WIRROW（ウィロウ）ってどんなブランド？

という人に向けて、今回はWIRROW（ウィロウ）というブランドをご紹介していきます。

WIRROWは男女2人のデザイナーによるユニセックスブランドで、中性的な雰囲気の上品なアイテムは大人の落ち着きがありながらも程良く力が抜けていて、余裕のある大人が着るのにぴったり。

圧倒的人気を誇るCOMOLI（コモリ）にもよく合うということで、徐々に注目を集めてきているブランドでもあります。

今回はそんなWIRROWについて、以下の内容をどこよりも詳しく、そして丁寧にご紹介していきますよ。

WIRROWってどんなブランド？

男女のデザイナーによるユニセックスブランド

WIRROW（ウィロウ）は2013年に立ち上がったユニセックスブランド。

正式には公表されていませんが、柳生氏と石川氏という男女2名がデザイナーを務めており（デザイナーのお二人はご夫婦？という話もあります）、ユニセックスブランドならではの中性的でナチュラルな雰囲気が魅力となっています。

そんなWIRROWのコンセプトは以下の通り。

ライフスタイルに深く関わる日常着、生活の中で活きる服を提案する。

着る人と服が心地良い調和を生み出し、服がその人に自信と安心さを与えられるものでありたい。

コンセプト通りに、派手なデザインや色使いはなくあくまで日常着として着やすい、それでいて着ていて気分の上がるような、自然体な服が多いですね。

またこのナチュラルさが「頑張らないおしゃれ」という近年のトレンドにもマッチしていて、2020年くらいからじわじわと人気が出てきているブランドでもあります。

シンプル＆リラックスで、大人になった今こそ着たい服

私が思うWIRROWの魅力は、飾らない自然体な雰囲気とシルエットや生地から滲み出る大人の余裕感です。

デザインはシンプルで必要以上の装飾性はないものの、それが日々の生活にとても心地よく馴染む。

シルエットはリラックスの範疇に収まるちょうど良いゆったり感で、余裕のある大人が着るのにふさわしいサイジング。

飾らないんだけど何もかもがちょうど良い、それぞれの人の日常にすんなりと溶け込むような服。

それでいて、着ている人には確かな満足感と高揚感をもたらしてくれる服。

ちょっと大袈裟な言い方かも知れませんが、色んな服を着て色んなおしゃれをしてきた大人を、あえて自然体でいさせてくれる服というか。

とにかく着心地が最高に良い

WIRROWの服を着てみて最初に思うのは、とにかく着心地がめちゃくちゃ良いってこと。

上質な生地を使ったWIRROWの服は、どれも着ていて本当に気持ちが良いんですよね。

他のブランドでは「あえてガサついた粗野な生地を使って渋い雰囲気を出す」みたいなこともあるのですが、WIRROWの服はストレートに柔らかな生地が多い。

私もいくつかWIRROWの服を着てきましたが、そのどれもが「あーもうこれ部屋着にして毎日でも着ていたい」と思えるような、そんな着心地の良さでしたから。

COMOLIに合う、貴重なブランド

WIRROWはゆったりと余裕のある大人な雰囲気と上質ながらキレイ過ぎない生地感のおかげで、COMOLIの服とよく合います。

ちょっとWIRROWに失礼な言い方にもなりますが、 COMOLIの服と合うっていうのは、昨今のドメブラでは割と重要な要素になっていまして。

それほどまでに今のドメブラってCOMOLIを中心に回ってますし、COMOLIの人気ってほんとすごいんですよ。

そしてCOMOLIはCOMOLI以外の服と合わせにくいっていうのも特徴で、単純にCOMOLIに合うブランドって貴重なんですよね。

全身COMOLIで揃えるには金銭的、そしてファッション的（COMOLIのルックそのまんまっていうのも抵抗がある人も多いでしょう）にもちょっとハードル高いですし。

その点、WIRROWの服はCOMOLIによく合います。

COMOLIほど粗野な生地感、誤解を恐れずに言えばボロっちい雰囲気ではありませんが、良い意味でだるっとしたムードは共通する部分がありますね。

またシルエットやデザインがあくまでスタンダード寄りっていうのも、WIRROWとCOMOLIの共通点でしょう。

WIRROWの服はゆったりとしたサイジングですが、オーバーサイズってほどではないものが多く、あくまで大人の余裕の範囲内。

そして意外にCOMOLIも、一部アイコニックなアイテム（ブリーチデニムなど）を除いて、実はそこまでオーバーなシルエットではないんですよね。

ちなみにCOMOLIに合うブランドについては、以下の記事でも詳しく説明しています。

WIRROWについても触れていますので気になった人はぜひ読んでみてください。

WIRROWのおすすめアイテム３選

リネンカーゴパンツ

WIRROWの春夏の定番アイテムであり、おそらく春夏では最も人気の高いパンツがリネンカーゴパンツです。

WIRROWのリネンカーゴパンツの魅力はなんと言っても最高のリネン生地。

上質なリネンを100％使用したさらっと肌離れの良い生地は、真夏でも涼しく快適に穿けます。

また着用と洗濯を繰り返すほどにプルプルと柔らかな生地感へと変化していき、その穿き心地はまさに「極上」と言っても過言ではありません。

デザインは両腿にポケットが1つずつ付いたシンプルなカーゴパンツで、ウエストはドローストリングのイージー仕様。

ウエストのギャザーにさりげなく設けられた2タックが、イージーパンツらしからぬ上品さを出してくれるのもニクイポイントですね。

シルエットは太過ぎず細過ぎずのテーパードで、だらしなく見えないけど穿いていて楽、そして肌離れが良く涼しいという非常にバランスの取れたシルエットになっています。

そして私の思うリネンカーゴパンツの真骨頂は、どんなトップスにも合わせやすい汎用性の高さです。

表情のあるリネン生地とカーゴポケットやウエストのギャザー・タックといったディテールのおかげで立体感があるので、シンプルになりがちな夏のコーデでは非常に便利。

リネンカーゴパンツを穿いておけば、トップスは無地のカットソー1枚で十分こと足りるんですよね。

無論コテコテのミリタリーでもなければ粗野感が強いわけでもないので。シャツやジャケットに合わせてもうまくまとまりますし、本当に汎用性は抜群だと思います。

価格は35,200円（税込）と、安くはないですがドメブラのパンツとしてはまあ許容範囲。

穿き心地と合わせやすさと、こんなんクローゼットにあれば絶対に穿くパンツだと思うので、すぐに元は取れるんじゃないかな

＼こんなん絶対穿くやん、って感じの万能パンツ／

ボタニーウールドローストリングパンツ

春夏の定番がリネンカーゴパンツだとすると、WIRROWの秋冬を代表する名作はボタニーウールドローストリングパンツでしょう。

生地には、Super140’sボタニーウールというオーストラリアの最高級メリノウールから作ったフランネル生地を使用。

この生地がとにかく柔らか＆なめらかで、穿き心地に関してはWIRROWの中でもダントツ、いや他のブランドを合わせてもこれ以上に穿いていて気持ちの良いパンツは知りません。

また起毛感が抑えめになっているので、春秋でも違和感なく穿けるのも嬉しいところ。

シルエットはリラックス感のあるややワイドめのテーパードシルエットですが、決して太過ぎることはないため上品に穿けます。

上質なウールフランネル生地が生み出すドレープ感は非常に美しく、一見するとスウェットパンツのようでありながらも、スウェットパンツでは決して出せない色気が出ています。

そして何度も言いますが、ボタニーウールドローストリングパンツはもうとにかく最高に穿き心地の良いパンツです。

「おいおい大袈裟だな…」って思われるかも知れませんが、本当にそれくらいマジで最高なんですよ。（穿き心地良過ぎて語彙力どっか行きました）

ボタニーウールのフランネル生地がもうめちゃくちゃ柔らかくって肌触りはスッベスベだし、微起毛の感じも超なめらかだし。

膝下まで付いてるキュプラの裏地も当然スベスベで最高なんですが、もう裏地なんていらないってくらいフランネル生地が最高過ぎです。

価格が48,400円（税込）と高めではあるのですが、それを補って余りある衝撃的な穿き心地なので、買って後悔はないんじゃないかなと。

キュプラコットンスタンドカラーシャツ

パンツに良品が多いことで知られるWIRROWですが、キュプラコットンの生地を使ったシャツもまあ良いんです。

このシャツもやっぱり生地が最高でして。

キュプラによる柔らかさや光沢感、波打つような美しいドレープ感がありつつも、コットンのおかげで妖艶になり過ぎずケアもしやすくなっているという、まさに素材の良い所同士を生かした素晴らしい生地です。

特にこのジワッとした光沢感と、体の動きに合わせて生まれるドレープ感はもう本当にキレイ。

中性的な雰囲気があってとても上品なんだけど、キッチリはし過ぎずに抜け感があるっていう、WIRROWというブランドを象徴するような生地なんじゃないかと。

経糸がキュプラ、緯糸がコットンのツイル生地になっているので適度に肉感もあって、オールシーズン着やすい生地なのも良いんですよね。

ちなみに私のおすすめはバンドカラーシャツですが、同じキュプラコットンの生地でレギュラーカラーシャツや半袖シャツ、レディースではシャツワンピースなどもあります。

価格は31,900円（税込）と、ドメブラのシャツにしては比較的お手頃な方。（3万円強のシャツがお手頃ってなかなかやばいですよね…）

シンプルなデザインで生地の良さを存分に味わえるシャツですので、気になった人はぜひ見てみてほしい1着です。

WIRROWってどこで買えるの？

青山の直営店は隠れ家のような佇まい

WIRROWの直営店は東京・南青山に1店舗あります。

この直営店がかなーり分かりにくい＆入りにくいショップでして…

外観が普通のビルだし、公式サイトの地図はめちゃくちゃアバウトだし。笑

「フラット竹田」というおしゃれショップにはおおよそ似つかわしくない古風な名前の建物で、WIRROWの看板も出ていないし、本当にここでいいの？ってめちゃくちゃ不安になります。

ただ入ってしまえばこじんまりとした隠れ家的な素敵なショップで、店員さんも非常に人当たりの柔らかな方ばかり。

気軽に試着もさせてくれますし、おしゃれショップにありがちな「一見さんお断りな雰囲気」は全くないですね。

そして何より、セレクトショップではまだ取り扱いの少ないWIRROWのアイテムがずらっと並んでいるのが最高です。（直営店なので当たり前ですが）

なお直営店へのアイテム入荷は公式サイトのINFORMATIONから見られます。

ブランド規模が大きくなく入荷数も限られますので、気になるアイテムが入荷していないかどうかはこまめにチェックすると良いでしょう。

セレクトショップの取り扱いはまだ少ない

WIRROWはブランド規模がまだ大きくないので、セレクトショップでの取り扱いも少なめ。

特にメンズをしっかりと点数扱っているショップってなるとかなり限られちゃって、私が良く見るのはこのあたりです。

なお取り扱いショップの一覧は、WIRROWの公式サイトからも確認できます。

WIRROWの取り扱いショップ一覧

【WIRROWってどんなブランド？】まとめ

今回はWIRROW（ウィロウ）というブランドについてご紹介してきました。

WIRROWは程良くゆったりとしたシルエットとシンプルなデザイン、上質な生地が魅力で、私のような30代の大人にもぴったりなブランドです。

シルエットやデザインが大袈裟じゃないので、トレンドに左右されず長く着られるっていうのも嬉しいところ。

またWIRROWはCOMOLIにも良く合うので、COMOLI好きはぜひ一度見てみて欲しいブランドでもありますね。

24AWをもって一旦は休止してしまうWIRROWですが、本当に素晴らしいブランドですので最後までしっかりと見届けるのはもちろん、二次市場などでこれまでのアイテムもぜひチェックしてみてください。

ではまた！！

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