こんにちは、ham(ham50865160)です。
皆さんご存知コンバース(CONVERSE)の名作スニーカーである、オールスター(ALL STAR)。
オールスターの中でも、服好きやスニーカーフリークの中で高い人気を誇っているのが、チャックテイラー(Chuck Taylor)70s、通称CT70(シーティー70)と呼ばれるモデル。

CT70(サンフラワーOX)
今回はそんなCT70について、
- 通常のオールスター(コンバースジャパンのモデル)との違い
- CT70ならではの魅力
- 履いていてちょっと気になる点
- CT70を低価格で安心に買うにはどこが良いのか?
を、実際に2年ほど履いている私が正直にレビューをしていきたいと思います。
ちなみに本記事は、CT70に関する前後編の後編となりますので、

って人は是非前編記事を読んでみてください。


ちなみに私が持っているCT70は、
- ブラックHi(ハイカット)
- サンフラワーOX(ローカット)
で、ともに2017年頃に購入して2年ほど履いています。


左:サンフラワーOX、右:ブラックHi
CT70とコンバースジャパン通常モデルの違い
まずはCT70と、我々が最も頻繁に目にするであろうコンバースジャパンの通常モデルとの違いについて見ていきましょう。



ちなみにコンバースジャパンの通常モデルというのは、ABCマートなどで5,000円くらいで売っているこれです。
当て布、補強ステッチ


小指側に当て布と補強ステッチが施されている。
ぱっと見で最もCT70であることが分かりやすいのが、両足の外側(小指側)に施された当て布と補強ステッチ。
前編記事ではオールスターは元々バスケットボールシューズとして誕生したことは説明しましたが、この当て布と補強ステッチはその頃の名残ですね。
バスケットボールという激しいスポーツでは、どうしてもアッパーとアウトソールとを繋ぐ部分に負担がかかり、アッパーが破れたりアウトソールとの接着が剥がれてしまったりしていたそうなんですね。
そこで最も負担のかかる外側の小指部分に、補強用の当て布をつけるようになりました。
70年代のチャックテイラー(=オールスター)を復刻したCT70では、このギミックも忠実に再現されているというわけですね。
ちなみにこの当て布とステッチは再現のための飾りではなく、実際に補強されているため街履きとなった現代でも嬉しい機能となっています。
通常モデルのオールスターってバスケしなくても、履きジワで小指部分のソールが剥がれてくることありますしね…笑
まあ機能面でも嬉しいギミックなんですが、シンプルにカッコよくないですか?このステッチ。



ヒールパッチ


左:CT70(3つ星)、右:コンバースジャパン通常モデル
スニーカーの顔とも言えるヒールパッチも通常モデルとCT70は大きく違います。
CT70は70年代に使用されていたヒールパッチを復刻した、黒基調でクラシックなデザイン。
さらに剥がれ防止のコーティングもされており、ツヤのある表面になっています。
またCT70の中にも、実はヒールパッチが2種類あるんです。
それが
- 1つ星(Premium Chuck)
- 3つ星(First String)
と呼ばれるもの。
1つ星は2017年に廃止となってしまっているので、現在は3つ星の方が一般的になってきています。(1つ星は希少性が高いため、より高額で取引されることもあるそう)
実際に私が所有しているCT70は、2足とも3つ星です。
ちなみに1つ星と3つ星ではヒールパッチの他に、外箱やインソールのデザインの細かな違いはありますが、機能性やシルエットなどは全く同じものになっているのでご安心を。
トゥーキャップ


左:ツヤのあるCT70、右:マットな質感のコンバースジャパン通常モデル(少し分かりにくいか…)
意外と視線が集まって、違いのはっきりと出るトゥーキャップ。
CT70のトゥーキャップは通常モデルよりも小ぶりで、ツヤのある表情をしています。
ちなみに上の写真は奥さんの通常モデルと比較しており、私のCT70が27.5cm、奥さんの通常モデルが23cmとかなりサイズに差があるので、トゥーキャップの小ぶりさが全然分かりません…笑
が、実際に同じサイズのものを比べると結構小ぶりに感じますよ。
トゥーキャップに関しては好みが分かれる思いますが、私の正直な第一印象としてはCT70の方はツヤ感が少し安っぽいかなと感じましたね。笑
ここはマットでよかったかな…
アウトソール


左:CT70はクリームがかった生成り色、右:コンバースジャパン通常モデルはパキッとしたホワイト
トゥーキャップを含むアウトソールは、通常モデルはパキっとしたホワイトですが、CT70はクリームがかった生成り色をしています。
この生成りのソールがヴィンテージ感があって、非常に雰囲気を出してくれていますよね。
それに足元にパキッとしたホワイトがあると意外と全身で見たときに目立ったりするんですが、CT70では柔らかな生成りになっているので、様々なコーデにもすんなりと馴染んでくれます。


左のCT70の方がソールが厚いのが分かる
またアウトソールの厚みも全然違っていて、これが履き心地に大きく影響しています。
比べてみると、CT70の方が圧倒的に厚いのが分かりますよね。
この厚みのおかげで履き心地が劇的に良くなっており、オールスターの弱点であった履き心地の悪さを完全に克服してくれています。



シューレース


左:コットン100%、右:コットンとポリエステルの混紡
見た目だけではあまり目立たないですが、実はシューレースも違っています。
通常モデルのシューレースはコットンとポリエステルの混紡繊維を用いていますが、CT70のシューレースはコットン100%。
これは触ってみると結構分かるんですが、通常モデルはポリエステルが入って少しソリッドな感じで、CT70はコットン100%なのでとても柔らかな風合いをしています。
ただまあ触ってみれば話なので、履いていて違いを感じることは全くありませんけど。笑
CT70を正直レビュー
(オールスターにしては)抜群の履き心地
CT70の良いところはまず何と言っても履き心地の良さ。
コンバースジャパンの通常モデルではペラペラのインソールで、長時間歩いているとかなり足が疲れてきますよね?



その点CT70のインソールはふっかふか。
前編で紹介したコンバースジャパンのハイエンドモデルのようにハイテク技術を用いたインソールではないのですが、本当にふかふかで気持ち良いです。
ただし、よく色んなファッションインフルエンサーが



とかって言っていますが、正直そこまでではないかな〜という印象ですね。
ふかふかといってもニューバランスやホカオネオネなどのハイテクスニーカーに比べたら明らかに履き心地は劣ります。
あくまでオールスターの通常モデルと比べると履き心地が劇的に良いといったところですね。



ヴィンテージ感があるクラシックなデザイン


当て布ステッチや生成りのアウトソールなど、クラシックで洗練されたデザインが秀逸。
個人的にCT70の1番の魅力は、そのクラシックなデザインだと思っています。
上でご紹介したように、
- 当て布ステッチ
- 生成りのトゥーキャップとアウトソール
- 柔らかな風合いのコットンシューレース
などの特徴により、コーデの中でスニーカーだけが浮くことなくすんなり馴染んでくれるんですよ。
特にベージュやブラウンが流行している現在では足元で同系色を拾えるので、さらにコーデに統一感が出て使いやすいですね。
希少性・特別感
前編で述べたようにCT70はコンバースUSAの商品であり、基本的に日本での販売は規制されています。
一見オールスターというありふれたスニーカーですが、実は海外限定モデルで様々なディティールが異なるっていて、しかも日本では手に入りにくい。
そういった希少性や特別感も、服好きにとっては大きな魅力の1つですよね。
パッと見ではある程度服が好きな人にしか分からない部分でもあり、周りとの差別化も図れます。
自己満足と言われればそれまでですが、それで履いている時にテンションが上がるのであればそれは確かに大きな魅力です。
ハイカットは脱ぎ履きが面倒


ハイカットの方がデザイン的には好きだが、とにかく脱ぎ履きがめんどくさい…
これはCT70に限らずオールスター全般に言えることですし、レビューでもなんでもないような気がしますが、ハイカットはとにかく脱ぎ履きがめんどくさいですよね。笑
私はCT70をハイカットとローカットを1足ずつ持っているのですが、もうハイカットは脱ぎ履きが面倒過ぎて、明らかに履く機会が減ってますもん。
アッパーがキャンバス生地で柔らかいため、脱ぎ履きの度に座ってシューレースを解いて結び直さなければならず、御座敷のお店とか、ちょっとでも靴を脱ぐ可能性がある時は履きません。
まあハイカットの方がデザイン・シルエットとしては完成されているとは思うので、実用性と天秤にかけると微妙なところですが、めんどくさがりな人は絶対にローカットをおすすめします。
奇抜なカラーに注意
オールスターの通常モデル同様、CT70もカラーバリエーションやデザインの豊富さが魅力。


スニーカー単体で見ると非常にキレイだが、コーデには少し合わせにくい。
私もサンフラワーというひまわりのような少し濃いオレンジのものを持っていますが、このようなカラーっておしゃれ初心者には結構使いにくいかなと思います。
スニーカー単体で見ると非常に素敵なのですが、コーデに合わせるとどうしても足元だけ浮きがち。
サンフラワーというカラー自体がとんでもなくカジュアルで、どんなコーデにも合うというわけではないので、汎用性という面では少し劣ってしまいますね。
やはり最初の1足にはブラックや生成り、ネイビーなどの落ち着いたベーシックカラーがおすすめです。
CT70のサイズ感は?
シャープなフォルムはやや窮屈な人も…


シャープなシルエットがカッコいいが、その分足に合わない人もいるか…
CT70は、コンバースジャパンの通常モデルにに比べて全体的にシャープなシルエットになっています。
そのシルエットが魅力でもあるのですが、幅広と言われる我々日本人の足では少しつま先にかけてが窮屈になりがち。
私もあまり長時間履いていると、つま先の小指側が少し痛くなってきます。
幅狭な人は良いかも知れませんが、そうでない人は少しサイズ選びに慎重になった方が良いですね。
ちなみに最近ZOZOTOWNがZOZOMATなるサービスを展開していますが、無料で自分の足形やサイズを計測できる非常に便利なツールなので、是非やってみて欲しいですね。
https://twitter.com/ham50865160/status/1237712782214094848
CT70はハーフサイズ上げるのもおすすめ
CT70は少し幅狭でシャープなシルエットをしているので、幅広の自覚のある人は普段よりもハーフサイズ大きめを選ぶのもアリ。
つま先やかかとが多少ぶかぶかでもシューレースを締めたり、ハイカットであれば足首にシューレースを巻くことで調節は可能ですしね。
それにスニーカーは少し大きめの方がカッコよく見えるものです。
かく言う私はそこまで幅広でなく、普段は27か27.5cmを履いているのですが、CT70は27.5cmを選んでいます。
ただやはり長時間履いていると少し小指が痛くなるので、ハーフサイズ上げてもいいかも知れませんね。
日本ではあまり実際に手に取ることが困難なCT70なので、ZOZOMATを使用するなどしてサイズ選びは慎重に行いたいところですね。
CT70はどこで買うべきか?
CT70を買う方法
何度も言いますが、CT70は基本的に日本での販売は規制されています。
よってCT70を手に入れる方法は限られてくるのですが、大きく分けると
- 小規模のセレクトショップ
- 大手の海外ECサイト
- Amazon、楽天市場に出店しているショップ
- メルカリやBUYMAなどの個人
- 海外に行って公式ショップで購入
があります。
CT7は輸入販売は規制されていますが、小規模であればできないことはなく、そうして輸入したものを販売しているのが、
- 小規模のセレクトショップ
- Amazon、楽天市場に出店しているショップ
- メルカリやBUYMAなどの個人
ですね。
海外ECサイトと実際に海外に行って購入する場合は、自分で個人輸入するという形になるので規制上も問題はありません。(不自然に大量に購入すると、販売目的を疑われて関税で没収されることもあるそうですね)
CT70は偽物も多い、どこで買うのがベストか?
CT70はその履き心地やデザインがもちろん、日本では手に入りにくいという希少性も魅力の1つであり人気の秘密です。
しかしその人気ゆえに、偽物が多いのも事実。



そんな人に、最も偽物を掴む可能性が低いのが
- 小規模のセレクトショップ
- 大手の海外ECサイト
- 海外に行って公式ショップで購入
です。
実際に海外に行って購入するのはもちろん安全ですし、小規模セレクトショップや大手海外ECサイトにも偽物を売るメリットはありませんからね。
むしろ彼らは偽物を売っていたとバレた時のリスクがめちゃくちゃ高いので、偽物を売るはずがないんです。
小売は信用商売でもありますから。
なのでこれらはほぼ確実に安心と言っていいですね。
ちなみに最も手軽なのは大手の海外ECサイトですが、私のおすすめは
- Ssense
(エッセンス):カナダ発の有名セレクトショップ - Sneakersnstuff(SNS):スウェーデン発のスニーカー専門セレクトショップ
あたりですね。
どちらも大手ですし、CT70の種類も豊富に取り揃えています。
個人から買う場合はどうすればいいの?
大手の海外ECサイトや実店舗のある小規模セレクトショップはほぼ確実に本物を取り扱っていますが、逆に言うとメルカリやヤフオクなどで個人で販売をしている人の中には、偽物を売っている人も少なくありません。
ぶっちゃけ個人から購入するメリットってほとんどなくて、若干の価格交渉ができることくらい。
それにしたって海外ECサイトよりも安くなることなんてほとんどありませんし、全くおすすめしませんけど。
個人から購入する場合は、
- 販売履歴は多いか
- 購入者の評価
- 実物の写真を載せているかどうか
などを徹底的にリサーチした上で、ある程度覚悟を決めて購入する必要があります。
また個人から購入する場合での価格は、完全に販売者の言い値となりますが、とにかく不自然に安いものは絶対に避けた方がベター。
海外ECサイトの定価で9,000〜10,000円くらいですので、それ以下のものは明らかに危険です。(販売者が転売ヤーだとして、本物だとしたら絶対に販売者に利益の出ない価格ですからね)
とは言え、精巧な偽物であったり、商品画像だけは本物の画像を使っていたり、絶妙な価格にしてあったりと、正直商品が手元に届くまで偽物かどうか判断することは不可能。
まあ中にはちゃんと本物を扱っている良心的な出品者もいるので、そこを見つけることができたのであれば個人からの購入もアリでしょうけど。
また最近ではインスタやLINEで個人販売している人もいますが、こちらも正直メルカリなどと大差ないですね。
海外ECサイトに欲しいカラーやサイズがなくて、どうしても個人から買わないといけない場合であれば、せめてBUYMA(バイマ)がおすすめですかね。
一応BUYMAは偽物鑑定サービスを行なっていますので。
それでもやはり基本的には個人からの購入はおすすめしませんね。
まとめ
CT70はインスタなどで話題になりすぎてしまい、ちょっと過大評価されている感も否めませんが、名作スニーカーであることは間違いありません。
通常モデルのオールスターを買うのであれば、倍以上の値段を払ったとしてもCT70を買った方が確実に満足度は高いでしょう。
まあ前編でもご紹介したように、今はコンバースジャパンのハイエンドモデルもかなりの良品が多いので、CT70を信仰し過ぎずにそちらも考慮しながら選ぶのをおすすめしますけどね。
CT70を履いたことがないよっていう人は、この春CT70で文字通り新たな1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
ではまた!!


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