり収まるくらいのコンパクトなサイズ感ながらお札を二つ折りで入れられるスペースもあり、小銭入れやカード入れも充実していて機能性は抜群です。
コンパクトな財布だとお札が三つ折りじゃないと入らなかったり小銭入れがなかったりということも往々にしてあるので、コンパクトなのに財布としての機能を一通り揃えているのはありがたいですよ
余計なデザインやロゴマークなどはまったくなく、レザーの美しさと素材使い(外側と内側で使っているレザーが違う)だけでデザインになっているのも、匿名性の高い日本の職人が作るブランドらしくて個人的には大好きですね。
またフォルメの財布には、同じデザインでも様々な違う種類の素材を使ったモデルが存在するのも1つの特徴。
キメの細かいベビーカーフやシボ感が特徴で傷や汚れに強いティグレスレザーなど、それぞれに個性があって魅力的な素材ばかりなので、その人の好みや生活スタイルによって選べるのは嬉しいですね。
フォルメのShort Walletついてはこちらの記事でさらに詳しく魅力を語りまくっているので、気になった人はぜひ読んでみてください。
フォルメの財布は素材によって多少異なりますが、Short Walletなどの小型の財布で3万円前後、長財布で4〜5万円となっています。
シンプルかつ上質で長く使えると考えると、決して高くはないと思いますよ
ED ROBERT JUDSON(エドロバートジャドソン)
エドロバートジャドソン(ED ROBERT JUDSON)は2009年にデザイナーの江崎賢さんが立ち上げた日本のレザーブランド。
特徴的なそのブランド名は実在の科学者と発明家の名前、そして東京を表す「江戸」という3つの言葉を組み合わせた架空の職人の名前となっています。
日常の物事をヒントに架空の職人が生み出すアイディアツール
をコンセプトに、クリップやバネ、メモ帳などの日常生活にある小物を使ったおもしろいデザインのアイテムが人気のブランドです。
そんなエドロバートジャドソンの中でも人気が高いのが、リングタイプのメモ帳をモチーフにしたMEMOという二つ折り財布。
メモ帳に何でもスクラップする感覚で使えるというコンセプトで作られたMEMOは、見た目は誰もが一度は使ったことのあるリングメモ帳そのまんま。
二つ折りの折り目の部分がリングになっている変わったデザインが特徴ですが、意外にも札入れや小銭入れ、カード入れといった財布としての機能も充実しており、お札も二つ折りで入れられるという収納力の高さが魅力です。
また小銭やカードをたくさん入れてパンパンになった姿も、使い込んだメモ帳みたいでそれはそれで良い感じになるんですよね。
エドロバートジャドソンは独創的なデザインと確かな機能性を両立しているブランドなんですよ
他にもコインケースとマネークリップが一体化したようなミニウォレットや、小銭入れがま口になっている二つ折り財布など、個性的で唯一無二なデザインの財布が数多くラインナップされています。
「ありきたりな財布は嫌だ」「財布で個性を出していきたい」という人には、エドロバートジャドソンはぴったりのブランドだと思いますよ。
なおエドロバートジャドソンではメインの素材となるレザーはもちろん、バネやクリップといった素材にも世界の有名メーカーのものを使っているので、見た目の美しさだけでなく耐久性もバッチリ。
エドロバートジャドソンの価格は3万円前後と、独創的なデザインの割に比較的手の出しやすい価格になっています。
逆にシンプルな長財布や二つ折りの財布はないので、そういうのが良いって人は違うブランドの方が良いかもです
\リングメモ帳をモチーフにした面白いデザイン/
sot(ソット)
ソット(sot)は2002年に東京・恵比寿で創業した国産のレザーブランド。
こだわり抜いた素材と日本の職人の技術によって、シンプルで飽きの来ない、長く使えるデザインのレザーアイテムを作り続けているブランドとなっています。
ブランド名は「そっと寄り添うように」という言葉に由来していて、ブランド名の通り優しい雰囲気のアイテムが多いのが特徴ですね。
そんなソットでも特に人気なのが、イタリア・トスカーナ州の世界的タンナー(レザー会社)であるバダラッシ・カルロ社のプエブロレザーを使ったシリーズ。
プエブロレザーは、加工の過程であえて一度レザー表面を毛羽立たせることで生まれる独特の粗野な質感が魅力のレザーです。
また他と比べてオイル(牛脂)がたっぷりと染み込ませてあるので、しっとりと手に馴染むのはもちろん、水や乾燥だけでなく汚れにも強いという機能性まで備えているんです。
そしてソットのプエブロレザーアイテム最大の魅力は、何と言っても劇的かつ味わい深い経年変化。
例えばキャメルのプエブロレザーは元々は少し薄めのブラウンのような色味をしていますが、使い込むうちに色が深くなっていき、数年が経つと焦がした飴色のような渋みのあるダークブラウンへと育っていきます。
ソットのプエブロレザーには他にもブラックやグリーンといったカラーもあるので、それぞれのカラーではまた違った経年変化が楽しめるよ
また質感も新品時は少しザラザラとして毛羽立っているようですが、使い込むにつれてツルッとした質感に変化し、それは美しい光沢を帯びるようになります。
経年変化ってレザーアイテムを使う上で1番楽しいところですからね、ソットみたいに劇的に経年変化してくれると使い込み甲斐があるってもんですね。
なおソットの直営店では、新品の横に同じモデルを数年使い込んで経年変化したものを展示してくれているので、どのように経年変化していくのかが分かりやすいようになっています。
思わず「え?これ本当に同じカラーですか?」って聞いちゃうくらい劇的な経年変化をしているので、直営店に見に行くだけでも楽しいですよ
ちなみにソットの直営店は東京・渋谷や銀座、丸の内を含めて、全国に以下の計8店舗があります。
- 東急プラザ店(渋谷)
- キャットストリート店(渋谷)
- 東急プラザ店(銀座)
- 東京店(丸の内)
- 赤レンガ倉庫店(横浜)
- ジョイナス店(横浜)
- ナディアパーク店(名古屋)
- 阪急梅田店(大阪)
ソットの価格は二つ折り財布で2〜3万円、長財布でも3.5万円程度なので、経年変化を楽しみながら長く使うと思えば、かなりコスパは良いと言えるでしょう。
\劇的な経年変化が魅力/
ohta(オオタ)
オオタ(ohta)は2007年に生まれた日本のブランドで、財布だけでなく服やバッグなどのファッションアイテム全般を幅広く作っています。
デザイナーは太田雅貴さんという方で、オオタのブランドコンセプトについては以下のように語っています。
コレクションは僕にとって自分以外の世界との基点であり、意義ある日々への道標です。
ファッションを通して軌跡を残し、新たなる基点になれるよう清らかな暮らしに思いを巡らせ、心地よい衣服をつくり歩んでいきたいと思います。
そんなオオタは服やバッグではアートのような鮮やかな色使いや独創的なデザインが目を引く一方、財布に関して言うと非常にシンプルかつ洗練されているのが特徴。
オオタの財布は基本的にはletter(レター)という便箋をモチーフにしたモデルのみとなっていますが、letterには二つ折りと長財布、コインケースの3種類があり、どれも上質なレザーとミニマルながら使う人のことを考えたデザインでブランドを代表するアイテムとなっています。
オオタのブランドロゴである折り鶴がさりげなく型押しされてるのもかわいいですよね
letterの素材にはカウレザーが使われることが多く、レザーの質としてはある程度一般的なレベルだとは思いますが、その分カラーバリエーションの豊富さが魅力。
レッドやグリーン、ネイビーなどレザーの財布とは思えないくらいカラフルなバリエーションがあるので、ファッションアイテムとして持つ財布としては最高でしょう。
メンズの財布ってブラックかブラウン一辺倒だから、こういう鮮やかな色を選べるのは嬉しいですよね
【王道はもう飽きたって人におすすめしたい財布ブランド5選】まとめ
今回ご紹介した財布はどれも少しマニアックなブランドながら、ファッションアイテムとして本当に素晴らしい財布です。
ちなみに今回の5つのブランドの中で「どれを選べば良いか分からない」という人は、大体こんなイメージで選ぶと良いんじゃないかと。
- 伝統と格式を重視したい人はエッティンガー(ETTINGER)
- 知る人ぞ知るコアなブランドが良い人はフォルメ(forme)
- 個性を出していきたい人はエドロバートジャドソン(ED ROBERT JUDSON)
- 劇的な経年変化を楽しみたい人はソット(sot)
- シンプルかつ洗練された雰囲気が好きな人はオオタ(ohta)
繰り返しになりますが、財布はその人のセンスや人間性が表れるアイテム。
お会計の際にサッと取り出した財布がセンスあるものだったら、それだけでなんだかイケてる大人になれたような気もしてくるものですから。笑
皆さんも今回ご紹介した知る人ぞ知るブランドのおしゃれな財布で、周りと差を付けてみてはいかがでしょうか?
ではまた!!
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