- おしゃれなメガネをそこそこの値段で欲しい
- フレンチフレームが気になるけど、ヴィンテージは高くて手が出ない
- 個性的なメガネでガラッと自分の印象を変えたい
今回はそんな人たちにおすすめしたい、おしゃれメガネを購入したのでご紹介します。
ギュパール(guépard)というブランドのgp-07というモデルです。
この記事の内容は以下の2本立てとなっています。
- ギュパールとはどんなブランドか?
- gp-07の購入レビュー
ギュパールは今とても人気が出てきているメガネブランドですから、気になってるって人も多いんじゃないでしょうか?
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
【レビュー】guépard(ギュパール)はお手頃価格でフレンチフレームが楽しめるメガネブランド【gp-07】
guépard(ギュパール)ってどんなブランド?
ギュパール(guépard)は山村将史さんと柳原一樹さんという2人のヴィンテージメガネマニアが、2017年に共同で立ち上げたアイウェアブランド。
山村さんと柳原さんはそれぞれ神戸のSPEAKEASY(スピークイージー)と札幌のFrequence(フリークエンス)というヴィンテージのアイウェアショップを営んでおり、ギュパールはそんな2人の知識を結集したブランドと言えます。
それこそ山村さんと柳原さんは、フレンチフレームのネジの1本まで分解して標本になるような書籍の出版までしてしまうという、生粋のメガネオタクらしいです。
ギュパールでは1940〜50年代のフランス製のメガネ、いわゆるフレンチフレームを忠実に再現することをコンセプトにしており、「guépard(ギュパール)」というブランド名もそのコンセプトに由来しています。
1920年代、禁酒法が施行されたアメリカではメガネを表すスラングとして「チーターズ(cheeters:盗み見る人)」という言葉が使われていました。
そしてこのチーターズをもじってチーター(cheetah:動物のチーター)、チーター(cheetah)のフランス語が「guépard」というわけ。
うーん、なかなか複雑ですね…
またguepardというブランド名には、フレンチフレームの上辺だけをなぞって(盗み見て)なんとなく完コピしたように気になっている、ということへの皮肉も込められているそう。
フレンチフレームを忠実に再現している
ギュパールではフランス製のヴィンテージメガネ、いわゆるフレンチフレームのディテールを忠実に再現しています。
今では珍しい真っ平なフラットレンズやフレームとレンズの繋ぎ目を少しだけ斜めに切り込みを入れるテレビジョンカット、フレーム素材の配合やメガネケース代わりの油紙の袋など、メガネそのもののディテールや周りの小物に至るまで、本当に細かなところにもこだわっているんです。
そしてこういう細かなディテールってアイテムそのものの説得力に直結します。
私みたいな元のフレンチフレームをまったく知らない人にとっても、ギュパールのメガネからは何か雰囲気のようなものを感じてしまうんですよね。
昔からフレンチフレームに傾倒していた2人だったからこそ、ここまでのディテールが再現できているんですね
現代の日本人に合うようにアジャスト
ギュパールではフレンチフレームを忠実に再現するだけでなく、現代の日本人がかけやすいように少しだけ調整している部分もあります。
それが鼻当ての幅。
フレンチフレームは元々フランスやヨーロッパの鼻が高い人がかけることを前提に作られているので鼻当ては狭くなっているのですが、そのままだと日本人がかけた時に鼻の形に合わない。
そこでギュパールでは鼻当ての幅を広く取ることで、日本人がかけても違和感ないサイジングにしているわけです。
その他の微妙なサイジングもヴィンテージのディテールを再現しながらそれとなく現代風にモディファイしてくれているので、フレンチフレームの独特な雰囲気はありつつもどこか今っぽくなっています
価格は比較的お手頃、カラーレンズも無料
ギュパールはブランドとして「ギュパールで気軽にフレンチフレームに触れてみて、その良さを知って欲しい」という思いから、価格を抑えめにしています。
本物のフレンチフレームは1本5〜10万くらいするものもザラにある中で、ギュパールはほとんどのモデルが29,700円(税込)。
ギュパールのメガネは、世界でも有数のメガネ生産地である福井県の鯖江(さばえ)で、職人の手によって1点1点丁寧に作られているにも関わらず、です。
1本3万円というこの価格を安いと思うか高いと思うかは人によりますが、私としてはギュパールのクオリティを3万円で楽しめるなら決して高い値段ではないと思いますね
またギュパールではカラーレンズへの変更が無料でできます。
カラーレンズっていうのはその名の通り色の付いた度無しのレンズのことですが、他のブランドだとカラーレンズ入れるのに5,000円とかかかったりするんですよ。
でもギュパールではそれがタダ。
カラーの種類も豊富で、クリアレンズ(透明)の他に以下の5種類から選べます。
- ブルー
- グリーン
- ブラウン
- ダークグリーン
- ダークパープル
ちなみに紫外線に反応して色が変わる調光レンズは別途1万円ほどかかります。
私もブラウンレンズに変更していますが、クリアレンズよりおしゃれ感はあってサングラスよりも柔らかい印象なので非常に気に入っています
gp-07というモデルを購入
今回私はギュパールの中でも定番的なモデルであるgp-07を購入しましたので、ここからはgp-07の魅力や少しだけ気になる点もご紹介していきます。
クラシックなパントゥ(ボストン)型
gp-07は全体的に丸みを帯びたパントゥと呼ばれる形をしています。
パントゥと言うとなかなか聞き馴染みのない言葉ですが、アメリカではボストンタイプと呼ばれる、メガネの中では割とポピュラーなデザイン。
パントゥ型のメガネは丸みを帯びた逆三角形、ちょうどおにぎりをひっくり返したような形をしており、角がないため顔全体の印象を柔らかくしてくれます。
メガネ自体が丸みが強いので、四角顔やシャープな顔立ちの人には良く似合う形ですね。
パントゥタイプはメガネのきっちり感があまりないので、カジュアルでリラックスした服装にもよく合いますよ
またパントゥ型はメガネとしてはクラシックなデザインでもあって、ファッションやメガネに興味がない人でもある程度見慣れているので、抵抗なくかけられると思います。
8mmの極厚リム
gp-07の1番の特徴は、8mmの厚さがある極厚のリムです。
リムとはレンズまわりのフレームのことで、メガネのパーツの中でも最も強くそのメガネの印象を決めるところ。
この極厚リムももちろんフレンチフレームの特徴を踏襲したものでして、当時の技術では強度を高く保ったままリムを薄くするのが難しかったんですね。
gp-07はこの極厚のリムによってボリューム感があり、非常に存在感のあるメガネです。
このボリューム感や存在感については好みの別れるところかなあとも思うんですが、逆に言うと存在感がある分、うまく合わせているとおしゃれな雰囲気が出やすいのでファッション的には楽しいメガネですね。
それに実際にかけてみると意外とボリューム感も気にならなかったりするので、食わず嫌いせずに1度かけてみて欲しいですね
ギュパールならではのウィスキーカラー
ギュパールではフレームカラーもいくつかあり、gp-07では以下の5種類から選べます。
- ブラック
- ホーン(べっ甲)
- ウィスキー
- シャンパン
- クリア
そして私が購入したのはウィスキーという、クリアブラウンのようなカラー。
私はこのウィスキーの色味が好き過ぎてギュパールを選びました
ウィスキーはとても柔らかで優しさのあるブラウン系の色味で、それでいてベーシック過ぎないから洒落感もあるという…
ありふれていそうで意外となかった、痒いところに手が届くような、そんな素晴らしい色味だなと。
個人的には「これぞギュパール」っていう色味だと思いますね。
ブラックやホーン(べっ甲)もベーシックで良い色なんですが、個人的にはウィスキーが1番ギュパールらしくておすすめかな。
フレンチフレーム独特のフラットレンズ
上でも言ったようにフレンチフレームのディテールはたくさんありますが、私が最も良いなあと思っているのがフラットレンズです。
フラットレンズとはその名の通り平らなレンズのことで、現代のメガネではレンズは曲面になっているものがほとんどです。
ただフレンチフレームが作られていた当時はレンズの加工技術が未発達で、湾曲したレンズを作ることが難しかったため、レンズは平らになっているんですね。
そして当時のフレンチフレームを忠実に再現するギュパールのメガネは、このフラットレンズが何とも言えない独特の雰囲気を生み出してるんです。
クラシックと言うか渋いと言うか、とにかくすごく円熟した雰囲気があるんですよね
またフラットレンズに施すコーティングについても、あえて反射防止コーティングを前面には施さないことで、コーティング技術の発達していなかった当時のレンズの質感を再現しています。
だからギュパールのメガネって正面から見るとピカっと光を反射するんですが、その反射している感じもヴィンテージ感があってすごく渋いんですよねえ。
ちなみに反射が気になるっていう人は、私のようにカラーレンズを入れると少しは緩和されるかも知れません。
ちなみにギュパールのようなフラットレンズのままでは度入りにすることが難しく、対応できる店が限られているので、ギュパールのメガネを度入りでかけたいと思っている人は注意が必要です。(神戸にある折角堂というメガネ屋さんでは度入りフラットレンズの取り扱いがあるようなので、気になる方は問い合わせてみてください)
似合わない人もいるかも、だけど…
でもこういう特徴的なメガネって似合う似合わないが激しそうだからな…
ギュパールのメガネはフレンチフレームを現代の日本人に似合うようにモディファイしていると言いましたが、それでもやはり個性的なデザインであることに変わりはありません。
まず目と目の位置が近いんですよね。
上の他ブランドとの比較写真を見ていただければ一目瞭然ですが、ギュパールはレンズがだいぶ内側に寄っていますよね。
だから正直なところ、小顔の人の方が似合うっていうのは事実です。
ただまあそれもかけてみればそんなに気にならないと言うか、結局はかける側の心の問題だったりします。
私自身も決して小顔ではない、いやむしろなかなかに主張の激しい顔面のサイズではあるのですが、それでもかけ続けていると自分としても違和感なくなってきてますし、周りからも結構「似合うね」って言われたりしますよ
あとは8mmの極厚リムの含めギュパールのメガネの雰囲気がバチバチなので、どうしたってギュパールのメガネが主役になりますし、かける側の雰囲気が求められるところはあります。
ただ逆に言うと、ギュパールのメガネをかけるだけで顔周りだけでなく全身で見た時のコーデの印象をガラッと変えられるとうこと。
シンプルなコーデでもギュパールのメガネひとつで簡単におしゃれな雰囲気が出せるので、普段のコーデじゃ少し物足りないって時にめっちゃ便利なんですよね。
私みたいに私服通勤の人であれば、「仕事に行く時はメガネをかけずにシンプルな服装で、仕事終わりはギュパールのメガネをかけておしゃれにアフターファイブを楽しむ」なんてこともできますよ
【guépard(ギュパール)はお手頃価格でフレンチフレームが楽しめるメガネブランド】まとめ
ここまで個性的なメガネを購入したのは初めてだったんですが、メガネひとつでここまで顔やコーデ全体の印象変わるかってくらいにおしゃれな雰囲気が出るので、自分自身すごく新鮮で楽しいんですよね。
3万円アンダーという価格でこれだけの雰囲気が出るメガネって探してもなかなかないですから、「今おしゃれなメガネを探している」「イメチェンがしたい」って人には、ギュパールはかなりおすすめしたいブランドです。
ギュパールみたいな勝負メガネを1本持っていると、コーデの幅がグッと広がっておしゃれがもっと楽しくなりますしね
ギュパールのメガネで、あなたもおしゃれなメガネライフ楽しんでみませんか?
ではまた!!
最後まで読んでくれたあなたにはこちらの記事もおすすめ!!
コメント