こんにちは、ham(@ham50865160)です。
いや〜ついに買っちまいましたよ…
はい、どーん!
パラブーツ(Paraboot)のシャンボード(Chambord)です!
そうなんです。
確かにKLEMANは主にコスパ面で素晴らしい革靴ではあるんですが、気に入ったものがあると更なる上質が欲しくなるというのが服好きという生き物…笑
そしてパラブーツを履いたことない奴が、KLEMAN最高!KLEMANで十分!とか言っていても、
って思われちゃいますしね。
どっちもしっかりと履いた上で比較するから説得力が出るってもんです。笑
そんなこんなで今回はパラブーツのシャンボードをご紹介していきます。
パラブーツ(Paraboot)とは?
パラブーツ(Paraboot)は1908年に創業した、由緒あるフランスの靴ブランドで、創業者はフランスの小さな村で働いていたRemy Richered(レミー・リチャード)という靴職人。
創業者であるRemyは、旅行先のアメリカで見かけたラバーソールのブーツをヒントに、ラバーソールの革靴の製造に取り掛かり、これが大成功。
その後もラバーソールを用いたアウトドアシューズや軍用シューズを高いクオリティで作り続け、名門シューズブランドの地位を確たるものにしていきます。
このようにして『パラブーツといえばラバーソール』というイメージが定着し、現在では世界で唯一ラバーソールを自社生産するブランドとなっています。
さらに言うと『パラブーツ(Paraboot)』というブランド名は、当時ラバーソールの原料となるゴムを輸入していた、ブラジルのパラ(Para)港に由来しています。
まさにパラブーツはラバーソールと共に成長してきたブランドなんですね。
パラブーツの大人気モデル、シャンボード(Chambord)
今回私が購入したのはパラブーツの中でも、特に日本で高い人気を誇るシャンボード(Chambord)というモデルです。
ちなみにパラブーツの母国フランスではこちらのアヴィニョン(Avignon)という、よりノーズの長いフォーマル寄りのモデルが1番人気だそう。
むしろフランスでシャンボードを履いていると、
と言われるそう。(本当か?笑)
また伊勢丹の店員さんの話によると、幅広甲低の日本人の足にはアヴィニョンの方が合っているそうで、実際にシャンボードと履き比べてみても、確かにアヴィニョンの方が履きやすかった気がします。
ということで結構最後まで迷ったのですが、やはりシャンボードのカッコ良さに負けてしまいました。笑
カジュアルスーツやジャケパンに合わせるならアヴィニョンの方がサマになるかなとは思いますが、なんせ私はスーツなんてもの、年に数回ほどしか着ないもので…
さて少し話が逸れましたが、早速シャンボードのディティールを見ていきましょう。
無骨さと上品さのちょうど真ん中
シャンボードは一見、厚めのラテックスソール(ラバーソール)に重厚なUチップステッチで無骨なワークシューズかと思いきや、上質なリスレザーの質感と細身のシルエットで上品さも兼ね備えています。
この無骨さと上品さのバランスが本当に秀逸。
ジャケパンスタイルに合わせれば適度にカジュアルダウンしてくれるし、カジュアルスタイルに合わせればコーデを足元から格上げしてくれる。
とりあえずこれ履いとけ的な履き方ができる便利な1足と言えるでしょう。(さすがにフォーマル使いはできませんが…)
『フランスの宝石』リスレザー
シャンボードで使われているレザーは、リスレザーというパラブーツ独自の非常に油分を多く含んだカーフレザーになります。
この油分が、高い撥水性に加え傷にも強いという大きなメリットをもたらしてくれるのです。
そしてシンプルに美しい。
油分を多く含むリスレザーは、それほど頻繁にお手入れしなくてもジワッとした独特のツヤが出ます。
この美しさがゆえに、『フランスの宝石』とまで言われているそう。(こういうのって本当に言っている人いるんですのかね?笑)
どれだけ多くの油分が含まれているかというと…
このように新品時のシャンボードにはブルームと呼ばれるレザーに含まれていた油成分(ロウ)が染み出しているのです。(決してカビが生えたわけではありません笑)
ちなみにこのブルームはブラッシングをしてあげたり、履き込んでいるうちに消えるのでご心配なく。
パラブーツの代名詞『ラバーソール』
パラブーツは世界で唯一自社でラバーソールまで製造しているブランド、という話は上でしましたね。
それほどまでにこだわったパラブーツのラバーソールは、とにかく頑丈で防滑性バツグン。
レザーソールでは滑りやすく、そもそもソールが痛むので歩きたくない濡れた路面だって、全然へっちゃらです。
リスレザーにノルヴェイジャン製法、そしてこのラバーソールを持つシャンボードは、雨の日用の靴として履く人もいるほど耐水性・防滑性に優れているんですね。
また本当に丈夫で摩耗もあまりしないので、パラブーツは中古市場でも状態の良いものが多い印象です。
シャンボードは欲しいけど、そんなにお金かけられないって方にはユーズドもおすすめですよ。
堅牢なノルヴェイジャン製法
シャンボードはノルヴェイジャン製法という製法で作られています。
ノルヴェイジャン製法とはアッパーとソールの間にウェルトと呼ばれる革を挟み、直接は縫い付けない製法。
同じような製法ではグッドイヤーウェルト製法が有名ですが、ノルヴェイジャン製法とはウェルトの縫い方が少し異なります。
ノルヴェイジャン製法はその独特なウェルトの形状から、
- 耐水性が高い
- 強度が高い
などのメリットがあると言われています。
またグッドイヤーウェルト製法と同じくインソールの中にコルクを敷いているので、履いているうちにインソールが自分の足の形に沈んで、履き心地が良くなってきます。(ただしパラブーツではコルクの代わりに、より耐水性の高いゴムを使用しているのでそれほど沈みません)
なお、『ノルヴェイジャン』という名前の由来はノルウェーで生まれたから、ノルウェーとは全く関係ない、など諸説あるそうですね。笑
ノルヴェイジャン製法について、パラブーツ公式サイトによると、
- 頑丈かつしなやか
- 独特のウェルト配置による耐水性の向上
といったメリットが得られるそう。
元々アウトドア用の靴を作ってきたパラブーツですから、この辺りのクオリティは折り紙付きですね。
サイズ感はかなり難しい(履き心地も…うーん、まあね。。。)
上でも述べたようにパラブーツは幅狭甲高のヨーロッパ人の足に合うような作りをしています。
それに加えてヒールカップが大きめで、かかとの小さい日本人の足には特に合いにくいと言われています。
そしてその噂通り、サイズ選びがまあ難しい。
私の場合UK8を購入しており、つま先はちょうど良いんですが、かかとが少し大きく甲部分も少し余っているように感じますね。(ちなみに私の足はスタンスミスの27.5cmでジャストなサイズ感です)
まあそれでもシューレースをしっかりと結んで羽根を閉じてやることで、気にならない程度にはなりますけど。
ただこの辺りはやはり欧米人に向けた靴なんだなあと。
こちらでご紹介しているforme(フォルメ)の靴は、日本人の足に合わせて作られているのですが、履き心地は正直天と地の差。(同じ革靴と言ってもかなりジャンルは違いますが…)
圧倒的にformeの方が履き心地が良いですね。
またこちらのKLEMAN(クレマン)と比べても、新品時の革が硬い分、履き始めはパラブーツの方が履き心地が悪く感じます。
ただもちろんその分、パラブーツには堅牢さや見た目の素晴らしさがありますけど。
私も何度も実店舗で試着をしてから購入していますが、それでも多少の履き心地の悪さを感じるわけですから、シャンボードに限らずやはり革靴を購入する際は試着は必須ですね。
パラブーツのシャンボード、どこで買うのがお得か?
結論から言うと、パラブーツは海外通販または海外からの並行輸入品で買うべきです。
今回私はファーフェッチ(Farfetch)という大手海外通販で購入しましたが、日本国内の定価から約20,000円も安く購入できています。
シャンボードって日本国内の定価だと71,500円(税込)ですが、ファーフェッチでは51,000〜54,000円程度。(出品店舗により異なる)
しかも100%本物です。
なぜファーフェッチでこんなにも安く買えるのか?についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
また、amazonとかでも普通に並行輸入品としてファーフェッチと同程度の価格で販売されていますが、こちらも普通に本物です。
簡単に言うと、海外サイトや並行輸入品というのは本来かかるはずの税金をうまーくすり抜けているので、こんなにも安く買えるんですね。(決して脱税とかではありませんよ笑)
BUYMA(バイマ)やメルカリでも個人輸入したものが格安で売られていることがありますが、やはりファーフェッチと比べると少し信頼度は落ちるかなと。
個人バイヤーから買う場合はその人の評価や取引数に注意してみて下さい。
【パラブーツ(Paraboot)のシャンボード購入レビュー。サイズ感や履き心地は微妙?】まとめ
今回はパラブーツのシャンボードを購入したのでご紹介しました。
まだまだ革が硬くて馴染んでいないので、お世辞にも履き心地が良いとは言えませんが、ここから革が馴染んだ時に履き心地がどう変化するのか楽しみでもありますね。
シャープなシルエットと高い機能性で、とにかく汎用性の高い靴ですので、是非手にとってみて下さい。
ではまた!!
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