こんにちは、ham(@ham50865160)です。
UNIQLO Uと言え、毎回おしゃれ初心者から服好きまで広く話題になることで有名。
人気アイテムとなると発売日に即完、2次市場でプレ値が付くなんてこともあったりするようなコレクションです。
UNIQLOで即完ですから、いかに注目度が高いかが分かりますよね。
服好きの私から見てもUNIQLO Uには時々驚くような当たりアイテムがあることは確かで、特におしゃれ初心者にとってはかなり有用性の高いコレクションだなあと感じます。
ただしいかに有名デザイナーとのコラボ(もう実際はクリストフ・ルメール自身はコレクションに関わっていないような気もしますが…)とは言えUNIQLOはUNIQLOなわけで、どのアイテムを選んでも良いかと言われると微妙。
やはりUNIQLO価格でやってますから、どうしても当たり外れは出てきてしまうわけです。
そこで今回は服好きファッションブロガーの私が実際に全アイテムを見た上で、
- 「これは!」っていうおすすめアイテム
- 注目はしていたけど、やや期待外れだったアイテム
をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
私が実際に何を買ったものもありますので、皆さんのアイテム選びの参考になれば幸いです。
UNIQLO U(ユニクロユー)2020年秋冬を速報レビュー【おすすめのアイテム】
ウールジャージーセットアップ
毎回定番で出ているUNIQLO Uのセットアップ。
今季はウールブレンドのものと化繊100%のものがありましたが、価格が高いだけあってウールブレンドの方が良品。
化繊の方は安っぽいキラキラ感ありましたからね…笑
一方ウールブレンドの方はウールを35%使って、フワッとした起毛感のある完全に秋冬の素材。
手触りは非常になめらかで、ジワっとした光沢感もある、価格の割には結構良い素材になっていると思います。
ジャケットの方はウエストの絞りが控えめのボックスシルエットで、ポケットはパッチポケットでカジュアル感があります。
またジャケットの顔とも言えるラペルは、ふっくらと肉厚で安っぽさはなく、ステッチ周りがかわいいデザインになっていました。
地味に裏地がとてもキレイだったのも印象的でしたね。
パンツは比較的細めのスッキリとしたシルエットで、まあ言ってしまえばこれといって言及するようこともないってことなんですが。笑
強いて言えば、やや大きめのジャケットとバランスを取るために1サイズ上げるのもおすすめってことくらいですかね。
ただまあこのセットアップを、カジュアルに私服として着こなせる人がどれくらいいるのか…
アイテムとして見た時には良いんですけど、決して日常使いしやすいセットアップではないと思います。
カラーはダークグレーとブラウンがありますが、おすすめはブラウンの方。
ブラウンと言ってもほとんどベージュのような明るい色味で、これをセットアップで着るのはやや上級者向けですが、せっかくこのセットアップを買うなら是非ブラウンの方ににチャレンジしたいところ。
トレンチコート
SSでも大人気だったトレンチコート、今季はブロックテック素材ではなくコットンポリエステル生地になっています。
40%近くがポリエステルですが安っぽさはなく、むしろ独特のヌメりや光沢感もあってこれがなかなか良い生地。
ただしあくまで秋から11月くらいまでっていう厚みで、中に着込めると言っても流石に真冬はちょっと無理そうですね。
エポーレットやガンフラップといったミリタリー要素を省いたミニマルなデザインでカジュアル使いしやすく、シルエットは程良くオーバーでキレイな落ち感が出ていることでトレンチコートとしてはかなり使いやすい部類になっていると思います。
ただ細かいところですが、ちょっとボタンのチープさが気になるかなあ。
均一なプラスチックボタンではないし頑張ってはいるんだけど、トレンチコートってボタンが大きくて目立つから、近くで見ると少し安っぽく見えちゃうんですよね。(まあ意識して見ればってくらいですけど…)
あとUNIQLOのトレンチコートって、この価格だから仕方ないんだけど、ベルトの留め具がどうしてもチープになっています。
それでもこの価格でこの生地で、カジュアル使いしやすいトレンチコートってなかなかないですから、低価格のトレンチコートを探してたって人は買って損はないでしょうけどね。
カラーバリエーションはダークグレーとベージュの2色。
ダークグレーは限りなくブラックに近いグレーで、スミクロという表現がぴったりな美しい中間色、ベージュは思ったよりもオレンジが強くて、SSの時よりも土っぽく秋っぽくなってますね。
ちなみに今回のUNIQLO Uコレクションの中で、おそらくメンズに最も人気を集めていたアウターが、こちらのレディースのトレンチコート。
メンズの方で弱点だったボタンですが、レディースではできるだけボタンを隠したミニマルなデザインになっていますし、なんと言っても生地が素晴らしい。
ヴィンテージバーバリーによく見られるような玉虫色を再現しているのですが、これが本当に(この価格帯にしては)高級感溢れる色味でしたね。
メンズのものに比べると若干生地は薄めで、秋冬用というよりはスプリングコートといった感じでしたがこれは売れるだろうなと。
実際メンズでも着れそうなXL、XXLサイズは発売初日に完売していましたしね。
モックネックプルオーバー
はいきた、個人的には今回おすすめ第1位。
モックネックという、クルーネックとタートルネックの間のような高さの襟の長袖カットソー。
生地はメインがコットンですが、ポリウレタンが5%入ることでもっちりとした柔らかさと自然な光沢が出ていますね。
ただしもっちりとした生地と言っても、厚みやボリュームとしてはあくまでTシャツの範疇。
サイズは程良くオーバーで、特にこちらでサイズを上げたり下げたりする必要はなくいつものサイズで大丈夫ですね。
袖にリブがあって、腕を下ろした時に生地がたまる感じも好み。
また裾にはリブがないことでストンと落ちて、これは着ているうちに上がってきたりもしないですし、インナーにも使いやすい形です。
ネックの高さといい、これはほんとインナーとして使うことを前提に作られたカットソーでしょうね。
この手のモックネックTシャツって秋冬のインナーに超便利でして、本当に持っていて損のないアイテム。
チェスターコートやテーラードジャケットなんかでは、ポッカリ空いた首元の情報量を補完してくれるので相性バツグンなんですよね。
このクオリティで1,990円ですから、色違いでの購入や複数枚買い推奨です。
ちなみにカラーは
- グレー
- ダークブラウン
- ブラック
- ナチュラル
- マスタード
の順におすすめ。
オックスフォードワイドシャツ
縦にも横にも大きいシルエットの、オックスフォード生地を使ったシャツ。
細くて(5mm程)ボディと同系色のストライプ柄はそこまで主張が激しくなく、あくまで無地シャツの延長線上のストライプシャツと言ったところ。
オックスフォード生地ですがやや薄めで柔らかく、ガシガシした感じはないので新品時から着心地は上々です。
襟が大きめでボタンダウンということもあって、非常にカジュアルな雰囲気のシャツですね。
そう言えば今回のUNIQLO Uのシャツは、割と襟の大きなものが多かった印象。
大きな襟ってシャツ全体の雰囲気が大味になるので、私はどちらかと言うと襟は小ぶりな方が好きなんですけど、襟が大きいとよりカジュアルな面持ちになりますし小顔効果もあります。
カラーとしては、個人的にはダークグレーが好きでしたね。
このカラーをブロード生地や細身シルエットでやっちゃうと、ホストっぽい少し嫌味っぽいシャツになっちゃうんですが、生地感とシルエットでうまく緩和させています。
コーデュロイワイドワークパンツ
今回のコレクションの中ではイチ押しのパンツ。
太畝のコーデュロイ生地を使ったかなりワイドなパンツで、大衆向けなアイテムが多いUNIQLOのラインナップの中では、いわゆる攻めたデザインのパンツになっています。
ふっくらとした太畝のコーデュロイ生地は、高級感こそないものの若干の光沢感はありますし、この価格で本当に良くやってると思いますね。
コーデュロイって一般的に畝が太いほど生地の良し悪しが出やすいんですが、その点で言うと暗めの色を選ぶと良い意味でごまかしが効くと言うか、見劣りがしにくくなります。
てことで1番おすすめはダークブラウン。
これは深みもあってかなり良い色味でしたね。
次点でダークグレーですが、こちらはブラックがかすれたような色味でして、これはこれでなかなか雰囲気のあるカラーです。
シルエットはワイドテーパードで、ブルゾンとかを合わせてAシルエットにした時にキレイにハマりそう。
9分丈くらいになっているため太いながらも裾にだらしなく溜まらずに、ストンとスッキリ落ち切っているのが良いですね。
ワークパンツというだけあって、ハンマーポケットが付いているなどワークっぽいデザインがさりげなくあるのもポイントです。
セルビッチレギュラーフィットジーンズ
これはUNIQLO Uに限ったことではなくインラインでも言えることですが、相変わらずデニムは本当に良い。
シルエットやパターンの美しさはブランド物に1歩及ばない感じはありますが、生地に関してはもうデニムブランドのそれです。
特に上の写真のリジッドデニムなんかはA.○.C.とかに置いてあっても分からないくらいだと思います。笑
このデニムが3,990円(税込)なんですから、もし私が服好きじゃなくて、手軽にある程度のおしゃれがしたいって思っていたなら即決で買ってます。
地味ではありますが、それくらいに良いデニムでした。
UNIQLO U(ユニクロユー)2020年秋冬を速報レビュー【期待していた分、ややがっかりなアイテム】
ダブルフェイスオーバーコート
ウールジャージーセットアップよりも毛羽感が強く、さらにほっこりとした素材を使ったオーバーコート。
形としてはシングルのチェスターコートで、結構着丈も長めのデザインとなっています。
ほっこりとした生地のダブルフェイスとは言うものの裏地がないことで厚みとしては薄めで、真冬にはちとキツい。
オーバーサイズなので中に着込めるっちゃ着込めるんですけどね…
肩の落ちたシルエット、大きなパッチポケットなど意外と難しいチェスターコートをうまくカジュアルダウンしてる上に、オーバーシルエットで今っぽさはあるので、テキトーにバサッと羽織るだけでそれらしくはなります。
ただやっぱり裏地がなかったりベントがなかったりと、今回のコレクションの中で最高額アイテムな割にはディティール的にもうちょいなのかなと。
ハーフコート
実は今季1番期待していたコートでしたが、結論から言うとかなり上級者向け。
きめの細かいコットンポリエステル生地は、非常にスムースだし光沢感もあります。
さらにダークグレーの色味が秀逸で、少しカーキが混じったような緑っぽさを帯びていてとてもキレイ。
ただこれがめちゃくちゃにハリがあって、言ってしまえばもう硬いのなんのって。
この生地の硬さに加えて、シルエットがオーバーめでアームホールなんかもドカンと太いため、かなり服に着られてる感は出ますね。
また前立てやポケット、袖のストラップなど1つ1つのディティールも悪く言うと少し大袈裟で、おしゃれ初心者が着こなすのはかなり難しいでしょう。
この大袈裟さの解決策としては、少なくとも1つはサイズを落とすとそれなりに落ち着く感じはありますが、それでも難しいことには変わりないかな…
ダークグレーの他にアイボリーっぽいベージュというカラーもありますが、これはさらに難しい。
ただでさえ白っぽいアウターはかわいさや女性っぽさが出て難しいんですが、それにこのバリバリの生地が合わさるもんだからなんだかちぐはぐな雰囲気になっていますね。
メリノブレンドモックネック(というかニット類全般)
UNIQLOのキラーマテリアルであるメリノウールを使った、これまたUNIQLOの得意ジャンルであるニット、そして汎用性の高いモックネックってことで期待はしていたんですが…
悪い予感が的中します。
そう、UNIQLO Uのニットは本当に小さい。
2つくらいサイズを上げて、ようやく今っぽく着られるかな?というサイズ感なんですよね。
生地メリノブレンドというだけあって100%メリノウールってわけでもなく、インラインのメリノウール100%の方が生地感は遥かに良い。
インラインと差別化を図れる点としては、モックネックってところくらいなんですが、これもサイズが小さいとあって苦しいし…
XL以上もあるにはあるんですが、オンライン限定ということで試着ができないのでちょっと微妙かなあ。
他にもミドルゲージやローゲージのニットもあったのですが、やはりニットはゲージが大きく、編み地がざっくりするにつれて素材のごまかしが効かなくなるなと実感。
アクリルを混紡したりと頑張ってはいるのですが、正直今回のニット類では「これ!」ってなるものはなかったですね。
【UNIQLO U(ユニクロユー)2020年秋冬を速報レビュー】まとめ
今回はUNIQLO Uの2020秋冬コレクションを発売当日に(一応ほぼ)全型見た上で、事前に注目していたものや気になったものをいくつかピックアップしてご紹介しました。
全体的な印象としては、今季はちょっと地味かなあと。
例年のように人気が集中するような目玉アイテムはないんじゃないかな?
その一方、地味ながら優秀なアイテムも揃っていたとは思います。
ちなみにham的おすすめアイテムベスト3は、
- モックネックプルオーバー
- コーデュロイワイドワークパンツ
- セルビッチレギュラージーンズ
でした。
UNIQLO Uは、今やとにかくファッション業界の中でもトップクラスに注目度が高いコレクションです。
今回は即完する超人気アイテムはなさそうですが、このシルバーウィークで結構サイズやカラー欠けするアイテムはありそうですから、気になる方は是非早めに見に行ってみて下さい。
ではまた!!
コメント