こんにちは、hamです。
今回はHender Scheme(エンダースキーマ)19AWのショルダーバッグを購入しましたのでご紹介したいと思います。
目次
Hender Scheme(エンダースキーマ)とは
ブランド名に込められた意味
Hender Scheme(エンダースキーマ)は2010年にデザイナーの柏崎亮さんが立ち上げた日本のレザーブランド。
元々はシューズブランドとして立ち上げらましたが、今はレザーアイテム全般を作っているブランドというイメージが強いですね。
Hender Schemeというブランド名の由来は、心理学用語であるGender Scheme(ジェンダースキーマ)からきていて、そのGenderの「G」の部分をアルファベット順で1つ後ろにある「H」に変えてHenderにするとこで「性別を超える」ということを表現していそう。
Gender Scheme(ジェンダースキーマ)とは心理学用語で、「ある物事について考える際にその主軸に「性(社会的性)」を置いて考えること」とあります。
つまり「男だからこうあるべき」とか「もっと女らしくしなさい」とかはジェンダースキーマに則った考え方ということですね。
うーん、なかなか難しいですね〜。
少し脱線しましたが、そんなHender Schemeのコンセプトは、
身体的、生物学的に性差を示すセックスに対して、ジェンダーとは、社会的、文化的な 性差を意味する。
Hender Scheme(エンダースキーマ)ではセックスによる性差を 尊重しながらも、身なりにおいてジェンダーを介することなく、人間の経験や環境に よって構造化されたジェンダースキーマを超越した概念を提唱する。
となっており、やはりブランドにおいて「(社会的)性別を超える」ということが大きな意味を持っているようです。
そのような背景もあってHender Schemeでは全アイテムでメンズ・レディースサイズともに展開されているのですが、一方で男女の骨格や筋肉の付き方の違いなどの生物学的性差に対しては微妙に木型やカットの深さを変えるなどといった一面もあります。
名作ラインとヌメ革の魅力
Hender Schemeが注目されるキッカケとなったのが、ブランド立ち上げ2年目から継続的に行われているmanual industrial productsというオマージュライン。
こちらのラインは歴代の超名作スニーカーたちを全てヌメ革で再現するというもので、NIKEのエアフフォース1やadidasのスーパースター、Reabokのポンプフューリーなども非常に忠実に再現されています。(adidasとはその後公式にコラボをしていますね)
下の写真はReabokの名作インスタポンプフューリーですが、ハイテクスニーカーもヌメ革でかなり細かなところまで再現されていますよね。(見た目上の再現のみなのでエアーポンプは使えませんが)
Hender Schemeの得意とするヌメ革とは鞣された後にほとんど加工を施されていない状態の革のことを言い、滑らかな触り心地や美しくそして劇的に飴色に経年変化することで知られています。
ヌメ革はほとんど加工がされていないので元々の皮にあった血管や傷が目立ち、外部からの傷にも弱いのですが、それらも全て味わいや経年変化になっていくのが魅力。
Hender Schemeと言えばヌメ革、ヌメ革と言えばHender Scheme
というイメージを持っている方も多いと思います。
それ程までにHender Schemeのヌメ革アイテムは素晴らしいものが多いですね。
また最近ではピッグスエードを使ったショルダーバッグやかまぼこソールのサンダルも非常に人気。
私も一昨年にピッグスエードのバッグを購入しましたが、柔らかく雰囲気のある革質でとても気に入っていておすすめです。
はじめは革質がとても柔らかいがために少し頼りなく感じるのですが、やはり品質が良いのでしょう、2年間使い倒しても革の破れや大きな傷は全くありません。(スエードなので小さな傷や汚れは一度ついてしまうと取れませんが…)

one side belt bag smallを購入
前置きが長くなってしまいましたが、今回購入したバッグがこちら。

このone side belt bagは19SSから登場したショルダータイプのバッグで、私が購入したのは19AWからの新しいサイズであるsmallの方。
価格は23,760円(税込)と決して安くはないですが、革の質感や汎用性・使いやすさなどを考えると値段と質のバランスがとても良いなと感じました。
ちなみにカラーはブラックの他にネイビーとベージュがあり、どれも良い色だったんですが今私が持っている他のバッグとの兼ね合いや大人っぽさを求めた結果ブラックにしています。(ネイビーは少し若い印象かな)
サイズ感
実はこのone side belt bagにはもうひと回り以上大きい通常サイズも存在するんですが、私はコンパクトなショルダーバッグを探していたこともあってこちらだとちょっと大き過ぎるかなと。
通常サイズとsmallサイズの寸法は以下の通り。
- 通常サイズ:39(幅)×44.5(高さ)cm
- small:19(幅)×24.5(高さ)cm
本当は通常サイズとsmallの間くらいの大きさがあればよかったんですけどね。笑
私の購入したsmallの方は結構小ぶりなサイズ感なのですが、荷物の少ない男性であれば十分な収納力で、(コンパクトなものなら)財布、スマホ、キーケースを入れてもまだ余裕があります。
私は今クレジットカードやバーコード決済を使ってキャッシュレスに移行しているので、このくらいのサイズ感でも十分だと感じましたけどね。
こちらの記事でキャッシュレスの魅力とおすすめのミニ財布もご紹介しているので、お時間ある方は是非読んでみて下さい。


こちらの写真は昔使っていたETTINGER(エッティンガー)の長財布とキーケースを入れていますが、このようにラウンドジップの長財布だと少し窮屈になってしまうかも…。
素材感

素材にはエンダースキーマの代表的なヌメ革ではなくシボ感の強いシュリンクカウレザーを使用しています。
シュリンクレザーはヌメ革と違って劇的な経年変化をするようなものではないのですが、強度に優れ傷や汚れが付きにくいため時間が経っても新品のような綺麗な状態を保つことができます。
レザーアイテムに雰囲気や味わいを求める人にとっては好みが分かれるしれませんが、とても綺麗な艶感があり個人的にはとても気に入っていますね。
ヌメ革やスエードは水に非常に弱いということを考えても、こちらのシュリンクレザーは表面のコーティングにより多少の水であれば大丈夫というのも雨の多い日本では大きなメリット。
デザイン
こちらのone side belt bagは縦長タイプになっていて、上品なシュリンクレザーの質感もあり非常に大人な雰囲気の仕上がりになっています。

またバッグの開け口はスナップボタンで締めることが可能なのですが、密閉性・防犯という意味では少し心許ないかもしれませんね。(バッグ自体が小さめなのでここに手を突っ込んで財布をすられるなんてことはないでしょうけど笑)
またアイテム名にもなっているショルダーベルトもポイントです。
片方のみ(one side)で調節するベルトは約10cm毎に計6つ調節用の穴があいていて、45〜110cmくらいの間で調節可能です。


1番長くすると通常のショルダーバッグのように、1番短いと手さげのように使えますが、私は基本的には1番長い状態で使っています。
長さを変えられると言ってもまあそんな頻繁に変えるもんではありません。笑
まとめ
レザーというとガシガシ使い込んで経年変化を楽しむというイメージがあるかもしれませんが、こちらのバッグのように長く綺麗な状態を保ち、大人っぽさが滲み出るようなレザーバッグもおすすめしたいですね。
19AWのアイテムで発売されたばかりですが、大変人気で完売しているところも多いようですので気になった方は早めにチェックしてみてください。
→2019年11月から20SSでも発売が始まっています。
ではまた!!