- モードなスタイルが好き
- 最近のドメブラってどこもカジュアル過ぎてなんかしっくり来ないんだよな
- 素材にこだわっていてデザインはモード、みたいな最高のシャツないかな?
という人に、今回は最高にモードで、それでいて普段使いもしやすいシャツをご紹介していきます。
今回ご紹介するのはTOKIARI(トキアリ)というブランドのTOBARI(トバリ)というシャツ。
TOKIARIはモードな雰囲気が魅力のドメスティックブランドで、TOBARIはそんなTOKIARIを代表する人気アイテムです。
今回はTOKIARIさんの方からそのTOBARIをご提供いただいたのですが、これがめちゃくちゃ良くって。
TOBARI(ひいてはTOKIARIというブランド自体も)はカジュアル一辺倒な今のトレンドの中で良い意味で異質というか、袖を通した時にとても新鮮な高揚感があったんですよね。
モードなんだけどモード過ぎなくて、デイリーユースしやすいのに洗練されている、みたいなすごく絶妙なシャツなんですよ
ということでこの記事では、そんなTOKIARIのTOBARIについて、以下の内容を他のどこよりも詳しく・分かりやすく・正直にレビューしています。
- TOKIARI(トキアリ)というブランドについて
- TOKIARIのTOBARI(トバリ)の魅力・ここがたまらないってところ
- TOBARIを実際に着てみて分かった、ちょっと気になるところ…
提供してもらったとはいえ、私がしっかり着まくった上での正直なレビューとなりますので信用してもらって大丈夫ですよ
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
TOKIARI(トキアリ)ってどんなブランド?
TOBARIについてレビューする前に、まずはTOKIARI(トキアリ)
作っているブランドを深く知ると、アイテム自体にもさらに愛着が湧いてきますからね
早くTOBARIのレビューが見たいという人は、こちらからすぐにレビューに飛べます。
京都発のドメスティックブランド
TOKIARI(トキアリ)は、2022年春夏に京都でスタートしたドメスティックブランド。
デザイナーは中村憲一氏が務め、中村氏はTOKIARIの他に時在服飾設計
元々は京都の下鴨神社付近にアトリエを構えていたTOKIARI/時在服飾設計ですが、2023年には京都の百貨店である藤井大丸に出店し、2024年現在ではTOKIARIが見られるのは藤井大丸のみとなっています。
ブランド・ショップ立ち上げから1年で百貨店に店舗を構えるなんてすごいですよね
なお時在服飾設計では服の取り扱いはTOKIARIのみですが、アシックスやCIRO(シロ)といったファッション雑貨ブランドも取り扱いがあります。
なおTOKIARIはセレオリではなく、時在服飾設計とは独立したブランドということになるそうです
時代に流されない普遍的な服
TOKIARIのコンセプトは以下の通り。
時に在る衣服「タイムレス・クローゼット」
人生における相反する出来事を白と黒で表現し、普遍的(タイムレス)な服を作ること
いつの時代にも着られるタイムレスな服を作ることで、着る人の人生の悲喜交々な時を共に歩んで欲しい、という意味が込められています。
また「TOKIARI(時在り)」というブランド名の由来は、旧約聖書の中に書かれた一編の詩。
あなたへ (そしてすべてのひとへ)
天の下ではすべてに時機があり
すべての出来事に時がある
植えるに時があり抜くに時がある
泣くに時があり笑うに時がある
嘆くに時があり踊るに時がある
石を投げるに時があり石を集めるに時がある
抱くに時がありほどくに時がある
求めるに時があり失うのに時がある
保つに時があり放つのに時がある
裂くに時があり縫うに時がある
黙すに時があり語るに時がある
旧約聖書三章十一節「コヘレトの言葉 / 時の詩」より抜粋
上述のブランドコンセプトもこの詩の意味である、「人生の様々な場面に時が存在している」というところから来ているんですね。
「TOKIARI」って特徴的なブランドネームですが、すごく深い意味が込められているんですよ
経験豊富なデザイナーが作り出す、意味のあるデザイン
デザイナーである中村氏は業界歴30年以上で、セレクトショップ運営やバイイングなどの経験が非常に豊富。
TOKIARIのアイテムはそんな中村氏の感情や経験からインスピレーションを受けて作られているため、1つ1つ意味のある服となっているんですよね。
アイテムの裏にあるストーリーは服好きの大好物ですし、そういったストーリーこそが実際に袖を通した時の高揚感に繋がっていくもの。
ただただ良い素材でカッコいい服作りました、ではなく1つ1つの服にストーリーやメッセージがあるのは服好きとしてはたまらないですねえ
ちなみに今回レビューするTOBARIも、「京都の夜の闇に漂う艶、夜空に垂れ込める漆黒の緞帳、シャツという布1枚が自分と外の世界を隔てている感覚」をイメージして作られています。
TOBARIに込められた思いについては、TOKIARIの公式サイトのブログに詳しく書いてあるので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
唯一無二なモードな雰囲気
TOKIARIの最大の特徴は、最近のドメブラにはめずらしく非常にモードな雰囲気がある、ということ。
ルックやオンラインストアの写真を見てもらえばわかるように、TOKIARIのアイテムはかなりドレッシーでモードな雰囲気になっています。
TOKIARIのモードな雰囲気を生み出しているのは、シルエットとカラー、そしてディテール。
シルエットは今トレンドの横に広く縦に短いボックス型ではなく、縦にも横にも大きいたっぷりとしたものになっています。
代表アイテムであるシャツ類も全体的に着丈が長くて(もちろん身幅もあるのですが)、中にはシャツワンピースのようなロング丈もあるくらいで。
メンズでロング丈のシャツはかなりめずらしので新鮮ですよね(着こなすのはかなり難しそうですが)
カラーに関しては、TOKIARIではブランドのテーマカラーをホワイトとブラックとしており、基本的にはこの2つのカラーしか使いません。(ホワイトの表現の範疇で、生成りのようなカラーもありますが)
特にブラックはTOKIARIのカラーだと思っていて。
チャコールや赤みがかっているなどのズラしはなく、真正面からの真っ黒なブラックが多用されています。
このストロングスタイルなブラックの使い方が、TOKIARIのモードな雰囲気や妖艶な印象を強くしていると思いますよ
ディテールも、シャツだったらギャザーやドゥエボットーニカラーなど、ドレッシーなディテールが多くなっています。
ドゥエボットーニカラーとは、第一ボタンが2つある襟のことで、イタリア語で「ドゥエ(2つの)」と「ボットーニ(ボタン)」という意味。
起源としては、その昔には襟の高さは権威の高さを表しており、高くなった襟が寝ないようにボタンを2つにした、と言われています。
通常よりもかなり襟が高く見えるので、フォーマルでドレッシーな雰囲気となりますね。
このようにTOKIARIはドメブラの中でも異彩を放っており、モードさ・ドレッシーな雰囲気は唯一無二と言っていいでしょう。
最近のドメブラって割とカジュアル一辺倒になっていたので、TOKIARIのようなモードなブランドを探していた人も多いんじゃないかな
素材や生地への強いこだわり
TOKIARIではすべてのアイテムを天然素材にこだわり、上質な生地が生み出す表情や着心地を追求しています。
トーマスメイソンやハードマンズといった伝統ある生地メーカーの生地を使用しているのも、TOKIARIの素材・生地に対するこだわりの表れでしょう。
今回レビューするTOBARIにもハードマンズリネンが使われていますし、同じTOBARIでもコットンブロードやシルクリネンなど生地違いでいくつかモデルが存在するのも、素材・生地にこだわるTOKIARIらしさが出ているかなと。
またTOKIARIでは生地以外の素材にもこだわっているのも特徴。
例えばすべてのシャツのボタンには、水牛や蝶貝といった高級な天然素材が使われています。
良いボタンだとシャツ全体がとても高級に見えますし、こういう細かい素材にもしっかりとこだわってくれるのは嬉しいですよ
良い素材を使うことは今や人気ドメブラの最低条件だったりするのですが、TOKIARIも他ブランドに負けないくらい素材へのこだわりは強いブランドと言えますね。
進化していく定番アイテムたち
TOKIARIでは1つ1つのモデルに微調整を重ねて、常により良いものを作ろうとしています。
シャツなどの人気モデルは生産数をあえて絞って、再生産の度に微調整を加えて新たなモデルとしてリリースする、といったことをしているそう。
この微妙で繊細なブラッシュアップこそTOKIARIの大きな魅力と言えるでしょう。
そしてこれは直営店にアトリエを併設していて、小規模ながら真摯に良いものを作ろうとしているTOKIARIだからできること。
規模の大きいブランドではなかなかできないことですね
またTOKIARIではこのように細かなアップデートを表すために、モデル名を「モデル名.1.1.2」のようにいくつかの数字を使って表記しています。
この数字はパソコンやスマホのOSと同じで「1.0.0」から始まり、アップデートされる度に数字が大きくなっていくというもの。
各数字の意味は以下のようになっています。
- 1番目の数字(メジャーバージョン):シルエットや襟の形など根本的な変更
- 2番目の数字(マイナーバージョン):生地の変更、カフスやポケット、寸法などの微調整
- 3番目の数字(リビジョン):ボタンやジッパーなどの仕様変更、機能追加
最初はちょっと分かりにくいかもですが、斬新でおもしろいですし、何かが変わったことがすぐ分かるので便利だと思いますよ。
シーズンごとでモデル名は全く同じだけど実は色々変わっている、みたいなブランドも多いですからね
TOKIARIというブランドについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しているので、TOKIARIについてもっと知りたいという人は是非読んでみてください。
【レビュー】TOKIARI(トキアリ)の定番シャツ、TOBARI(トバリ)が最高にモードでカッコいいシャツだった
改めまして、今回レビューするアイテムの概要はこちら。
ブランド | |
アイテム | TOBARI 1.4.2 |
シーズン(購入時期) | 2024年春夏 |
カラー | Black |
サイズ | 2(M〜Lサイズ相当) |
素材 | リネン100% (ハードマンズリネン) |
価格 | 33,800円(税込) |
購入したショップ | 時在服飾設計 |
京都の夜、夜の帷(とばり)をイメージしている
上述のように、TOKIARIのアイテムはデザイナーの中村氏の経験や感情からインスピレーションを受けて作られています。
もちろんTOKIARIを代表する人気モデルであるTOBARIも例に漏れず、TOBARIは中村氏が経験した京都の夜をイメージしたシャツとなっています。
京都の夜、漆黒の緞帳(どんちょう)が空に垂れ込める時間帯。
着ているシャツが風に揺れると、この布が自分と外の世界を隔てる境界線、帷(とばり)のようだと感じる。
夜空の帷のように、自分の羽織っているシャツの布がこの世界と自分の境界を作っている。
布の向こう側では風が吹き、布のこちら側は心臓が脈打ち、肌が呼吸している。
私は生きている。
時在服飾設計公式ブログより引用
という、すごくエモーショナルな経験をきっかけにデザインされているんですね。
TOBARIについては、TOKIARI公式サイト内のブログにデザイナー中村氏の言葉で書いてありますので、気になった人はぜひ読んでみてください。
それを踏まえてTOBARIを見てみると、やはりそれっぽいところがいくつかあって。
まずはこの夜の闇を表現するような、真っ黒なブラック。
この真っ黒さがTOBARIの妖艶な雰囲気の源であり、TOBARIの大きな魅力でしょう。
また着丈が長く上質な生地を使っていることによって、裾に揺れるようなドレープ感が出るのですが、これは中村氏が見た夜空を表現しているのかな、とか。
TOBARIというモデルが生まれたストーリーを知ると、1つ1つのデザインに意味があるように見えてさらに魅力的に思えますよ
随所に散りばめられたモードなデザイン
TOBARIは細かなところにモードなディテールが散りばめられていて、1つ1つは派手なデザインではないのですが、全体で見ると程良いモード感となっています。
まず目を引くのはギャザー。
TOBARIは背中と肩と袖にギャザーが施されていますが、特に肩のギャザーはメンズとしてはめずらしいですね。
肩がくしゃっとしているとアンニュイな空気感になるというか、ちょっとガーリーな感じも出るんですが、それがまたTOKIARIっぽくて。
細身で華奢な人が着たらすごく映えそうです
あとはなんといってもドゥエボットー二カラー(2つボタン)ですよね。
TOBARIはスタンドカラーですが、ドゥエボットー二仕様でかなり襟が高くなっています。
「襟の高さは格式の高さ」だった時代に、高くなっていく襟を支えるために生まれたドゥエボットー二カラーですが、やはりシャツは襟が高いとフォーマルに見えてカチッと感が出ます。
こういうドレッシーな服って、全男性の心の中にある厨二心というか、本能に訴えかけてくるようなカッコよさがありますよね。
もちろんボタン全閉めでバチバチでモードに着るのもいいですが、あえて第3ボタンくらいまで開ける、もしくはボタン全開でスタンドカラージャケットのように着るのもまたカッコ良いんですよ。
さらに前立ては縫い目の見えないフレンチフロントで胸ポケットもないミニマルなデザインになっていたり、袖幅が広くなっていることも、モードでドレッシーな雰囲気を引き立てていますね。
デザインに関してはかなりドレスに振ったシャツと言えるでしょう
高級リネンの代名詞「ハードマンズリネン」を使用
今回ご紹介しているTOBARI 1.4.2
ハードマンズは1835年に設立されたアイルランドのリネン紡績メーカー。
アイルランドはリネンの名産地であり、世界でも屈指のクオリティを誇るとして「アイリッシュリネン」は高級リネンの代名詞となっていました。
その後アイルランドのハードマンズ社は廃業してしまいますが、2005年に中国の紡績メーカーがライセンス契約をして、今では「ハードマンズリネン」というとメイドインチャイナとなっています。
なお中国産といってもクオリティが下がることはなく、フランス産の原料を使用したリネン生地は今なお世界中から高い評価を受けています。
TOBARIに使われているハードマンズリネンは、毛羽立ちが少なく光沢感があるのが特徴。
リネンらしくさらさらとドライなタッチながら、ジワっと滲むような光沢がまあキレイで。
また向こう側が透けるくらいの軽い生地感なので、当然夏は快適に着られますし、春秋はインナーにしてもごわつかないのは魅力でしょう。
真冬以外の3シーズンで活躍してくれる生地感ですよ
そして個人的にはこのハードマンズリネンは、TOBARIというシャツとかなり相性が良いと思っていて。
というのも、ハードマンズリネンは高級で光沢感はあると言ってもリネンはリネンです。
若干ドライで粗野な印象の生地感となっているので、それがTOBARIの持つモードな雰囲気を良い具合に中和してくれているんですよね。
例えばTOBARIのデザインでビカビカなコットンやウール生地だったら、着こなすのがかなり難しいシャツになってると思うんです。(実際ブロードコットンのTOBARIは結構難しそう)
でもそこにリネンという粗野な生地を持ってくることで程良く抜け感がありながら、一方で微光沢はあるので上品さもあるという。
様々な生地で展開されるTOBARIの中でも、かなりバランスが取れている方だと思いますよ
さらにリネンは着込んで洗いを繰り返すうちにクタッと柔らかい生地感になっていくという、経年変化を楽しめる生地でもあります。
実のところ私は、このリネンのTOBARIは着込んだ時こそ真価を発揮すると思っていまして。
新品時はハリがあってちょっと角張るようなシルエットなんですが、これが着込んでクタッとしてきた日にゃあそれはキレイなドレープ感や落ち感が出るだろうなと。
リネンのTOBARIは新品時ではまだ本気出してないと思っているので、これからが非常に楽しみです
ちなみにこちらが実際に洗濯した後のTOBARIです。
程良くシワ感があって、よりカジュアルな雰囲気になっていますね。
日常使いならこれくらいカジュアルな雰囲気の方が使いやすいでしょう
モードとゆとりが共存するシルエット
モードなデザインが特徴のTOBARIですが、シルエットは意外なほどゆったりとしています。
モードな服というと、タイトで身体に沿ったシルエットを思い浮かべる人も多いと思いますが、TOBARIは結構大胆なオーバーサイズなんです。
特に身幅は広く取られていて、私の着ているサイズ2(Mサイズ相当)でも64cmもありますからね。
ただ着丈も86cmと比較的長く縦横のバランスが取れているので、変にオーバーな印象は受けないようになっています。
TOBARIはモードさが売りのシャツですが、個人的にはゆったりとしたシルエットを活かして、腕まくりしたりボタンをいくつか開けたりしてあえてラフに着崩すのが好きですね。
もちろん公式であるように、ボタン全閉めでビシッと着るのも雰囲気あってカッコ良いですけどね
着るだけで色気が溢れ出す妖艶な雰囲気
繰り返しになりますが、TOBARIというシャツの最大の特徴は、シャツ全体から滲み溢れ出す妖艶でエレガントな雰囲気です。
「着るだけでサマになる」とは雰囲気のある服を形容する際によく言いますが、TOBARIはまさにそんなシャツ。
TOBARIを羽織るだけで一気にモードで大人な雰囲気になるので、 良い意味でも悪い意味でもコーデの主役になるシャツと言えるでしょう。
TOBARIを着ていると、TOKIARIというブランドの空気感に飲まれるような感覚があります
ただ後述しますが、シャツ1枚でコーデの雰囲気を決定付けるのがTOKIARIの魅力でもあり、難しいところでもあるんですけどね…
TOBARIのちょっと気になるところ
似合う人・似合わない人は分かれそう
TOBARIは抜群に雰囲気のあるシャツなので、お世辞にも使いやすいとは言えません。
正直合わせるのが難しいシャツだと思いますし、もっと言えば着る人の雰囲気がかなり要求されるシャツかなと。
TOBARIが合う人って、細身でスラっとしててロン毛で色白で中性的で儚げでおしゃれな顔してて、みたいな雰囲気の人なんですよ。(まさにTOKIARI公式オンラインストアのモデルさんみたいな)
特徴がはっきりしている分、似合う似合わないもはっきりと分かれるピーキーなアイテムなんですよね
だから私みたいなガッチリ体型には本来あまり似合わないんですけど、それでも着てみたいと思わせてくるようなシャツでもあって。
唯一無二の妖艶かつエレガントな雰囲気は、バチっとハマるとこれ以上なくカッコいいですからね。
サイズ選びは難しめ
TOBARIはかなり思い切ったオーバーサイズなので、サイズ選びはやや難しいと思います。
最近のドメブラはかなりゆったりとしたシルエットが多く、サイズなんてあってないようなもの。
特に大きい方に関してはもう多少のズレは許容範囲というか、「ちょっと大きい気がするけど、今はそういう空気感だしね」と誤魔化せてしまうものが多いんです。
しかしTOBARI(というかTOKIARIの服全般?)はモードな空気感がゆえ、この辺の誤魔化しがきかず、ビシッとカッコよく着るにはかなりシビアにサイズを選ぶ必要があります。
実際私も179cm74kgがっちり体型で最初はサイズ3(Lサイズ相当)を選んだのですが、普通に大き過ぎました。
肩のギャザーは変に膨らむわ、身幅は余ってダボ付くわで完全にシルエットが崩壊。
サイズ2に交換してもらって、ようやくほど良いリラックス感で着ることができるようになりましたね。
全体のサイズ感としてはこんな感じじゃないかなと。
- 〜170cm:サイズ0
- 170〜175cm:サイズ1
- 175〜180cm:サイズ2
- 180cm〜:サイズ3
本当は試着して買うのが一番だと思いますけど、今のところTOKIARIの服が見られるのは京都の時在服飾設計のみなので、京都の店舗に行けない人にとってはサイズ選びは悩みの種になりそうかなと。(2024年10月からは静岡のセレクトショップhakaでも取り扱いがスタートしています)
ただしそこで救いの手を差し伸べてくれるのがTOKIARIのオンラインストア
なんと購入者都合(サイズが合わないなど)での返品や交換が可能となっているので、実際に着てみて合わなければ私のようにサイズ交換ができます。
TOBARIのように雰囲気がバチバチのシャツはサイズ感がこと重要になってくるので、返品交換を前提にしてでも自分に合うサイズを見つけたいですね
相対的に価格はやや高め。でもこのクオリティなら納得感もある
TOBARI(1.4.2)は税込で33,800円です。
正直この価格は、TOKIARIというブランドの知名度に対してはやや高額と感じる人もいるかなと。
実際今のドメブラでここまでのクオリティのリネンシャツを買おうと思うと3.3万円は安いくらいなのですが、やはり現時点でのTOKIARIの知名度や人気を加味すると若干の割高感は否めません。
ブランドの知名度や人気はそのままリセールバリューにつながりますからね
ただやはり細部の作り込みや使っている生地の質、込められたデザイナーの思いなどを考慮すると、私としてはそこまで高くはないかなと思います。
それにTOKIARIは確実にこれからもっと人気が出るブランドなので(確信)、ブランド力やリセールバリューも後から付いてくるでしょうし。
【TOKIARI(トキアリ)の定番シャツ、TOBARI(トバリ)が最高にモードでカッコいいシャツだった】まとめ
今回はTOKIARIからTOBARIというシャツをご提供いただき、実際に着てみたら「これは良いぞ」ということでレビューさせていただきました。
何度も言いますが、TOBARIはすごくファッショナブルなシャツです。
最近よくある「一見何の変哲もないシャツだけど、実は生地や縫製にこだわってるよ」的なアプローチではなく、装飾性があって見た目からしっかりおしゃれに見えるようなシャツになっています。
それゆえ誰が着てもサマになるというわけではなく、ある程度の着こなし力が必要にはなりますが、ハマった時のカッコ良さはそりゃあもう抜群で。
誰もが「こんなシャツをバチっと着こなしてみたい」と思うようなシャツだと思います
TOKIARIというブランド自体も「これから来る」ブランドだと思うので、そんなTOKIARIを代表するシャツであるTOBARI、皆さんもぜひ一度実物を手に取って見てほしいですね。
ではまた!!
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