- バブアーって最近流行ってるけど、どんなモデルがあるの?
- 今年こそバブアーを買いたいけど、ビデイルはみんな着てるからな…
- これぞ「男のロマン」みたいな服が着たい
って人いませんか?
今回はそんな人に向けて、バブアーの数あるモデルの中でも特におすすめの5つをご紹介していきます。
はむちなみに今回はヴィンテージバブアーは抜きで、現在新品で買えるモデルから選びました
- 嫁と子供と服を愛してやまない30代既婚男性
- 20代後半で突然目覚めた遅咲きの服好き
- 年間100万円以上を服を買う服バカ
- シンプルで素材にこだわったドメブラが好き
【ビデイルだけじゃない】おすすめのバブアー現行モデル5選
ビデイル(Bedale)
バブアーのアイコンとも言える超人気モデルであり、近年のバブアー人気に火を付けたモデルがビデイルです。
ビデイルは乗馬用に作られたジャケットであり、馬にまたがった時に邪魔にならないよう着丈は短く裾はサイドベンツ、袖から風が入ってこないように袖口がリブになっているなど、乗馬に役立つ多くのギミックが施されています。
そんなビデイルの魅力といえばやっぱり合わせやすさでしょう。
カジュアルなアメカジスタイルからジャケパンまでの幅広いコーディネートに合わせられる上、ビデイルを羽織っただけでコーデ全体がグッと渋くなって大人の余裕を醸し出すことができます。
またこれはビデイルだけでなくバブアーのジャケット全般に言えることですが、バブアー最大の特徴とも言えるワックスドコットンの機能性と経年変化がたまらない。
ワックスをたっぷりと含んだコットン生地は撥水性抜群で雨の日でもへっちゃらですし、風を通さないので見た目以上に防寒性もあります。
そしてワックスの抜けによるアタリのような経年変化が出てくるので、着込めば着込むほど身体に馴染んで文字通り自分だけのバブアーになるんです。
ワックス移りやオフシーズンのカビ対策など、普通の服よりも気を使ってあげることが多いワックスドコットンですが、その手間すらも愛着を育むための過程に思えてくる、バブアーってそんな男のロマンみたいな服なんですよ。
ちなみにビデイルは人気モデルということで、ワックスドコットンで通常シルエットのクラシックモデル以外にも以下のように多くのバージョンで展開されているので選択肢が多いのも嬉しいところです。
- 腕周りや身幅がスマートなSLモデル
- 腕周りや身幅がワイドになったオーバーサイズモデル
- ノンワックスでイージーケアな2レイヤーやウール生地
- イギリスらしいキルティング生地
特にノンワックスタイプのビデイルならワックスドコットンのものよりも遥かにイージーケアなので、より気軽にバブアーの雰囲気を楽しめますよ
ビューフォート(Beaufort)
ビューフォートはゲームハンティング(競技狩猟)用に作られたジャケットであり、バブアーの中ではビデイルに次ぐ人気を誇るモデルです。
バブアーの母国イギリスではビデイルを抜いて1番人気という話もあるくらいですし、かなり安定感のあるモデルと言えるでしょう。
パッと見ではビデイルとそっくりなデザインのビューフォートですが、ビデイルよりも着丈が5〜10cmほど長かったり、袖口のリブがなかったりと、より都会的で大人な印象になっています。
本場イギリスではスーツの上にビューフォートを着る人も多いそうです
またゲームハンティング用のジャケットということで、背面には狩った獲物を入れるためのゲームポケットという大きなポケットが付いています。
このゲームポケットがかなりの大容量なのに加え、フロントのパッチポケットも合わせると財布とスマホ、モバイルバッテリーに小さいペットボトルくらいだったら全然持ち運べるくらいの収納力になります。
男性にとってバッグを持たずに手ぶらで出かけられるのは嬉しいですよね。
ビューフォートは私がバブアーの1着目に選んだモデルでもありますが、個人的にはこれぞバブアーって感じがしてとても気に入っています。
ビューフォートについてはこちらの記事でもっと詳しくご紹介しているので、気になった方は読んでみてください。
ちなみにビューフォートもビデイル同様にSLタイプやオーバーサイズ、別生地などのバリエーション豊富に展開されているモデルになります。
インターナショナル(International)
インターナショナルはバブアーの中でも古い歴史を持つ名作ジャケットです。
1970年以前のヨーロッパのモータースポーツの全盛期にバイカージャケットとして作られたインターナショナルは、その高い機能性とデザイン性から多くのバイカーに愛され、その時代のある大会ではほぼすべての選手がインターナショナルを着用していたほどでした。
そんなインターナショナルの特徴は、とにかく高い機能性と重厚なデザイン。
インターナショナルにはビデイルなどのモデルよりも厚めの8オンスのワックスドコットンが使われており、耐久性や防水・防風性能は抜群。(ちなみにビデイルは6オンスの生地を使っています)
また首元からの風の侵入を防ぐチンストラップやバイクに乗りながらでも出し入れがしやすいように斜めに付けられた胸ポケットなど、元はバイカーのために付けられたギミックも今見るとデザインのアクセントになって重厚な雰囲気を醸し出してるんですよね。
インターナショナルはまさに「真の男服」と呼ぶにふさわしい歴史と性能を持っていますよ
スペイ(Spey)
スペイはフライフィッシング用に作られたスペイジャケットというモデルを現代風に着やすくモディファイして復刻したもので、短い着丈が特徴。
デザインは比較的シンプルながらも、右胸と左腰には釣り具をかけておくためのD環が付いていたりと、バブアーらしいある目的のために作られた服であることが分かります。
スペイはビデイル、ビューフォートに次ぐ人気モデルとして、ここ最近は特に注目されていますね
着丈が短くデニムジャケットやレザージャケットのように、ライトアウター感覚で羽織れるのがスペイの魅力。
さらに着丈が短いことでシャツなどのインナーとのレイヤードを楽しめたり、今流行りのワイドパンツとの相性が良いことも、最近のスペイ人気に繋がっていると思います。
ダイワピア39のように、フィッシングウェアをおしゃれ着に落とし込むというコンセプトのブランドが流行っていることもスペイの人気を後押ししているでしょう。
またスペイは男臭さやクラシックな雰囲気も抑えめなので、レディースにも人気のモデルとなっています。
男性はビデイル、女性はスペイのように、カップルでバブアーを着るのも素敵ですよね
ニューバーレー(New Burghley)
ニューバーレーは乗馬用コートとして作られたバーレーというモデルに、現代的にシルエット調整を施した新たなモデル。
ニューバーレーは同じく乗馬用のビデイルとは異なり、ロング丈のコートタイプになっているのが特徴ですね。
ただでさえ迫力のあるバブアーのワックスドコットンですが、ニューバーレーはロング丈でたっぷりと生地を使っているということで迫力も増し増しになっています。
しかも迫力があるだけではなく、どこかエレガントな雰囲気があるのもニューバーレーの魅力。
元は乗馬用のギミックであるバックの深いセンターベントのおかげでキレイなAラインシルエットとなっており、丈感も膝〜ちょい膝上くらいなので今っぽくて非常に着やすいですね。
また機能性抜群のワックスドコットンが全身を覆ってくれるということで、雨の日や寒い日にも活躍間違いなし。
ライナーを付ければ1年のうち半分以上のシーズンは着られて、雨の日も雪の日も着られる…まさに最強の全天候対応コートでしょう
なおニューバーレーの元となったバーレーというモデルもあるのですが、こちらは膝下丈となっていて迫力があり過ぎるため初心者には難しいモデルとなっています。
特に現行ではオーバーサイズ(OS)と言って、オリジナルのバーレーよりも腕周りや身幅を大きくしたモデルとなっているのでさらに難易度は上がっていますね。
ただその分バチッと着こなした時の破壊力は相当なもので、今流行りのドメブラのオーバーコートのような抜群に雰囲気のあるスタイルになるので、腕に覚えがあるという人は試してみるのも良いかも知れません。
バブアーは別注モデルもアツい!
インラインにも十分過ぎるほどバリエーション豊かで素晴らしいモデルの多いバブアーですが、ここ数年の人気から別注をかけているショップ・ブランドも多くあります。
そしてその別注モデルがまたカッケえんですわ。
ここでは数ある別注モデルの中でも、特に私が素晴らしいと思うものを3つほどご紹介しましょう。
キャプテンサンシャイン(KAPTAIN SUNSHINE)
キャプテンサンシャイン(KAPTAIN SUNSHINE)は、あのAURALEE(オーラリー)と同じ母体を持つドメスティックブランド。
キャプテンサンシャインは2019年から3年連続でバブアーに別注をかけ続けており、ここ最近では「バブアーの別注といえばキャプテンサンシャイン」というくらい人気になっていますね。
継続して別注モデルを作り続けており、しかも毎シーズン本当にカッコいいんですよね。
キャプテンサンシャインの別注モデルは「今回も絶対良いんだろうな」っていう安定感がありますよね
そんなキャプテンサンシャインとの別注3シーズン目となる21AWでは、トランスポートとスリークォーターコートという2つのモデルがリリースされます。
トランスポートは上でご紹介したスペイのような着丈の短いジャケットで、2020年に復刻され人気となったモデル。
キャプテンサンシャインの別注ではインラインにはないフードを取り付け、裏地を従来のチェック柄のものではなくフリース素材にしたものとなっています。
また生地は通常の6オンスよりもさらに軽い4オンスのワックスドコットンを使っているので、短めの着丈もあって非常に気軽に羽織ることができますね。
スリークォーターコートはその名の通りロングコートの4分の3ほどの着丈、大体膝〜ちょい膝上くらいの丈感のコートで、元はバブアーのアーカイブにあったモデルから着想を得たもの。
こちらも4オンスの軽いワックスドコットンが使われており、春や秋にシャツやスウェットの上からサッと羽織ってバチッとキマる、そんなお手軽コートになっていますよ。
またバブアーでは珍しくダブルブレストになっており、軽めの生地感とあいまってどこかレインコートのような雰囲気もあります。
なおこちらのキャプテンサンシャイン別注の2モデルはこの記事がアップされている翌日、2021年11月3日(水)にリリース開始となります。
もちろん例年かなりの人気とはなりますが、キャプテンサンシャインの別注モデルはインライン並みに展開店舗が多く、単純に弾数が多いので即完ってことはないんじゃないかと。
バブアー公式のオンラインショップはもちろん、全国のセレクトショップで予約受付もしているので、気になる方は事前に覗いてみてもいいでしょう。
ブルームアンドブランチ(BLOOM & BRANCH)
ブルームアンドブランチ(BLOOM & BRANCH)は全国に4店舗を展開するPALグループ系列のセレクトショップ。
セレクトセンスが良くオリジナルブランドであるKIJI(キジ)やPhlannel(フランネル)のクオリティも高いとあって、次にご紹介するレショップとともに今の服好き界隈、特に私のようなドメブラ好きな人たちの動きを先導しているセレクトショップと言っても過言ではないでしょう。
そんなブルームアンドブランチも継続的にバブアーに別注をかけていまして、クルーザージャケットとスタンドカラージャケットの2つ別注モデルを展開しています。
クルーザージャケットはマッキノウクルーザーと呼ばれるアメリカの名作ジャケットをデザインソースにしており、元ネタのディテールにコーデュロイの襟などバブアーらしいデザインをプラスし、さらに今着やすいサイズ感にリサイズされています。
背中からグルっと前身頃まで続くストームシールドはマッキノウクルーザーの特徴的なディテールですが、バブアーのインラインでは見られない仕様なのでおもしろいですよね。
マッキノウクルーザージャケットは、アメリカで120年以上の歴史を誇るフィルソン(FILSON)というブランドの代表的なアイテム。
森林警備隊や木こりなどの森で仕事をする人のためのジャケットとして作られたマッキノウクルーザーは、100%ヴァージンウールを24オンスもの極厚生地にすることで耐久性・保湿性などを高めています。
また機能面だけでなく真っ赤なブロックチェックの見た目も非常にアメリカらしく、今なおアメカジの代表的なアイテムとして人気の1着となっています。
スタンドカラージャケットはパナミントジャケットという、これまたアメリカブランドの名作ジャケットをモチーフにしたミドル丈のジャケットとなっており、小ぶりなスタンドカラーが特徴。
スタンドカラーの内側はバブアー特有のコーデュロイ素材となっているので、「襟を立てた時に首に触れる部分が冷たい」んてことはありません。(バブアーのコーデュロイ襟って元々そういう意味で付けられているんです)
元ネタであるパナミントジャケットのディテールである左胸のジッパー付きポケット以外は比較的すっきりとしたシンプルなデザインなので、より大人っぽく着られそうです。
パナミントジャケットは、60/40クロス(コットンとナイロンを混紡した素材)で有名なシエラデザインズ(SIERRA DESIGNS)が生み出したジャケット。
当時シエラデザインズで爆発的な人気を誇った60/40マウンテンパーカの後継モデルとして作られたパナミントジャケットは、ショート丈でバサッと羽織れる気軽さと襟裏や袖裏のコーデュロイ生地のアクセントがアメリカ西海岸で人気となっていたそうです。
ブルームアンドブランチの別注では、上の2型ともにノンワックスのナイロン100%素材を使用しています。
ノンワックスとは言え防水性・透湿性に優れたナイロン素材なので、バブアーの雰囲気や機能性はそのままにイージーケアで着られるのは、特に私のようにガサツな人間には嬉しいポイントですよね。笑
ブルームアンドブランチ別注モデルは2021年10月30日(土)発売ということで、この記事がアップされた時点で既に販売が開始しています。
一応記事アップ時点(11月2日)ではまだ在庫はありそうですが、おそらく遠からず完売すると思われるので気になった人は早めに見に行ってみてください。
レショップ(L’ECHOPPE)
レショップ(L’ECHOPPE)はベイクルーズ系列のセレクトショップで、他の大手セレクトショップとは違い服好きに刺さる攻めたアイテムセレクトやオリジナルブランドのLE(エルイー)が人気のショップです。
レショップコンセプターの金子恵治さんは、今や日本のメンズファッション業界を引っ張るカリスマと言っても過言ではなく、金子さんが監修を務めるブランドやアイテムはことごとく人気が出るという、一種の神通力みたいなものを持っていますよね。
そんなレショップの別注アイテムは別注の仕方が他とは少し違って、バブアーのインラインやアーカイブアイテムをデザイン・生地を変えて別注するのではなく、レショップオリジナルブランドのLEの定番であるバルカラーコートをバブアーのワックスドコットンで作るという、他とは逆方向の別注なんです。
今っぽいオーバーサイズなシルエットやシンプルなデザインといったLE定番のバルカラーコートらしさを残しながらも、生地はワックスドコットンに大胆に変更。
また襟のコーデュロイや裏地のチェックなど、バブアーのアイコニックなデザインもしっかり踏襲しています。
さらに今回の別注では雨の多いイギリスで活躍するようなレインコートをイメージしているようで、着脱可能なフードも付属。
バブアーのワックスドコットンの機能性と身体全体を覆うようなオーバーなシルエットで、多少の雨なら傘要らずでしょう。
LEのバルカラーコートは元々とてもシンプルなデザインなので、ギミック豊富なバブアーのインラインとはがらりと雰囲気が違って、非常におもしろい別注になっていますね
なおレショップ別注のバルカラーコートもキャプテンサンシャイン別注と同様、この記事がアップされた翌日の2021年11月3日(水)に販売開始となっています。
予約販売では即完しており今回も即完が予想されますので、気になる方はぜひ当日に販売店であるレショップ渋谷店に行ってみてください。(ベイクルーズストアでも同日発売されますが、レショップ南青山店での販売はないようなのでご注意を)
【おすすめのバブアー現行モデル5選】まとめ
いやあ、バブアーって本当に素晴らしいモデルが多過ぎて困っちゃいますよね。
私は昨年(2020年)にビューフォートを購入していますが、この記事書いてたらもう2着目が欲しくなってきてますから。(次はネイビーかなあ…笑)
バブアーのワックスドジャケットやコートは、リプルーフなどケアをしっかり行えば10年20年と着ていけるクオリティを持っています。
今はヴィンテージバブアーも流行っていますが、新品から育てて自分だけのヴィンテージバブアーにするっていうのもめちゃくちゃロマンがありますよね。
皆さんも自分だけのヴィンテージバブアー、今年から育て始めてみませんか?
ではまた!!
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