こんにちは、hamです。
皆さんは「服好き」な人と「おしゃれ好き」な人の違いって何だと思いますか?
一般的には「服好き」=「おしゃれ好き」のイメージが浸透しているように思います。
しかし本当にそうでしょうか?
これまで様々なファッションブロガーさんが様々な形で考えていることですが、私も私なりに「服好き」と「おしゃれ好き」の違いについて考えてみたいと思います。
最初に言っておきますが、今回のカテゴライズの中では現在の私は「服好き」になります。
ただ「服好き」になる前は「おしゃれ好き」の時期ありましたので、一応両方の気持ちは分かるつもりです。
なのでどちらかに偏った意見を書かないように注意しますし、どちらかを否定する意図はありません。
「服好き」と「おしゃれ好き」の違いについて考える。
結論から言うと、「服好き」と「おしゃれ好き」は考え方のベクトルが違います。
「服好き」のベクトルは自分に向いている
「服好き」というのは文字通り服そのものが好きな人たちのことを指します。
「服好き」といわれる人たちは服を選ぶ際に、
- ブランドやデザイナーの思考
- 素材、生地
- 縫製、パターン
- デザイン、機能性
- (その服が生まれた)成り立ちやバックボーン
などを重要視します。
つまり意識のベクトルは完全に服そのもの、そしてその服を着ている自分自身に向いています。
言うなれば「服好き」は自己評価なのです。
そして「服好き」にとって服とはそれ自体を楽しむもの、つまり目的です。
逆に言えば他人からどう見られるかはあまり気にしない人が多く、自分がカッコいいと思えば時に奇抜な服を選ぶこともあります。
よく聞く「自分が好きな服を着ているのが1番カッコいい」と言うのは大抵「服好き」といわれる人たちでしょう。(というか他人の評価を気にしていたらそんなこと言えないですよね。笑)
さらに彼らは1点1点の服そのものにフォーカスを当てているので、コーディネートにはそこまでこだわりを持ちません。
ただ「服好き」が選ぶような服は、元から素材やデザインがこだわり抜かれたものなので、コーディネートとかをあまり考えなくてもサマになるようにできています。
そういったところも「服好き」=「おしゃれ」のイメージがついている一因なんですね。
「おしゃれ好き」のベクトルは他者に向いている
一方「おしゃれ好き」にとって大切なのは、その服がいかに自分を良く見せてくれるか。
元々「おしゃれ」という形容詞は他者による客観的評価です。
「おしゃれ好き」はこの他者から見た姿を重要視するので、当然意識のベクトルは他者に向いていますね。
そう、「おしゃれ好き」にとって服とは自分を良く見せるための手段なのです。
そしてこの場合、より重要なのはシャツやパンツといった個々の服ではなくトータルでのコーディネート。
服そのものに関する情報やこだわりは不要で、トータルで「おしゃれ」を作り出せればOK。
一般的にこういった人たちはセレクトショップオリジナルやプチプラのアイテムを上手に使っておしゃれを作り出すことに長けていますね。
むしろ現在ではどれだけ安くおしゃれを作り出せるかも1つの指標になっていたりします。
「服好き」と「おしゃれ好き」がオーバーラップすることもある
というか多くの場合はオーバーラップします。
なぜなら、私もそうでしたが「服好き」というのは大抵一度は「おしゃれ好き」を通ってくるものだから。
全く服に興味が無い状態からいきなり服の素材や縫製を気にする「服好き」にはなりにくいですよね。
私の場合は、
- 服に興味がない状態から、少しおしゃれを気にしだす
- おしゃれっぽくなった自分にテンションが上がる(≒「おしゃれ好き」になる)
- 高品質(≒高価格)な服で簡単におしゃれになれると気付き、手を出し始める
- 服そのものの魅力に取り憑かれる(≒「服好き」になる)
の順番でだんだんと服そのものに興味の対象が移っていきましたね。
どちらが優れているわけではない、単なる趣向の違い
ここからはちょっと嫌な話。
私が「おしゃれ好き」から「服好き」に移行する過程で思ったことなのです
まず始めに「服好き」ってほとんどもうオタクなんですよ。
ファッションという大きな括りで考えると「服好き」=オタク層、「おしゃれ好き」=ライト層に分けられると思います。
スポーツでもなんでもそうですが、オタク層ってライト層をバカにしがち。
「あいつはあの服のことを全然知らずに着ている。」
「あんな安い服は服じゃない。」
「あいつはただの量産型だ。」
どこかで聞いたことあるセリフばかりではないでしょうか?
私はまだ「服好き」になって日が浅く、自分が好きな服の知識を深めるのだったり、好きな服を集めるのに一生懸命でそこまでは気が回りませんが、そういった人がいるのも残念ながら事実です。
そしてその逆もまた然りで、基本的に「おしゃれ好き」はマジョリティで「服好き」はマイノリティ。
さらに「服好き」たちは時に考えられないようなデザインや価格の服を着ています。
すると、
あんな変な服全然おしゃれじゃない。
たかだか服にあんなに高いお金払うなんてありえない。
とかってなります。(恥ずかしながら実際私もそんなこと思っていた時期もありましたね…)
先で述べたように「服好き」は服が目的に、「おしゃれ好き」は服が手段になっているだけで、双方とも服を通じて幸せを享受していることに違いはありません。
どちらが優れているとか、どちらの方がカッコいいとかって話じゃないですからね。
まとめ
皆さんは自分が「服好き」「おしゃれ好き」のどちらだと思いましたか?
私は「服好き」だと自負しているので、是非皆さんにも「服好き」の世界へ来て欲しいと思っています。笑
めちゃくちゃ楽しいですよ?
しかしたとえそこまで服自体に興味がなかったとしても、おしゃれをすること、服装に気を遣うことは確実に人生を豊かにしてくれると私は信じています。(急に話が大きくなってしまった…笑)
どうせ毎日服を着るのだから、テンション上がったり、カッコよく見られた方が良くないですか?
皆さんがそれぞれの形で服と付き合い、おしゃれを楽しんでいければ素敵だなと思います。
ではまた!!
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