今回は、MAATEE&SONS(マーティアンドサンズ)というブランドのJEFFERY(ジェフリー)を購入したので、ガンガン自慢していきます。
早速、こちらが今回購入したJEFFERYです。

いや〜もうめっちゃ良いでしょう?
JEFFERYはマーティでも人気の高いアイテムではありますが、価格もクッソ高いので、「気になってはいるけど、なかなか手が出ない」という人も多いかと思います。

実際私もこのJEFFERYを買ったことで予算が尽きて、25ssが終了ましたから笑
↓この「買わずの誓い」を立てる(立てさせられる)キッカケになったのがJEFFERYでしたからね。
ということでこの記事では、私が購入したMAATEE&SONSのJEFFERYについて以下の内容をご紹介してきます。
- JEFFERY簡易レビュー
- JEFFERYのちょっと気になるところ
JEFFERYの購入を検討している人の参考になれば嬉しいですし、単純に「そんな高ぇパンツって何がいいの?」と気になる人も、ぜひ最後まで読んでいってください。


- 嫁と子供と服を愛する30代男性
- 20代後半で服に目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上買う服バカ
- シンプルで素材にこだわるドメブラ好き
- 179cm74kgのがっちり体型
MAATEE&SONSのJEFFERY簡易レビュー
改めまして、今回私が購入したアイテムの概要はこちら。
ブランド | MAATEE&SONS |
アイテム | JEFFERY(ヨリ杢ヘリンボーン) |
シーズン(購入時期) | 2025年春夏 |
カラー | Gray |
サイズ | 3(Lサイズ相当) |
素材 | 表地:ウール90%シルク10% 裏地:ポリエステル100% |
価格 | 64,900円(税込) |
購入したショップ | LiNN |
意味分かんないくらい複雑な生地


今シーズン(25ss)のJEFFERYは生地違いで4型が展開されていましたが、今回私はヨリ杢ヘリンボーンという生地のモデルを購入しています。
- ヨリ杢ヘリンボーン(64,900円)
- リネンレーヨンシャークスキン(49,500円)
- ウーリーコットン(49,500円)
- 強撚チドリ(79,200円)
MAATEE&SONSということでどれも間違いなく素晴らしい生地なんですけど、私は最初にインスタで見た時からヨリ杢ヘリンボーン一筋でしたね。
今回のヨリ杢ヘリンボーンと呼ばれる生地は、とにかく複雑な柄と色味をしているのが特徴。
さまざまな織り方や色糸が使われていて、MAATEE&SONSの変態的なまでのこだわりがよく分かる生地になっています。


まずは柄。
ただのヘリンボーンではなく、間に猫足織り(オートミールやバーリーコーンとも言う)が挟まれていて、かなり複雑な模様となっています。



それぞれの織り目はかなり拡大しないと見えないのですが、引きで見た時にその複雑さが生地の表情となって出てくるんですよね




次に色味。
引きで見るとグレーですが、よく見るとブルーのラインが入っていたり、さらによーーーく見るとオレンジやグリーン?ネイビー?の糸も使われていて、これまた非常に複雑な色味になっています。
これだけ多くの色糸や織り方が使われていると、光の当たり具合によってさまざまな色味に見えるものでして。
室内の蛍光灯の光だとグレーやブルーっぽいのですが、日光の下では少しグリーンぽく見える感じもあって、すごく表情豊かな生地なんですよね。
ちなみにこの生地は「ウール90%シルク10%」となっているのですが、これは「ウールにシルクを巻き付けた糸」を使っているらしいんですよ。
生地に関して全くの素人でも、文字面だけで「これは絶対にすごいやつだ」というのが分かります。笑



正直この生地だけで、買う価値のあるパンツだと思っています
なお春夏物ということで基本的には薄手ですが、透け感があるほどではないので、真夏と真冬以外の長いシーズンで穿けるかなと。
抜け感とキレイが共存するワイドストレートシルエット


JEFFERYは裾にかけてあまりテーパードしないワイドストレートで、しっかり太いのにキレイな雰囲気もある絶妙なシルエットとなっています。
特に横から見た時のシルエットは抜群にキレイで、個人的に「JEFFERYは横から見るのが一番カッコいいパンツ」だなと。
横からだと「おお、太いな」ってくらいしっかりと太いんですが、生地のシャープさと落ち感によってだらしなさやストリート感は全くなく、本当にキレイなワイドシルエットになっています。
これくらいしっかり太いシルエットだと、オーバーサイズのトップスでもどっしりと支えてくれる安心感がありますし、トップスが軽くなっていく春夏の季節にも良いんですよね。
ちなみに裾は新品時からシングルで処理されているのでそのまま穿けます。
足首までクッションなく穿くのもキレイで良いですし、軽くクッションさせて抜け感を出して穿くのもどちらもカッコいいと思いますね。



ちなみに私は完全な短足なので、3cmほど裾上げをして軽くクッションさせて穿いています
作り込まれたディテールがたまらない


JEFFERYは紳士服の聖地サヴィル・ロウで作られたビスポークトラウザーをベースに、マーティのエッセンスを加えたデザインとなっています。
2インプリーツの腰元はクラシックな面持ちとなっていて、ウエストにはベルトループに加えてサイドアジャスターも付いているのでベルトレスでも絞って穿くことができます。
元々ビスポークトラウザーではベルトループかアジャスターのどちらか1つになることが多いのですが、 JEFFERYではあえて両方つけることで利便性はもちろんのこと、違和感のある遊び心の効いたデザインとしているそう。
他にもウォッチポケット(懐中時計を入れるポケット)が付いていたりとディテールが盛り盛りなので、しっかりデザインの効いたパンツになっていますね。
こういった細部まで作り込まれたディテールは、服好きとしての所有欲を満たしてくれるのはもちろん、シンプルなトップスに合わせるだけでスタイリングが完成するというのも嬉しいところ。
デザイナーの松村氏も「JEFFERYにシンプルなTシャツを合わせるだけでいい」と言っていますが、それこそ無地TシャツにJEFFERYを穿けば夏のスタイリングは簡単に出来上がっちゃうんですよね。



シンプルなTシャツやスウェットをラフに合わせるのが本当にカッコいいですよね〜
価格もエグい


今回私が購入したヨリ杢ヘリンボーン生地のJEFFERYは、定価が税込64,900円と目ん玉飛び出るほど高いです。
昨今素材や生地価格の高騰からドメブラの値上げが騒がれていますけど、それにしたってパンツで6万円越えは高過ぎますよね。
いや〜我ながらなんて愚かな…よく買ったなと思いますよ。



ちなみに私史上、パンツ1本の最高額を余裕で更新しました
まあ完全に後先考えずに買ったんで、ただでさえ少ない2025年春夏分の予算を使い切って、私の25ssは早くも終了してしまったのですが…
JEFFERYの「ここがちょっと気になる」ってところ
価格の割に副資材が安っぽい


JEFFERYは64,800円と超高額なパンツですが、価格に対して裏地やジップ、ボタンなどの副資材が正直ちょっと安っぽいです。
裏地はポリエステル100%ですし、ウエストのジップもお世辞にも高級感のあるものとは言えず、上げ下げもそんなにスムーズではありません。


まあこれはJEFFERYに限らず、MAATEE&SONSの服全般に言えることだったりするんですけどね。
そして実際Xで以下のポストをしたところ、「分かる!!」って人が何人かいたので、みんな同じことを思っている気がします。
私はMAATEE&SONSが大好きだし割と買ってるから言ってもいいと思うんですけど、マーティの服(特にパンツ)って価格の割には裏地がキュプラじゃなくてポリエステルだったり、ジップがちょっと安っぽかったりしますよね
— はむすけ|はむのファッションブログ (@ham50865160) April 6, 2025
ただねぇ、これなんでなのか本当に理由が分からないんですよ。
メインの生地にこだわり過ぎて副資材も高級にすると価格がさらに上がってしまうのか、そもそも副資材をあまり重要視していないのか…
でもまあ価格が上がるって言ったってすでにめちゃくちゃ高額ですし、他ブランドでこの価格だったら間違いなく裏地はキュプラですし、ジップもYKKのEXCELLA(エクセラ)とか使ってるんですよ。
松村さんのインスタでの発信を見る限り、こういう副資材に妥協するような人でもない気がするので、何か理由があるとしか思えないんですけどねぇ。



想像でしかないのですが、マーティは工場や職人にかなり無理言って作ってるみたいなので、その分工賃は他より高いのかなぁ?
まあどんな理由があるにしろ、価格に対して副資材の物足りなさがあるのは事実だと思います。
なので正直、「JEFFERYは価格に見合っているか?」と聞かれたら答えは「NO」ですね。
ただし「JEFFERYを買って満足しているか?」の問いには、自信を持って「YES」と答えられるのも事実。



この価格になってくるともう完全に自己満足の領域なので、こういう副資材がちょっとでも気になる人は買わない方がいいと思います
クラシック好きには理解できない…らしい


ちょっと前にXだったかThresdsだったかで、「JEFFERYのベルトループとアジャスターが共存しているのが理解できない!こういう邪道なデザインが日本のドレスファッションを後退させていく」みたいな投稿を見かけました。
なのでそういう「クラシック&トラッドファッション原理主義」みたいな人には向いてないですね。
私としては、JEFFERYのこのデザインは別にいいんじゃない?と思いますし(特別ここがカッコいいとは思いませんが、逆に変だ!あり得ない!とも思いません)、実際穿いていてベルトでもアジャスターでも絞れるのって普通に便利です。
それにまあデザイナーもJEFFERYが「正統なファッションからは逸れている」ことを理解した上で、その違和感を面白いと思ってデザインとしているわけで、それを「正統な紳士服ではベルトループとアジャスターが共存するはおかしい!」と鬼の首を取ったように言うのもちょっと違うかなと。



まあこのディテールが理解できない、生理的に無理って人は、JEFFERYを買わなければいい。ただそれだけのことだと思います
【MAATEE&SONS(マーティアンドサンズ)のJeffery(ジェフリー)がカッコよ過ぎて私の春夏が終了した話】まとめ
今回は自分史上最高額のパンツ、MAATEE&SONSのJEFFERYを買ったらめちゃくちゃカッコ良かったけど予算オーバーで私の25ssが完全に終了した、という話でした。
JEFFERYはMAATEE&SONSの中でも特に人気の高いアイテムではありますが、価格もべらぼうに高いので、幸か不幸か転売屋ヤーたちにもあまり目を付けらていません。
なのでCOMOLIやAURALEEなんかの人気アイテムに比べると手に入りやすいとは思います。



とは言ってものんびりはしていられず、「狙っていれば普通に買える」くらいの感覚ですけどね
定番のアイテムで、春夏・秋冬問わず毎シーズンいろんな生地でリリースされているので、気になった人はぜひ見てみてください。(ここだけの話、私も次は秋冬のJEFFERYを狙っています)
ではまた!!
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