- 良い革靴が欲しいけど高いお金はかけたられない
- 気軽に履ける革靴を探している
- KLEMAN(クレマン)の革靴を買いたいけど、どのモデルが良いのか悩んでいる
- 服や靴に興味はないけど、とりあえずダサいと思われない靴を履いていたい
今回はこんな人たちに向けて、私が思うコスパ最強の革靴ブランドであるクレマン(KLEMAN)の中でも特におすすめしたいモデルを5つに絞ってご紹介していきます。
私もクレマンのパドレ(PADRE)というモデルをかれこれ3年以上履きまくっていますが、機能性・見た目・コスパのバランスは最高峰の革靴ブランドだと思いますよ!
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
KLEMAN(クレマン)ってどんなブランド?
クレマンのおすすめモデルをご紹介する前に、KLEMAN(クレマン)というブランドそのものについて少しご紹介します。
ブランドのことはいいから早くおすすめモデルが知りたいっていう人は、こちらからおすすめモデルに飛べますのでどうぞ。
服も靴もそうですが、そのブランドについて知るのと知らないのとでは、全然見方が変わってくるので面白いですよ
フランスの老舗シューメーカーが運営するワークシューズブランド
クレマン(KLEMAN)はフランスのCLEON(クレオン)という老舗シューメーカーが、1988年に立ち上げたワークシューズブランド。
クレマンのシューズはすべてCLEONのミリタリースペック基準をクリアしたものとなっており、今なおフランス製にこだわって高い実用性とコスパを兼ね備えたシューズを作り続けています。
そんなクレマンには以下の4つのマニフェストがあり、母国フランスへの強い思いや自然環境への配慮など、いかにもフランスの老舗らしい職人気質なブランドであることが分かりますね。
- 地元密着な靴作り
- プレミアムな素材
- 母国フランスのノウハウを活かす
- サスティナビリティ
そんなクレマンは、日本では2018年頃からセレクトショップで取り扱われるようになり、今ではコスパの良い革靴の筆頭ブランドとして人気を博していますね。
今では大手のセレクトショップはもちろん、地方のセレクトショップでもよく見かけるようになりました
フランス政府が認めたクオリティ
クレマンのシューズは、母国フランスでは警察や消防士といった公務員のサービスシューズとして支給されていることでも有名。
サービスシューズとして採用されるということは、言い換えればフランス政府がクレマンのクオリティを保証してくれているということ。
公務員がちゃっちい靴履いてたら嫌ですもんね
クレマンはそれほどまでに信頼の厚いブランドであり、高いクオリティを保ち続けているブランドであると言えるでしょう。
政府公認の革靴なのに2万円台という高コスパ
フランス政府から認められ、サービスシューズとして採用されるほどのクオリティを持ちながら、クレマンのシューズは2万円台で買えるという抜群のコスパを誇ります。
今回ご紹介する5つのモデルを含め、クレマンではほぼすべてのモデルが2万円台前半、高いモデルでも3万円を超えることはないため、革靴初心者や靴にそれほどお金をかけられない人にも手の出しやすいブランドとなっています。
エントリーモデルだけ、とかじゃなくてブランドを代表するような人気モデルも2万円ちょいで手に入るのは嬉しいですよね
柔らかなレザーによる軽快な履き心地
クレマンのシューズには非常にしなやかなレザーを使われているため、履き心地はかなり良いです。
本格的な革靴になると「履き始めの靴擦れは仕方のないもの。靴擦れも含めて楽しむのが革靴ってもんだ」的なハードボイルドな考え方があったりするのですが、気軽に革靴を履きたい人にとって靴擦れって苦痛でしかないですよね?
そんな人にはクレマンのシューズはぴったり。
レザーが柔らかいので靴擦れをせず、新品を履き下ろした時から履き心地は抜群なんですよ。
私ももう3年以上クレマンの革靴を履いていますが、履き下ろしから靴擦れとは無縁でとても快適に履けています!
セメンテッド製法なので軽く、水に強く、サイズ選びも楽ちん
クレマンの革靴は基本的にセメンテッド製法という製法で作られています。
セメンテッド製法とはアッパーとソールを接着剤でくっ付ける製法のことで、軽量で防水性が高い靴が安価で作れるというメリットがあります。
高級な革靴というと、アッパーとソールを糸で縫い付けるグッドイヤーウェルテッド製法やマッケイ製法が有名ですが、セメンテッド製法も多くの革靴で用いられる製法ですね。
「革靴はグッドイヤーウェルテッド製法じゃなきゃダメだ!」みたいな意見もたまに見かけますけど、やっぱりそれぞれの製法にメリット・デメリットがあって、一概にどの製法が上とか下とかじゃないんですよね。
例えばセメンテッド製法ではソール内容物がないため軽量で、かつソールの沈み込みがないのでサイズ選びがしやすい。
他の製法ではソール内にコルクが敷き詰められていることで革靴自体の重量は重くなるものの、履き込むとコルクが沈んで足にフィットして履き心地が良くなると言われています。
しかしソールの沈み込みを想定してサイズ選びしなければならないので初心者には難しい上、履き始めは窮屈だったりするわけです。
その点クレマンに使われているセメンテッド製法なら、ソールの沈みを計算せずにサイズを選べます。
またセメンテッド製法ではアッパーとソールが接着されることで隙間からの浸水にも強い上、ソールを縫い付けるという手間のかかる作業がないのでコストを抑えて安く作ることができます。
一方でアッパーとソールを接着してしまうため、ソールを縫い付ける他の製法と違ってソール交換は基本的にできず、革靴の寿命はある程度短くなってしまうんですけどね。
グッドイヤーウェルテッド製法の革靴はソールを交換すれば何十年と履けると言われるけど、クレマンみたいなセメンテッド製法の革靴はソールが擦り減ったら終わりなんですよね(ソールの補修とかはある程度できるけどね)
2021年に各モデルがアップデートして履き心地はさらに良くなっている
2021年、クレマンは各モデルのインソールをPORONというクッション性の高いものに変更したことで、さらに履き心地を改善しています。
これがかなり嬉しいアップデートでして、元々クレマンの革靴においてクッション性というのはやや物足りない部分でした。
というのも、クレマンで使われているセメンテッド製法ではソール内にコルクなどの内容物(クッションとなるもの)がないので、履いた時にやや硬い感触となってしまっていました。
しかしアップデートされたモデルではインソールがクッション性の高いものになっているので、セメンテッド製法の弱点を克服したというわけです。
またこのアップデートに伴い、モデル名も少しづつ変更になっています。
例えばクレマンを代表するモデルであるPADRE(パドレ)はPADROR(パドロール)に、PASTAN(パスタン)はPASTANI(パスターニ)という風に語尾が少しだけ変わってるんですよね。
ショップによってはまだ旧モデルを売っているところもありますから、間違えないように買う前に モデル名はチェックしておきましょう
\クレマンの革靴を買う時はモデル名に注意!!/
【2万円で良い革靴が買える】KLEMAN(クレマン)の人気モデル5選
PADROR(バドロール)
PADROR(パドロール)は登山靴をベースとしたチロリアンシューズとなっており、クレマンの中でも特に人気の高いモデルです。
クレマンと言えばこのPADRORを思い浮かべるという人も多いんじゃないかな?
PADRORの魅力は何と言ってもコーデへの取り入れやすさでしょう。
ぽってりとしたフォルムはカジュアルに履く革靴としては非常に優れていて、デニムやミリタリーパンツ、チノパンからスラックスまでほとんどすべてのパンツとの相性が良いんですよね。
ちょっとでもその日の靴に迷ったらPADRORを履いておけば良い、そんな使い方のできる非常に万能な革靴と言えるでしょう。
私も実際にPADRORの前身モデルとなるPADREをもう3年以上履いているけど、今でも迷ったらついPADREに頼ってしまうような、ワードローブに欠かせない1足になっていますよ
\クレマンを代表する人気モデル!汎用性抜群でカジュアル靴としては最強!!/
またPADRORは使っているレザーが柔らかいので、履き下ろしから靴擦れがしにくく履き心地は良好。
モカシンシューズにありがちなモカ割れも起きにくくなっています。
さらに非常に堅牢かつグリップ力の強いソールが使われているので、雨の日の濡れた路面でも安心して履くことができますね。
このソールに関してはセメント製法で作られているのでソール交換はできないものの、かなり頑丈なので3年履いてもまだそこまで擦り減っている感じはありません。
実際私もかれこれ3年以上PADRORの前身となるPADREを履いていますが、モカ割れはもちろんソールの減りもさほどないので、まだまだ履けそうですよ!
PADRORについてはこちらの記事でめちゃくちゃ詳しくレビューしていますので、気になった人はぜひ読んでみてください。(正確にはPADRORの前身モデルであるPADREのレビューですが、PADRORとPADREではインソール以外変わりがないので履き心地以外はほぼ同じと思っていただいて大丈夫です)
\クレマンを代表する人気モデル!汎用性抜群でカジュアル靴としては最強!!/
PASTANI(パスターニ)
PASTANI(パスターニ)はシンプルで王道なデザインのプレーントゥシューズ。
\王道のプレーントゥシューズ/
PASTANIにもラバーソールが用いられていますが、PADRORなどと違って少し薄めで凹凸も少ないスマートなデザインのソールとなっています。
ちなみに今回ご紹介する5足のうち、FRODANとTONNANTはPADROR同様に凹凸の深いソール、DALIORはPASTANIと同じで比較的フラットなソールとなっています。
そしてPASTANIは、このやや控えめなラバーソールによりプレーントゥシューズの上品でミニマルな印象を損なわず、グリップ力や耐摩耗性といった機能も兼ね備えているんですね。
またプレーントゥシューズの非常にミニマルで、ともすれば少しつまらないデザインになってしまいがちなところを、このラバーソールが良いアクセントにもなってくれています。
プレーントゥの革靴ってテキトーに選ぶと「スーツの靴をそのまま履いてきたの?」感が否めないのですが、PASTANIはこのラバーソールと少しだけ丸みを帯びたシルエットのおかげで、非常に合わせやすいデザインになっていますよ。
どシンプルなプレーントゥシューズって意外と合わせるのが難しかったりするんですよね
PASTANIはプレーントゥシューズということでビジネスカジュアルではまったく問題なく履けるデザインですが、先述のようにソールとシルエットに若干カジュアルな雰囲気があので、本当にフォーマルな場面(大事な仕事や冠婚葬祭など)ではあまりおすすめはできません。
PASTANIは革靴らしいキレイな雰囲気がありつつもビジネスシューズのようにはならないため、普段使いしやすくて革靴の魅力もしっかり楽しめるという意味では、初めて革靴を買うっていう人にもおすすめの1足でしょう。
\王道のプレーントゥシューズ/
FRODAN(フローダン)
FRODAN(フローダン)は甲部分のU字型のモカシン縫いが特徴的なUチップシューズというタイプの革靴です。
\カジュアルとキレイめのバランスが良いUチップシューズ/
FRODANはPADROR(チロリアンシューズ)よりもクラシックでキレイめな印象がある一方で、PASTANI(プレーントゥシューズ)よりはデザイン性があってカジュアルに履けるという、キレイめとカジュアルのバランス感の良さが魅力。
今回ご紹介する中では、PADRORに次いでカジュアル使いしやすいデザインになっていると思いますよ
フォーマルな場面はちょっと無理ですが、ビジネスカジュアル(オフィスカジュアル)くらいならギリギリ履けるでしょう。
PADRORと同じく比較的ボリューム感のある見た目なので、デニムやミリタリーパンツ、スラックスまで多くのパンツと相性が良いのも嬉しいポイントです。
FRODANと同じUチップシューズではパラブーツのシャンボードが有名ですが、FRODANはシャンボードよりもやや扁平で野暮ったいシルエットになるものの、履き始めの履き心地や日本人の足に合うのは俄然FRODANですね。(私はシャンボードが足に合わな過ぎて、履き慣らすのにかなり苦労した記憶がありますから…)
またシャンボードが7万円ほどするのに対しFRODANは約2万円と、コスパの差は歴然です。
\カジュアルとキレイめのバランスが良いUチップシューズ/
DALIOR(ダリオール)
DALIOR(ダリオール)はシンプルなコインローファー。
\スマートなデザインとソールのボリューム感がちょうど良い!/
ローファーは靴紐がないので脱ぎ履きが楽なのと、抜け感を出しつつもカジュアルになり過ぎない見た目が魅力ですよね。
しかもDALIORではクレマン得意のラバーソールが採用されているので、シンプルなコインローファーにありがちな「華奢になり過ぎてデザイン的に頼りなくなってしまう」という弱点も克服されています。
その上DALIORはPASTANI同様にフラットなラバーソールなので、無骨過ぎずローファーらしいスマートさは残しつつ、それでいて薄っぺらくはないという、コインローファーとして非常にバランスの取れた使いやすいデザインなんですよ。
そんなDARIORを買う際に必ず気を付けてしていただきたいのがサイズ選び。
DARIORはローファーということで靴紐によるサイズ調整ができないため、普通の革靴を選ぶ時よりもシビアなサイジングが必要になってきます。
ローファーのサイズ選びのコツとしては、革の伸びを考慮していつもよりハーフ〜1サイズほど小さめを買うのが良いでしょう。
ただし革が伸びてブカブカになったからと言って取り返しが付かないというわけでもなく、インソールやタンパッドなどで調整はできますので、そこまで神経質になることはありませんけどね。
革の伸びを期待してギチギチのサイズ感で買ってしまって、靴擦れが酷くて結局履かない…なんてことになっては本末転倒ですからね
まあ通常の紐付き革靴よりも慎重になった方が良いのは確かなので、できれば1度実際に試着してからの購入、もしくは返品が可能なショップでの購入を強くおすすめしますよ。
かく言う私も過去にDALIOR(その時は前身のDALIANIでしたが)をネットで買い、サイズが合わなくて泣く泣く手放したことがあります…
\スマートなデザインとソールのボリューム感がちょうど良い!/
TONNANT(トーナント)
TONNANT(トーナント)は靴紐がなく履き口の両サイドのゴムで足にフィットする、サイドゴアブーツと呼ばれる種類の革靴です。
\ロックにもワークにも使えて脱ぎ履きも簡単/
サイドゴアブーツは元は女性のために作られたブーツということで、中性的で上品な見た目と脱ぎ履きのしやすさが魅力。
サイドゴアブーツはここ数年でメンズの間でも一気に定番化した革靴ですよね
TONNANTはサイドゴアブーツの上品なデザイン性を持ちながら、トゥが丸みを帯びていたり適度にコバが張り出していたりと良い意味での男臭さもあるので、ワークブーツ的にも使えて汎用性の高い革靴となっています。
サイドゴアブーツってトゥから甲の部分ににかけてなんのデザインもないので、のっぺりとした印象になりやすいので結構難しいタイプのシューズでもあります。
その点TONNANTはラバーソールや張り出したコバのインパクトが強いので、普通のサイドゴアブーツと比べても物足りない印象にはなりにくいかなと。
上述のようにワークブーツ的にミリタリーパンツに合わせても良いですし、あえてテーラードジャケットのセットアップに合わせたりするのもおもしろそうですね。
\ロックにもワークにも使えて脱ぎ履きも簡単/
【KLEMAN(クレマン)の人気モデル5選】まとめ
今回ご紹介したクレマンの人気モデル5つは、どれも本当にコスパの良い素晴らしい革靴です。
やっぱりクレマンみたいな機能性・耐久性が高くて価格が安い、良い意味で雑に履ける靴っていうのは結局1番履くんですよね。
私自身、クレマンの何倍もするような高価な革靴も何足か持っていますが、それでもPADRE(PADRORの旧モデル)はめっちゃ履いてますもんね
クレマンはそれこそ何足持っていても困らない革靴だと思うので、皆さんもぜひ一度試してみてください。
ではまた!!
最後まで読んでくれたあなたにはこちらの記事もおすすめ!!
コメント