こんにちは、匂いフェチのはむすけです。
- 香水に興味が出てきたけど、香水の付け方・選び方が分からない…
- 大人のエチケットとして体臭ケアをしていきたい
- 香水を付けるとモテるって本当?
って人いませんか?
特に男性はこれまでまったく香水というものに触れてこなかったとか、少し敬遠してきたという人も多いんじゃないでしょうか?
私の周りにもいまだに「男のくせに香水付けるなんて女々しいんじゃないか…」とか「香水なんて気恥ずかしくて付けられない」って思っている人もいますし、男性が香水を付けることに対してやや否定的な意見も聞いたりします。
ただそんな中で私は声を大にして言いたい。
メンズが香水を付けるのってメリットしかないんです。
私自身香水が大好きで、今までに何本もの香水を買って使ってきましたし、今でも複数の香水をその日の気分やシチュエーションによって使い分けています。
そんな香水好きな私が思うのは、「なんとなく」っていう理由で香水を敬遠する男性が多いというのは、実はかなりもったいないんじゃないかっていうこと。
そこで今回は男性が気を付けるべき香水の付け方・コツ、そしてモテ香水の選び方を、香水初心者の人にも分かりやすくご紹介していきます。
香水初心者が最初の1本に買うのにおすすめの香水もいくつかご紹介していくよ
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
そもそもなぜ香水を付けるのか?【日本人も香水を付けるべき4つの理由】
理由①:「日本人は無臭だから香水がいらない」は大ウソ。大人なら体臭エチケットは必須です
香水をあまり付けない人や、香水反対派の人ってよくこんなことを言ってませんか?
香水は体臭のキツい外国人が付けるものだよ。日本人は体臭が薄いから必要ないって!
この「日本人無臭神話」とでも言うべき迷信が、香水に馴染みのない日本人男性を作ってしまったと思うんです。
確かに外国の方に比べれば薄いかもしれませんが、残念ながらそれも日本人が米と魚ばかり食べていた頃の名残り。
今では日本人も食の欧米化が進んでいますし、自分では気付かないだけで何もケアしなければ日本人でも普通に体臭ありますから。
周りの人を思い浮かべて下さい…
ちょっと体臭が気になる人いますよね。笑
「日本人=体臭がしない=香水は不要」っていう論理は、残念ながらもう通用しないんですよね
もうね、シンプルに強い体臭って周りの人に迷惑です。笑
大人なら周りの人に嫌な思いをさせないように、体臭のエチケットは守っていくべきなんですよ。
臭いってなかなか他人からは指摘しにくいですし、自分でしっかりと意識していかないと!
理由②:場面に応じて使い分ければムードを演出できる
香水はシチュエーションによって使い分けることで、その場のムードを盛り上げたり自分のイメージを演出することもできます。
デートで良い感じのムードを醸し出してみたり仕事ではデキる男を演出してみたりと、身に纏う香りによって人の印象やイメージって大きく左右されるものなんです。
具体的にはどんな場面でどんな香りを使えばいいの?
いくつか例を挙げるとこんな感じです。
- アウトドアデート:フレッシュなシトラス系
- おしゃれなバーでお酒を嗜む:セクシーなムスク系
- 休日におうちでゆっくり:リラックスできるウッディ系
- 大事なプレゼン・会議の日:気が引き締まるマリン系
ちなみに上の例はあくまで「一般的にマッチするとされている場面と香り」でして、実際はその人のキャラクターなどにもよってくる部分はあるので注意が必要です
理由③:良い香りは自分のテンションも上げてくれる
体臭ケアやムードの演出も大事ですが、香水を付けることの最大のメリットはやっぱり自分のテンションが上がることだと思うんです。
自分の体から好きな香りがしていて嫌な人っていないでしょうし、自然と気分が上がって仕事やプライベートもうまくいくような気がするんですよね。
大人になると自分の機嫌は自分で取らなきゃいけないですからね(それができていない大人がどんなに多いことか…笑)
また複数の香水を持っていると、ふとした時に気分転換や自分の中で気持ちのスイッチの切り替えにも使えるのでおすすめです。
例えば「気分が乗らない時にはこの香水を使う」という風にしておけば、何か憂鬱なことがあっても多少は気が紛れたりしますしね。
私は雨の日には決まって使う香水がありますが、その香りを嗅ぐと雨で憂鬱な気分も少し晴れるんですよね
理由④:相手に匂いで覚えてもらえる
誰もが心当たりがあると思いますが、ふとした時に「あ、この匂いなんだか懐かしいな…」と思うことありますよね?
あれって気のせいでも何でもなくて、人間の五感の中で最も記憶と強く結びついているのは嗅覚なんです。
匂いによって記憶が呼び起こされることをプルースト効果と言いますが、このプルースト効果を上手に使えば気になるあの子や大事な取引先の人にも匂いで自分の印象を植え付けることができるわけです。
ちなみに悲しいかな逆もまた然りで、強い体臭で自分のことを覚えられないためにも体臭ケアは必要なんですよね…
メンズが意識すべき香水を付ける時のコツと注意点を徹底解説
香水にも種類があることを覚えよう!【おすすめはオーデトワレかオーデコロン】
一口に「香水」と言っても、実はアルコール濃度や香りの持続時間の違いによっていくつかの種類に分類されます。
この分類には厳格な決まりはないらしいのですが、基本的には香りの強いもの(アルコール濃度の高いもの)から順番に以下のような名称で呼ばれることが多いですね。
分類 | アルコール濃度 | 持続時間の目安 |
---|---|---|
パルファン | 15〜30% | 5〜7時間 |
オーデパルファン | 10〜15% | 5時間前後 |
オーデトワレ | 5〜10% | 3〜4時間 |
オーデコロン | 1〜5% | 1〜2時間 |
メンズの香水ではオーデトワレやオーデコロンに分類されるものが多いのですが、私のおすすめもやはりオーデトワレかオーデコロンといった香りの強過ぎないもの。
香水だけでなくファッション全般にも言えることですが、メンズはとにかく「さりげなさ」が最重要ポイントとなってきますからね。
特に香水は付けてる自分は鼻が慣れて物足りなく感じても、周りからすると匂いがキツいっていうのはあるあるですから。
香水はちょっと物足りないくらいがちょうど良いんですよ
オーデトワレ、オーデコロンのオーデ(eau de)とはフランス語で「水」を表す言葉です。
またパルファン(Parfum)は「香水」、トワレ(toilette)は「トイレ(ここでは「化粧」の意味)」、コロン( Cologne)は「ケルン(ドイツの地名)」をそれぞれ意味する言葉なので、
- オーデパルファム=香水の水(香水を水で薄めたもの)
- オーデトワレ=化粧の水
- オーデコロン=ケルンの水(最初に製造されたのがドイツ・ケルンであったため)
ということになるんですね。
さりげなさが最も大切
繰り返しになりますが、メンズが香水を付ける際に最も意識すべきは「さりげなさ」です。
兎にも角にも付け過ぎないことが本当に重要なんです。
初めて香水を付けた時に付け過ぎて失敗したって人も多いでしょうからね
冒頭でも言ったように、まだまだ日本では(特に年齢が上がれば上がるほど)男性が香水を付けることに対して抵抗のある人も多いですし、付け過ぎてしまうとそれこそ「男のくせに」となりかねませんからね。
香水は必ず自分で付けていて「少し物足りないかな?」と思うくらいの量にとどめましょう。
香水を付けるべきでない場面もある
いつでもどんな時でも香水を付けていれば良いかということはなくって、香水を付けるべきではない場面があることも覚えておきましょう。
例えば香りに敏感な人(妊婦や子供)がいる場合やちゃんとしたレストランで食事を楽しむ時、お通夜やお葬式などでも香水は付けない方がベターでしょう。
こういった場面では付けない方がベターですが、どうしても体臭が気になるという人は本当にさりげなく香るくらいにしておきましょう
このようにTPPOによって香りの種類だけでなく、香水を付けるか付けないかを分けることができると本当の大人というか、非常にスマートですよね。
付ける場所にも注意が必要
香水を付ける場所ってどこだと思いますか?
なんか手首に付けてそれから耳の裏とかにゴシゴシやっているイメージがあるよね
確かに香水を付ける箇所としては手首や耳の裏が一般的で、これらの場所は動脈が皮膚表面近くを走っているため体表面温度が高く、香水を付けた際に香り成分が揮発しやすいと言われています。
なので決して間違えではないのですが、私としては手首や耳裏は少し香りが強くなり過ぎてしまう気がするんですよね…
顔に近いとそれだけ他の人にも香りが伝わりやすいので、「あ、この人香水付けてんなー」と思われやすいですし
そこで香水を付ける場所として、メンズにおすすめなのが腰周りと足首。
腰回りは体幹に近く体温も高いので香りが揮発しやすいのですが、服の中なのでそこまで強く香ってこないですし、体や服の動きに合わせてフワッと香るようなイメージで付けられます。
足首も手首や耳裏同様に動脈が近いので香りの揮発性は高いものの、顔からの距離が遠いのでこれまたフワッと香りが上がってくるんですよね。
さりげなく香らせたい場面では腰や足首、今日はちょっとセクシーに行くぞって時には手首や耳裏といったように、使い分けられると良いでしょう
香水を付ける時に「ゴシゴシする」のは良くないって知っていました?
香水って非常に繊細なものでして、ゴシゴシと擦ることによって香り成分が潰れて本来の香りが失われたり、摩擦熱で揮発してしまって持続時間が短くなってしまうと言われています。
手首や腰にシュッと吹きかけたら、その場所をポンポンと叩くように馴染ませるのが正しい付け方なんです。
お店で香水を選ぶ時のコツ
香水を付ける時のコツついでに、香水ショップなどで香水を選ぶ時のコツもお教えしましょう。
まず香水というのは、付けてから時間が経つにつれて徐々に香りが変化していくことを知っておくべきです。
時間による香りの変化は一般的に以下のように分類され、香水はそれぞれのタイミングでの香りをちゃんと意識して作られているのです。
- トップノート:付けた直後の香り
- ミドルノート:付けてから30分〜2時間後の香り
- ラストノート(ベースノート):付けてから2時間以降〜香りが消えるまでの香り
この香りの変化は香料の揮発性の違いによるもので、基本的に揮発性の高い香料がトップノート、揮発性が低くなるにつれてミドル〜ラストノートとして表れてくるよ
お店で試しに嗅いだ時はトップノートしか嗅いでいないことになるので、できれば手の甲などに付けて一度店を出て、時間が経って表れるミドルノートやラストノートも嗅いでみることをおすすめします。
トップノートは好きなんだけどラストノートが意外とクセがある、みたいなこともありますからね。
また香水ショップで試しに嗅ぐ際に、香水をムエットと呼ばれる小さい紙に付けてもらうことがあります。
これは自分に香りを付けずに純粋に香料の匂いを嗅ぐためのものなんですが、本当に気になる香水を試す時はムエットでなく自分の肌に付けるようにしましょう。
やはり紙と人間の肌では表面温度が異なるため香料の揮発の仕方も違ってきて、揮発の仕方が違うと香りって全然違ってくるんですよ。
ムエットで嗅ぐと少しキツいかな…と思っていても、自分の肌で嗅ぐと結構まろやかになっていたりします。
色んな香水を比較したい場合はムエットを使い、ある程度絞ったら肌に付けて嗅いでみましょう
香水初心者におすすめの香水をご紹介【とりあえずこれ買っとけ的な】
香水を付ける意味、香水の付ける時のコツ・注意点が分かったところで、じゃあどんな香水を買えばいいんだと。
ということでここからは香水初心者のメンズにも付けやすい、おすすめの香水を3つほどご紹介していきます。
今まで香水を使ったことのない人でも使いやすい、定番人気のものを中心にご紹介していきますよ
Maison Margiela(メゾンマルジェラ) Replica(レプリカ) レイジーサンデーモーニング
いきなり最初にご紹介しちゃいますが、私が「もう正直メンズは全員これ付けときゃ良いんじゃないかな笑」って思っている香水が、メゾンマルジェラ(Maison Margiela)のレイジーサンデーモーニングです。
レイジーサンデーモーニングは洗い立てのシーツをイメージしたフローラル中心のとても爽やかに香りで、一言で言うとめちゃくちゃ無難な香水です。
ただこの無難さが香水初心者にも非常に使いやすくって、香りは強過ぎずに人によって好き嫌いがあまりないフローラルの香りなので、どこにでもどんな場面に付けて行っても問題がないんですよね。
また実際にお店に行って香水を買うのが少し恥ずかしいという人にも、レイジーサンデーモーニングのように無難で好みの分かれない香りっていうのはポイント高いんじゃないかと。
通販で買って「うわ…全然好きな香りじゃなかった…」ってなりにくですからね
メゾンマルジェラという服好きに超絶人気のブランドの香水コレクションの中でも1番人気ということで、安心感やブランド力もバッチリですし、もう迷ったらコレで良いんじゃないかって本気で思います。
私自身も1番よく使う香水ですしね。(使い切ったら間違いなく同じものを買い直します)
レイジーサンデーモーニングについてはこちらの記事でも詳しくレビューしていますので、気になった方はぜひ読んでみてください。
\迷ったらコレでOK!!/
BVLGARI(ブルガリ) プールオム エクストレーム
ブルガリ(BVLGARI)のプールオムと言えば、メンズ香水の中でも非常に有名かつ人気の高い香水です。
そんなプールオムにグレープフルーツなどシトラスの香りを加えてよりすっきりとした香りにしたのが、プールオムエクストレームという香水。
シトラスの香りが加わることでみずみずしさや若々しさが強調されているので、プールオムよりも若い人向けの香水とも言えるでしょう。
私も大学生〜20代まではメインで使っていた香水ですね
付けてから少し時間が経つとプールオムの特徴的なダージリンティーの香りが立ち、全体的にまろやかな香りになってくるので、大人が付けていてもまったく違和感はありませんけどね。
プールオムエクストレームもしつこさやくどさのないすっきりとした香りですので、万人受けしやすく香水初心者でも安心して付けられるのが魅力。
メンズの香水としては文字通り世界的な超定番のロングセラーですので、「香水とかよく分かんないから、とにかく無難なやつをくれ!!」という人にはおすすめしたい香水です。笑
\世界的な超定番のロングセラー/
CLEAN(クリーン) ウォームコットン
クリーン(CLEAN)は
- シンプル(必要不可欠な原料のみを使用)
- 信頼性(有害な化学物質は未使用)
- 環境や生産地域への配慮
の3つをコンセプトを掲げるフレグランスブランド。
石鹸からインスピレーションを受けたというCLEAN CLASSIC(クラシック)、調香師がリザーブ(予約)しておいたとっておきの香料を使用したCLEAN RESERVE(リザーブ)などのラインを展開しており、どれもとても爽やかで嫌味がなく老若男女誰もが付けやすいような香りを中心になっていますね。
そしてクリーンの中でも最も人気が高く、ブランドを代表するなのがウォームコットンという香水。
ウォームコットンは石鹸をイメージした爽やかで清潔感のある香りで、シトラスを中心とした香料が弾けるようなみずみずしさと若々しさを表現しています。
ウォームコットンは非常に付けやすいのが魅力で、石鹸の香りって嫌いな人ほとんどいないでしょうから、香水初心者でも抵抗なく付けられると思います。
少し安っぽい表現になってしまいますが、学生の時に使っていた制汗剤を思い出すような、爽やかで若さの弾ける香りですよ
クリーンはハイブランドの香水とは違ってリーズナブルな価格も魅力の1つで、クリーンクラシックのウォームコットンは30mLで定価が税込6,050円と比較的手の出しやすい価格となっています。(クリーンリザーブの方にもウォームコットンはありますが、こちらはハイエンドラインということで使われている香料が少し違います。スタンダードなのはクリーンクラシックの方と思っていただいて大丈夫です)
【メンズが意識すべき香水を付ける時のコツと注意点を徹底解説】まとめ
メンズが香水を付ける時に気を付けるべきポイントをおさらいしましょう。
- 香水の種類はオーデコロンかオーデトワレがおすすめ
- とにかく「さりげなさ」が大切。付ける場所は腰や足首がおすすめ
- 香水を付けない方が良い場面もあることを知ろう
香水って本当に魅力的なものでして、香り1つで平凡な毎日が色鮮やかになったり、憂鬱な日がちょっとでも楽になったりするものです。
もっと多くのメンズが、髪の毛をセットしたり服を選んでコーデを組むように香水を付けるようになったら嬉しいですね。
のめり込んでいくとかなり奥が深い香水の世界ですが、まずはエチケットから始めて、そこを入り口に香水が好きになってくれると嬉しいなって思います。
最後にもう一度だけ言いますが、どんなに香水が素晴らしいものでお気に入りの香水を買ってテンションが上がったからと言ってメンズの香水は付け過ぎ厳禁、「さりげなく」が1番大事ですよ。
ではまた!!
最後まで読んでくれたあなたにはこちらの記事もおすすめ!!
コメント